• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 淳 議員
質疑・質問日:08/11/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○杉山(淳)委員
 では、昨日の続きであと2問ほどこの前半部分で質問させていただきたいと思っております。
 まず、介助が必要な障害者の県立高校への進学について、本会議での増田議員への答弁の確認ともなりますけれども、私も同種のお願いを聞いております。来年度から受け付けるということで準備を進めていくと答弁があったと思うんですが、現在どの学校にいるとか希望をどうするかなどいろいろ進めていく過程において、当事者への周知が最後は重要になってくるのでそこは早めにしてほしいと思います。
 今後のことについて、現時点での考えや分かっていることがあればお願いします。

○本多高校教育課長
 今後の周知等の準備の状況でございますけれども、現在他県の状況も調べながら制度設計等に当たっておるところでございます。
 周知に関しましては、11月に来年度の入学者選抜の中学校の先生方を対象とした説明会がございますので、その際にも県でこういうことを考えている、またそういう希望がある生徒さんについては早めに進学を希望する学校に相談してくれと、各学校にしっかり周知していきたいと考えております。
 また、個別の生徒さんのニーズについても今後中学校側の協力も得ながら調査をかけていきたいと考えておりますので、その際にもそういった希望を持たれる生徒さんに対しては個別に情報が行き届くように努めてまいりたいと考えてございます。

○杉山(淳)委員
 ありがとうございます。
 これからの周知として障害者団体の横のネットワークも重要だと思うので、いろんな周知方法についてぜひ引き続き御検討頂きたいと思います。

 次に、省エネ教育、脱炭素教育の必要性について質問させていただきます。
 今、県議会では脱炭素社会推進特別委員会を設けて、脱炭素の取組をしている県関係各課の担当課長や教育委員会からも説明していただきましたけれども、私からは正しい知識が正しい対策を設けるという趣旨で話をさせていただきたいと思っています。
 例えばどこもそうだと思いますが、静岡市ではトレー容器の回収をやっています。お湯を使ってきれいにして返したら、その容器で回収できるエネルギーと逆にお湯を使ってしまって失う化石燃料もあって、当然回収できるエネルギーのほうが少ないのでそれなら燃やしちゃったほうがいいわけです。
 ごみを減量して焼却炉を守るためにそういうことをやってる自治体があるんですけれども、脱炭素の観点からすれば決して正しいことではありません。トレー容器を1つ回収してもできるエネルギーはほんの僅かでそれでお湯なんか沸きませんから、回収するためにたくさんのお湯を使ってしまうことが逆に温暖化を進めており、そういう基礎的な知識の教育をぜひやっていただきたいんです。
 例えば、過去に蛍光灯1本抜きってありました。これも典型でして、トランスがあれば1本抜いたって1本ついていれば4割以上の電気を食ってるわけで、1本抜く効果よりもどうせだったら全部消して、2本ずつばらばらつけたほうがいいに決まっているんですよ。県庁舎で1本抜きまだやっているところがありますが、私行くたびに最新型はいいですけど古いと無駄ですよ、ちゃんと調べてなどと言うわけですけど、そういうことにたけている長野県のような県もあります。
 出しっ放しじゃいけないって単純な問題もそうなんですけど、何といっても断熱――住宅断熱と言われていますがそういうことも含めて本当にぜひ教育の場で触れてほしいと常々思っておりました。
 ごみ減量をやり過ぎちゃう、きれいにしてトレーを出そうということが増えちゃうと、何のことはない地球全体からすれば温暖化を進めていることになるわけです。
 そういう単純なものでもないと思うんですけれども、確実な線をちゃんと設けていただいて教育委員会でもしっかりというか、基本的なことだけは教育していくことが必要だと思っております。この省エネ教育とか脱炭素教育の現状と課題についてお伺いしたいと思います。

○小川高校教育課指導監
 高等学校における省エネルギーや脱炭素教育等の現状につきましてお答え申し上げます。
 高等学校の教科である地理歴史科、あるいは公民科、理科、家庭科には環境に関する単元がございまして、省エネルギーや脱炭素あるいは低炭素社会について学習しております。特に公民科の現代社会、家庭科の家庭基礎等は必履修科目でございまして全高校生が必ず学んでおります。また総合的な探求の時間におきましても環境問題やSDGsをテーマとした学習をしている学校もあります。
 課題として、今8番委員がおっしゃったような個別具体的な突っ込んだ内容まで本当にやっているかどうかについては、確認が必要だと思っております。

○小関義務教育課指導監
 私からは、小中学校におきます現状について御回答を申し上げたいと思います。
 小中学校の学習指導要領におきましては、社会科や理科、家庭科、総合的な学習の時間そして道徳科などの関連の深い教科等を中心にしまして環境に関する内容の充実を図っております。そしてこの省エネ教育や脱炭素教育についても各教科等の環境に関する学習の中に包含する形で教科等を横断して推進しております。例えば小学校の理科の授業では人は環境と関わり工夫して生活していることや自然環境の保全や科学技術の利用、家庭科の授業においては自分の生活と身近な環境との関わりや環境に配慮した物の使い方について学習しておるところでございます。
 また、道徳科の授業でも自然の崇高さを知り自然環境を大切にすることの意義を理解して、進んで自然の愛護に努める意欲や態度を涵養するなど各学校において様々な取組が実施されているところであります。
 今後は、この学習指導要領に示された環境に関する学習の推進を図るとともに、自然体験活動の普及啓発のための授業等について周知いたしまして、各学校における省エネや脱炭素に関する学習の充実に努めてまいりたいと考えております。

○伊賀特別支援教育課長
 特別支援学校においての取組についてお答えいたします。
 特別支援学校におきましては、脱炭素等の学習について取り上げて学習していくのがなかなか難しい状況もありますので、実際の学校生活や体験等を通しながらそういうところにつなぎ合わせていく形で取り組んでおります。
 例えば小学部の児童につきましては節電、節水等についてふだんの学校生活の中でも意識づけるような生活上のマナーと併せて丁寧に指導しております。また中学部や高等部の生徒につきましては、作業学習等においてプラスチック容器の回収等に取り組んでいる学校も多く、その中で生徒の実態に応じてエネルギーを再生することの意義等についても指導してまいります。
 8番委員御指摘のとおり温暖化防止等についてどういう活動がふさわしいのかにつきましては、教える側の教員たちにそういう知識をきちんと持っていただき、そのような情報については学校に提供してまいりたいと考えております。

○杉山(淳)委員
 ありがとうございました。
 私が質問したのは全般的な環境よりも、脱炭素、省エネに絞ってぜひ肝のところ、きれいにして得られるエネルギーときれいにすることによって失われるエネルギーの比較をして化石燃料を使ってはいけないよとちゃんと教育していただきたいという趣旨です。理科のところで少しやっているとか何だかでやっているとかじゃなくて、新たに温暖化防止という教育をやるわけです。今までやっていたことは当然分かりましたので、これからぜひ何ができるのかっていう点で正しい知識をまず先生方に知ってもらって、それを中学生ぐらい以上だと思うんですけどしっかり伝えることを検討していただけないかと要望させていただきたいと思っています。
 清水の興津に本社のある兼子というリサイクル会社のプラスチックごみ回収工場に行って、これはこう使うのでもっと汚くても全然問題ないです、きれいにして返すと工場は臭わなくて助かりますけどそこまでやる必要は全くないです、アルミ缶と紙だけやってもらえれば大概のものはいいですよとか言われて、自分自身も初めて分かったことも多々ありました。ぜひ調べてもらって、長野県あたりでそういう話を聞いてもらえればいいと思うのでお願いします。
 最後に、気づいた点を言わせてほしいんですけど3つの課で答えるんですね、義務教育、高等学校、特別支援学校って。1人の方に答えていただけないかなと聞いていて今ふと思いました。
 あと、議会の答弁なんか聞いているとまだ差別用語がよく出てくるんです。片手落ちとか典型ですね。そういう言葉って結構あるんですね。手短にとかですね。放送禁止用語で使っちゃいけないと言うんだけどまだまだ使ってる方がいます。全く質問とは関係ないんですけど、差別用語については議会から追放したいと思っていて全ての委員会で言っておりますので御協力お願いします。

○野田委員長
 今、要望があったように義務教育それから高校、特別支援学校、答弁がほとんど変わらない場合は話を通して集約して答弁していただけるように御協力お願いしたいと思います。
 次へ進みます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp