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委員会会議録

質問文書

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平成28年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:土屋 源由 議員
質疑・質問日:12/14/2016
会派名:自民改革会議


○土屋委員
 一、二点、一問一答方式で確認をさせていただきます。
 さまざまな質問がありましたので、出ていなかった分、今またちょっと出て確認をしたい部分があります。
 まず、最初に説明資料114ページですけれども、沼津駅の鉄道高架化の事業があるんですが、これについては来年度についても粛々と進めていくというのは私も賛成であります。ところが、やはり市長がかわった中で方向性がわからない段階ですから、進めるべきだと思っています。その中で、今後県は進めていくけれども、そちらは進まないという話では困るわけですから、やはり一緒の方向を向いてもらうための努力も県側からは必要じゃないかなと。その辺についてどのように考えておられるか。また同じ方向を向いてもらうように説得といいますか、どのように納得してもらうようにしていくのか伺います。

○小澤街路整備課長
 沼津駅周辺総合整備事業について、市長の見解をどのように推進に向けていくかについてお答えいたします。
 市長が就任してまだ時間的にも間もないこともございます。市長の過去の経歴からいいまして、民間から今回市長に初当選されたという状況もございます。まず行政のあり方とか、今までの過去の経緯をしっかりと把握していただくところから始めていただいたらいかがかということで、今市の事務方がいろんな機会を持って市長にレクチャーをしてございます。これらのレクチャーの結果を見ながら、県としても必要な支援をしていきたいと考えてございます。

○土屋委員
 そのとおりだと思うんですが、基本的に反対される方も今の市長を応援しているという現実があるわけですよね。基本的に賛成も反対もわからない人たちが今の市長をつくったわけではありませんので、その辺も含めてしっかりと県側から今アプローチをかけていかないといけないんじゃないかなという思いはあります。
 そのようなことも含めて、この事業がしっかりできるように、できるようにというのは変な話ですけれども市長がだめだという話になったときには県側もそれなりの対応をしなければならない時期も来るわけですから、もしそうなった場合にはね。ですけど今まで粛々とやってきた期間もありますし、その中で進めてきたものを全てだめにしてしまうのは意味がないですから、前向きに行くように、ぜひその辺は担当の人たちだけではなくて、県全体として応援していただきたい。これは意見というか要望にさせていただきます。

 その中で1点だけ、知事は高架事業の話をしていくたびにサッカー場の話をされるところがあります。このサッカー場、はっきり言っていいところがありますよみたいなおまけで言うのは、気持ちはわかるんです。ただそれが本当に高架の事業の中でどの辺の位置を占めているのかは、地元というか近くの人たちにとってみたら、サッカー場ができるから賛成するという話ではないんですけれども、周りではそう考えてしまう人たちもたくさんいます。
 ですから、どの時点まで行ったときに、どこの土地がこれだけあいて、そこにサッカー場ができますよと。つくれるとしたらここにこうできますよという説明ではなくて、今はサッカー場ができますよと確実に言っているんですよ。これははっきり言って、その地域の計画の中に予定として入っているのか入っていないのかでいうと確実に組み込まれた話で説明をされているのが現実だと思います。
 その辺は誤解がないようにしてもらうためにも、しっかりとどの時点でどうなったときに、可能性がこの程度ありますと話してもらうほうがいいかなと。その辺は詳しく説明は聞いていませんので、少し簡単で結構ですからこういう状況でしたらこうですと説明いただけないでしょうか。

○小澤街路整備課長
 サッカー場については、今回の事業に合わせてまちづくりの機運を高めて地域の社会総がかりでまちづくりを進めていく目的で、市に当方で作成しましたイメージCGを提供して、今沼津市を中心に各方面にイメージCGをお見せしているのは事実でございます。知事の発言にもありましたように、これは貨物駅跡地の1つの土地利用の候補と認識してございまして、我々もそういう認識では一致しているところでございます。
 今後、具体的に地元の機運等が盛り上がってきた段階で、1番委員御指摘の具体的な規模とか、費用とかそういう概略的な設計等に進んでいくことが望ましいのではないかと考えてございます。

○土屋委員
 それは順番が違って、サッカー場をつくりますよというのだけが前面に出ちゃうんですよ、言い方が悪いですけれども、地元では。鉄道高架事業で跡地ができてそこにできる可能性、今も候補の1つですと言っていますけれども、候補の1つじゃなくて、それができる前提の事業になってしまっているというのが私の認識です。
 ですから、地域の人たちに誤解を与えないためにもしっかりと鉄道高架の事業でこの工事ができた、ここまで行ったときにここにこういうスペースがあるので、こういうのはどうでしょうかと説明しないとサッカー場だけがひとり歩きをして、サッカー場ができるとみんな思ってます。思いはあるかもしれませんけれども、思いだけではできませんから、少なからずその辺の段取りを踏んだ説明をしっかりと地域にしていただきたい。これは要望でこの話は終わります。

 先ほど出ていました野球場の話に移らせていただきます。
 先ほど濱田公園緑地課長から地質調査の話が出ました。2人の委員からも質問が出ていますけれども、10月末に一応地質調査で1カ所であれどういう状況かという結果が出たわけです。それが何平米あろうが、どれだけやろうが、その状況が全体と見るのが1カ所やった意味合いじゃないのかなと思うんですよね、調査として。簡単に言えば何メートル先に何があり、全体もそうだと予想されて1カ所やっているわけですよね。公園全体として、公園をつくるに当たって、その1カ所でこの辺はレベルツーだった場合には液状化の可能性があるといったら全部そういうことだと見なければいけないと思うんですね、全体が。
 そのときに液状化に対する先ほどの質問の中で、試算はできませんという話がありました。それは施設をその上につくるという話であれば当然そうだと思います。それは何かといったら大きな物ができたりとか、全く何もないところがあったりとか、駐車場であったりとか、用途が違えば当然そこにやらなければならない液状化対策も違うと思うんですよ。基本は液状化するだろうという結果が出たわけですから、結果が出たままその先に進まないでずっとそのままにしておくんですか。
 液状化に対する結果が出ているんだったら、それが例えば、野っ原みたいな公園であったとしてもそこにはどの程度の対策費がかかるかは、その次のステップとして調査しなければいけないんではないかなと普通は思うんですけれども、そのための調査ですよね。結果が出ただけであとは次のステップに進むまではその結果は何も使いませんという話ではないんじゃないかと。今の状況はこれだけのことを調べたら、これに対してここを公園にした場合にこれぐらいかかりそうだと、当然調査の結果を見てやるのが当たり前じゃないかなと思うのですが、そういうことはやらないで終わるのでしょうか。

○M田公園緑地課長
 まず、最初の1本の調査で全体を見るかどうかでございます。
 予算としては1本の予算でございましたので、1本行いました。支持層までで確認しております。周辺部の市の地質調査もございますので、それも踏まえておおむねその調査と一致しているということは、あの場所については、地層としてはそんなに褶曲しているわけではなくて、水平に積み重なった地層であると想定されておりますので、これ1本で代表されるとは思いませんけれども、大体の公園全体としての地質はおおむね把握できたと考えております。
 2点目の、事業費への反映の問題でございます。
 これにつきましては、今現在の1本の調査によりやることもあるわけですけれども、それぞれ先ほど言った施設の大きさ、くいなどの基礎の構造と液状化対策をどのぐらい行うかもこの公園施設の配置によりましてさまざまに変わってくるところでございますので、今現在これを行うよりは、今後基本計画を策定する中で試算していきたいと考えております。金額につきましては、先ほども申し上げましたけれども、地盤改良、液状化対策についての費用を含んで試算しております。ですので今後基本計画の中で、そのときにはもう少し調査する必要があるかと思いますが、調査結果に基づきまして事業費などを算出してまいりたいと思っております。

○土屋委員
 説明資料120ページにある今後の対応を見ていただきたいのですが、2月議会のときに減額された3つの理由があるわけですよね。簡単に言うと野球場の整備のコンセンサスがとれているかとれていないか。これは今やられていると判断します。2番目は防災機能に対する負担のあり方について調整がという話になっていますが、今年度になってから半年以上たっていますから、4月から考えたら8カ月か9カ月ですよね。浜松市とこの事業を進めていくのであれば当然のことで、防災機能に対する負担のあり方については協議していなければこの事業で次の予算をとりにかかってもだめだという話になってしまいませんかと思っているんです。
 この3つが減額された理由ですから、この辺はどのように話し合いをされたのか。先ほどの話も含めてL2だった場合には防災機能はL1までしか県は見ないことが前提だと私は思っていますので、L2に対する防災の機能も有しますという話はどっちがその分を負担するか。これは原点の話なんですけれども、野球場はどこが負担をするかという話に行ってしまうんですよね。この辺はどこまで話し合いがされているのか確認させてください。

○M田公園緑地課長
 今年度に入りまして、個別の協議を重ねております。市は並行して特別委員会を行っておりまして、防災機能につきましては、まずは最初に申しましたとおり、L1を超える津波に対する対策は原則として市が負担し実施することについては共通認識としてございます。
 県としては、今協議をしているところでございますが、公園に来園される方のL1を超える津波に対する避難場所の確保は公園管理者の責務だと考えておりまして、これについては今市と調整しているところであります。これはどういうことかと申しますと、避難をする人数。例えばよく言われる2万人を集めたときにその人たちがどう避難するのかもございますので、それぞれの管理施設――浸水を伴う管理施設にいる市民の皆様、県民の皆様の避難施設としてその施設管理者がそれを負うべきだと考えて今、市と調整しているところでございます。
 午前中の議論にもございましたけれども、900メートルという避難エリアを申しましたけれども、この公園内は全てこの避難施設でカバーできるようになりますので、今は一番高い野球場を想定して避難施設として考えております。
 ですので、今後この施設がどのような形でできるかわかりませんけれども、浜松市沿岸域17.5キロの中の1つの避難施設としまして、公園の利用者を中心にその周辺にいる方々が避難できる避難タワーと言いますけれども、避難施設としまして、完成したあかつきには市の避難計画の中に位置づけてまいりたいと考えております。あわせて発災後の支援活動の拠点でもございますので、これについても地域防災機能計画の中に完成後に位置づけてまいりたいと考えております。

○土屋委員
 そこまで聞いていなくて、浜松市との協議がどこまでできたかという話です。簡単にはどこまで負担するか。
 今の話はL1でと言いましたけれども、L1は津波は越えないはずじゃないですか。L2になったときに2メートルぐらいの浸水という話になってくるから、これはL2ですから基本的には静岡県が県として、助けてはいけないという意味じゃないですよ、面倒を見なければいけない話ではないはずですよね。市町が少なからずそれに対応することになっているわけですから、基本的にその部分を話し合う必要はないんですよ、浜松市がやることですから。そうではないかなと思いますよ。
 それに少なくとも球場の横にトビオがあるじゃないですか。あれだって避難施設になっていませんか。逆に言えば、さっき言った球場に来るまでに900メートルあるけれども、水泳場だったら100メートルで行けますと言ったらそっちに逃げますよ。簡単に言えば。避難施設とするのであれば。だから何でもここを野球場ありきの話で説明されるとそうじゃないんじゃないのと。
 私は公園をつくったほうがいいと思っています。それは野球場ありきの公園ではなくて、公園です。2メートル以上の高さにすれば、少なくとも水につからないし、広いところであればヘリコプターもおりられるし、その中に必要な施設はつくるべきですから2万人、3万人なんていう野球場をつくる必要は何もないわけですよ。

 だから、そもそも論の話を確認させていただきたいのは、何回も聞いていますけれども、公園をつくる気があるのかどうか。野球場をつくりたいんじゃなくて、公園をつくるのかどうかは県の対応をどうするかということだけじゃないかなと思うのですが、公園はつくる気があるんですか。あるんだったら、野球場は関係なく粛々と準備をしていくべきじゃないかと。野球場がその上にのっかるのであれば、そのときに考えればいい話じゃないかな。さっき言ったように1カ所で今までは済んでいるわけですよね、とりあえずの地質調査で言えば。野球場は必要なときに調査すればいい話でしょう。野球場にはここがふさわしいかどうかわかりませんけれども野球場はつくってもいいですよと、反対したときの意見として出ているわけです。西部にですよ、ここにじゃなくて。だから野球場と公園を別々に考えて話をしていくことが普通じゃないかなと思うのであえて今までこんな言いたくもない、嫌みみたいな質問をしているんですが、公園はつくる気があるんですか、ないんですか。確認させてください。

○宮尾都市局長
 済みません。答弁も悪かったんですけれども、まず一番最初にございました市との防災機能に関する話。
 私からお答えしますと先ほどM田公園緑地課長が答弁したのは、L1を超えるものに関しては基本的には市でやるべきものであるというのは大原則と申しました。ただし、そこは県がつくった公園、例えば野球場があって、公園利用者に対して避難させるのは公園の施設を管理する者が当然やるべきことだということです。
 この4月からずっと役割分担の話はしております。最大2万2000人が入って周りもいっぱいのお客さんがいたときに地震が来たときにどうなるかと、そこでは役割分担を決めましょうと。2万2000人は当然公園利用者。周りで遊んでいるたくさんの方も公園利用者。それは恐らく間違いなく県が避難施設を設けるべき責務がございます。それ以外に近傍の方々が寄ってこられる。それについては、L1を超える部分の話で原則に基づいて市でやっていただくということで、あとは人数割の話になると思うんです。最終的には恐らくそうなってきます。それを今市と担当者の間ではそういう考え方でよろしいですねというところまで来ております。
 当然のことながらそれを文書化していく話になりますので、その詰めをやっていきたいんですけれども、市としてもまだ特別委員会の中で賛成派、反対派がいろんな御議論をされている中で、要は内々の作業は進めてございますけれども、なかなかすぐそれを出すわけにはいかないものですから、今はそんな状況であると御理解いただければと思います。

 それから、公園をやるかどうなのかという話になれば、当然我々としては、あそこが都市計画決定されて三十数年間も整備されないでいろんな歴史があって、公園整備をするよでそれがまた消えてと、そういう時期がございました。地権者の方々がお待ちだという強い御要望もございます。ただ、そこは誰がどこの部分をやるかは、まだ市とは決まっておりません。基本的には今の段階で県はあそこにつくるのであれば、県全体のスポーツ施設を見たときに西部に県の野球場がないねという話から第一の候補地に上がってきて、そこについて検討しているということでございます。

○土屋委員
 最後に意見として言わせていただきます。
 野球場云々以前の話で、浜松市とどこまで話ができていてこの話が進んでいるのかが今の話を聞いていてよくわかりません。少なくとも浜松市議会でもめている云々という話よりか、浜松市が公園をつくってくれという話であれば県は受けますという簡単な話でオーケーなわけですよ。それができていないと、今の話では見えてしまいます。
 ですから、少なからず、浜松市外に出ても周りの人が嫌だという人もいたりするわけでしょう。これは統一された意見とは言えないですよね、少なくとも。そう思ってしまうので、公園を整備するのであれば、浜松市がこういう公園の整備をしてもらいたいということで動けばいい話じゃないかなと。県は受ける側でいいと思いますよ。野球場ありきの話の今までみたいな説明では納得しづらいし、少なくとも人数なんか言われる話ではないと思うんです。2万2000人規模の野球場がなければ2万2000人は集まりませんし、それも365日の1回か2回プロ野球の試合がある日だけです。それ以外のことで2万人以上が集まる施設だと私は思っていませんので、市民が使いやすい形の公園の整備をしていただいたらどうかなと思います。以上で終わります。

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