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委員会会議録

質問文書

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平成29年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 進吾 議員
質疑・質問日:03/08/2017
会派名:自民改革会議


○天野(進)委員
 まず、2点お尋ねいたします。
 筋警察本部長は、過日の私の本会議一般質問でまさかIRの問題を最初に聞き出すとは思いもしていなかったかもわかりませんが、実はこのカジノ問題については本当に長い歴史があります。
 今回、大変に驚いたのは知事の答弁でした。まさかああいう答弁が来るとは全く予想もしなかったところであります。しかし同時に私としては大変にうれしい言葉でした。
 ところで、その質問の中でも申し上げましたけれども、例えば今東京には闇カジノクラブが300カ所はあるだろうと言われております。静岡市内でもしばしば闇カジノは摘発されており、市内には億というお金を取られた人間もいます。それが現実です。それは静岡県だけじゃなくて恐らく東京、名古屋、大阪、福岡、全国の至るところで堂々とやくざ組織がこれを経営しているわけです。
 今、カジノの問題を云々すると中毒だとかいろんなことを言われますけれども、私はカジノを公認したほうがずっと風紀はよくなるだろうと思っております。その私のIRについての質問の中で本部長はどう思われたのか、それを先に聞かせてください。

 それともう1つ、きのう教育委員会の質疑がありました。そこで私が質問した事項でありますけれども、沼津市、三島市の学校で生徒に配ったジュニア・チャレンジ・プロジェクトというビラがあるようです。
 これはどういうことかというと、世界自然遺産の経験や水族館、あるいは春休みにいろんな子供たちを誘うものなんですね。一般社団法人ジュニアチャレンジプロジェクト推進協議会という名前が書いてありましたけれども、最後に申し込み先は株式会社アンファンスとなっております。
 この団体は、昨年に大変ニュースになりましたけれども、ことし2月9日のインターネットの記事からとった言葉で、冒頭に児童ポルノ168人被害か、教諭ら6人容疑で逮捕と書いてあります。男の子にわいせつな行為をさせ写真に撮ってインターネットに出した。そして6人が逮捕されたわけでありますけれども、こういう事件を犯しながらことしもなおこれがやられるということは大変に驚いております。
 沼津市の母親が、そのことで警察に行ったようであります。残念ながらインターネットに出ていたものは警察に行って間もなく消えちゃったということであります。やっぱり警察から注意されたのかもわかりませんけれども、消えてしまったわけであります。
 しかし、子供たちへの誘いは継続しているんですね。やっぱり子供たちにとって、この6人の逮捕は大きな事件だと思います。そうしたビラが堂々と学校で配られていることが、現代社会で認められるだろうかと感じました。
 きのうの教育委員会の質疑とともに、きょうも警察でちょうど関係してありましたので、そのことについてお聞きします。
 まずは2点よろしくお願いします。

○筋警察本部長
 まず、カジノの関係でございます。
 私も、本会議場で2番委員の御質問と知事の御答弁をしっかりと聞かせていただきまして、この問題について抱いておられます2番委員の情熱を強く感じた次第でございます。
 風紀への懸念というお話もございましたけれども、IRに関しては推進するためのプログラム法が成立、施行されております。去年の12月15日に衆議院で可決、成立し26日公布、同日施行と。
 これによりますと、施行後1年以内を目途に政府は必要な法整備を実施することがいわば義務づけられておりますので、現在まさに政府において関係省庁から人材を集めて立法作業をしているものと考えております。
 プログラム法でありますこの法律の中にも、風俗環境の保持や暴力団の排除、犯罪の発生の予防、青少年の保護のために必要な組織の普及といったことに留意すべきであると、それに対する措置を講じるべきだと書かれておりますので、こういう点についても恐らく法律上きちんと整理されるものと考えております。
 私どもといたしまして、カジノあるいはIRそのものに対して特に推進すべきであるとか推進すべきでないとかという判断は全くしておりませんが、法律が通りまして制度ができましたら、それにのっとって警察としてもきちんと責務を果たしてまいりたいと考えております。

 それから、児童ポルノの関係の事件でございます。
 やはり、2番委員もおっしゃったとおりこういう事件というのは子供さんの今後を考えた場合に非常に大きな負の影響があると思います。非常にゆゆしき問題だと思います。今後ともこういった事件についても端緒をつかみましたならば、しっかりと明るみに出して対応していきたいと考えております。
 私どもは、ビラについて把握しておりませんのでその点についてのコメントは差し控えさせていただきます。

○天野(進)委員
 筋警察本部長は、静岡県警だけじゃなくこれから本庁に戻っていくんですから、日本の平安、そして安全に対してさらに鋭意御努力をいただくと思っておりますので、あえて本会議の質問に引き続いて聞かせていただきました。ありがとうございました。

 さて、きょうここにたくさんいらっしゃいますけれども退職者の方が3人いらっしゃいます。
 田中総務部長は38年、そして杉本地域部長が37年、そして今泉交通部参事官は42年間、警察の世界に入ってこられたわけであります。まさに人生を警察の分野で精いっぱい、そして大変に努力が認められて、今この席にいると思っております。
 しかし、先ほど来議案の説明の中でも言われておりますけれども、警察の努力、例えば交通事故防止だとか、この間には大変にすばらしい成績をおさめて、そして今このまちの平安に対して足跡を残したことを私たちはよく知っているし、そして感謝を申し上げる次第であります。
 それぞれの皆さんが、この間に歩んできた中で心に残ること、もしそういうものがあれば教えていただきたいと思います。そのことがまたよりすばらしい後輩のため、あしたのためにもなってくると思っております。お3人に順次お願いをしたいと思います。

○田中総務部長
 御紹介をありがとうございます。
 昭和54年に本県警察官を拝命いたしまして、はや38年たったという気持ちでございます。
 その間、捜査部門を振り出しに覚醒剤の捜査、少年事件の捜査から始まって、捜査部門が案外長かった中で、外務省へ出向したり、いろいろなところへの出向も派遣もございました。戻ってまいりまして捜査一課をやらせていただいたり、生活安全部長をやらせていただいたり、刑事部長、いろんな経験を組織の中で積ませていただいたわけであります。
 2番委員がおっしゃっていただいたように、いろんなことがあったわけでありますけれども、これが1つというとなかなかよくわからないんで、これからじっくり残りの人生をかけて思い出そうかなと思っております。
 ただ、その間にいろんな方にお世話になりながら、もちろん組織の上司、同僚、先輩、部下、いろんな方々に支えられてきたのも間違いないのかなと、今この年になって考えますとやはりそのおかげで今ここに座っていられるのかなと、そんなふうに思います。
 ここ6年ほど、文教警察委員会にもこうして座らせていただいております。立場は違いますけれども、単純に言いますと24回も文教警察委員会にお世話になっているわけでございます。さらに決算特別委員会を含めますと30回近く、県議会の先生方や文教警察委員会の先生方に本当に御理解をいただいて、示唆に富んだ御意見を頂戴した中でやってこられたのかなと思っております。これもまた1つ感謝を申し上げたいと思います。
 2番委員から、せっかくそう言っていただいたんですけれども、これが一発勝負というようなものは本当になくて、ただ日々精いっぱいやらせていただいたというのが関の山で、私の警察人生はそういうものだったのかなと、そんなふうに思っております。ありがとうございました。(拍手)

○杉本地域部長
 本日は、このような機会を設けていただきありがとうございます。
 私は、昭和55年4月に静岡県警察を拝命いたしまして、沼津警察署の駅前交番を皮切りに37年間21所属で勤務させていただきました。
 こうして私の警察人生を振り返ると、例えば警察改革の嵐が吹きまくる中の当時、苦情相談の補佐をやりまして非常に苦労したこと、あるいは警備部門の仕事が多かったんですが急遽の警衛があって非常に苦労したこと、いっぱいある中で楽しかったこともたくさんありますけれども、振り返ると楽しかったことよりも苦しかったこと、つらかったことが多かったような気がします。
 そういうときに、先ほど総務部長もおっしゃいましたけれど当時の上司、先輩、同僚が支えてくれて、助けてくれて現在の自分があるのかなと思っております。そういう方々に非常に感謝しております。
 仕事の思い出ということで、最後のほうで私は警察学校長と地域部長をやらせていただいて、若手の育成というのは人一倍思い入れがあります。若手を見て非常に無限の可能性もあるし、ちょっとした教え方とか指導によって非常に伸びる子もいます。そういうことで今後も残る方には若手の育成について力を入れてやっていっていただきたいなと思っております。
 1年間、いろいろ委員の方には御指導いただいて本当にありがとうございます。お世話になりました。(拍手)

○今泉交通部参事官
 このような機会を与えていただきありがとうございます。
 私、昭和50年4月から42年間お世話になりました。高校を出て右も左もわからないときに育ててくれたのは静岡県警察でございました。お二方もおっしゃっていたように、この組織というのは非常に温かい組織でありまして、私も多くの人に支えられてきょうまでやってきました。
 この42年間を振り返りまして、私は本当にピンポイントで1つ挙げるとすれば、昭和60年8月12日に群馬県多野郡御巣鷹の尾根に日航機が墜落し520人ものとうとい命が失われた大事故であります。
 当時、私は関東管区機動隊の小隊長として現場に隊員とともに行きました。この場には夏目少年課長、源波刑事企画課長、出雲総務課長等々がおります。この仲間150人余りと一緒に現場で御遺体の収容、遺品の回収、こういった作業に当たらせていただきました。このとき活動していて思ったのは――出動した誰もが思ったと思いますけれども――漠然と感じた警察官としての誇りと使命感でした。こういったものを一緒に登った仲間と共有させていただくことで、人に尽くすことが警察の本来の仕事かなということを肝に銘じた次第でございまして、この活動の経験がその後の私の警察人生で大きく役立ったのは間違いございません。
 優秀な後輩がおりますので、今後ともどうか県民のため、また国民のために悪いやつは捕まえて、また困っている人は必ず助けるという気概で仕事に専念していってほしいと思っております。長い間お世話になりました。またこのような機会を与えていただきありがとうございました。(拍手)

○天野(進)委員
 今、お3人から言葉がありました。大変にすばらしい警察官人生を過ごされたと思います。そして何よりも、今はまだ60歳です。私は75歳ですからまだ相当の年月あるわけです。どうぞこの警察官としての経験を、これからの私たちの静岡県の平安のために御尽力をいただきたい。精いっぱいの御努力を心から期待し、感謝申し上げて、以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

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