• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:07/12/2016
会派名:自民改革会議


○中谷委員
 分割質問方式で数点伺いたいと思います。
 まず、久しぶりですので、交通基盤部の皆さんの認識から伺いたいと思います。
 政令市ができて、もう7年ほどたっていると思いますが、道路行政等々が政令市に移管をされました。私は山の中に住んでて、イノシシや鹿と同じように移動を繰り返している。その折に、例えば浜松市内の道路を通っていく、そして政令市以外の管轄の道路に入る。すると道路幅とか管理の度合いがいかにも政令市の場合、劣っているなという認識を私は持ってます。
 県の所管部局の皆さんとして、そういったことが確かにあるのではないかと。多少答弁をしづらい部分もあると思いますから、グレーゾーンの答弁で結構ですが、確かにそうだということなのか、いやいや聞いたことがないということなのか、その辺をまず伺いたいのが1点。

 それから、昨日も議論がありましたが、委員会資料の121ページ、ふじのくに美しく品格のある邑づくりの邑ね、ビレッジじゃなくて何でこの邑だと。まずその辺をお聞かせ願いたいということです。

 それから分割の最後になりますが、川勝知事が過日発言されたことについて伺いますが、御幸通りの景観形成。
 駅からこの県庁に通るこの真ん前の道路。道路ではなくて建物による景観の話だと私は認識していますが、これは知事が言い放った三保松原、東静岡の市有地に次ぐ第3弾の爆弾みたいな発言でございました。
 たまたまこの説明者の座席表を見たら、前列の2番目に景観まちづくり監という方がおいでになる。まさしくこの方の所管ではないかと思っておりますが、この御幸通りは確かに静岡市の所管だと思いますが、ただし県庁から非常に近いと。それで県と静岡市の顔のメーンストリート。
 当然、美しい景観を保つことは必要であると私は思っていまして、それで、例えば知事がそれだけ発言されて、それを受けてどのような取り組みをしているのかと。いや、そんなことは関係ないから無視しているのかですね。こういったことをやってますということがあれば、お知らせ願いたいと思いますし、それを受けてこれからどのように御幸通りの景観について進めていくのか、以上3点をまず伺いたいと思います。

○井ノ口道路局長
 まず、県管理の道路に比べて、政令市の道路管理の度合いが少し劣っているのではないかという御質問に対してお答えしたいと思います。
 2番委員のおっしゃる政令市というのは、浜松市のことでよろしいかと思いますが、浜松市が平成19年から政令市に移行してことしで10年目になります。政令市になって国県道の管理が加わりました。それで道路管理延長を調べますと、静岡県が今管理している延長が2,777キロメートルございます。それと比較して浜松市が8,399キロメートルということで、3倍以上の管理延長があるということが1つあると思います。橋梁数で言いましても、静岡県が3,262橋あるのに対して、浜松市は5,755橋ということで、1.8倍ぐらいあるんです。
 ということで、これは静岡市と比べても、静岡市の道路管理延長が3,132キロメートルですので、やっぱり3倍弱ぐらいあるんですかね、浜松市さんがね。それから、橋梁数でいっても静岡市が2,465、先ほど言いました浜松市が5,755ですので2倍以上あるということで、かなり管理するにも大変かなと。費用もかかると思います。
 それで、今、浜松市も長寿命化ですとか耐震化等を進めていると思います。それは県も同じなんですが、道路の見た目は変わらないわけですね、補修というのは。それで2番委員お住まいの北遠地区もまだ狭隘な道路が多いと思うんですが、県も同じですが、なかなか改築系事業に予算を向けられないということがありまして、見た目にはなかなかよくなっていかないということがあると思います。ということで、やはり管理延長の差がかなりきいているのかなという気がいたします。

○佐藤農地保全課長
 美しく品格のある邑づくりの推進における邑の字の使用についてお答えいたします。
 この邑は、音読みでゆうと読みますけれども、人が多く集まるところという意味が込められております。持続可能な農山村づくりに向けまして、人口減少や担い手不足といった課題を抱える中で、やはり多様な主体が参画する新しいコミュニティーをつくる支援をしたいと、そういう意味を込めまして、行政単位で使う村――2番委員おっしゃるビレッジでございますが、この字を使うのではなくて、このゆうと読む邑を使用してございます。

○伊藤景観まちづくり監
 静岡市の御幸通りの景観形成についてお答えいたします。
 御幸通りの景観形成につきましては、県都静岡市にふさわしく、美しく風格のある景観にしようということで、本年の5月から県と市の企画部局、また景観担当部局から成る勉強会を設置いたしまして、検討を開始したところでございます。さらに6月からは、地元の商店街や町内会の方々にも声かけをいたしまして、この地区の歴史や文化を考慮した町並み景観について勉強を始めているところでございます。
 今後、県と市及び地元、さらに有識者も加えまして検討組織を立ち上げ、地域の景観ルールづくりを目指していくこととしております。

○中谷委員
 ありがとうございます。
 道路の認識はまさしくそのとおりで、実際、数字を聞くとむべなるかなと、多少理解をしたような顔をしたいと思います。

 次の、美しく品格のある邑づくりは小長井委員の地元も指定されたというところで、彼の人格、識見、あふれる教養、こぼれる知性、それを思えば指定もむべなるかなやむなし、ちょっと褒めすぎたかな、と思うわけですが、実際に今説明いただきましたがよくわからない。でも、それはそれでということですかね。

 それで、このしずおか農山村サポーター「むらサポ」。このちょっとおしゃれなチラシなんですが、募集が始まっているようです。登録が開始されているようですが、現在の状況をちょっとお聞かせ願いたいと思います。

 それから、御幸通りの景観についてですが、私は当初、静岡市の管理なんで知事がそんなことを言っても、多分田辺市長は例の調子で、こんな感じで相手にしないんじゃないかと思っていたところ、県も担当部局の方が随分お困りではなかったかと推察しましたが、伺ってみれば検討会を始めて、これからもう少し具体的に進めていくということで、知事も久しぶりに言ってよかったなと思ってるんじゃないかと思うんですね。その辺についてはしっかりやっていただいて、何といったって皆さん方のトップは知事ですので、上手に時々顔を見ながら仕事をすることも大事だと思いますが、先ほどの1点だけ、もう一度答弁願います。

○佐藤農地保全課長
 「むらサポ」の登録者数についてお答えいたします。
 4月1日の登録募集の開始以来、6月末現在、登録者数は520件になってございます。

○中谷委員
 ありがとうございました。
 それと1点、次の分割質問の前に、先ほど8番委員からも河川の堆積土砂のしゅんせつ等々の話がありました。本会議の我が会派の代表質問の塚本議員の河川に関する質問では、河川清掃と河川管理者の責任についてということで交通基盤部長が答弁されていると思います。ここに答弁書をもらいました。
 確かに私のところの天竜区は、川の状態は悲惨なもんで、堆積の土砂もてんこ盛りでしてね。それで、ヨシ――アシとも言いますが、物すごく繁茂しちゃって、富栄養化も災いをしてヨシ、アシの成長は強力なものがあります。景観という面では、非常によろしくないと思っていますので、緊急豪雨対策を含めて今年度で一区切りになるかもしれませんが、また次の段階でもぜひ当局の皆さんは、要望してやっていただければありがたいと。あわせて政令市の議員が何人かおりますので、自分勝手な言い方をさせていただくと、県単の道路の金と河川のお金とがなぜ同じ額なのかなというような疑問は時々頭をもたげます。
 御承知のように、管理している面積、数、道路と、先ほど言ったように政令市が圧倒的に多いわけですから、道路にかける県単のお金、負担ね、昔で言うと。で、河川ということになると、河川は圧倒的に県が手を突っ込んでいくわけですから、その辺のところもきちっとしんしゃくしていただけるとありがたいので、ここで我が党の総務会長がいますから頑張らせたいと思いますが、これは感想というか意見です。

 次に、分割の2つ目に入りますが、農業農村整備事業ということで質問したいと思います。
 説明資料の114ページになります。
 これはかつては華々しい事業で、恩恵を受けた農家の方々もたくさんおいでになると思いますが、ある政権の誕生とともに大いに減額をされてきたという悲しい歴史がございます。
 これは、農地にかかわるところで、国家にとっても非常に大きな損失だと私は今でも思っておりますが、それはそれとしてこれから前を向いていかなきゃいかんので、例えば平成27年度補正予算と合わせた額がこの2の表の右下に110.3%とあります。つまり10.3%増額してるということですが、往年の額はそんなもんではないと記憶しております。
 このような中、農業農村整備事業をどのように推進して予算を確保していくのかを伺いたいと思いますし、ここにも美しく品格のある農山村の創造と書いてありますが、平成28年度静岡県の農業農村整備という資料にかつての農業農村整備事業の実績がうたってあります。ここに書いてあるんですが、私の視力をもってするとやや難解な記載かなと。誇りたい実績はよくわかります。この中に書き込まにゃいかんので、逆に追っていきゃ、この字の大きさになるなと、それもよくわかりますが、できればこれを配るときは次からはルーペも配ってもらいたい。実績については感謝してますので、その点についてお答えいただきたいと思います。

 それから、先ほど、天竜浜名湖鉄道の議論がございましたが、掛川市の桜木駅と西掛川駅の間に、本社はユニーですが、アピタという大きな商業施設があります。ここに実は新しい駅をつくると。それで2018年度に開業したいという新聞等の記載がございました。これは、掛川市と天竜浜名湖鉄道の植田社長が多分基本協定を締結したのではないかと思いますが、所管は地域交通課かな、この基本協定の内容と、協定を締結した後の進捗状況。先ほどの議論のとおり、県は大いに支援をしなきゃならんという第三セクターの鉄道ですので、その辺もあわせてお答えいただくとありがたいと思います。

 それから最後に、門島の地すべり対策の進捗状況。
 平成25年に天竜区の春野の奥、杉という地区で――名前のとおり杉ばかり生えてるところですが――大規模な崩落が起きました。私は、崩落地の上に住んでる方もよく存じ上げてますし、ここをやめて別に移り住んだらどうだと言ったら、俺は死ぬまでここにいると言った頑固なじいさんも知ってますが、おかげさまでかなり進捗して工事もほぼ終わりに近づいてきたと思ってますが、河川のところに堆積した土砂については、いまだそのまま。
 手をつけにくいという状況もあるかもしれませんが、この事業の最後の詰めに向かってどのような仕事をしていくのかということと、総額として今まで幾らつぎ込んできたのかというその2点についてお答え願いたいと思います。

○内山農地計画課長
 農業農村整備事業の推進と予算の確保についてお答えいたします。
 まず、農業農村整備事業の推進に当たりましては、担い手への農地の集積の推進と、高収益作物への転換による農業の競争力の強化、さらに農村地域の強靱化対策などの事業効果がより高いものから優先的に行うものとし、早期執行に取り組み、効果の早期発現に努めてまいりたいと考えております。
 また、予算につきましては、今後の国の予算編成の動向などに関する情報収集ですとか、政策提案活動を通じまして、地元のニーズを踏まえた必要な予算の確保に努めてまいりたいと考えております。

○林地域交通課長
 掛川市とユニー株式会社が締結しました基本協定について御説明いたします。
 内容について御説明いたします。ユニー株式会社が掛川市大池地区で展開している大規模集客施設の建設に合わせて新たに設置を予定している天竜浜名湖鉄道の新駅については、掛川市とユニー株式会社が協力して進めることとしまして、建設を予定している駅の位置ですとか規模などを取り決めたと聞いております。
 次に、現在の進捗状況と県の取り組みでございます。
 この基本協定の締結を受けまして、掛川市では、天竜浜名湖鉄道株式会社と新駅設置の規模や仕様などにつきまして具体的な協議を行っているところでございます。
 県としましては、この協議や掛川市での検討を踏まえまして、必要となる支援ができるよう準備を進めてまいりたいと考えております。

○北沢砂防課長
 門島の地すべり対策についてでございます。
 崩壊斜面の上部につきましては、平成25年災害関連緊急地すべり対策事業により、のり面の安定を図るアンカーつきのり枠工等の対策を実施し、平成27年1月に完了いたしました。この事業費は10億3363万2000円となります。また平成28年1月に開催しました門島地すべり対策委員会に対策工事完了後の1年間の地すべりの観測結果を報告しまして、対策工事の効果により斜面が安定していることを確認してございます。
 斜面の下部につきましては、平成26年度から特定緊急地すべり対策事業により、のり面保護を図る吹付のり枠工等の整備を行っておりまして、年内には完成する見込みでございます。この事業は、平成26年、27年の2年間で事業費は5億1600万円となります。
 さらに、2番委員御質問の斜面の最下部に堆積している崩積土砂についてでございますけれども、これは、のり面保護について、今年度から階段状に木の柵を設置し、平場に木を植えるという工事に着手するという計画でございます。
 現在、木柵に使用する地元産木材の調達や自然環境に適した樹種の選定等について、県の森林局や森林組合と協議を進め、早期の工事発注に努めております。本年度の特定緊急地すべり対策事業につきましては、2億3600万円の事業費でございます。来年度は、交付金事業となりまして、早期完成を目指して取り組んでまいりたいと思っております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp