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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:渡瀬 典幸 議員
質疑・質問日:12/15/2014
会派名:自民改革会議


○渡瀬委員
 3点ほど一括質問方式で質問します。よろしくお願いいたします。
 まず、委員会説明資料の22ページになります。
 議案第164号に関しまして、ふじのくに茶の都しずおかの拠点づくりについてお伺いします。
 この12月補正予算によって、島田市お茶の郷を茶の都しずおかの拠点として活用するための計画の策定や、活用に向けた事前調査に着手するようでありますけれども、拠点としてどのような機能を持たせていく予定であるのか、方向性についてお伺いいたします。

 次に、委員会説明資料の11ページです。
 山本委員も質問したところでありますけれども、静岡県産業成長戦略の案の概要の中の戦略3、戦略4について、平成27年度に仮称成長企業サポートセンターの設置という部分があります。これは本会議で、当会派の東堂議員が質問した内容ですが、地域企業を支援するための新たな組織も検討されているようであるがという質問に対して、新たな組織にはいわゆる目きき委員会的な機能を持たせ、成長が見込まれる企業に対して産業界、金融界、産業支援機関が一体となって集中的に支援するといった答弁をいただいているわけでございます。
 この仮称成長企業サポートセンターの体制、内容や機能について、現在の状況はどのような形になっているのか御説明をお願いしたいと思います。

 3問目が、委員会説明資料の27ページです。
 イチゴの新品種「きらぴ香」でありますけれども、私もスーパーに行きますが、まだ店頭で見たことがないものですから残念に思います。
 資料の5の今後の取り組みの中で、平成30年度には県産イチゴの80%を「きらぴ香」が占めるように普及を推進するとありますけれども、現在県内の14JAでは6ヘクタールの試験栽培にとどまっているようであります。
 目標は80%ということでありますので、今後の普及に向けた計画はどのようになっているのかお伺いいたします。

 また、この果実の特徴を生かした高級感あるブランド戦略を図るということでございますけれども、その戦略はどのようになっているのかお伺いいたします。

○岡茶業農産課長
 茶の都の拠点ということでございます。
 茶の都の拠点といった場合に、お茶の産業、文化、学術、観光、それらの機能を持ったところが拠点と考えております。
 特に、島田市お茶の郷については、今までお茶の歴史文化、また海外のお茶といったものの紹介をすることを中心とした施設です。特に産業面でどのように生かしていくかということで、県産のお茶やその産地を広くPRしたり、新商品を紹介し、デビューする場と考えております。
 それから、訪れた方に茶業の体験をしていただいたり、生産工程やお茶の効能について非常に関心がありますので、そういったことを広く知ってもらう場として考えております。以上でございます。

○望月県理事(産業戦略担当)
 仮称でありますが、成長企業サポートセンターの機能と体制についてお答えをいたします。
 先ほど山本委員からもお話がございましたように、やはり国内外の市場に対して新たな製品を導入していくというようなことが強力に求められております。特に中堅クラスの企業への支援が重要ではないかというような御意見が産業成長戦略会議の中でございました。
 国でも、来年度からこうした中堅企業の海外展開なり海外販路開拓を強力に推し進めようという方針も打ち出されております。
 一方、我々県では、7月から8月にかけまして産業支援機関のあり方の検討を行いました。その中で、既存の産業支援機関の機能の強化、また連携強化といったものに加えまして、いわゆる中堅クラスの企業への支援体制が少し弱いのではないかということも議論になりました。
 そうしたことから産業界、金融界、産業支援機関と行政が一体となって、こういった伸びしろのある企業へのサポートをしていく必要があるんじゃないかという議論になっております。そのために、県内のすぐれた技術なり製品を持っている企業の掘り起こし、選定、そういった企業と意見交換をさせていただく中でどのようなサポートが必要なのかというようなことを見出していきます。
 また、新しい製品開発や販路開拓といったところにどうアタックしていくのか。そのためのマッチングの支援、企業間連携についてのサポートをしていくような機能が必要なのかなと考えております。
 そのための体制といたしまして、官民が一体となって支援体制を組もうということで考えております。そのためにアドバイザリーボードについても現在行っていますその産業成長戦略会議のメンバーの中から何人か入っていただく。また外部のそれぞれの分野の専門家の方にアドバイザーになっていただいて、いろいろな御意見をいただきながら進めたいと考えております。
 現在、官民でどのような形で構成するのかということは、関係の方々と調整を図っている最中でございます。以上です。

○杉本みかん園芸課長
 「きらぴ香」の普及について、まず1点目に、今後の普及に向けた計画についてお答えいたします。
 「きらぴ香」でございますが、現在県内の14JAの代表者によりまして6ヘクタールで試験栽培を行っておりまして、あわせて首都圏と県内の特定市場で試験販売を行っております。
 その状況を踏まえまして、来年度以降も面積を拡大しながら栽培技術を確立し、普及するとともに、無病苗の生産と供給体制を構築して、3年後の平成29年度には目標栽培面積を100ヘクタール、そして平成30年度には128ヘクタールにまで拡大して、県内のイチゴのシェアの80%を目指す計画で進めております。
 普及に向けた計画につきましては、静岡県いちご戦略協議会で検討を進めておりまして、県の総合計画や経済産業ビジョンにも位置づけております。安定、多収で生産者の所得向上が見込めること、また連続収穫ができまして計画販売ができるということで、「きらぴ香」を普及していくことで、今後のイチゴ産出額の向上と規模拡大を推進して、強い経営体や産地の育成に取り組んでまいりたいと考えております。

 そして、2点目でございますが、果実の特徴を生かした高級感のあるブランド戦略はどのような戦略かということでございます。
 この「きらぴ香」の果実の特徴でございますが、非常に艶と甘みと香りがあります。委員会説明資料の27ページの品種の特性というところに、果実の特徴をあらわすキーワードとして掲げておりますが、「きらきらとした宝石のような輝き」、「みずみずしく、なめらかな口あたり」、「品のよい甘みとフルーティーな香り」の3つをブランドコンセプトとして決めました。この特性を確実に発揮する果実を販売できるように、栽培技術の確立と普及、品質管理の徹底を図ってまいることにしております。
 販売単価が高い11月から出荷が可能ということで、収穫期を通じて連続して収穫できることから、時期的に計画的な販売を進めていくことにしております。
 そして、販売のメーンターゲットですが、品質を見る目や購買力、情報発信力があるということで、30代、40代の高級志向の女性を考えておりまして、今後メディア等の活用を図りながらブランドコンセプトに合った情報発信を行ってまいりたいと考えています。
 あわせて、品種名の商標の登録を連携して行うことや、県内限定生産とすることによりまして県全体のブランド力を高めるとともに、保護にも取り組んでまいりたいと考えております。日本一のイチゴを目指しまして、今後「きらぴ香」のブランド化を進めていきたいと考えております。以上でございます。

○渡瀬委員
 ありがとうございました。
 茶の都しずおかの拠点づくりということで、新商品の紹介や体験は本当に必要なことだなと思いますけれども、本当の意味でお茶の普及ができて、それによって体験してもらう、新商品を飲んでもらうといったことで恒久的に続くように、せっかくつくるんですから、そういった取り組みをぜひともお願いしたいと思います。

 「きらぴ香」ですけれども、栽培面積を平成30年度に128ヘクタールまで拡大するということで、それはそれでいいんですが、県産のイチゴのシェアの80%を目指すという意味は、残りの20%は違う品種も生産するという意味なのか、その辺を教えてください。

○杉本みかん園芸課長
 今、県内の主力品種は「紅ほっぺ」となっておりまして、85%のシェアを誇っています。それも拡大していきまして、「きらぴ香」を128ヘクタールにまで拡大すると、シェアが逆転して80%が「きらぴ香」、残りの20%が「紅ほっぺ」になるということです。この数字はJAグループの共販の人たちのシェアになります。以上です。

○渡瀬委員
 ありがとうございました。
 私は「紅ほっぺ」も好きなんですが、「章姫」も好きで、そちらのほうが甘いような気がします。「きらぴ香」の品のよい甘みというのを期待したいと思いますので、ぜひとも頑張っていただきたいと思います。以上です。

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