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委員会会議録

質問文書

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平成23年2月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:吉田 有弘 議員
質疑・質問日:03/02/2011
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○吉田委員
それでは、何点か簡潔に質問させていただきたいと思います。
まず、総合計画の着実な推進というテーマについてちょっと伺いたいと思いますけれども、今年度は新総合計画の策定に当たり、会派の提案や12月議会での集中審議など、我々も今回総合計画に実際参画させていただいたということもありまして、思い入れがある計画になっております。それゆえに、新総合計画が絵にかいたもちにならないような着実な推進が重要であると思いますけれども、今後どのように進捗管理をしていくつもりか、また、計画の実現に向けてふじのくにづくり推進基金が100億円今回計上されますけれども、どのように活用をしていくつもりなのか、あわせて伺いたいと思います。

続きまして、平成23年度当初予算の主要事業概要の1ページ目にございますけれども、大学と連携したまちづくり構想策定事業についてです。平成23年度もまた22年度と同じように500万円が計上されていますけれども、今年度どのような成果が得られたのか。また来年度はそれを踏まえてどのような方向に進めていこうと考えているのか。余り現実的な進みぐあいが見えてこないんですけれども、そのあたりを伺いたいなと思います。

続きまして、説明資料12ページになりますけれども、ふじのくにの物流シンポジウムの開催結果ということから踏まえまして、ふじのくに戦略物流推進事業というものが今回企画されるようですけれども、ビジョンとしてですね。去る1月28日に行われたふじのくに物流シンポジウムは当初の250人という予定を上回る320人が集まり、非常に物流に対する関心の深さを感じておりますけれども、その中で県内企業からも181人が参加するなど、その関心の高さと今後の期待、そして今後の取り組みのスタートとして大変大きなイベントとなったと思っております。来年度は一応ビジョンを策定するということであります。これはいろいろなところにまたがる管理局と連携していかなければならないと思いますけれども、連携も含めてどのように取り組んでいくのかということについて伺いたいと思います。
非常にこれは重要な施策になると思いますし、特にこれから、物流に対する陸・海・空の交通基盤の進みぐあいも御前崎から新東名のあたりをどのように取り組んでいくかということについて伺いたいと思います。

次に、平成23年度の広報戦略について伺いたいと思います。
来年度の組織改正により、知事戦略室と広報局が今回統合されるということになりまして、知事戦略局を新設するということを伺っております。結局、本県としてせっかくよい事業を実施しても、いかに周知徹底するかが大切だということで、広報課が知事戦略局として新たに加わる。それでこれからは変わってくるのではないかというふうな感じがしております。また知事の思いを県民へ的確にアピールすることも重要な要素ではないかというふうに考えておりますけれども、来年度の広報戦略について伺えればと思います。

最後に、説明資料の16ページになりますけれども、静岡県高度情報化基本計画ふじのくにICT戦略の策定についてです。ICTの活用というのは、県民の生活、利便性の向上はもちろんのこと、情報産業の発展に大きな影響を与えていくのではないかと私自身も思いまして、非常にこれは重要な戦略で、特にこの資料ですね、この概要を見ますと非常にすばらしい内容になっているんじゃないかと私自身も感じています。その中で長寿社会を迎え、いよいよ進んだICT技術を易しく普及することもまた大切な要因ではないかと思っています。本県において、こうした戦略的な計画を策定し、高度情報を推進することは大変意味のあることだと考えておりますけれども、今回の高度情報化基本計画についての特徴が何であるのかということについて伺えればと思っております。
それと、ICT利活用の促進の中で、病院間の診療情報の共有、遠隔医療の取り組みという部分があります。もう今既に過疎地ともいろいろそのあたりの情報交換、映像あたりも進んではいると思うんですけれども、これからどういうふうな形でこれを進めていくのかという具体的なものが伺えればありがたいなと思っております。以上です。よろしくお願いします。

○伊藤総合計画課長
まず、新総合計画の着実な推進につきましてお答えします。
まずは、新しい総合計画、富国有徳の理想郷“ふじのくに”のグランドデザインにつきましては、先月、無事策定が終わりまして、2月23日の富士山の日に無事公表することができました。この間、県議会におかれましては、各会派からの提言であるとか、またこの企画文化観光委員会でも活発な御議論等もいただきまして、そういったことをもちまして、それが血となり肉となり、いい計画ができたのではないかということで、この場をお借りしまして、まずはお礼を申し上げたいと思います。
総合計画の進捗管理でございますけれども、委員からお話がありましたとおり、計画は実行するためのものでございますので、まずは、とにかくその実行に向けて県の各担い手が総力をあげてこれに取り組んでいくことが第一でございます。ただ、それはやはり目に見える形でやっていかなくてはなりませんので、その進捗管理に当たってはきちっとした評価等をしていくことが大事であると思っています。そういった意味で、知事からも本会議等で答弁しておりますけれども、第三者の目による総合計画の進捗を評価してもらうことが大事だと思っています。具体的には総合計画審議会がございますので、それを使っていくことを考えております。まだ素案段階でございますけれども、現在の審議会での形以外に、県内の例えば行政評価の専門家の方々も入れまして、そういった専門分科会的なものをつくりまして評価をした上で、県民に諮るような形で評価をしてもらう、そんなようなイメージを持っています。
あわせて、当然のことながら県議会にもわかる形で御説明をしていかなければなりません。現在も決算審査等を活用して、そうした評価等をいただいているところでございますけれども、そういった視点にも留意しながら計画が着実に実行するということに常に配慮していきたいと思います。
そのような意味からしますと、今度の総合計画は具体的な数値目標と、約210にわたります工程表等を書いておりますので、そういった数値目標、工程表等をきちんと評価をして、それに従ってやっていく。それから、少しでも前倒しすると、そのような気持ちで進めていきたいと思っています。
それから、ふじのくにづくり推進基金の活用方針ということでございますけれども、これは条例にも書かれてありますとおり総合計画を着実に推進するために、基本計画に掲げております主な施策の中でも特に新機軸の事業を進めるための事業に充てていきたいと考えております。そういった意味で言いますと、財政状況も大変厳しい状況でございますので、新しい事業であったりとか新しい取り組みに挑戦することが難しいということがございますけれども、この基金を活用することによって、新たにチャレンジするような事業についても積極的に進めていきたいと考えております。

それから、次に、ことしの当初予算で計上いたしました大学と連携したまちづくり構想策定事業費につきまして、平成22年度の成果と23年度の方向性ということでございます。
平成22年度は構想検討事業費ということで、この構想策定に向けました検討を進めるということで予算計上をしたところでございます。
具体的にどういう形でこの事業を進めてきたかと申しますと、この事業にかかわる関係部局、具体的に言いますと企画広報部、それから文化・観光部、それから都市計画等を行っています交通基盤部、あわせてSRI等も入れまして、若手中堅の職員によりますワーキンググループを結成いたしまして、延べ7回ぐらいの会議、具体的にはその会議の事前の調整等もございました。あわせてこのまちづくりの担い手となります学生とも例えば意見交換会としましてワークショップを開催したりということも延べ7回ほど行うなどいたしました。特に実際のまちづくりを進める上での担い手となる大学であるとか、それから学生たちの声をまず聞こうというところからワーキンググループには活動をしてもらったところでございます。
その中で、各大学の学長さんであるとか、それから地域とかかわりながら研究活動を進めていく各大学の先生方のお話を聞いてみたりとか、学生にアンケートを実施したりとか、先ほど申し上げたワークショップ等を通じまして、学生が今何を求めているかと、そんなことを聞きまして、この3月には正式にワーキンググループからの提案が出てくる、そんな段取りで進んでいます。
そのワーキンググループからは、必要な視点として、魅力ある学習環境をつくっていく。もう1つの視点として、魅力のある生活空間をつくっていく、そういった大きな2つの視点の中で、これを具体的なフィールドとして東静岡を中心とした地域にどういうふうに当てはめていくのかということを提案していただくというふうな段取りで進めているところでございます。
それで、もともとこの中には東静岡の県有地の活用ということもございましたけれども、こうした機能の提案がまだ全部終わっていない段階ですので、具体的な施設の提案までは至らない段階でございます。その東静岡駅南口の県有地の中に古代東海道があるということで、これをうまく機能として利用できないか、そんな視点なんかも具体的な土地利用の観点としてワーキンググループから出ているところでございます。
平成23年度は構想策定事業費ということでございますので、検討を進めたワーキンググループの案というのをベースにしまして、県として方向性を固めまして、今度は具体的な担い手となります大学であるとか、それからあと文化関係施設であるとか、関係者との合意を得た形の中でグランドデザインが描ければと思っています。
それから、もう1つ、この仕事を進めていく上では、個別の大学以外に大学間の連携というネットワークを強化することが必要でございます。これは仕事としましては、文化・観光部が中心になっていますけれども、ネットワークを大学コンソーシアムにまで発展させようということで、その準備にかかる経費等を文化・観光部のほうでも計上しているところでございます。
それから、大きな課題といたしまして、このまちづくりというのは県だけではなくて、地域の自治体との連携も必要でございます。そういった意味からしますと、この東静岡というのは静岡市との連携ということが非常に重要であると思っています。
静岡市との関係で申しますと、ぎくしゃくした関係から具体的に話し合い検討する場ができたところでございますので、来年度につきましては、こうした市との話し合い、連携、それから共通認識を高めるという部分につきましても十分配慮しまして、具体的に実効性があるような、それから夢があるような構想ができればと考えているところでございます。以上です。

○山口地域政策課長
ふじのくに戦略物流推進事業についてお答えいたします。
ふじのくに戦略物流推進事業で、今回、ふじのくに戦略物流ビジョンの策定を行っていくわけでございますが、この戦略物流ビジョンにつきましては、大きな目的といたしまして、静岡県が物流先進県として発展すること、それともう1つが物流産業を静岡県において主力産業として育成していきまして、次世代産業の創出といったものに役立てていくことを考えております。
そのために、戦略ビジョンにおきましては、陸・海・空の交通ネットワークを活用した物流産業の振興、それと効率的な物流システムの構築による県内産業の活性化、それと県内の物流効率化による地球温暖化対策への積極的な促進を検討してまいりたいと考えているところでございます。そのためには、先ほど委員の御指摘があったように、企画広報部だけではなく、全庁にかかわることでございますので、関係する各部局が参加するプロジェクトチーム、今考えているのは戦略物流プロジェクトチームといったものを立ち上げまして、各部局の意見も聞いていきたいと考えております。
関係する部局といたしましては、まず産業の関係ですので経済産業部、また交通基盤を活用することから交通基盤部、また環境に関係することからくらし・環境部、そういったところの関係する各課にプロジェクトチームのメンバーに入っていただきまして、ともに戦略物流ビジョンをつくっていきたいと考えておるところでございます。
それぞれの連携の仕方としましては、プロジェクトチームに入ってもらう各課におきましては、課の職員の兼務を考えてまいりたいと思います。
また、この戦略物流ビジョンにどのように取り組むかということでございます。シンポジウムをやりまして、各産業界、民間の企業の反応が非常に大きかったということもございますので、なるべく民間の方々の意見も積極的に取り入れまして、官民連携のもとに意見を反映するものをつくっていきたいと考えているところでございます。
シンポジウムでは、委員からもありましたように、当初の予定よりも非常に多くの人数の方に来ていただきまして、特に民間企業の方々に非常に関心を持っていただきました。また後ほどのアンケート、さらに終わった後の皆様方の意見を聞いてみますと、静岡県はやはり物流に対して非常にポテンシャルが高いということも認識をしていただきました。また物流産業が静岡県のものづくり産業等にも非常に関係するといったような意見も聞いております。また他県におきましても、各業界紙等も静岡県の物流の取り組みにも非常に関心を持っているといったような情報も得ております。この物流ビジョンをしっかりしたものにしていきたいと、そのためにも全庁を挙げて行うとともに、各県内の民間企業の方々の意見も取り入れていきたいと考えているところでございます。

○伊熊広報局長
平成23年度の広報戦略についてでございます。
今回、知事戦略室と広報局を統合いたしまして、知事戦略局に再編したということでございますので、新しい知事戦略局長のもとで、県政方針、知事戦略にかかる情報の把握と同時に県民への広報を効果的に、効率的に行うということが可能となりまして、情報発信機能が大変強化されたと思っております。
具体的には、今年度策定いたしました県政の基本方針でございます富国有徳の理想郷“ふじのくに”づくり、この実現に向けまして各部局と連携し、県民の県政への理解と協働を促すためのこういった広報を積極的に展開していきたいと思っております。
具体的には、キーワードであります「住んでよし 訪れてよし」、「生んでよし 育ててよし」、「学んでよし 働いてよし」、こういったキーワードを具体的な事業と連携させまして、その趣旨、具体的な事業内容をわかりやすく県民に伝えるということで県の主要施策の方向性を示し、県民の参加を促す形で積極的にさまざまなメディアを使いまして広報効果が検証できるような方法もあわせて検討しながら進めてまいりたいと思っております。以上でございます。

○鈴木情報統計局長
高度情報化基本計画の特徴ということでございます。今回の高度情報化基本計画では、引き続きICTの利活用について、今後重点的に進めていく必要があるという認識のもとに、既に整備をされています情報通信基盤を生かした新しい技術を積極的に活用して、防災や先ほど委員からお話がありましたけれども、医療といった分野でのICTの利活用の促進を主要な柱の1つに位置づけますとともに、引き続き光ファイバー網等に代表されます基盤整備も着実に進めていこうということでございます。
また、特にICTの進展によりまして、新たな犯罪ですとか、誹謗中傷といったトラブル、また個人情報ファイルを格納したUSBメモリーの紛失といったような情報漏えいの問題も多く発生をしてきております。いわゆるICTの影の部分といったようなことになるかと思いますけれども、そういった部分も新たに柱に加えまして、安心・安全な情報利用環境の実現として進めていこうというふうに考えております。
また、医療の関係ですけれども、添付資料にあります病院間での診療情報の共有、遠隔医療への取り組みの資料です。これは県立病院機構が国の補助金を使ってしずおかバーチャル・メガ・ホスピタルという形で現在進めているところで、担当所管をしておりませんので詳しくはわかりませんけれども、県立総合病院を中心に、志太榛原医療圏の市立病院間をネットワークでつなぎまして、患者情報ですとか診療情報等を共有して、地域医療連携を図っていこうという取り組みのように聞いております。以上でございます。

○吉田委員
丁寧に御説明いただきましてありがとうございました。
最初の大学と連携したまちづくりについて伺いたいと思います。
平成22年度につきましては、どちらかというと、ワーキンググループで具体的な部分というよりも、声を聞くことを重視したアンケート調査ということで進められたということはよくわかりました。平成23年度につきましては、グランドデザインですとか具体的にどういうふうなものが出てくるかということに対して非常に私自身期待しています。先ほど課長からのお話の中ではグランドデザインをどの程度まで描けるかという話がありましたけれども、そのもう少し細かな部分を伺いたい。
もう1つが、今回まで予算が500万円。これからは例えば東静岡市をある程度の形に持っていくためには、予算的にも平成24年度ぐらいからかなりやって、もっと違った角度からつくっていかなければいけないと思うんですけれども、工程表、スケジュールについて伺いたいと思います。

それから、あと物流につきましてですけれども、先ほども重要な計画の1つだと。今回シンポジウムも盛況に終わり、中身もあったということで、また今後もシンポジウムは開催していくのかどうかということ。
あと、もう1つが、官民連携というのが非常に大事だと思いますし、その中で特に情報発信が民間企業に対してやはり内容のあるものからやりたいと。こういう意味では特に官民連携、また情報の共有化ということについての今後の進め方について伺いたいなと思います。

それから、ICTの説明はよくわかったんですけれども、安心・安全な情報利用環境の実現ということが重要だということで、特に今子供たちが学校教育の中でフィルタリングだとかいじめの問題とかもあるんですけれども、そのあたりについてこのICT戦略の中での考え、具体的な進め方を伺えればと思います。以上です。

○伊藤総合計画課長
まず、今年度の部分で話を聞くということが中心だと申し上げましたけれども、ワーキンググループでは最終的な提案までしてもらう予定でございます。そういった意味でまだ全体はまとまっていないので、今の段階のいくつかの例を申し上げます。
ワーキンググループですので、本当にアイデア的なものも含まれていますけれども、2つの視点で申し上げます。
まず、魅力ある学びの環境という視点で申し上げます。例えば1つの例を申しますと、大学、学部、学科を超えた教育環境を整えようということで、例えば理系、文系の枠を超えた科目選択であるとか、異分野の連携ゼミをつくろうであるとか、単位互換制度を更に拡充しようであるとか、共同講義であるとか共同大学院みたいなのもつくったらどうかと。あわせて、地域にあります文化芸術施設と連携いたしました立体教育みたいなものもやったらどうかというような案も出ております。
それから、産学官公民連携を推進しましょうという視点で、例えば企業であるとか学術分野のトップの方々に講座をやっていただく、リレー講座を開催したらどうか、それからそういったサロン的なものをつくって学生が参加できるような場をつくったらどうか、それから大学教職員の資質向上が必要じゃないかという点で、学生による教員評価制度を導入したらどうか、さらには外国語教育――これからグローバル化した時代にはそういったことが必要であろうということで――外国語教育をレベルアップするための方策の展開、それから例えば利便性を高めるという部分で24時間展開できるような図書館を考えたらどうか、こういったさまざまな意見が出てきまして、そういったものが本年度ワーキンググループの提案としてまとまってきます。これは今申し上げましたとおり、あくまでアイデアも含めたものですので、ある程度方向性を固めた上で具体的な実効性のあるような構想にしていくということで、来年度は大学であるとか、それから文化施設であるとか、そこの合意を得る中でグランドデザインをまとめていきたいということで、中身を実効性があるものにブラッシュアップしていくと、そういう形での展開を考えております。
それから、これを進めていく上での今後の展開ということでございますけれども、まず1つは、ソフトの部分を立ち上げるということでございますので、一番必要なものは大学コンソーシアムを立ち上げるということだと思っています。これはそんなに大きなお金がかかるものではないと思っています。
もう1つは、こうした機能をやっていくための拠点施設という部分がございます。その拠点施設の場所として考えておりますのが、東静岡の情報センターゾーンと呼ばれているところでございますけれども、ここの部分は、現在グランシップの駐車場として使っておりまして、ここを使おうとするためには別途駐車場を確保とか、それからあとまだ埋蔵文化財の調査等が残っておりますので、時間的にはそういうことをクリアするためには、あと数年はかかると思っています。そういった意味で、具体的にそういった施設をやっていこうということが固まりまして、建設に着手するための経費の計上というのがなかなかまだすぐにということではございませんので、まずはクリアするべきことはネットワークを立ち上げるためのコンソーシアムをいかに早く立ち上げるかということ。それと、土地利用ができるようなそういった条件を整えるために、先ほど申し上げた駐車場の確保とか、埋蔵文化財調査をまずやっていくことが当面の課題というふうに考えております。以上です。

○山口地域政策課長
物流シンポジウムの関係でございますが、今回、物流シンポジウムをやらせていただきまして、県民の方々に物流とはどういうものか、また静岡県の物流の持つ可能性が十分にわかっていただいたことと思います。
今後、静岡県の物流をどのような形で進めていくのかというのを来年度検討していくわけでございますが、物流施策を展開するためには官民ともにやっていくのが非常に大事だと考えていることから、このシンポジウムは民間の方々に県の施策を理解してもらうために非常に大事なものであると考えているところでございます。そういったことから、来年度、本県のこの物流ビジョンをある程度まとめていく中で、このシンポジウムを官民連携の1つの重要な手法として考えていきたいと考えております。
それから、官民連携の手法でございますが、まず周知につきましては、中小企業や農林水産業者の物流に関する需要調査をやることになっております。アンケート調査をとりまして、積極的にそういったアンケート調査をもとに、皆様方のところに県の職員がそれぞれ調査に行くことが非常に大事だと思っています。調査をやっていく中で、それらの得た情報につきましてもホームページなりを起こしていきまして、民間の方々にも周知していきたいと考えております。
また、この物流は、静岡県におきましてもまだ緒についたばかりでございますので、来年度ふじのくに戦略物流研究会も予定しておりまして、そこには積極的に民間企業の方々の意見を聞く場として運営していきたいと考えております。そういった勉強会の成果等につきましても、この物流のホームページを設けまして、民間の方々にも積極的に情報の提供を行っていきまして、情報の共有化に取り組んでいきたいと考えております。

○樋口情報政策課長
安心・安全な情報利用環境の実現に関してのうちのフィルタリングの関係です。小中学生の親子に対して携帯電話のメールやインターネットの利用における危険性等についての意識啓発を行います。教育委員会等が中心になるかと思いますけれども、その意識啓発を通じてこのフィルタリングサービスの普及を図っていきたいと考えております。以上でございます。

○吉田委員
よくわかりました。
1つだけ、大学と連携したまちづくり構想策定事業で、まだ今の現段階ではまちづくりって要らないんじゃないかと思うんです。特にソフト部分が中心だという感じです。学習部門中心で、実質、空間部分、まちづくり構想というのは現時点では全くないんじゃないか。そのあたりがやっぱり進め方として、何か言葉が大きすぎる感じがあります。そのあたりだけちょっとまた検討してもらったらいいのかと。これは意見です。よろしくお願いします。

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