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委員会会議録

質問文書

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令和4年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:相坂 摂治 議員
質疑・質問日:03/10/2022
会派名:自民改革会議


○相坂委員
 一問一答方式でお願いします。
 まず1つは、静岡県企業局経営戦略改訂版第4期中期経営計画35ページに企業立地件数が54件で全国3位、工場立地面積は64ヘクタールとあります。そうはいっても全国的にコロナ等もあって少し投資が少なくなってきていると思うんです。立地件数は本県で3割減ですが全県の話だと思いますし、この数年の企業局自体の企業立地の動向は順調にいっていると思います。かなり精力的にいろんな手法をつくり出しながらやられていることもよく承知しています。
 しかし、本県でこれだけ少し順位が下がり面積が落ちてきていることについて、企業局の評価がありましたら教えてください。

○福石地域整備課長
 県内で企業局が造成して供給している工業用地、工業団地で言いますと、富士山麓フロンティアパーク小山、藤枝高田工業団地、さらには今造成している富士大淵工業団地になります。これらについては以前の産業委員会でも御報告させていただいておりますけれども、例えばフロンティアパーク小山では10社、藤枝高田では6社、さらに企業進出はこれからになりますが今現在造成しているところは6社が決まっており、企業局が造成している用地については順調に推移しているのではないかと考えております。
 市町からお話を頂かないと企業局の事業は進みませんので、先ほども申し上げましたが市町と連携し、掘り起こしをしっかり進めてまいりたいと考えております。

○相坂委員
 静岡市内でも企業誘致を市が頑張ってやろうとしているんですが、実際に保留地処分もできていなかったりで正直言うとうまくいっていません。それでも近年の企業局の企業立地の取組を見ていると、富士大淵工業団地にしてもフロンティアパーク小山にしても非常に順調なんですよね。工業団地を開設するときでも、ほぼ埋まった状態で開設しています。こういったケースは全国的にも本当に順調じゃないかと思います。だけど県内全体の企業立地は落ち込んでいる。なので今福石地域整備課長が言ってくださったように、私は企業局が積み上げている企業誘致――静岡県に移そうとしている企業の情報や手法は、県内で一番ここにノウハウが蓄積されているんじゃないかと思っているので、これをどうやってほかの市町あるいは民間開発も含めて御支援していけるかはむしろ皆さんの腕の見せどころじゃないかなと思っています。
 企業局に造成の話がいっぱい入ってくるのが一番いいんですけれども、今後の方針がもしあれば教えてください。

○福石地域整備課長
 企業局には、田中企業局次長をトップとする国内産業振興プロジェクトチームがあります。この中では随時経済産業部も含めて意見交換を活発に行っており、立地動向や市町の開発動向などを東京事務所や大阪事務所の情報も含めて情報収集し、企業局の事業だけに限らず民間開発や区画整理事業の情報なども共有しております。我々のノウハウをその中でお伝えしていますが、そういった情報収集を引き続き続けてまいりたいと考えております。

○相坂委員
 ありがとうございました。ぜひよろしくお願いします。
 感想だけ申し上げると、政令市にいると企業局との絡みがほとんどないので、地元で進められている企業立地のペースと比べると、物すごく県企業局のスピードを感じるんですね。
 なので、先ほど申し上げたように経済産業部もいろいろ施策を打っているんですけど、企業を連れてくるのはここなので、ぜひ経済局のインセンティブ等も含めて連携して活発にやっていただきたいと思います。

 最後1点です。
 静岡県企業局経営戦略改訂版第4期中期経営計画の43ページから3つの1000億円プランが具体的に書かれていますけれども、企業局が始めたコストカットと新しい施策展開がここから15ページほどにわたってまとめられていて、集大成をされてきたなという印象を持って読みました。他県の企業局経営から見てもとてもモデルになる、ストーリーが出来上がっていると感じます。
 例えば、今後工業用水の水道管更新事業に2800億円ぐらいかかる中で1000億円の削減をするのであれば、今現在の更新でそのぐらいかかるものが、半分とまでは言わなくても3割から4割コストカットをしていくんだという意気込みでいくと、なかなかこういったものを打ち出せているところはないと思うんですね。これは本当によくまとめられていますし、現に効果も出しています。
 あとはこれをやるだけで、本当にできるかどうかになりますから、職員の皆さんの質を維持したり、先ほど松下企業局長がおっしゃられたようにスピリッツを維持したりすることになろうかと思いますので、もしよかったら意気込みだけお聞きできたらなと思います。以上です。

○松下企業局長
 私が3年前に企業局に来たときに、当時もいろいろやられていましたが、その共有ができていなかった。それと根本的に形式を変えるだけで、自分のお金だったら何とかできるという努力があまりされていなかったと感じました。
 我々は、月に2回課長以上が全員集まって話ができるので情報共有ができると思っていましたけれども、5月最初の決算報告で副知事からひどく叱られまして、それで少しやり方を変えようと。やはり書かないと駄目なことが分かり、それが創意工夫、コストカットの問答集です。書いて、僕がこう思う、それで各課長が分かりましたと言うものがないと浸透できません。毎回言っていても現場まで伝わらないんです。書いたものを共有しないと駄目なんです。
 それと、改善には3段階の進化の仕方があると思います。期間を変えたり、まとめたり、分割したりと形式を変えるだけでかなりコストカットができるものがあるんです。もしかしたらと思うものが次に提案型で出てくると。それをさらにブラッシュアップした革新的なものなど段階があります。
 集大成としてまとめましたけれども、それぞれの担当が新しく提案しましたよと毎年楽しく10項目以上出し、4億円以上積み上がりました。
 ただ、もともとの軸が長期修繕計画なのかマスタープランなのかを定めた上でよくなっているといった形で決算報告だけを見ていたら今度は楽しくなくなっちゃったんですね。4億円頑張っても、集中的に雨が降っても雨量は変わらず泥のコストなどが一気に出ますので、とにかくプラス面だけでも4億円は超えましょうね、マイナスのところを潰すのは今後やっていきましょうね、努力したのを今度持ってきてねといった形でやってもらって最終的にまとめたのがこちらです。前回自分が上司に報告した内容よりもこの部分が変わりました、変えましたというのを決裁のときにつけて自慢しながら回ってきてくれれば、僕のところで思い切りほめるようにしています。
 それと、各課長にもお金を出してもらって管理職で一人一改革の費用を、たとえ500円ずつでも積立てて1年後に景品にするといった楽しく改革をする、それから前回の自分を超えて異動してきた2年前、3年前よりこのように変えて出ていくことができましたという形でやれるといいなと。それほどのことじゃないんですけれども、その当たり前のことがなかなか進んでいないところがあるのではないのでしょうか。やり取りができて、楽しく改革、それを紙に書いて共有、最終的にはちょうどこれをまとめる時期だったので1000億円単位で出そう、できるはずだからと。
 本当に職員に恵まれたことが一番大きかったと思います。
 答えになっていないかもしれませんけれども、そのような形で今後もより飛躍を期待していますし必ず飛躍しますので、今後ともよろしくお願いいたします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

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