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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 盛雄 議員
質疑・質問日:03/09/2022
会派名:自民改革会議


○杉山(盛)委員
 一問一答方式で一、二問質問します。
 先日の本会議の我が自民改革会議所属議員の一般質問における知事答弁についてお伺いします。
 まず、選挙管理委員会にお伺いします。
 知事答弁の中に、法律の規定に基づいて中立の立場である団体との答弁をされていますが、実はこの団体の方々から資料が来ましていわゆる政治連盟をつくってありますとのことでした。政治連盟をつくっているとなりますと、例えば本連盟の趣旨に基づく政治活動を行うとも規定の中には書いてあります。いろんな各種団体の中に政治連盟をつくっている団体は非常に多いと思うのです。
 この方々が、何であれ政治活動の名の下に選挙運動を行うことは違反なのか、まずお聞かせください。

○山岸選挙管理委員会総括書記長補佐
 御質問の政治連盟の政治活動、表現の自由は憲法で保障されたものです。それはそれとして業界団体の中の決めがあろうかと存じますが、政治団体を設立して政治的な活動を行うものはたくさんございます。医師会ですとか薬剤師会ですとか弁護士会もしかりです。ですから業界団体の規約の中で規制されたものとは別に、政治団体としての活動は全く別物でございますので、政治団体の規約の中での政治的な活動は認められるものと考えています。

○杉山(盛)委員
 知事は、2017年の知事選の後に選挙で私を応援しなかった中小企業の団体の会長さんに対して私以外の人を応援したのだから会長を辞めなさいという発言をした事実はない、しかしながら議員御指摘の団体と思える会長は知事選において法律の規定に基づき中立の立場であると聞いておりましたが特定の候補者を応援した、したがって会員の皆様が困惑されたのではないかと思い会長さん、副会長さんが挨拶に来られたときに副会長さんに私の考えを伝えた、と答弁している。もし分かればですが、私の考えとはどういうものを伝えたのか教えていただきたい。

○杉山経営管理部長
 申し訳ありません、私自身そこは聞いておりません。

○杉山(盛)委員
 知事はその後、また言い換えると議員御指摘の団体と思われる会長とお会いした席で組織運営の在り方に対する私の疑念を率直にお伝えした、と答弁しているのですね。
 私以外の人を応援したのだから会長を辞めなさいと言われたと私どもは聞いているのですが、そうした事実はないと否定しておきながら、しかしながらとのことで私の考えを伝えたと言っているのです。言った言わないでは子供のけんかなのですけれども、そのときに伝えた言葉をぜひ知事に聞いてきてもらいたい。何と言ったのか。

 それともう1つ、資料が多分あると思うのでお伺いします。実はその翌年の2018年、お正月過ぎに開催されたこの団体の新年祝賀会に知事戦略監――今話題になっている篠原さんが、組織運営の在り方に対する私の疑念を皆さんの前で挨拶文をもって代読をしたと知事が答えています。これは資料が残っていると思うのです。
 この団体の方々からそのときには、会長は辞めたほうがいい、予算はゼロベースだ、と知事と同じような挨拶をどうもしていると伺いました。
そのときの代読した文章はあるわけですから、ぜひ資料請求して、どんな言葉を言っているのかをぜひ知りたいのです。ぜひ教えてください。いいですか。

○杉山経営管理部長
 代読した文章はあるやに聞いております。知事直轄組織と話をして、意向を伝えて対処するようにいたします。

○杉山(盛)委員
 ぜひそれはお願いしたいと思います。
 先ほど7番委員から、篠原さんに対する話が相当出ていました。
 衆議院議員とか国政の方々の秘書は、政策秘書と第1、第2秘書という秘書が認められていますが、第1、第2秘書は誰でもなれますが、政策秘書は第1、第2秘書を10年以上もしくは専門職として博士号とか税理士の免許等を取得した人でないと実はなれないですよ。特別補佐官等なる立場の方は、特別職とか専門職と言われていますが何にも専門ではないです。杉山経営管理部長でももちろんなれますから。
 土屋さんにしても篠原さんにしても何も特別じゃないですよ。県庁の職員をただ長いことやっていただけの話だから。でも特別職と言うからには特別の専門知識、先ほど美術とか何とかと言っいましたけれども、そうじゃなくて博士号とかいろんなものを持っているかどうか。すごく大事な気がするのです。国会議員の秘書ですら、政策担当秘書は第1秘書をやって10年以上の経験を持った場合になれる試験を受けられるんです。実は私も政策秘書になれる資格を持っています。試験を受けて合格しないと駄目なのです。
 ですから、実際県民に本当に理解を得られるかは非常に厳しいものがあると考えると同時に、言ったか言わないか、知事がいろんな発言でそうした事実はないと言っているけれども、私の考えは伝えたとのことであれば本当はその考えをどう伝えたのか答弁してもらいたいわけだ。
 言ったか言わないかと言うと怒られるかもしれないけれども、実はこういう話も聞いている。あるとき篠原さんが、知事は私の手のひらの中だよと言ったとの話。もう1つ、先月県会議員のOBが知事のところへ訪ねていったら篠原さんがいて、先生方がいなくなったら怖い県会議員は1人もいませんね、と言ったとの話がたまたま私のところに入ってきています。多分篠原さんに言ったら、そんなことは言ってないと言うに決まっているのだからそれはいいんですが、いろんな話、情報があるんですよ。だからそんな中でも今回のいろんな案件についてはよく考える必要があると感じています。
 以上で質問を終わります。

 本日は最後の議会ですので、本年度末をもって県を退職される方がおりますので、私から一言はなむけの言葉を贈りたいと思います。
 望月税務課長におかれましては、昭和59年4月に静岡県に入庁され、当初は総務部の情報管理課に配属され、38年の長きにわたりまして県職員として奉職されました。平成28年度に税務課個人住民税対策室長、平成30年には企業局東部事務所長、令和2年度から現在の税務課長として一昨年から猛威を振るいますコロナウイルスの感染症や大規模自然災害の多発するこの財政出動で非常に厳しい状況にある中で自主財源の要である県税をしっかりと確保すべく、本県の健全な財政運営に尽力されました。
 望月課長におかれましては、長い県職員としての経験の中でも電算関係の業務に一番長く携わってこられたと聞いております。本県入庁とともに当時の情報管理課に配属されまして4年間開発、指導の業務に就いた後、平成10年度から3年間出納局会計課で財務会計システムの運用に携わって、平成19年度から27年度までの9年間電子県庁課において現在の県庁内のICT化につながる基礎づくりに尽力されました。県庁内のICT化において古い時代から新しい時代への変節の中心となって活躍されまして、県政の推進のため非常に重要な役を担ってこられたと思っております。
 このような知識経験を持った望月課長は、部下の皆様から見てとても頼りになる存在だと思います。今後も本県の税務行政を見守っていただきまして、後輩職員に御指導を賜りたいと思います。本当に長い間御苦労さまでした。
 せっかくの機会ですので、これまでの県行政における経験、県行政に対する所見や後輩に贈る言葉などをお話頂きたいと思います。では望月さん一言よろしくお願いします。

○望月税務課長
 大変恐縮ですが、着座にて失礼いたします。
 2番委員から過分なる送別のお言葉を頂き、また静岡県議会の委員会において発言の機会を頂きまして誠にありがとうございます。
 3月末をもって無事退職の日を迎えることができますのも、委員の皆様をはじめ県議会の皆様の御指導と職員の皆様の御協力のおかげであると心から感謝しております。
 私、県に入庁しまして38年がたち様々な部署を経験してまいりました。県に入らなければシステムエンジニアに実はなろうと考えておりました。そのこともありまして、御紹介にもありましたように県においても直接・間接的に情報システムを扱う部署に非常に長く置かせていただきまして、電子県庁課など計16年間、県職経歴の4割以上携わってきました。
 そのほかの業務としましては、経理、今やっています税金、イベント、広報と様々でしたけれども、どの部署でも県職員でなければ経験できないようなこと、部署によっては県職員であってもなかなか経験できないことを経験させていただきました。非常に大変なこともありましたけれども、今となっては大変よい経験をさせていただいたと思いますので感謝しております。
 その中で1つエピソードとのことで、中で最も記憶に残っている経験ですが、イベントをやっていたときのことです。2007年に技能者のオリンピック・パラリンピックと呼ばれています技能五輪国際大会が沼津市で、国際アビリンピックが静岡市で同時開催されたというのを御記憶にございますでしょうか。私はその開催に先立つ2001年から3年間、大会の準備業務を担当しておりました。 初年度の2001年に韓国において技能五輪国際大会が開催されるとのことで現地に視察調査で行かせていただきました。名古屋空港から仁川国際空港に向かうアシアナ航空便に乗ることになりましたが、出発日が2001年の9月12日でございまして、御記憶にありますか、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロの翌日でございまして日本も韓国もアルカイダの標的とされていると。情報も翌日ですからほぼない状態で飛行機が飛ぶのだろうかという不安を抱えながら名古屋空港に取りあえず向かった記憶があります。実際には空港での検疫が非常に厳しくなった以外何事もなく帰ってこられたんですけれども、県職員の仕事も命がけだなと感じたのを覚えております。
 2001年当時、スマートフォンとかそんなものはまだなくて携帯電話でiモードが数年前に始まったくらいの時期だったですけれども、韓国に行きましてソウル市内に入りますと、インターネット端末が街の中に公衆電話と同じような感覚でありまして若者、カップルとかが直接触っていろいろインターネットで情報を調べているのを見て非常に驚きました。このとき日本は情報分野で意外と世界から遅れているのではないかと強く感じました。
 現在、DX――デジタルトランスフォーメーションの推進が声高に叫ばれておりますが、最初にDXという言葉を聞いたとき、私も電算に長く携わっておりましたので、単純にICTという言葉を言い換えたんじゃないかと思っておりました。
 ただ、DXの本質はICTを使って社会をよりよくしていくことで、取組や技術を言っているのではなく、技術中心からいかに技術を利用して社会をよりよくしていくかにシフトしているとの考えに感慨深く感じているところでございます。
 私は、紹介頂いたように情報システムの開発、指導の立場を長くやらせていただきました。その中の経験で言いますと、技術的には変えることができることであっても制度的には変えられません、今までの流れの中で変えられません、心情的に変えられませんといったことで実際に情報システムを変えるときに変革できないことを何度も経験しておりまして、非常に歯がゆく感じておりました。
 後輩の皆様に残す言葉として、情報関連に限りませんけれども、今現在変革することがしやすい環境、状況が整っているんじゃないか、また変えなければいけないというような状況にあると感じております。ですからアンテナを高く情報を集めていただいて、柔軟な発想で利用できるものは積極的に導入して改善していって成果を県民にぜひともフィードバックする、静岡県をより豊かにしていくことを切に願っております。
 挨拶が長くなってしまいましたが、最後に議員の皆様、職員の皆様にいま一度感謝の気持ちを申し上げ、お礼の言葉とさせていただきます。長い間本当にありがとうございました。(拍手)

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