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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成29年12月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:桜井 勝郎 議員
質疑・質問日:12/15/2017
会派名:無所属


○桜井委員
 皆さん、おはようございます。
 分割質問方式でお願いします。
 たわいない質問だけれども、企画文化観光委員会説明資料3ページ、我々が見ると87の指定管理者の期間は平成30年4月からだと思います。平成29年から平成34年度は平成35年3月までと思うけれども、どうして平成29年度と表示したのか。多分12月補正予算案で債務負担行為の議決をいただくので平成29年度と書いたと思うけれども、指定管理者の期間は平成30年4月からだと思います。書き方が別にどうこうじゃないけれども、わかる人はわかるけれども、表示に問題があると考えています。議決されるから親切心で平成29年度と書いてあるのかどうかわからなかったけれども指摘したいと思います。間違っているなら言ってくれればいいです。

 次に、説明資料4ページの全国通訳案内士と地域限定の地域通訳案内士について、全国通訳案内士の場合は全国のどこへ行っても通訳業務ができるけれども、地域限定の地域通訳案内士の場合は静岡県なら静岡県内でしか通訳業務ができないと思います。静岡県で地域通訳案内士として登録して全国通訳案内士の登録は要らないという方が隣の神奈川県で通訳業務をしたい場合は、神奈川県でまた地域通訳案内士の登録申請をして、静岡県は1件につき手数料5,100円で神奈川県は幾らか知らないけれども、そういう解釈でいいのか。

 それから、昔は手配師と言うと何となくいい言葉ではないですけれども、今までは大体旅行業者が運送手段や宿泊も全部手配してツアーを組んだりしたけれども、旅行業者が仕事を割り振ってバスやホテルの手配を手配業者にやらせることについては、どういうわけでこういうことになるのか。旅行サービス手配業新規登録申請手数料は1万5000円ですけれども、静岡県知事の登録をいただければ全国でも手配できるのか。静岡県で登録していて関東の旅行業者から依頼を受けて、たまたま静岡県のホテルやバスをあっせんするならいいけれども、神奈川県のバスをあっせんする場合など全国のどこでも手配業者として活動できるのかどうなのか1点伺います。
 多分、手配業は個人だと思いますけれども、個人がみんなで集まって組合みたいになれば結局は旅行業者になってしまうことについて御答弁をお願いしたいと思います。

 もう1つ、手配業というのは要するに運送手段や宿泊施設の手配に伴うものですけれども、電車の切符をいろいろ買ったり、福岡県や北海道のホテルを楽天やじゃらん、旅作等のインターネットで決める場合、楽天等は旅行業者だから注文が受けられるのか。インターネットだからいいということなのか。手配なので旅行業の免許を当然持っていると思うけれども、新幹線の切符の用意やインターネットでホテルをあっせんする手配についての線引きというか、インターネット関係の楽天等が静岡県で手配業の申請をするときにインターネットによる旅行手配はどういう位置づけになっているのか聞きたいと思います。

○都築スポーツ振興課長
 指定管理の指定期間につきましては、6番委員の御指摘のとおり平成30年4月からの5カ年となっており、今回いわゆる指定管理料を担保するための債務負担を12月議会に上程させていただいております。
 債務負担につきましては、来年度4月1日の午前零時から業務を開始するために基本協定を今年度末に締結しますが、その締結をするために平成29年度からの債務設定となっております。

○永井観光政策課長
 初めに、地域限定通訳案内士の御質問ですが、6番委員からお話がありました地域限定通訳士の活動につきましては、静岡県の地域限定通訳案内士は静岡県のみになりますので、他県において活動することはできません。

 次に、静岡県で登録を受けた旅行サービス手配業者が県外で業務ができるのかにつきましては、できます。

 それから、3つ目の手配旅行のうち、いわゆる楽天等のインターネットが一体どうなっているかでございますけれども、いわゆる旅行業はそれぞれ許可がございまして第1種、第2種、第3種旅行業、旅行業者代理業等があり、それぞれに業務範囲がございます。
 先ほどの切符や旅行手配は、手配旅行というカテゴリーで旅行業者が旅行者からの依頼に基づいて運送や宿泊等に対する予約を行うことを言っております。
 例えば、募集型企画旅行はいわゆるJTBといった大手がみずから企画した旅行計画によって旅行者を募集し実施するものを言います。
 例えば、学校が修学旅行を企画してその依頼に基づいて旅行業者が具体的な旅行計画を立てるものは受注型企画旅行と言います。
 切符等の手配のみを行うものは手配旅行となっています。
 楽天やじゃらん等につきましては、旅行業の許可を基本的にとっています。さらに許可は海外、国内に分かれており、私の推測ですが第1種旅行業の許可をとっていて海外でも国内でも手配業務ができると考えます。

○桜井委員
 手配業者は、多分単独の個人だと思います。旅行業者から委託を受けて運送手段や宿泊施設を手配する個人です。あっせん業者ではなくて個人のあっせんでやると理解していますけれども、手配業者を登録することになったのはやはりいろいろなトラブルや実情があったからだと思いますので聞かせてください。

○永井観光政策課長
 今回のもととなりましたのは、そもそもは海外からのインバウンドが非常にふえてきたことへの対応が1つにございます。
 特に、問題になっているのは団体旅行客をバスでお土産屋に連れ回すなど悪質な事例が実際にあり、これは海外でありませんが、軽井沢のスキーバスの事故という大きな事件がございまして、旅行業者が下請の手配師にバス手配とかいろいろ任せていて旅行サービス手配業者の登録制度がきちんとされていなかったことが登録制度を設けた背景になっています。

○桜井委員
 関連して、17ページの民泊も2の概要にある住宅宿泊仲介事業者が手配師になるのかな。手配師が民泊も手配できると思います。民泊の場合も個人か業者か会社か知らないけれども、マンションや空き家をうまく利用してやろうと楽天やじゃらんとかが登録することもあり得るでしょう。その場合に旅行サービス手配業者は住宅の宿泊の仲介もできるのかどうなのか。また楽天とかじゃらんが民泊の手配をどうやるのかの2点についてお願いしたいと思います。

○永井観光政策課長
 住宅宿泊、いわゆる民泊の仲介事業者は、あくまで住宅宿泊事業法に基づいた制度でございますので、先ほどの旅行サービスは旅行業の登録でそもそも法が全く違うため、それぞれ別の手続をとることになります。ただ楽天とかがそれぞれの許可をとって、たまたま両方をやることは十分に考えられると理解しています。

○桜井委員
 次に行きます。
 13ページのスポーツ推進計画の見直しについて関連があるから聞きます。
 最初に、大井川流域で川根の南にクロスカントリーコースを島田市と県が折半でつくろうとして本当ならもう完成しているはずですが、どうも途中で終わってしまっているということです。島田市は各実業団とか学生の合宿所として陸上に重点を置いたマラソンコースや陸上競技場もあるし、それから5キロくらいの市街地の練習コースもあり、クロスカントリーができると喜んでいたのですけれども途中で終わってしまっているとのことです。私が聞くところでは島田市の都合で終わったのですけれども、県が関与しているのかどうなのかについてお聞きしたいと思います。

 それから、陸上競技でマラソンの話ですが、どこでもイベントでマラソンは参加する人が結構多いのと同時に1人で来るのではなくて家族を連れて来る。島田市を例にとると七、八千人のランナーが来ると必ず家族が三、四人来て3倍、4倍の人が入ってきます。そうすると8,000人の3倍で2万4000人くらいが来ます。マラソンは物すごく誘客面で大きいです。どこの市町もマラソン大会、もちろん日本平マラソンもそうですけれども、焼津市もみんなでマラソン大会をやろうということで地域のホテルや飲食業とか風俗と言うとおかしくなっちゃうけれど、温泉とかが一時的にすごく活性化します。
 ただ、市街地を走る場合は警察による規制がなかなかうるさくて、大井川マラソン大会をやるときもこの道路を通ってはいかん、こっちに行けだとかあっちを行けだとか言っていろいろな規制があります。なぜかと言ったら警察には警察の考えがあって、あんまり市街地を走らせたくない。事故を起こしたら困るとか市民の安全を考えて、とにかく事故やけがを絶対に起こしたくないという警察の考えはわかるけれども、やはり活性化のために市町がイベントをやるときには祭り事もそうですが一般道路を規制するときに物すごい警察がうるさい。だから文化観光という点で盛り上げようとするには調整がある程度難しいです。
 いろいろなスポーツの推進においては、交通安全の面と同時に盛り上げるために規制を多少なりとも解除するのが必要ではないかと思います。なかなか市町が警察と交渉しても何といっても予算を握っているのは県ですので、文化・観光部はまちおこししだとかいろいろな形でイベントをやって進めるほうですから、うまく調整してやっていただければよろしいかなと思っています。

 それから、市町がマラソン大会をやる場合、選手の参加料は年々高くなっていて5,000円、7,000円や1万円とかですけれども、島田市は5,000円で最初はやりました。5,000円というのは安いです。経費で全くの赤字になる。だから県がスポーツをもっと推進するのであれば、助成をもっとすべきと私なりに経験上お願いしますけれども、考え方を聞きたいと思っております。

○都築スポーツ振興課長
 3点の質問があったと理解しています。
 1点目のクロスカントリーコースの整備については、県は関与していないです。

 2点目のマラソン大会の規制につきましては、6番委員の御指摘のとおり地域活性化を図る観点も当然ございますが、選手や観客の安全確保の点で警察を初めとした各種機関との調整が必要になってまいると認識しております。
 当然ながら、安全確保も含めたイベント運営につきまして円滑に運営するに当たっての規制も出てくると思いますし、片や緩和もあるかと思いますけれども、当然それぞれ個別のイベントの実施調整がございますので、計画の中に規制緩和まで入れるかどうかは慎重に検討すべきと考えております。

 3点目ですけれども、市町で数多くのイベントが行われており、県の制度として全国規模大会の助成制度がございますが、個別の大会についてはそこまで踏み込んでいないのが現状でございます。

○桜井委員
 スポーツ推進でいろいろな国体選手とか目標を定めて国体でも優勝を目指して頑張ろうと8位目標とか7位目標と言っていますけれども、いろいろなイベントをやるときには市町に対して県の気配りがある程度必要だと思いますので、今後よろしくお願いしたいと思います。

 次に、ラグビーワールドカップ2019のファンゾーンについてです。
 先ほどのスポーツイベントと同じで、ラグビーは静岡県のエコパでやりますけれども、大型スクリーンによるパブリックビューイングで見るために駿府城公園と浜松城公園が会場として決まるみたいです。パブリックビューイングと書いてあり、わたしもラグビーを見に行くけれどもルールが余りよくわからない。野球と違ってルールがわからないというのはあんまりおもしろくないです。ボールを前に投げずに後ろに投げるという程度はわかりますけれども、細かいルールは皆さんもあんまり覚えようとしないので、そのルールがわからないとなかなか関心が湧かない。そのためにはパブリックビューイングで人を集めて、物産も当然売るだろうしラグビーに絡んでいろいろなイベントもやるけれども、月並みにテントを張って静岡県の物産をただ売ればいいんじゃなくて、ラグビーに関心のない人も行ってみたくなるような――ラグビーには関心がないけれど、あそこで何かいろいろないいものを売っているから行ってみようと。ついでにラグビーの試合をやる前に大型スクリーンでいろいろなルールを素人にわかりやすく説明することも考えたほうがいいと思います。
 それで、物産も各地のお茶とか何だかんだと静岡県の物産を売るのもある程度必要だけれども、ラグビーの気持ちを盛り上げるには、鹿児島県に行ったときも静岡市のデパートもそうですけれども北海道とか九州の物産展だとか全国うまいもん祭りの期間は1週間分の売り上げが一気に1カ月分の売り上げくらいになるので、みんなが北海道展とかイベントをやりたがるし、そうするとみんな来ます。私もきのう一昨日と行ってきました。県は大変かもしれませんが、デパートと提携して北海道の物を売ればデパートの売り上げとしてお金が入るから静岡県の経済にもある程度貢献すると思います。そういうことも考えて、ラグビーを盛り上げるにはマンネリじゃなくて奇をてらうような、こんなことまでやるのというくらいインパクトが強いこともしないとだめじゃないかと思います。
 これは逆です。さっき言ったスポーツイベントをやることによって物産やホテル、飲み屋とかいろんなものがみんなもうかる。静岡市の大道芸だって大道芸によって周りの経済が潤うことを考えた場合、今度はその逆でラグビーを盛り上げるには行ってみたくなるようないろいろなものをやることによってラグビーに関心を持ってもらう方法もありますので参考にしていただければよろしいかと思います。これについて何かあったらお聞かせいただきたいと思います。

○高倉ラグビーワールドカップ推進課長
 6番委員の御質問のまず1点目、ラグビーのルールがなかなかわかりにくいとの御指摘がございました。
 2019年の大会に向けて、まず我々がやっていることの1つに、なかなか足を運びにくいという面、それからルールがわかりにくいという面がありますので、ことし9月、10月にやりましたトップリーグにおきましても、例えば女性を対象にスタジアムに来てもらって元トップリーグの方に生で解説してもらいながらラグビーを理解してもらうとか、親子をスタジアムに御案内してスタジアムを見てもらいながら解説する形でとっつきにくいラグビーに関心を持ってもらう取り組みをしているところで、これからまた進めていきたいと思っております。
 また、ファンゾーンですけれども、静岡市の駿府城公園それから浜松市の浜松城公園の2カ所を候補地としてこれから具体的な中身を両市と考えていきます。
 これから中身を考えていく上で、市――自治体レベルだけではなくて地元の商工あるいは観光事業者とも意見を交わしながら中身をつくっていきたいと思います。
 それぞれの地域の特性も出していきたいと思いますので、地域や静岡県の特性を前面に出しながら国内外の皆さんが集い楽しめ、そしてラグビーをパブリックビューイング等で楽しめるシチュエーションを考えていきたいと思います。これから両市や地元関係者と協議してまいります。

○桜井委員
 例えば、島田市で産業祭とかイベントをいろいろやるときには市内の商店街の方々だけじゃなくて災害のときにいろいろな形で職員を派遣した福島県の物産や姉妹都市提携をしている氷見市からも来て物を売ることによって人を集め、また韓国東豆川市の場合は韓国製キムチを売るなど、そういう形で人を集めるのが重要です。
 特に、ラグビー人気はサッカーとはとても比べ物にならないですから、いかに誘客するかが重要だと思います。ラグビーの成功を願うと同時にラグビーに関心を持つ。この際何でもいいです。ついでにラグビーということでも何でもいいから、とにかく目的はラグビーじゃなくて買い物と言ってもいいです。そういう形でぜひ成功を目指して頑張っていただきたいと思います。

 最後に、デスティネーションキャンペーンについて20ページです。
 DCに向けた商品企画の取り組みで、伊豆、富士、中部、中東遠、西部の各地域部会のテーマ、概要、商品企画例のうち、島田市のある中部について「旬のカツオを初めとする各地の食文化を中心に、歴史・文化のゆかりの地を巡る」と記載されていて、何だかぱっとしない案だなと思います。中部は確かに焼津市のマグロもカツオもいいですけれども、商品企画例も「鰹節製造体感、臨済寺座禅体験、ぶらり田沼の旅、他」と書いてあるので、おいおいこれ島田市の大井川流域にはいろいろお茶やSLもあるし、それから当然奥大井のほうが紅葉やサクラなどいろいろな面で結構インパクトがあるけれども全然載っていない。それはわかり切っているから新しく別の観点で書いたと言えば、それはそれでいいです。やはり売り込むには今まで周知されている奥大井とかお茶やSLをもっと前面に出したほうが月並みかもしれないけれども、とにかく範囲を広げると分散してしまって全く何にもならないから、特徴をあらわして概要とか企画をやったほうがいいと思います。こう書いた理由は何でしょうか。

○横地観光振興課長
 中部地域の商品企画例についてお答えいたします。
 デスティネーションキャンペーンに向け、県内5地域の地域部会を設置して観光素材の抽出や観光商品の提案を行い、地域性豊かな観光商品を旅行会社や観光客に見せる方法として共通のテーマを地域部会に考えていただいております。
 お手元の委員会説明資料の20ページの商品企画例については、6番委員の御地元である中部地域の5市2町から持ち寄った観光素材のうち、旅行商品として磨き上げができたものから県観光協会のホームページで旅行会社向けに紹介しています。
 現在は、先ほどおっしゃったかつおぶしとか臨済寺、ぶらり田沼の旅など、これまで旅行商品として取り扱われてこなかった新しいものを中心に価格設定や手数料設定などの条件が整ったものを掲載しているところです。
 今後、6番委員の御地元の観光資源でございますお茶、SLなどは新緑の季節に当然目玉となり得る素材でございますので、今後地域部会におきまして検討、調整を行い旅行商品として順次掲載してまいります。

○桜井委員
 さっきも言ったように、ある程度目玉が重要であって、あれもこれもと食いつくとまるっきりもうね、まして遠くても行ってみたい有名な観光地はもうあんまりない。既存のSLなんか台湾にもあるけれど、私も台湾に行ったことがあって台湾の観光業者から台湾人はSLと桜にえらい興味があると聞いている。そういう面でやはり目玉を決め打ちして、かつおぶしじゃなくてSL、お茶、奥大井、紅葉、桜、南アルプスとする。広げていくとまるっきり漠然として何だということになっちゃうんです。だから温泉も当然ありますけれども、インパクトがあることをやっていかないと。ただ欲張ってあれもこれもというとまるっきり薄れちゃってどうしたらいいのということになる。だから一つの目標がないといけない。そういうことも考えながらやっていただければありがたいと思います。

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