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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山田 誠 議員
質疑・質問日:03/10/2020
会派名:自民改革会議


○相坂委員長
 それでは、休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。

○山田委員
 分割質問方式で伺います。
 まず1つ目は、いただいている産業委員会説明資料41ページあるいはふじのくにマーケティング戦略2020案の概要の2019年までの主な取り組みの中にいろいろ書いてあるわけですが、次の2020年からの3年間の方向性が出ております。その中で国内の話が先ほどから出ていますので、特に海外へ向けての取り組みについて伺います。
 まず、この概要の中の重点品目への注力について、先ほど茶産地の構造改革の話が出ている中で、EU内で需要が高まっている高級静岡茶のPRコーナーをパリの日本文化会館に設置するとの話が出ております。
 それ以外に、イチゴは沖縄県物産公社との連携と輸送体制の整備、あと日本酒はマーケティングともう1つは地域産業課が絡んできますが、サロン・デュ・サケの展示会に出展して特に静岡県産の日本酒をこれから海外に販路拡大とPRをしていく話です。
 これについて、以前産業委員会でお茶関係の視察に行ったときに話があったんですが、見本市は年内に幾つもいろいろな箇所でやっている中で継続的に参加していかなければ結果的にその発信力が非常に小さくなってしまうと具体的にその会社の方々が言っていたわけです。
 そういう中で、この事業をやるに当たってパリの日本文化会館はわかるとしてサロン・デュ・サケをやるに当たって当然国内の機運もそうなのですけれども、相手側のパートナーがどういった形で展開していくか、いわゆるフランスならフランスの相手国における実際にやってくれるパートナーをどういう形で展開していくのか案があればお聞かせいただきたいと思っております。
 それと、イチゴの沖縄県物産公社との連携は続けてきているわけですが、今までの成果と今後どのような形で発展させていくのかについての2点伺います。

○影山地域産業課長
 日本酒の海外輸出の関係についてお答えします。
 2番委員御指摘のとおり見本市に出展することに加えて相手方の国の商社とも継続的につながっていく必要があることから昨年初めて出展しました。まず日本酒を知ってもらうことに加え見本市も一般のお客さんが来る日とディストリビューターが来る日とありまして、ディストリビューターたちともそこでつながる、または既に小さい消費を持っているところへ広げるためにディストリビューターと次の会話をしていく流れで見本市の出展をしております。
 また、それだけでは足りないので個別でディストリビューターやレストランを訪問しています。
 去年はこの形で実施していますし、令和2年度も実施していく予定です。

○土泉マーケティング課長
 ただいま御質問いただきました取り組みの重点品目のうち、イチゴの取り組みについてお答えします。
 イチゴについては、沖縄県物産公社に職員を1人派遣して物産公社の職員と同行して現地の輸入商社や現地の販売店、売り先との人間関係やネットワークを築いているところで、その中で現地の売り先のニーズ等を伺いながら、例えば品質保持に関してJAと協働しながら新たな資材を開発したり、あるいは各JA等を回って関係性を築いていく中で、平成25年度から比較するとイチゴに関しては約13倍の輸出の伸びにつながっています。
 また、行き先としては香港ですけれども、例えば生鮮品の輸出が難しくなっている台湾においては現地のニーズを聞きながらサツマイモの販売に取り組んで商流をつくっていく中でイチゴにも取り組んでいくといった報告を受けています。

○山田委員
 また新型コロナウイルス感染症対策の審査のときに伺いたいと思います。特にイチゴといった品目を絞ることも大事だと思うのですが、相手国に行ったら逆にこういったものが欲しいといった要望も当然出てくると思います。
 こちらから出すのもそうなんだけれども向こうからいろいろな情報を引っ張ってくること、それを今度は静岡県内の農産物をつくっている方々やいろいろな方々にフィードバックしていく形をつくっていけば、さらに効果的になってくると思いますのでぜひ頑張っていただきたいと思っております。

 次に、説明資料44ページです。景気の減速が大きく今言われてきている中で令和2年1月の有効求人倍率が1.38倍と約0.1ポイント下がっています。本当に景気の先行きが見えない、新卒で出てくる人たちが大勢いる中で、静岡県として雇用情勢についての見通しを今どのように捉えているのかについて伺います。

 次の2点目は説明資料103ページになります。
 サクラエビの資源管理の問題ですが、これは前々からずっと課題になっている問題でもあります。いよいよ春漁が迫ってくる中でどのぐらいの漁獲高になるかよりもサクラエビの資源量がどれぐらいかが、サクラエビを事業の主体としておいている事業者の方々は非常に大きく敏感に考えていると聞いております。専門家の会議などさまざまな形でいろいろなことをされているわけですが、実際のところ原因がわからないことについて現状どう考えてどう捉えているのかについて伺います。

○宮崎労働雇用政策課長
 県内の有効求人倍率の低下についてです。
 先ほど言われましたとおり、県内の有効求人倍率1.38倍は前月より0.09ポイント低下し、かなり厳しい状況になってまいりました。
 産業別では、製造業が対前年度比で28.7%減、宿泊業で42.2%減、特に人材紹介、職業紹介、労働者派遣は60.5%減とかなり厳しい状況になってきています。こちらについては米中貿易摩擦に伴う景気の先行き不安から下がったものと労働局は分析しています。
 また、1月の結果について新型肺炎の拡大の影響があったかという質問に対しては、今のところはまだないとのお話があったので、現在のところいろいろなところで消費活動が低下している、製造業はラインが動いていない実態を踏まえますと、さらに厳しい状況に移っていくと考えています。
 なお、雇用を守りたいという相談が労働局や県のジョブステーションにも少しずつ出始めてきています。
 私見ではありますが、さらに厳しい状況になることが予想されます。

○森水産資源課長
 サクラエビの資源状況についてお答えします。
 一昨年の漁業者の厳しい自主規制の結果、昨年の産卵量についてはかなり回復してきたところです。昨年の秋漁についても産卵域に厳しい自主規制をして漁獲量自体は90トン前後と量的には少なかったのですが、親エビの量も少し見られる状況になりました。
 ことしの2月中旬に入って漁業者が実施した資源調査において、主産卵場になる駿河湾奥部については昨年に比べて多くの群れが確認されており、このことについてはこれまでの厳しい自主規制の結果があらわれたと前向きに捉えています。
 他方、放流期と比較して成長がおくれていると見られる小型のエビも多く確認されていることから、引き続き慎重に対応していくことが必要と考えている状況です。

○山田委員
 雇用情勢は本当に厳しい状況の中で、かなり注視していかないと大変なことになると思っています。
 いろいろなところで聞くと、仕事がないとお客さんが来ないので2週間ぐらい休むといった店がどんどん出始めていると感じます。
 そういった中で、雇用の影響のもう1つは資材が入ってこないことで全体がおくれたりして失業率にも当然これはかかわってくる話だと思いますので、特に県内産業については担う人たちがしっかりと担える、そしてまた働く場所がしっかりと確保できることが重要だと思いますので、今後もしっかりと注視しながら対策を進めていただきたいと思います。

 サクラエビについては、漁業者の方々も相当慎重に資源量を把握しながらやっていると聞いております。
 ただ、静岡県内における駿河湾の本当に1つの大きな財産でもあります。この資源はしっかりと次の世代に残していくことが大変重要だと思いますので、まだ生態もはっきりわからないところがあると聞いておりますので、それについての研究もあわせて進めていただいてしっかりとまた連携ができるように、そして回復ができるように力を注いでいただきたいと思います。以上要望して質問を終わります。

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