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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年2月企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中田 次城 議員
質疑・質問日:03/07/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○中田委員
 一問一答方式でお願いします。
 先ほど伊豆半島ジオパークが話題となりましたので、地元ということもありまして、まずは伊豆半島ジオパークについて3点お伺いしたいと思います。
 4月4日から17日にかけてフランスのパリで開催される委員会の議案が明らかになり、昼のニュースで伊豆半島ジオパークが議案に上がったとのことです。ほぼほぼこれで峠は越したとは思いつつも決定するまで油断はできないと6番委員からも先ほどお話がありました。県としてこれから認定が正式に決定されるまで何かやることがなく、ただ黙って待つことになるのか。それとあわせて、今回の昼のニュースを県当局も先ほど知ったとのことですから、どう受けとめていらっしゃるのかを改めてお伺いします。それが1点目です。

 それと2点目は、せっかく伊豆半島ジオパークが認定されるところにDCのタイミングがドッキングするわけですから、これまでのDCの取り組みに伊豆半島ジオパークの認定が重なった場合、さらにプラスされて相乗効果を醸し出していかなければいけないと思いますが、観光戦略上それらを見据えてどのようなお考えを持っていらっしゃるのか。それが2点目です。

 それと3点目は、少し気の長い話になるかもしれませんが、世界ジオパークの認定に関しては昨年12月22日に茨城北ジオパークが再認定の取り消しを受けています。今まで再認定の取り消し事例がなかった中で現実に起こってしまった。我々はこれから世界ジオパークの認定をいただく立場ですから、そんな先のことと言われればそれまでですが、しかし一方でそういった情報にも気を配って、いただける認定をいかに守っていくのか。茨城北ジオパークは何がだめだったのかをつぶさに見ていかなければならないと思っていますので、その事案についてどのように受けとめていらっしゃるのかをお伺いしたいと思います。

○神戸観光交流局長
 まず、伊豆半島ジオパークの今回の認定に対する県の認識と対応でございます。
 候補者リストに載ったことは、7番委員から御指摘がございましたように1つの大きな前進であると受けとめております。しかしながら4月4日から17日にフランスで行われます執行委員会で今回の議案が審議、承認されて正式決定になります。県といたしましては、これから1カ月ほどになりますが、地元の市町それからジオパーク推進協議会としっかりと連携して認定が勝ち取れるようあらゆる活動、手段を講じて目指してまいりたいと考えております。

○横地観光振興課長
 伊豆半島ジオパークとDCとの関連についてお答えいたします。
 本年4月から始まる静岡DCに関するプレキャンペーンにおきましては、新たに造成されました小室山つつじ公園ライトアップ、また天窓洞カヤックツアー、河津七滝散策ツアーなどジオパーク関連商品が既に組み込まれております。今後もことし4月からプレDCが始まりますので、新たなジオパーク関連の商品企画が加わるように努めてまいります。

○永井観光政策課長
 認定後の再認定に向けた考え方についてお答えいたします。
 7番委員からお話がありましたように、認定まではすごく力を入れて取り組みをして、認定を得た後それまでのエネルギーが少ししぼんでしまった結果、認定の取り消しや保留の事例があることはよく承知しております。伊豆半島ジオパークにおきましては、そういったことも見ながらさらに伊豆半島ジオパークの価値を高める取り組み、さらには誘客に取り組んでいくことが非常に重要であると認識し、来年度につきましてもしっかり足場を固める1年と捉えて取り組んでいくつもりです。

○中田委員
 ありがとうございます。
 まず、DCにつきましては御答弁いただきましたとおり、本当に絶好の機会がつながって重なったことは珍しいと思っています。したがって機を捉えてきちんと対策を練ってかぶせていくことをしっかりと取り組んでいただきたいと要望しておきます。

 再認定については、私もいろいろ資料を見ました。要は再認定が保留になっていたものが数件あって取り消しになったものが1件あって見比べるわけです。そうすると取り消しになった大きな理由は組織体制で連携がとれずにばらばら感があると指摘されていました。私はせっかくいただいた世界ジオパークの認定を守っていくのに地域と事務局と、地域というのは住民も地元自治体もそうでしょうけれども、やっぱりここの連携がうんと大事な気がします。ほかにもたくさん指摘したい要素はあります。例えば伊豆半島に関して言えば、本当に伊豆半島の景観を守っていくための努力をどれだけしたのかとか、伊豆半島の地質やジオパークとして認定されるその持っている性質の保全にいかに努めたかという技術的なことも求められ、ソフトの面で言えば現地でこれを活用してエネルギーに変えていってくれる皆さんとの連携がすごく大事な気がしています。そういう意味では、先ほどから言われているDMOとか、いろんな組織が地元にあろうかと思いますけれども、しっかりと連携を持てるようぜひお願いしていきたいと思います。伊豆半島ジオパークは絶対に認定も再認定も大丈夫だと私自身は思っておりますが、それも努力次第なので1つの大きな課題としていただければと思っております。要望で結構でございます。

 次に、DCについてお伺いさせていただきたいと思います。
 昨年暮れにDCのロゴとキャッチフレーズの「アッパレしずおか元気旅」が発表になりました。「アッパレ静岡元気旅」がいいか悪いかは別としてなるほどこういうものなのだなと受けとめて約3カ月がたとうとしているわけですけれども、一般的な浸透度といいますか、これを目にする機会も含めてどれだけあるのかなと心配しているところです。もちろん新年度が明けて4月1日にいろんなものがスタートすると言えば、まだ1カ月手前じゃないですかと。でもその割に露出を余り目にしないなと思っています。決まってから今日まで2カ月と何日かあるわけですけれども、どういう形でJRなり、関係機関なり、県なり、静岡県全体でロゴを浸透させるための広報がなされてきたのか。この2カ月間私が余り目に触れていないだけなのか。私はないけれども、よその地域の方はいやそんなことはない、もっといっぱい我々は見ているよというものなのか。そうだったら大変失礼な話になってしまいますけれども、どういった取り組みや浸透させていくための広報をしたのか。何で私がこれにこだわるかというとやっぱりこういうのはわかりやすいわけです。私も地元で何かお話しする機会があれば、静岡県にDCが来ると時々言うわけです。多くの皆さんはああそうなんだという顔をして聞いていますが、それをもっとわかりやすくするためには至るところで目につくように、そして浸透していくことが一番てっとり早いわけですから。これまでの浸透度に対する御認識をお伺いしたいと思います。

 次に、4月1日に静岡市でオープンセレモニーをやることが説明資料にも出ておりますが、具体的にオープニングセレモニーは何をどういう形で実施して、静岡市は静岡県の県都でありますし、そこでやるということに何ら不満はないわけでございますが、どういう形で盛り上げていかれるのかお伺いしたいと思います。

○横地観光振興課長
 DCのロゴマークとキャッチフレーズにつきましては、7番委員がおっしゃるとおり、昨年12月27日に静岡県大型観光キャンペーン推進協議会の委員の決議を経まして決定、公開したところでございます。静岡文化芸術大学の学生の若い感性を取り入れ富士山の宝永山を力こぶに見立てたロゴマークとキャッチフレーズ「アッパレしずおか元気旅」を決定いたしました。
 この2カ月間でございますが、12月県議会で御承認いただきました補正予算を活用いたしまして、現在作成中のパンフレット、ポスター、のぼり等を掲載する予定でございます。まだ作成がおくれておりますが、3月中旬にはパンフレットも完成して配架できる予定でございます。まずできることといたしまして県職員とか県観光協会の職員の名刺にロゴマークを入れて名刺交換の際などにDCの話題をさせていただいているところでございます。
 12月議会の当委員会でプレDCに向けた商品企画例などもお示ししましたが、それ以降も順次各地の商品をパンフレットの中で充実させておりますので、3月中旬に完成いたしますパンフレットに掲載し、ロゴマークとともに県内外に発信してまいります。

 次に、4月1日のオープニングセレモニーでございますが、DC推進主体の大型観光キャンペーン推進協議会の役員やJR東海、JR東日本などの関係者がDCの開幕を宣言するオープニングセレモニーをJR静岡駅と伊豆急下田駅で実施する予定でございます。これにあわせまして4月1日にはJR東海、東日本がプレDCを記念いたしました観光列車を走らせる予定もあり、首都圏や中京圏から送客がされます。県内市町、観光協会等が連携して観光列車が出発するJR東京駅、小田原駅、名古屋駅でのお見送り、また到着いたします静岡駅と伊豆急下田駅での出迎えと観光キャラバンを実施してDCの開幕を盛り上げます。

○中田委員
 ありがとうございます。
 DCにあわせて1つ聞きたいのですが、プレDCが4月1日に華々しくオープンして伊豆半島ジオパークもめでたく認定されて、いろんな商品や宣伝もかぶせてやっていくと次の年が本番になるわけです。そうすると今あるスケジュール感の中でプレがあって本番があってアフターがあると。プレが始まって翌年の本番になるまでのこの1年間に今あるものをやっていくのはもちろんですが、そこでさっき言ったように伊豆半島ジオパークの話題もプラスで加わってくるわけですから、そういった意味でプレの中間のところで、例えば年末や秋口とかでまた練り直すというか要所で戦略を組み立て直し、補強していく余裕を持つ。私は戦略が必要と思いますが、どうお考えなのかをお聞かせ願いたいと思います。

○横地観光振興課長
 プレDCが終わった後ということでお答えいたします。
 静岡DCの狙いの1つといたしましては、静岡DCを契機に各地域のDMOを中心とした観光地域づくりや持続的な旅行商品の造成、流通の仕組みをつくってDC終了後につなげていくことがございます。プレDCの5月に全国販売促進会議があり、1つ大きな盛り上がりで山となりますが、それが終わって一息ついてしまっては本番のDCに向けて勢いがとまってしまうことなので、この勢いをとめることのないようにDCの期間は春ですけれども、例えばプレDC年度の秋冬の商品づくりにも取り組んで年間を通じた取り組みがなされるようにしかけていきたいと考えております。
 また、プレDCの商品企画が実際にどれだけ旅行商品に採用されたか、実際に静岡に来ていただいた方にどのように評価されたかも調査して、いわゆるPDCAサイクルを回して結果を地域にフィードバックして次の改善につなげる仕組みもつくってまいりたいと考えております。

○中田委員
 ありがとうございました。
 では、次に説明資料の10ページの文化プログラムについてお伺いします。
 文化プログラムの募集要項なんかが回っていて、いろいろいろんな方から御意見も伺っているのでお聞きしたいことが幾つかあるのですが、文化プログラム事業は4カ年で計画を出させて73件あった対象事業から13件ぐらいに絞り込んで、どこがどう選ばれたかという資料もいただいたわけですが、過日1月30日の日経新聞の茶柱というコラムで報道がされています。同企画は2017年度に静岡県の文化プログラムに選ばれたと沼津市のことを書いているわけですけれども、決してひのき舞台だけではないが地域で芸術を通して人々の生活を豊かにする活動は少なくないと思います。文化プログラムはこうした活動を支援してきたが、2018年度から新企画の採用を打ち切ることが決定したとの報道がなされていますが事実ですか。いろんな方にお話を聞くとそうではなくて別に打ち切るわけではないとのことです。何か誤解があるとも聞いています。新聞報道はさっき言いましたように選んだ文化活動が13件あって、翌年もまた同じように掘り起こす意味で募集がされる前提で多分いたのだと思います。新聞記者もそう思ったのだと思います。それを打ち切るということになっているのだけれども事実ですか。そこをまず1点聞かせてください。

○紅野文化政策課長
 文化プログラム関係の7番委員からの御質問ですが、まずは来年度分について今議会で御審議いただいているところであり、提案プログラムの予算を計上しています。従来は提案プログラムを中心に来たのですが、より多くの県民に文化プログラムに参加してもらう視点から10ページの推進体制に関する表に書いてあるとおり、提案プログラムは地域密着プログラムに当たります。市町で既に文化活動をされている方にも参加していただく地域密着プログラムに加え、全県域を視野としたグランシップの企画や県立美術館の展覧会など今県事業で進めているもの、それから平成28年5月に設立された県経済会、文化団体、市町等で構成される推進委員会が企画する新たなプログラムである圏域プラグラムといった大小の事業を織りまぜた多彩な事業展開を考え、今までの提案プログラム中心から多彩な事業展開へ進もうということが誤解されてしまい、記事では中止という記載になってしまったと思っています。

○中田委員
 答弁がわかりにくいので、もう1回聞きます。
 昨年5月に提案型で募集して、73件から13件が選ばれた。73件のいろんな意見をいただき掘り起こしをして選んでいただいた。ちなみにその中の1つに伊東市の提案も入っていて、私は伊東市から2件の提案が出たと記憶していますが、もう1件の伊東市からの提案は選ばれなかったです。それだけたくさんの応募があって4年間の計画をきちんと出して、その中から専門家が提案を選ぶのだろうから仕方がないと思います。残念だった団体はまた次年度以降頑張ればいいと私もそういう団体を励まして推移を見ていたわけです。4年間の計画で募集要項にもプログラム対象期間は平成32年(2020年度)まで4年度継続し、平成32年までの事業計画及び平成33年度以降に向けたビジョンを持つプログラムを対象とするとあり、その下には採択プログラムは原則として平成32年度まで継続して推進委員会による負担金支援対象となるが、選考結果によっては単年度プログラムとして採択する場合があると書いてあります。選ばれれば4年間の支援対象にはなるけれども、状況や選考結果によっては単年度もあります。したがって13件のうち2件は単年度という御報告も聞いております。それで平成29年度に選定された場合でも、平成30年度以降改めて提案を提出していただき、13件の選ばれた団体もまた改めて提案書を提出いただくことになっています。その際、審査結果によっては申請されない場合もありますと書いてあるのです。それで今の答弁を聞いて募集要項だけを見ていると、あくまで募集したときに4年間の計画を出し、4年間の計画をトータルで判断した13件が選ばれたと思います。あくまで4年間の補助対象になり得るものととれるわけです。それで実際にはただし書きで選考されても対象にならない場合もあるとかいろんなことが書かれています。今の紅野文化政策課長の御答弁で提案型プログラムの方向性から大中小織りまぜて幅広く何か違ったものをやっていくものに変更されたとの答弁があるんだけれども、募集要項を出した当初の当局の思いからその後何か方針が変わっていったのかどうなのかが答弁からわかりづらい。どう理解すればいいのかをもう一遍御答弁いただけますか。

○紅野文化政策課長
 提案プログラム自体の更新については、募集要項のとおりでございます。ただ平成32年度まで継続と書いてあり、ずっと補助が続くという誤解を招く記載についてはちょうど平成30年度に向けて募集要項を準備しているところですので、誤解のない記載をしていきたいと考えております。

○中田委員
 私が聞いていることと答弁が違うのですけれども、それはそれとして私が言いたいのは何で4年間の計画を出させたのかというところです。
 私が思うに、地域で眠っている文化とかプログラムを発掘し掘り起こして育てるにはそれなりの時間がかかる。裾野を広くしていろんな意見を出してもらって育てるには3年、4年の月日が必要だという思いから4年継続ではないのかと思うわけです。したがって選ばれて頑張ろうといって年間200万円でも300万円でも補助がついた団体としてみれば、単年度で全てをなし得るというよりは3年、4年をかけてという意気込みでいたのだと思います。先ほどの新聞の話に戻りますが、誤解かどうなのかわからないけれども新規募集はしないとか補助が4年続くとは限らないといった話に徐々に変わってきていて実際はどうなのか。紅野文化政策課長とも話をして説明を受けているのですけれども、お聞きしたいのはプログラム対象期間で4年継続というのは本来4年継続する前提での募集ではないのですか。どうなのでしょう。このときの思いは最初から4年継続なんて前提にないことなのでしょうか。教えてもらえますか。

○櫻井文化局長
 2017年度募集要項について7番委員から御質問いただいていると思うのですが、4年というのは2020年のオリンピック・パラリンピック本番の年に向けた継続的計画があるかどうかを実は聞いております。それがまず第1点です。今回地域の文化の掘り起こしということで提案プログラムを始めまして4年間にわたって支援していく。その支援内容は金銭的支援もあれば、あるいはコーディネーターによる技術的アドバイスもあり、支援は継続するということでございます。
 もう1点、新規企画を毎年とるかどうかにつきましては一旦選ばれたプログラムであっても、毎年改めて申請を出してもらいますと募集要項に書いてありますが、それは継続も新規も含めて提案を改めてしていただいていいものを採択し、育てるべきものを採択していく考え方で当初から立ち上げております。

○中田委員
 ごめんなさいね、しつこくて。私は頭が悪いから理解ができないのかもしれないのですけれども、さっき言ったように最初の2件はそもそも採択のときから単年度となっているわけだ。残りの11件の中には支援されるプログラムもあれば、来年度で終わるもの、1年で終わるものもあれば、これからもまたいろいろ変わっていくということですか。4年支援されるプログラムもあるのですか。可能性としてあるのですか。広く文化の芽を育てて育成することが目的とすると、逆に言うと13件以外の60団体からすれば、もっと次の年もチャンスが欲しいはずだから、その団体だけで4年間予算が使われることが果たしてどうなのかという思いも実は持っています。ただ一方で先ほど選ばれた団体は4年間の計画を出して募集要項に基づいて、よし4年で頑張ってやっていくんだという思いもあるわけだから、実際どういうつもりで当局がそれぞれの団体に対して向き合おうと思ったのかが答弁を聞いているだけではわからないわけです。4年のものもあれば、1年、2年のものもある。それはやっていく中で判断されていくということですか。

○櫻井文化局長
 予算は単年度ですので、私どもとしても2年後、3年後の予算規模がどうなっているかは今の段階ではわかりません。今のところ最長で場合によっては4年間の補助があり得るかもしれませんけれども、ただもう1つの視点として、私どもに資金的援助を4年間頼って、4年後に終わったらイベントがなくなってしまうのでは、逆の意味で意味がないわけでございます。私どもは金銭的支援と同時に技術的支援も行って各団体の自立を促していかなくてはならない意味も持ってございます。一方で採択された団体もあれば採択されなかった団体もあり、毎年募集内容を見ながら各年度で採択する、しないを判断させていただきたいと考えております。ただ立ち上がりの新規事業でございますので1年に限定してとったものもございます。恐らくは1年、2年と継続しなければ地域に根づかないものもあろうかと思います。そのイベントの内容を見ながら、あるいは地域の盛り上がり状況を見ながら支援内容を判断させていただきたいと考えております。

○中田委員
 わかりました。
 いろんなところからいろんな声がございます。私なんかよりもよっぽど直接聞いているでしょう。なぜ最初の方針が変わったのか。補助も来年から打ち切られるのはどうなのか、それで文化が育つのかとか、何かちぐはぐしているという指摘が方々からあるわけです。だからそういったいろんな声を真摯に受けとめて今後きちんと対応していただきたいと要望しておきます。これ以上言っても水かけ論でしょうから。
 
 最後に、1点お伺いしたいのは観光政策課ですが、いかがなものかなと思って苦言を呈す意味で質問させていただきます。
 昨年12月暮れに伊豆半島におけるダイビング実態基本調査業務委託募集要項が県ホームページに12月27日に公開されたわけです。27日は御用納めの1日前ですから稼働日としてはもう本当に最後の最後でどさくさまぎれです。400万円の事業募集ですが、参加申し込み締め切りが1月11日になっています。稼働日で考えて3日までは休みですから本当に土日を挟むと4日か5日ぐらいです。例えばきょう応募したいと思っている人がいろんなものをそろえてやるときに余りにも時間がない。私の知り合いで専門にやっている方がいて、たまたま入札資格がなかったのです。資格がなかったから資格をとったりするのも時間がかかるし、余りにも時間がないので期間が短くないですかという話でもっともな話です。こういった調査をこれから伊豆半島のためにやっていただくのは大いに結構ですし、すばらしい調査結果や成果を期待しているわけです。実施は3月27日です。こういったものにも期待していますが、募集の仕方としていかがなものかと思うわけです。伊豆観光局がやっていることで余りよくわからないのかもしれないですけれども、当委員会で聞くしかないので何でこんな募集の仕方になったのか。御答弁いただければお願いします。

○永井観光政策課長
 伊豆半島におけるダイビング実態基本調査業務委託の一連の公募手続についてお答えいたします。
 本事業は、10月24日に伊豆観光局が伊豆のいろんな若手経営者などとランチミーティングをした際、いとう漁協の役員から伊豆はダイビングがアクティビティとして非常に誘客力があるとの意見がありました。アオリイカの産卵を見るために全国から人が集まるとか、非常に魅力があるという話を受け、伊豆観光局でまずは自分たちでダイビングについて調べてみたのですが、ダイビング客の入り込み状況とか全国マーケットが十分に把握できないので専門業者にしっかり調査委託すべきといった流れの中で発注手続が年度末近くになってしまった状況がございます。おっしゃるとおり確かに12月27日に公募を開始しホームページに掲載しています。財務規則で一応10日間のいわゆる平日を確保することが規定されていますのでしっかり守り、企画提案書の提出締め切りを1月18日にしました。7番委員がおっしゃるとおり年末の時期に10日間というぎりぎりの日数では確かに多くの方が本当に年末年始に応募いただけるかどうかもございますので、業務内容等を見ながら適正日数を確保するよう今後対応してまいりたいと思います。

○中田委員
 今、10日間という話があったのですが、くどくて申しわけないのですけれども、12月27日から27日と1月11日も入れるわけですよね。稼働日も役所の御用納めで役所や法務局が閉まれば動けないわけですから、動ける日で数えますと27日、28日、4日、5日、9日、10日、11日となり、稼働日で言うと10日間ではなくて7日間です。違いますか。

○永井観光政策課長
 12月28日を1日としまして、以降1月4日、5日、1月9日火曜日、10日水曜日、11日木曜日、12日金曜日、1月15日月曜日から17日までの水曜日になりますので一応日数そのものは10日でございます。

○中田委員
 1月11日が締め切りになっていますよ。

○永井観光政策課長
 締め切りは1月18日になっています。

○中田委員
 私がもらっている資料には、参加申し込み期限は1月11日午後5時までで企画書提出期限は正午までとなっています。あくまで参加の意思表明は1月11日までではないですか。

○永井観光政策課長
 1月11日木曜日が参加申し込み締め切りで、1月18日が企画提案書の締め切りでございます。

○中田委員
 だからどうなのですか。結局さっき10日の話でどうのこうのと言うのであれば、期限が1月11日で私が言った7日ということでいいんですよね、私が間違えているのですか。そちらが間違えているのですか。

○遠藤委員長
 その辺の日付に関しては、もう1回確認していただいて。

○中田委員
 何が言いたいかといいますと、例えば7日であれ10日であれ短いわけですよ、短いわけ。それでもう終わったことだから、終わったというのはこの提出期限に関しては終わったことだけど、ただ、私もこれはおかしいなと思って、すぐに部付主幹を通して伊豆観光局の担当者にいかがなものなのかと話をさせていただいているわけです。別に目くじら立ててやるというよりは、ただ伊豆観光局の職員や担当からも私に対して1回の連絡もないからね。そういう指摘を私に対してどうのこうのと言うのではなくて、指摘を受けて本当に期間が短くてせっぱ詰まったと本当に思っているなら、事情があってこうせざるを得なかったとか、何らかの報告があっていいと思うわけです。でも報告がないということは役所の体質としてそんなものはしょうがない、何を言っているのだというつもりでいるのか、担当の皆さんがどう思っているのか甚だ疑問だったわけです。だからあえてここで取り上げさせていただいたわけです。今後こういうことがないようにある一定の時間をとった入札のあり方を当然求めますし、そういったことを指摘されたときに当局も真摯に受けとめていただきたい。強く要望させていただきます。

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