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委員会会議録

質問文書

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平成24年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:仁科 喜世志 議員
質疑・質問日:12/20/2012
会派名:自民改革会議


○仁科委員
 議案第137号について1点御質問いたします。
 公安委員会所管事項説明資料の1です。
 松崎警察署が下田警察署へ統合し分庁舎方式ということで、管轄、それから人員配置等々は午前中の説明でよくわかっているんですけども、一方、この案件につきましては10月15日付で管轄区域の松崎町長、あるいは西伊豆町長から要望書が出ております。本来ならば、陳情の処理状況は次回の定例会に文書でいただくんですけども、この案件については、今回の議案第137号となっておりますので、この委員会でお聞きしなければ、後手後手になってしまうもんですから、あえて伺うものです。
 まず、具体的に質問します。
 私らが9月定例会のときに、警察署再編整備計画に基づいて、今のような事例のことの説明を受けて、平成25年4月からスタートしたいという話を伺いました。
 それでは、この松崎警察署の関係と下田警察署の関係は、地元説明は具体的にいつごろ、どなたに説明をしているのか。あるいは誰がされているのか。
 また、要望書が届いてきた後、警察本部の中で、10月15日に受け付けておりますので、どのように審議されて、その後地元に対して、どのように説明をしているか、具体的にまずそれを伺います。

○櫻井警務部参事官兼警務課長
 まず、最初に要望書の関係についてお答えをしたいと思います。
 要望書につきましては、警察本部長あてに10月12日に松崎・西伊豆両町長から受領をしたところでございます。その際にも私のほうから、両町長には御説明等を申し上げたところでございまして、ある一定の御理解は得られたかという感触だった状況があるところでございます。
 その後、要望書につきましては、部内で検討等を加えた結果、やはり伊豆半島南部地域の安全・安心、災害対策のためには、下田・松崎両警察署を統合して、一体的な運用をすることが住民のためにもなるということに至りまして、11月15日に地元の老人会の役員の方、あるいは警察協力団体の役員の方等に御出席をいただきまして、私が参りまして、御説明をしたところでございます。その際のやりとりでは、一定の御理解をいただいたのではないかと考えたところでございます。以上でございます。

○仁科委員
 御答弁ありがとうございます。
 繰り返しますけども、そうすると両町長から要望書がきたときに、まずその対応として説明をされたと。そして、その後、地元に行って警察協力団体、あるいは老人会に対し説明を2回ですか。2回という解釈でよろしいですか。

○櫻井警務部参事官兼警務課長
 まず、要望書をお持ちいただいた際に、警察本部で私が両町長に御説明をしたところでございます。その後、部内で検討をいたしまして、その結果といたしまして、やはり松崎警察署と下田警察署を統合したほうが住民のためにもなるということになりまして、11月15日に私が地元にまいりまして、地元の皆様方の前で御説明を申し上げたところでございます。以上でございます。

○仁科委員
 なぜ、こういうことを聞いているかというと、警察署の諸活動は官民協働で犯罪抑制とかということを午前中から何回も言われています。やはり警察署は地元の協力、住民との信頼関係がなければいい結果というのは出ないですよ、誰でも承知しておりますよね。それで、この統合とか分庁舎方式は平成17年11月に警察署の再編整備計画に基づいているものですから、計画に基づいて平成25年4月のスタートということであれば、早いうちから地元に丁寧な説明をしていくことが、一番大事なんですよ。今のやりとりですと、説明している時間が余りないように私は受けているんです。地元は理解をされているということでよろしいですね。再度伺います。

○櫻井警務部参事官兼警務課長
 松崎町並びに西伊豆町の町長等につきましては、それ以前にも、実は企画担当の者が赴きまして御説明等はしているところでございます。したがいまして、いわゆる私が説明したのは、要望書をお持ちいただいた10月12日からでございますけれども、それ以前にも企画担当の者は、両町に赴きまして御説明はしたところでございます。

○佐野警務部長
 済みません、1点だけ補足させていただきます。
 今の警務課長の説明で、要望書が出る前に先立って、御説明を差し上げたという話がありました。関係する松崎町、西伊豆町、下田市の各市町長に対して、それぞれ9月10日、9月21日に説明を差し上げているところでございますが、なぜその前になかなかできなかったというと、財政当局からの最終的な了承みたいなものが出る調整がございまして、そこでなかなか対外的に外に出すことができなかったという状況がございました。ですので、ぎりぎりの状況になってやっとゴーサインといいますか、外にしっかりと出せる条件が整いましたので、こちらももうできるだけ早く説明を差し上げたいという気持ちは非常にありつつ、なかなかできなかったという状況が実際にございました。

○仁科委員
 もうやりとりを終わりにしますけども、県民から見たときは、県警本部も財政当局も一緒に見るんです。この委員会ではいいんですけども、県民の皆さん方はそんな内部の話を聞きませんよ。当然、警察署の移転、統合とか、分庁舎化ということになれば内部で足並みをそろえて、県民に対して向き合って説明してくる、そこから信頼関係が出てくるじゃないですか。以上で終わりにします。

○繁田警察本部長
 先生、若干御理解が違っているかと思います。通常の署の統合ではございません。これは、災害の被害をいかに防ぐかという緊急の事態の話でございます。また私は本会議で申し上げました。一体どの署が一瞬に津波で終わってしまうのかと、指令部がなくなってしまうような状態で県民に対して責任を負えるのかと、それはどんな署があるのかと本会議で4つ挙げました。通常の警察行政で、地元との関係で整備をするというものではございません。ですから、こういったところで県民が大事なんですか、それとも名前が大事なんですかということを申し上げてまいりました。それを理詰めで説明して、段取りを踏んでまいりましたが、反対は強くございません。事実は、そういったところでございます。

○仁科委員
 津波対策であるいは老朽化でという説明は9月のときに受けました。南海トラフ巨大地震の想定最大津波高は、下田市は33メートルという数字が言われております。それでは下田警察署の海抜はどれぐらいあるんですか。統合されたところにおいても、まだ津波対策というものについてはクリアをされているわけではないですよね。ですから、いろいろな部門があって移転するところについて、私は反対なんて一言も言っているわけじゃないんです。地元に理解をされるように早目早目の対応をしてくださいと言っているんです。いいですか、それ。

○繁田警察本部長
 この半年間、議会でずっと言ってまいりました。どこが必要なんだ、どこの署が危ないんだ、対応がとれるのかと、頭がやられちゃったらどうしようもないんです。警察の災害本部が、署がなくなってしまったら、一瞬で松崎町は誰も相手ができないところになってしまうんです。せめて、これは最低でも下田署と一緒にしておけば150人で動けるんです。今の40人ぐらいでは動けない、話にならんでしょう。ですから、できるだけ安全なほうへ持っていき、それから署の建物をどんどん順番に移転していく。これは金がかかります。時間がかかります。だけど早くやらないと、これでは松崎はおしまいになっちゃう、一番極めて危険な状態だと、そういうことで説明を理詰めに申し上げた。それに関して、何ら問題はございません。
 平和な状態と同じように町の署長がいなくなるとか、署がなくなるとか、そういったことを言っているような、そんな県民では困るわけであります。大多数の人は、いったい我々のことはどうしてくれるんだと、大きな声で言っているわけです。それに対して応えた対処がこれでございます。それに対してほとんどがイエスで、ノーと言っているのはほんのわずかです。わしらのところの署長がいなくなる、そんなことではいけません。責任ある対応をとるのが我々だと思います。以上です。

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