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委員会会議録

質問文書

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平成23年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田形 誠 議員
質疑・質問日:07/05/2011
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○田形委員
 7番委員の田形誠でございます。よろしくお願いいたします。
 私からは、大きな柱としまして4つあります。
 まず1つ目に、草薙球場の改修工事に関することです。2つ目に、清水港、田子の浦港に関することです。そして3つ目、津波対策、そして最後4つ目に遠州灘海岸の侵食対策についてお伺いをさせていただきます。
 まず、草薙球場の改修工事に関することなんですけれども、私が所属しております民主党・ふじのくに県議団の野澤義雄会長が、6月定例会の本会議において代表質問をされたうちの1つの事項でございます。この質問を受けて知事の答弁としまして、室内練習場の併設、外野スタンドの改修について、「プロ野球のホームグラウンドになり得るようなそのようなことに耐え得る検討を進めるようにしております。誠に本県は野球の聖地であり、その聖地にふさわしい施設整備を進めてまいる所存でございます」ということでありました。そこで、この改修工事に関して、知事の答弁を受けて私から3つと、あとは私、浜松市の人間ですので、1点、浜松の新球場に関して質問をさせていただきます。
 まず初めに、1つ目なんですが、室内練習場の整備とありますけれども、具体的にどのような設備を計画されているのか。そして、またどこに設置をされるのかということについてお伺いをします。
 2つ目に、外野スタンドの設計について、プロ野球仕様ということで、ちょっと私は認識したんですけれども、その点に関して具体的にどういうことなのかをお尋ねします。
 3つ目に、プロ野球のホームグラウンド、知事の答弁の中にも雨天時の練習ですとかキャンプ、合宿等で利用できる室内練習場の併設というふうにあります。この公式戦やキャンプを誘致しようというのは、非常に夢のあるとってもいいことだなと私も思うんですけれども、具体的にそういったプロ野球球団からの打診があったりとか、興味を示されているところが実際にあるのかどうかということについてお伺いをします。

 そして最後4つ目です。私の住んでおります浜松市、そして浜松市の商工会議所から新浜松球場に関しての要望が県のほうに出されているというふうに私は聞いておるんですけれども、これは私、一浜松市民としてぜひ実現してほしいというふうに思っております。県としての所見をお伺いいたします。

 次に、清水港と田子の浦港に関することなんですけれども、これも民主党・ふじのくに県議団の櫻町議員が今月の本会議において一般質問された中の1つでございます。この質問を受けて、知事の答弁としまして、「清水港、田子の浦港に関しては、次世代大型船舶について名古屋港をファーストポートとして、これと連携しつつ対応を図ることとするという位置づけを得た」というふうにおっしゃっておりますけれども、具体的にこの位置づけというものはどういうことかなと、県としてはどういうことなんだと理解しているのか。
そしてまた、この港湾整備などにこれがつながっていくのかどうか。
そして、今後、国との連携についてはどうなっていくのかをお尋ねをいたします。
 
次に、津波対策でございます。
3月11日に発生しました東日本大震災において、これまで想定外とされていた津波によって、非常に多くの津波防御施設が壊滅的な状況に陥ったわけでありますけれども、一方、このような施設があることによって被害の軽減に一定の効果があったというふうな検証もされておるところでございます。津波防御施設の整備は、静岡県民の命ですとか財産を守るために、非常に重要な施策だと考えます。県としまして、この震災を受け、県津波対策検討会議を立ち上げたということですけれども、交通基盤部としまして具体的にどのような点検ですとか見直しを行って、今後、どういう方針で整備というものを行っていくのかをお伺いをいたします。

 また、この東日本大震災に関連しまして、6月補正予算の中で馬込川のかさ上げ事業というのが盛り込まれております。
私、浜松市南区の選出議員としては、大変にありがたく思っておりますし、また早期の実現に向けぜひ頑張っていただきたいなというふうに思っておるところですが、具体的な内容とあと事業終了の時期、予定でも結構ですけれどもお尋ねをいたします。

 そして最後、遠州灘海岸の侵食対策についてです。
これも私が住む浜松市の南部においてかねてから遠州灘の侵食ということは地元の方からもいろいろと言われているところです。県としましては、今のところ離岸堤3基、それから養浜工をあわせて実施しているということでございますけれども、その効果について県としての所見を教えてください。

 また、今後の対応としまして、天竜川ダム再編事業の円滑な推進を国に強く働きかけるというふうに私は伺っておりますけれども、この事業に関する具体的な取り組みと、いつをめどとして考えているのか、もしお答えできれば教えていただければなというふうに思います。以上です。

○赤川公園緑地課長
 私からは、草薙硬式野球場の室内練習場、また外野スタンドの改修についてお答えいたします。
 まず初めに室内練習場ですが、規模といたしましては50メートル四方の人工芝グラウンドにトイレ、更衣室、器具庫等の諸室を附属させた規模とし、現体育館と南駐車場の間に設置を検討しておりますが、施設規模や設置箇所につきましては、今後進める設計において、プロ野球球団や他地域の類似施設を参考に検討をしてまいりたいと考えております。
 次に、外野スタンドの改修でございますが、グラウンドの拡張及び拡張に伴うスタンドの整備とスコアボードの更新を予定しております。グラウンドにつきましては、公認野球規則にのっとり、現在の両翼91メートルを100メートル、中堅――センター115メートルを122メートルに拡張する計画でございます。また、この拡張に伴いまして、スタンドを新たに整備するわけでございますけれど、外野スタンド、今現在芝生席だけになっておりますけれど、新しくする外野スタンドについては、一部をいす席化するとともに、グラウンドの拡張をすることによりまして、現在の内野と新しい外野スタンドの間にちょっとすき間ができるものですから、そこに新たに観客席を1,000席増設して、全体の収容人員を1,000席増設し2万2000席とする予定でございます。プロ野球で望まれている最低限度の収容人員が2万5000席ということでございますけれど、そのワンステップ、一段階ということと考えております。
 次に、公式戦、キャンプの具体的なアプローチが球団からあるかということでございますけれど、基本的には2年ぐらい前の3月に楽天のオープン戦、ことしの4月のヤクルト対巨人戦、また5月の横浜対楽天戦などにおいて、主催者とお話をする機会があったんですけれど、基本的に室内練習場があると非常に公式戦、キャンプを誘致するのに有利だというような御意見をいただいております。ただ、具体的につくったらどこで来るよというような約束は今のところありません。

 あと、浜松に新しい県営球場をということで、浜松の商工会議所さん、浜松市から御要望をずっといただいておるんですけれど、私ちょっと考えるに、西部地域、なかなか周辺市町も立派な野球場がたくさんございます。その辺の全体の利用状況を見ながら、今後検討していきたいということでいつも御回答しているわけでございます。以上でございます。

○長太港湾局長
 清水港、田子の浦港のバルクの件について御回答いたします。
 まず1点目、清水港、田子の浦港の国際バルク戦略港湾についてのいわゆる国交省のコメントでございますが、清水港、田子の浦港に関しては次世代大型船舶について名古屋港をファーストポートとしてこれと連携しつつ対応を図ることとすると、こういうコメントをいただいていたわけでございます。
これはどういうことかと申しますと、ここでいう次世代大型船舶というのは、将来のパナマ運河の拡張を見据えた10万トンぐらいの大きな船でございまして、現在まだ就航しているわけではございませんが、こういった大型船舶の入港について、清水、田子の浦港もそれがファースト、セカンドという意味がありますが、第一船入港ではありませんが、この大型船が直接入港する機会を得たということでございます。これはどういうことかと申しますと、いわゆる穀物系でございますが、こういったバラ積み貨物は運賃負担力が少ないために積みかえなどをするとコストがかかってしまう。すなわち、大きな船が日本に入ってきて、幾つかの港に寄って直接おろしていく、これが一番コストが安いわけでございまして、特に穀物関係につきましては、既に清水港でもパナマックスといいまして、今5万トン、先ほどは10万トンと言いましたが、今度は5万トンの船が既に入っている状況でございまして、船舶の大型化が実はコスト縮減に大きくかかわっており、特に静岡県の清水港、田子の浦港におきましては、穀物のみならずトウモロコシ、小麦、チップ、石炭といったようなものが、清水、田子の浦港それぞれのバルクターミナルで扱われていると。こういった状況でございます。
 よって、そういった船舶の大型化を促し、特に今回は清水、田子の浦港を一つにまとめることによって、いわゆる荷主とであります商社様に清水の魅力を御理解いただき、大型船の利用を促していただくということで進めているところでございまして、これは、今後の方向性として大きく企業の国際競争力の強化につながるものと期待をしております。
 次に、これを整備にどうつなげるかでございますが、本県といたしましては、やはり企業の国際競争力、先ほど言いました穀物系とか石炭系とかチップ系というのは、本県でいいますならば食糧製造業、飼料製造業、そして製紙業といったような大きなそれぞれの地域にとっても主要な基幹産業になっておるわけでございまして、こういった企業の方々の国際競争力を高めるためには、やはり物流コストの削減というのが大きく寄与するものと考えておりまして、そのための必要な整備に向けて、本県といたしましても、その整備に向けて国に働きかけていきたいと考えております。
 最後に、国との連携でございますが、そういった働きかけを続けるとともに、私どもといたしましてはこの清水港、田子の浦港、そして御前崎港を含めた3港一体としての駿河湾港の港湾計画の見直しというものを本年度から着手することにしております。そういった将来のビジョンもしっかりと見据えた上で、国との連携も図りながら、いろいろ御指導もいただくこともあるかとは思いますが、そういった連携を進めて、最終的には地元企業をお支えするという基本姿勢に立って、港湾整備と利用促進を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。

○守屋河川砂防局技監
 津波対策検討会議について、お答えを申し上げます。
 まず、津波対策検討会議で具体的な点検とどういったことをやっているかというお問い合わせでございます。まず、委員会資料の52ページでございますけれども、これまでにハード整備ということで、海岸、港及び河川部で整備が進んでいるわけでございます。そういった整備をされてきました防潮堤ですとか海岸の堤防ですとか、そういったものの連続性、また構造等の点検を行っているところでございます。高さですとか、それに加えまして施設の構造、材質、また背後地の土地利用の状況ですとか、避難施設が近隣にあるかなども含めて調査をしているところでございます。
 そういう中で、先ほども委員からも御指摘があったわけでございますが、施設が効果を発揮したということもございまして、第3次想定に基づいて実施中の箇所でございますけれども、その中でも緊急度の高いものを選択と集中によりまして早期完成を図るということの趣旨でやっているところでございます。
 そのうちの一つといたしまして、先ほども出ました52ページの2番目にございます津波対策施設の整備、それから避難施設整備、それから避難箇所の確保、そういった面からも整備に取り組んでいるところでございます。
 また、先ほど道路担当のほうからもございましたが、計画以上の津波被害があったときに、緊急輸送路等早期復旧が図られるような体制についても、再検討したいということで考えております。
 また、中長期的なものといたしましては、国の中央防災会議が検討をしています「東海・東南海・南海」三連動地震の被害想定、それからまた、施設を超えて津波が来た場合にも、施設の効果が粘り強く発揮できるようにというようなことも言われておりますので、そういった面からも点検して対応していきたいと思っております。以上でございます。

○桜井河川海岸整備課長
 馬込川のかさ上げの関係でございます。
先ほど補正というお話があったんですけど、委員会説明資料の2ページをごらんいただきたいと思いますけれども、一応、馬込川の堤防かさ上げにつきましては、既存事業費での津波対策費ということで、地域自主戦略交付金を活用いたしまして、事業費2億5000万円で馬込川支川芳川工区の堤防のかさ上げを行います。
 内容といたしましては、今、暫定で5メートルの堤防を6メートルに1メートルかさ上げするということで、パラペットといいましてコンクリート壁を設置いたしまして、かさ上げを実施して、橋梁がかかっている以外の部分、すべてについてこの2億5000万円で堤防のかさ上げを実施するということでございます。
 予定ですけれども、年度内完成を目指して頑張りたいと思っております。工区を分けるなりなんなりして、何とか年度内完了を目指して頑張りたいと思っています。

 続きまして、遠州灘海岸の侵食対策の関係でございますが、これにつきまして、養浜の効果ということですが、委員御承知のとおり、篠原海岸では平成16年度から養浜を実施しております。離岸堤3基、それから天竜川の土砂を年間5万立米持っていきまして、養浜を実施しております。養浜につきましては、もう既に50万立米投入いたしまして、養浜地点の馬込川の海岸が大きく回復する。それから、離岸堤背後ではですね、汀線が回復するといった効果が顕著にあらわれてきております。
 こうした中で、昨年度の遠州灘沿岸侵食対策検討委員会においても、そういった評価が得られております。
 ということで、今後とも天竜川の土砂を持ってくるということで、直轄のほうと連携を取りながら、養浜等を進めていきたいと思っております。以上でございます。

○鈴木河川企画課長
 天竜川ダム再編事業の具体的な取り組みについてでございます。
まず、天竜川ダム再編事業につきましては、天竜川の中流域に佐久間ダムというダム、これは旧電源開発株式会社、今はJパワーと呼んでおりますが、所有している利水専用、発電専用のダムでございましたが、これに国のほうで治水機能、要は洪水調整機能を持たせて、さらに上流から流れてくる土砂を洪水時にあわせて下流へ、ダムのところへためないで下流に流すための排砂トンネルをつくって、事業効果としては治水のみならず、先ほどから答弁に出ております遠州灘沿岸の侵食対策に寄与するというものでございまして、県としましてはその実現に期待をしているところでございます。
 ただ、現時点では、まだ環境調査あるいは施設設計のための地質調査等が主な事業でございまして、県として具体的な取り組みと申しましては、年に数回事業主体でございます国土交通省のほうへ赴きまして、年度ごとの事業の執行状況ですとか、事業の調査内容等について確認させていただいているというのが実情でございます。
 工事の実施に向けては、まだ解決すべき課題は多いと思いますが、県としては県内他河川の状況を踏まえつつ、着実に事業を進めていただくよう国に対して要請していく所存でございます。以上でございます。

○中井都市局長
 草薙総合運動公園の室内練習場の関係で若干補足させていただきます。
 先ほど、課長のほうから室内練習場の場所につきまして、南駐車場と体育館の間のあたりという説明がございましたけど、あくまでそれを念頭に、周辺環境との調和とか、他の施設との使い勝手とかその辺も詳細に検討をしなければいけないものですから、今後進める設計の中でそういうことを検討して、場所については決めていきたいというふうに考えております。以上です。

○鈴木河川企画課長
 大変申しわけありません。先ほどの天竜川ダム再編事業につきまして、ちょっと答弁漏れがございました。委員のほうから、現時点での完成予定がわかればという話がございました。平成21年度に国のほうが天竜川ダム再編事業を事業実施、採択した段階で平成33年度までということを聞いております。以上です。

○田形委員
 御答弁ありがとうございます。
 1つだけ再質問させてください。外野スタンドの外周工事に関することなんですけれども、答弁の中で一部いす化というのがありましたけれども、プロ野球球団を誘致するに当たり2万5000人、最低席が欲しいということですけれども、もっと全体的にいすをふやせば席はふえるんじゃないかなという、ちょっと短絡的かもしれないんですけれども、そういうふうにはならないのかな。一部改修というのはなぜなのかなというのをちょっとお伺いさせていただければなと思います。以上です。

○赤川公園緑地課長
 基本的には、外野スタンドは芝生席と一部いす席を含めまして7,000人収容を想定しております。それで内野1万5000人の外野7,000人ということで2万2000人ということですけれど、あと実際に、外野スタンドの構造が盛土構造、土のところへ芝生またはコンクリートを張って席化していくという形で、なかなかちょっと広くできないものですから、今そのようにしてありますけれど、これが例えば2万5000席に増設する段階になりましたら、建築物としてのスタンドをつくるようになるものですから、その辺を想定してそのような構造で今回は改修するということで計画しております。以上でございます。

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