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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年2月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:林 芳久仁 議員
質疑・質問日:02/21/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○林委員
 それではよろしくお願いします。分割質問方式でお願いします。
 まず80ページ、質の高い医療の持続的な提供でありますけれども、この1つに病病連携、それから病診連携の記載がちょっと見当たらないのですが、この辺の考え方について、どこのページにあるか知りませんけれども、お伺いします。
 病病連携と病診連携の目標値や施策について入れるべきではないかなと思いますけれどもどうでしょうか。

 それから2点目です。施策の中でかかりつけ医の制度の充実を入れるべきだと思いますけれども、薬剤師に関しては記載が入っておりますが、かかりつけ医の制度の充実については記載が見当たらないので、この辺についてお伺いします。

 それから、基幹病院と診療所のデータ共有化の取り組みで、現在も取り組んでいると私は感じておりますけれども、診療所から総合病院に移っても同じ検査をするとなると医療費もそのままかかることになります。この辺についてどうお考えでしょうか。以上3点、よろしくお願いします。

○鈴木医療政策課長
 まず病病連携、病診連携につきましては、具体的な文言としてはございませんけれども、例えば76ページにあります安心医療の確保・充実と健康寿命の延伸についての最初のところの4行目に医療機能の分化と連携などを推進しとあります。これはまさに現在やろうとしている病診連携、病病連携であり、それを踏まえて各施策を展開していこうと考えております。
 また具体的には、77ページにあります分野別計画でございます静岡県保健医療計画等において、詳細を記載をしていきたいと考えております。

○石田医療健康局長
 かかりつけ医の充実についてですけれども、もともと在宅医療の中心になるのがかかりつけ医であると認識しております。
 したがいまして、在宅医療の提供体制整備の中で在宅医療の充実のために在宅医療を実施する有床診療所の整備を支援し、訪問診療や在宅みとりを実施する診療所等の増加を促進しますという記述の中にかかりつけ医の機能の充実についての意味合いを含んでおります。

 次に、病院と診療所間のデータのやりとりについてお答えいたします。
 これにつきましては各病院間で県立総合病院を中心としたふじのくにネットが既に稼働しております。これは県立総合病院だけではなくて、地域のほかの病院との間でデータのやりとりを行うシステムであり、特に中東遠における病院と病院との間でのデータのやりとりを行う際に有効であると言われています。また病院と診療所の間では診療所から病院に送った患者さんのデータを診療所でも閲覧できるシステムになっておりまして、利用が徐々に広がっているというところです。
 また一方で、診療所と多職種との連携、特に介護事業者との連携については、81ページのBに記載いたしました在宅医療・介護連携情報システムであるシズケア*かけはしがございます。このシステムは患者さんの病状、状態について、病院から退院された患者さんの情報を関係者で共有していくものになっております。それについても今、診療所や介護系の施設が主ですけれども、病院にも参加をしていただいて、病院から診療所、在宅に至るまで切れ目のない連携を図るシステムにしていこうと思っています。

○林委員
 ありがとうございます。
 今のかかりつけ医や診療所、病院の関係でデータの共有化を行っていることについてはわかりました。例えば診療所で血液検査といった検査をやりますよね。そのデータも病院に入っていくと思いますけれども、病院へ行きますと同じ内容の検査をやるとよく言われています。この辺については診療所から病院に行くまでの期間にもよりますので、再検査が必要になると思いますけれども、これについてはデータとして整理されていると読めばよろしいのでしょうか。確認だけですけれどもお願いします。

○石田医療健康局長
 9番委員御指摘のとおりの病診間の連携、特に診療所から病院への紹介のときにデータをしっかりやりとりをしていくことは重要だと思います。
 ただ、今のところ紹介状の中に検査データを入れて、要は紙ベースで送っているケースが多いかと思います。今後はICTを使ってできるだけシームレスに情報が提供できる仕組みをつくっていく必要があると考えております。

○林委員
 わかりました。よろしくお願いします。

 次に、104ページの自立に向けた生活の支援についてです。
 活動指標に、ひきこもり状態にある人の居場所の利用者数を800人にするとありますけれども、居場所そのものの数の表示が見当たりません。居場所の数についても記載が必要ではないかなと。この2つはセットだと思いますけれども、これに触れていないので、この辺についてお願いします。

○清水精神保健福祉室長
 居場所の数を明記することについてのお話だと思いますけれども、居場所の数は現時点では4カ所ございまして、順次拡大していこうと考えております。それと合わせて利用者数をふやすことが重要だと考えておりまして、利用者数を表記させていただきました。

○林委員
 ここで議論してもどうかと思いますので、会派でまとめまして提出させていただきます。

 最後に、121ページ社会的養護が必要な子どもへの支援の充実についてであります。この中にひとり親家庭の自立の促進がありますけれども、支援制度の周知を図ると記載されております。市町との関係も含めてできるだけPRをしていくとのことでありますけれども、相談窓口があることを知らない方がほとんどじゃないかなと思いますので、記載の中にある相談できる窓口についてどう捉えているのか、お伺いいたします。

○佐藤こども家庭課長
 ひとり親家庭の方が相談できる窓口をどう捉えているかとのお話だったかと思います。1つは、母子家庭等就業・自立支援センターがございまして、さまざまな御相談を承っております。生活、養育あるいは就労に係ること、そのほかもろもろの相談も承っています。そうした中でセンターの周知は大変重要なことだと思っております。市町の窓口や児童扶養手当を受給される方が申請をする際にこういう制度がございますと周知を図っているところでございます。

○林委員
 ありがとうございました。
 市民や県民の方も、こういうことについて市町の窓口で相談をしっかりしていただければいいのですが、なかなかそうはいかない部分があって、迷ってしまうことが現実にあるようです。この辺について周知をしっかりやっていただくことが重要だと思いますので、そのことをお願いさせていただいて、質問を終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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