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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年決算特別委員会文化観光分科会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:10/25/2016
会派名:公明党静岡県議団


○田内委員長
 それでは、休憩前に引き続いて分科会を再開します。
 質疑を継続します。
 では、発言願います。

○前林委員
 4人の委員の御質問で、私の用意した質問は大分回答が出ておりますので、数点、分割質問方式で質問させていただきます。
 文化と大学とスポーツですが、最初に平成27年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書8ページに、こどもたちの文化芸術鑑賞機会の提供ということで、県内中学校、高校133校から2万3376人という数字が出ております。
 9ページに載っている中学生・高校生舞台芸術鑑賞事業の実施等で数字が書いてありますが、恐らくこれは全てトータルして2万3000人という数字だと思いますが、その確認をしたいと思います。
 それから、2万3376人が多いのか少ないのかわからないんですが、例えばこれが地域の偏りとか、もし配慮があって6年間で一度は鑑賞するような配慮があるのかどうか。
 あるいは県教育委員会、市町教育委員会との連携がどうなっているのかお聞きしたいと思います。

 次に、大学関係ですが、33ページに留学生支援事業に参加した留学生数がございます。
 ずっと数字が減ってきているのが非常に心配で、平成29年度の目標は1,000人なんです。これに関連してその前のページに留学生支援事業実施委員会が昨年設けられたことが、ある意味数字が上がらないことに対する対策として行われたのかもしれませんが、この辺の状況はどうなっているのか御説明いただきたいと思います。

 それから、41ページにスポーツ関係の話があります。
 最初に、西田文化・観光部長からスポーツへの親しみということで、成人の週1回以上のスポーツ実施率がイベントや広報活動を行うことで49.7%と。これは非常に頑張ったなと思っていたら、しっかりと読んでみると70歳代のスポーツ実施率が高いことで数字を引き上げていると。逆に改善点として30代、40代の実施率の向上という新たな課題が見えてきたと私は読み取ったんですが、この辺の状況についてどのような御認識をもっていらっしゃるのか。半分の方が週に1度スポーツをしているとは思えないものですから、この数字がひとり歩きするのは怖いなと感じましたので御答弁をお願いします。
 まず、そこまでお願いします。

○小泉文化政策課長
 まず、子供たちの文化芸術鑑賞の関係でございます。
 説明書8ページ、9ページでございますけれども、6番委員御指摘のとおり県内中学校、高校133校、2万3376人というのは総計でございます。この内数につきましては再掲的な要素もあるんですが、9ページの下のほうに中高生の舞台芸術鑑賞でSPACの関係が2つございますけれども、合わせますと115校で2万1280人を含んだものでございまして、あと県で美術館とクラッシックのコンサートをセットにして県内の中学校から募集いたしまして、中学生の鑑賞事業をやっております。こちらが平成27年度の実績ですと18校で2,096人という数字になっております。

 地域的な偏り等ちゃんと回っているのかという御質問でございますけれども、見てみますとエリア的には浜松市から伊豆地域まで幅広く毎回来ていることになっております。基本的には希望のあったところについては、ほぼ採択させていただいているところでございます。

○木大学課長
 管理指標の留学生支援事業に参加した留学生数についてお答えします。
 留学生数は、大学コンソーシアムが行う留学生支援事業に参加した留学生の数でございます。留学生支援事業につきましては、例えば静岡体験ツアーとか交流を深める事業と、もう1つは就職のいろんな交流会など大きく2つに分かれております。平成26年度から27年度につきましては、新しいホームビジットといった事業を始めた関係で交流事業はふえたんですが、最近就職需要の好転等もあったことで就職支援事業が減ってトータルで223人という数字になったということでございます。
 就職支援事業は、大学コンソーシアムと国際経済振興会が協力してやっているわけなんですが、担当者によりますと、例えば今年度は企業交流会を立食のランチパーティーみたいな形でより参加しやすいよう工夫しているところでございます。またいろんな留学生の交流事業につきましては、例えば各大学の留学生支援サークルがあるんですけれども、今年度からそういったところとも連携をとってより留学生が参加しやすい事業を進めていく工夫を始めたところでございます。
 いずれにせよ、大学コンソーシアムとかと連携をとってよりよい事業にしてより留学生が参加しやすいものにしていきたいと考えております。

○都築スポーツ振興課長
 スポーツ実施率についてお答えいたします。
 平成27年度のスポーツ実施率につきましては、49.7%でございますが、6番委員御指摘のとおり30代、40代のスポーツ実施率が30%台とやや低い数値になっています。スポーツをしない理由でございますけれども、アンケートの結果によると、「仕事、家事、育児などで忙しく時間がなかった」が56%、「始めるきっかけがない」が23%ということで、スポーツを実施する機会がなかなか得られないところが要因かと思っております。
 スポーツ自体は、ジョギングでもラジオ体操でもオーケーなものですから、やはり気軽にできるスポーツ体験も含めて機会創出を図りながらスポーツ実施率を高めてまいりたいと考えております。

○小泉文化政策課長
 6番委員の質問のうち、十分お答えできていない点がございました。
 市町教育委員会との連携と、要は6年間の中での鑑賞機会でございます。
 御指摘のとおり、県の事業の関係だけでは県内の全ての生徒に対応できないことがございますので、市町の主催する事業の促進も図っていただいているところでございます。そういった中で全校に募集をかけておりますが、県に希望が来ているものについては漏れなく採択しておりますけれども、一方で市町でも積極的にやっていただく形で全体としては機会の確保が図られていると理解しております。

○前林委員
 今の3点について意見を述べさせていただきますけれども、小泉文化政策課長からお話がありましたが、やっぱり県民の文化力向上のためには子供たちに本物に触れさせることが非常に大事なことだと思いますので、この事業がより効果的なものになるようにいろんな形で広報活動とか進めて県民の文化力向上につながる施策としていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

 それから、留学生の問題ですけれども、やっぱり静岡県に来てよかったと留学生の方々に思っていただくためのおもてなしだと思っております。そういう意味で平成29年度の目標が1,000名でございますので、これもより中身のあるものに進化させていただきたいということをお願いいたします。

 それから、スポーツ実施率ですけれども、これは文化・観光部の問題とは違いますが、やはり30代、40代、50代は健康づくりのためにもスポーツに親しむことも非常に大事だと私は考えておりますので、もちろん高齢の方々のスポーツにかかわることも大事だとは思いますけれども、新たな課題が見えてきたわけでございますので、またその辺への取り組みの強化について御努力ください。

 次に、観光施策と空港について質問させていただきます。
 説明書54ページに海外誘客推進事業費として1億円余の事業費が投入されているわけですけれども、細かい説明は要りませんが平成27年度にどのような努力がなされ、どのようなものが期待できるのか費用対効果についての御認識をお伺いいたします。

 それから、これも教えてほしい部分ですが、59ページのターゲットを明確にした海外誘客促進ということで、2行目にイスラム圏からの訪日観光客の大幅な増加を見込んでいるということですが、大幅な増加という部分にひっかかりを感じたんですけれども、具体的に何か見込みがあるんでしょうか。その辺をお聞かせください。

 それから、先ほど7番委員から空港アクセスの充実についての質問がありました。私はやっぱり空港に関しては、アクセスがかなり重要な問題であると認識しておるんですけれども、その中で、平成27年3月1日から静岡空港リムジンタクシーが実施されたということで、62ページに13カ月間の利用者7,045人、年度で6,662人という数字がありますが、この数字をどう分析されているのか。先ほどアンケート結果についてはお答えいただきましたけれども、県としてどう認識されているのかお聞かせいただきたいと思います。
 以上、3点お伺いします。

○関観光振興課長
 海外プロモーションについては、観光展への出店やファムトリップ等をやっております。その費用対効果、成果についてどのように考えているかでございますが、実際プロモーション、ファムトリップによりまして、宿泊者数の増加に対して直接何%ぐらいの効果があったかという数値は正直なところ把握できてないところでございます。
 しかしながら、旅行商品の造成や現地での露出にはつながっているということで、直接的、間接的な効果はあると思っております。特に商品造成の面におきましては旅行行動に直接つながることになりますので、静岡県の認知度向上にも大きく寄与しているのではないかと思っています。
 例えば、ファムトリップで招聘しましたエージェントによる商品造成、それからプロモーションなどによる集客については、事業を実施して1、2カ月ですぐ出てくるというものではないものですから、海外事務所等のセールスも含めまして継続した情報提供、働きかけも行わせていただいております。
 成果につきましては、例えば海外事務所による招聘社や商談会参加社、または県内の商談会参加施設への聞き取り等もいただいておりまして、そういった中で一部回答のあったものから御紹介させていただきますと、平成25年度に実施しました韓国の旅行社3社の招聘事業につきましては、商品として2本の商品が造成されておりまして催行回数が55回、1,513名の集客につながっております。また12月の台湾での商談会につきましては、翌年の2月、春節時期の1カ月間で商品造成3本、238名の集客、あるいはタイにおきましても商談会を行いまして、2カ月で商品造成16本といった数字も出ております。メディア招請におきましては、広告費換算からファムトリップの経費はページ数にもよるんですけれどもおおむね3倍から12倍の効果が出ていると積算しております。
 ファムトリップにおきまして、何人集客ができたかといった事業の直接的成果につきましては、引き続き海外事務所や我々の中で聞き取り調査を行ってまいりますけれども、間接的効果をつけ加えますと各国の宿泊数増加に寄与できていると考えております。

 それから、イスラム国の大幅な増が見込まれることについては、何をもって大幅増というかでございますけれども、中国のように昨年度約3倍といった大幅な増ではないんですが、例えばタイ、インドネシア、あるいはマレーシアにつきましては、平成27年度においておおむね5%から20%程度の増加を見込んでおります。
 経済成長が著しい東南アジアでございますし、訪日客数も増加の一途をたどっていることもございますので、今後静岡県においても有望な市場ではないかと認識しております。

○板垣空港政策課長
 西部地域の乗り合いタクシーに対する評価でございます。
 西部地域の乗り合いタクシーは、静岡空港リムジンタクシーという愛称で言っております。開始した当初は400人程度が目標でございましたけれども、平成27年度末におきましては600人を超える方に御利用いただいておりまして、またアンケートによれば3割の方がビジネス利用ということで挙げております。
 浜松方面からは、従前は空港とのアクセスが途切れていたところでございますけれども、これによって西部の需要をしっかり確保できているのではないかなと評価しているところでございます。引き続きさらなる利用が進むように取り組んでまいりたいと思います。

○前林委員
 それぞれ御答弁ありがとうございました。
 海外誘客推進事業費については、これだけ御努力いただいたわけですので、成果としてしっかり見えてくるように期待したいと思っております。

 それから、イスラム圏からの観光客の増加もそうですね。期待したいというところですね。

 静岡空港リムジンタクシーについては、先ほどアンケートの結果をお聞きしましたが、もしこれがなかったらほかの空港を使っていたという声もあったということですので、やっぱりいろんな形でアクセスを改善する取り組みもこれから進めていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。
 以上で質問を終わります。

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