• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年12月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:土屋 源由 議員
質疑・質問日:12/15/2014
会派名:自民改革会議


○土屋委員
 大体質問も出尽くしたようなので、自分は分割質問方式で何点か確認させていただきたいと思います。
 まず空港アクセス向上事業費。
 先ほど7番委員からも詳しくお話がありました。その中でちょっと疑問に思ったのが、年間2,500便のジャンボタクシーを動かすという話だったので、そうすると1日平均7便ぐらいになるのかなと。ジャンボタクシーを7回動かして、1回につき1.5人から2人を動かすという数字になるのですけれども、会社と富士山静岡空港間の運行という形になっていますが、会社に迎えに行って富士山静岡空港まで行きます。それでそのままそのジャンボタクシーは帰ってくるのかというのが1点疑問に思いました。というのは片道が1時間半かかかれば、当然半日かかってしまう。それが車1台とか何台かを用意するという形になると、先ほど2万円という話がありましたけれども、ジャンボタクシーを1日借りると五、六万円かかってしまうと経験の中で思ったので、その辺の数字がちょっと自分の中では整理できなかったものですから、どういうやり方になるのかをもう少しわかりやすく説明していただきたい。

 それから、説明資料の3ページですが、先ほど3番委員からも留学生の質問がございました。
 この中の(2)留学生の生活についての2行目に日常生活、学校生活ともに日本人との交流ができないことに不満を感じているという文言があります。また、一番下の3今後の対応の2段落目に外国語による授業などの取り組みが進んでいないことがわかったと書いてあります。
 また、次世代人材育成特別委員会で視察に行ったところは、授業が全部英語で日本の学生も英語を使わなければいけないという形になって、生活をしていく中で日本語を覚えなければならない、逆に日本の学生は英語を覚えなければならないという両方の学生の勉強になっていました。また寮生活のような形になっており、留学生と日本人で相部屋という形なので、当然その中で海外から留学されてくる学生が日本語を覚えるきっかけにもなっているのを視察で見ました。 
 こういう方法も日本の学生が海外に出ていくための準備にもなるのかなと思いましたが、この資料を見る限り静岡県内では行われていないのかなと思いました。留学生が戻ってそういうところがありますよという話になれば英語ができる学生は当然来やすいということにもなってくるわけですから、そういうことは考えていないのか、1つお聞きしたいと思います。

 それから、これも質問がありましたが、説明資料6ページのしずおか型DMO形成事業です。
 私は、伊豆地域在住なので伊豆南部のことを聞きたいんですけれども、3の今後の展開ということで来年度から伊豆半島北部地域でも準備を進め、平成28年度からは伊豆半島を一体的に紹介するツアーセンターを構築する予定と書いてあります。
 また、2事業概要に伊豆南部で先行し、下田市観光協会が実施主体となって6市町で事業を進めていくということになっています。この中に32のプログラムとありますが、どういうプログラムなのか。集客見込みのところに、夜桜等イベントを活用した誘客プログラムと各体験プログラムという2つが書いてあるわけですけれども、どのようなものがここに入ってくるのか。全部でなくてもざっくりでも結構ですので内容を教えていただきたい。

 それから、下田市観光協会は一番南になりますので、3今後の展開の中で伊豆半島を一体的に紹介するツアーセンターを構築する予定というのは、どのように展開をして1つにしていくのか、その辺の方向性を教えていただきたい。以上について質問させていただきます。

○橋空港政策課長
 富士山静岡空港の2次交通の改善に関する乗り合いタクシーの運行の関係でございます。
 運行につきましては、浜松市内から富士山静岡空港まで、それから富士山静岡空港から浜松市内までという形になります。基本的には小型タクシーとジャンボタクシーを併用するわけですけれども、乗る人数によって多少回るところが変わってきますので、経費的にはなかなか言いづらいのですけれども、先ほど1番委員がおっしゃったように2万円少しいくかなということです。事業者ともこれから調整をしていきますけれども、例えば往復で利用した場合でも、実費負担分である片道運行料金プラス高速料金と一般道の分が若干付加されますが、1番委員がおっしゃったような4万円とか5万円という額になることはないと考えております。往復2万5000円くらいで運行ができるということで御理解いただければと思っております。以上でございます。

○木大学課長
 留学生の生活実態調査に関する御質問であります。
 英語による授業ですけれども、調査した大学21校のうち、行っている大学が5校ということでございました。宿舎についても用意している大学は5校でございました。
 最近、国ではスーパーグローバル大学創成支援という形で大学の国際化をすごく支援しており、その方向で動くように誘導していますので、県内の大学はそこまでいきませんけれども、英語による授業を少しずつふやしていく方向で進んでいると思います。
 今後、1番委員がおっしゃったとおり英語による授業をどんどん進めていくとか、宿舎についても留学生だけにすると孤立してしまうので、必ず日本人が入るということで検討している大学は全国で多いかと思います。本県の大学についてもそういった情報を提供しながら、少しでも留学生と一緒にやっていく形ができるように支援していきたいと思っております。以上でございます。

○掛澤観光政策課長
 伊豆南部エリアでどういう商品がつくられているのかという御質問です。
 説明資料にもありますとおり、夜桜等イベントを活用したもの以外に、幕末ゆかりの地の下田市で坂本龍馬に扮したガイドがなまこ壁の家や伊豆石の蔵などを紹介したり、お寺に行っていろいろ説法を聞くというようなツアー。あるいは来年の大河ドラマのテーマになります吉田松陰ゆかりの地をめぐるツアー、そば打ち体験、干物づくり。またこれから爪木崎が水仙でいっぱいになりますけれども、爪木崎ツアー、伊豆早春フラワーウオーキング等の自然や歴史を含めた商品をいろいろ用意して、いつでも気軽に旅行商品が選べるような仕組みをつくっております。

 それからもう1点、今後の展開です。
 現在、伊豆南部エリアで始めましたけれども伊豆北部エリアでも同じようなツアーセンターを今後つくっていくことを考えております。伊豆南部エリアを成功させまして平成27年度に準備を進めて、伊豆南部エリアあるいは浜名湖エリアでの成功事例や成功に至ったときのいろいろなノウハウを生かしながらツアーセンターの準備をし、市町の理解を得て、平成28年度に伊豆北部エリアにもつくっていきたいと思っております。
 これは目標ですけれども、平成28年度中には伊豆南部エリアと北部エリアのツアーセンターを統合いたしまして、伊豆は一つという形のものにしてまいりたいと考えております。以上でございます。

○土屋委員
 もう一度聞かせていただきたいのは、空港アクセス向上事業です。
 1年間毎日同じ台数の乗り合いタクシーをやって、いつの時期が使いやすいとかを検証するために社会実験をやるのか。それとも利用する会社が10社も20社もあったら、そのときにはそれだけ出すのか。社会実験とすれば1年間通した中でいつの時期が使いやすいかを検証することで、利用時期とかいろいろなことがわかってくるのかなと思いますが、その辺のことを先ほど聞き忘れてしまったので、もう一度お願いします。
 それから、実際に運行するときに、例えばあるタクシー会社が手を挙げて受けたとして、その回数が多く、使い勝手がいいという話になれば、当然別のタクシー会社がうちにもお願いしますという形で手を挙げてくる可能性があるわけですよね。こういう場合はどういうふうに対応するのか。

 それから、先ほど行きも帰りもやりますということでしたけれども、帰りに利用する人がなければ、空で帰ってこなければならないわけですし、逆に帰りだけお願いしますと言ったときに、行く人がいなければそこで車を用意しなければならないというようなことになりかねないのじゃないかなという心配があったので、その辺のことをどういうふうにされるのかを伺います。

 それから、しずおか型DMO形成事業で、伊豆のせんたんツアーセンターと一番上に書いてあるものですから、伊豆半島の一番南にせんたんツアーセンターができて、平成28年度に別のものができるという話ならば2つになるわけですよね。ですからその辺をどういうふうに今後の展開という意味では考えているのか、再度お聞きしたいんです。

○橋空港政策課長
 乗り合いタクシーの運行について、再度御説明いたします。
 乗り合いタクシーの利用について限度があるのかという質問がございましたけれども、基本的には限度は設けてございません。今回の乗り合いタクシーについては予約制ということで実施させていただくことになっております。タクシー事業者ともこれから詰めていくわけですけれども、基本的には1事業者が窓口となって、そこから効率的に回していきます。例えばA事業者が、この日はやりますよと言ったときにはA事業者がその運行をやるとか。ジャンボタクシーは西部地域だと大体17台くらいございますけれども、そういったものをうまくローテーションをかけながら予約をとって効率的に回していく形を考えております。
 したがいまして、例えば20件というたくさんの予約があった場合はどうするのかという話がございましたけれども、そういった場合についても事業者間で調整していただいて、うまく回してもらう形をとりたいと考えております。
 現在、西部地域ではジャンボタクシーを持っている事業者が6社ほどございますので、こちらに声をかけさせてもらって、できるだけ参画いただけるように働きかけをしていきます。

 それから、帰りだけの予約の場合はどうするのかということでございますが、これにつきましても基本的には浜松市のタクシー事業者にお願いしたいと思っております。ただ、やはり予約をしてキャンセルといったものも出てくる可能性がございます。県としては、富士山静岡空港に現在入っておりますタクシー事業者もジャンボタクシーを持っているところがございますので、そちらの事業者にも御参画いただいて、円滑に運行できるようにしていきたいと考えております。

○掛澤観光政策課長
 平成28年度に伊豆北部エリアにツアーセンターをつくるということで、南部エリアの伊豆のせんたんツアーセンターとまだ場所は決まっておりませんが北部エリアのツアーセンターを機能的には残していきます。
 それから修善寺総合会館を工事して、平成28年度から供用開始という予定になっております。ここに平成27年度に設立予定の伊豆半島グランドデザイン推進組織が入ります。北部エリアのツアーセンターそれから伊豆半島グランドデザイン推進組織が入る修善寺総合会館が伊豆中央エリアのツアーセンター的な役割、それから伊豆南部エリアの伊豆のせんたんツアーセンターの3つで訪れた方に旅先でいつでも気軽に旅行を楽しんでいただける体制をとっていきたいと考えております。以上でございます。

○土屋委員
 総合計画後期アクションプラン評価書案147ページを見ていただきたいんですけれども、下のほうに富士山、伊豆、浜名湖といった世界水準の観光資源に加え、地域資源を活用した着地型・体験型の商品を一元的に提供する世界水準の仕組みを構築することで、世界水準の観光地づくりを実現していくとあるけれども、この世界水準というのが何なのかがわかりませんので説明してください。
 次のページの上から4行目のところに、静岡流おもてなしの体制の整備を図るとありますが、静岡流のおもてなしというのは何なのか。ちょっと新しい言葉を余りにも使い過ぎるのではないかと思います。説明をしていくものには、余りとっぴなというか、今まで使っていないような言葉を使うべきではないと思ったので、その辺をしっかりと教えていただきたいと思います。

○神山観光振興課長
 これまでに富士山がまず世界文化遺産登録をされまして、その次に静岡の茶草場農法ということで世界農業遺産。さらに南アルプスのエコパークが世界的に認定されました。今後は韮山地区の反射炉と我々が世界に誇れる観光資源がございます。
 こうしたものを世界に誇れるという意味で、世界遺産への登録、世界に認定されたということで世界水準という言葉を使っております。そういう意味で御理解いただければと思っております。
 また、静岡流おもてなしということですけれども、静岡県の世界遺産、例えば茶草場農法等がございますけれども、ここではお茶を飲んでいただき、お茶の効能も知っていただいた上で健康になっていただく。さらに伊豆半島の温泉地に行っていただいて、そこで心身ともに癒やしていただくというようなことを考えております。こうした静岡県の資源をフルに活用しまして、観光客の方々をおもてなししていくという意味で静岡流おもてなしと考えております。以上であります。

○土屋委員
 大体そういう説明をするのかなと思っていましたけれども、そういう世界水準のものというのはわかります。だけどここには、世界水準の仕組みを構築すると書いてあります。ということは現在はその仕組みが世界水準ではないととれる部分に世界水準という言葉を幾つも使っているのがわからない。
 そして、静岡流おもてなしというのは、確かにそういうものはあるかもしれないけれども、静岡流のおもてなしとは理由がちゃんとあってこういうものですとしっかりと説明ができるものでないといけないと思います。やっぱりこういう資料の中で、急にそういうものが出てくると何のことかわからないと思ってしまいますので、こういう文章の中では言葉の使い方も選んでいただきたいと要望して終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp