• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年12月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:渡瀬 典幸 議員
質疑・質問日:12/15/2015
会派名:自民改革会議


○渡瀬委員
 委員会説明資料以外で3項目ほど、一問一答方式で質問させていただきます。
 まず、既に平成28年度予算、また政策を考えている時期に入っているかと思いますけれども、子ども観光大使がございます。子ども観光大使について、まず御確認をさせていただきたいんですが、この取り組みは10会場のうち子供が3回以上参加する、2番目に観光はがき、観光俳句、観光動画などでふじのくにのよさを発信する、3つ目が子ども観光大使検定に合格するという3項目の条件を満たすことで、子ども観光大使に認定する事業でございますけれども、この取り組みは本当に子供たちが地域の魅力といいますか、そういったものを学びながら体験とかさまざまなことに挑戦することであるわけでございますけれども、観光に対する興味とか理解が本当に早い段階から学ぶことができる事業でございまして、大変すばらしいことだと私は思っております。
 また、この内容についても本当にさまざまなことがされておるわけでございますけれども、本当に洗練されたいい内容かなと思っております。ぜひともこの事業を伸ばしていってもらいたいと思っておりますし、そのために当局でどのようなことを今後考えておられるのか。今年度の取り組み状況と来年度の考え方を今わかっておられれば教えていただきたいと思います。

○杉本観光政策課長
 子ども観光大使認定事業でございますが、県の総合計画や観光躍進基本計画の中でも誰をも惹きつけ、もてなす魅力づくりの観光人材づくりの中に位置づけております。
 1番委員御指摘のとおり、観光に対する興味や理解を子供のころから促して、地域の魅力を発信できる担い手を育成する目的で、平成23年度から毎年実施しているものでございます。
 これまでに135人を子ども観光大使に認定しておりまして、一度認定されると星をつけまして、3年間連続で認定すると三ツ星子ども観光大使になれるということにしておりまして、今ちなみに三ツ星の子ども観光大使は15人認定しております。
 ということで、非常にリピーターもふえておりますが、本年度も県内10会場で講座を開催いたしまして、東・中・西部と幅広くいろんなところに行きまして、そこで実際に話を聞いて体験するという講座をしております。
 毎回40人くらい募集するわけなんですが、既に8回を実施しております。あと1月に藤枝市、2月に浜松市内で開催いたしまして、3月に検定と認定式を行う予定になっております。
 また、講座とは別に子ども観光大使の皆さんがふじのくにのよさを絵はがきに書くということをやっておりまして、それをことしもゴールデンウイーク――4月29日から5月6日まで県庁別館21階の展望ロビーに飾りました。非常に多くの皆さんに見ていただいたところでございます。
 来年度でございますが、非常にリピーターもふえておりまして、講座回数もふやす方向で事務局のNPO法人こども未来とも検討を始めております。毎回いろんなところに行って、非常に効果があるということで、子供たちの関心が高まって静岡県のことが非常に好きになったとか、静岡県のことを自慢できる人材を育てていくことが観光振興にも非常に大きな効果があると考えています。
 今後は、講座を充実させるとともに、大使に認定された小中学生の活躍の場をあわせて検討していきたいということで、今後も継続して取り組んでまいりたいと考えております。

○渡瀬委員
 大変前向きな御答弁をありがとうございます。
 さほどの予算ではないと思うんですけれども、予算の額ではありませんけれども、しっかりと取り組んでいただけたらと思います。
 それこそ、文化観光委員会でも話題になっておりますけれども、ラグビーワールドカップ、またオリンピックの文化プログラムのことも質疑の中でありましたけれども、今文化プログラムの提案を募集しますということをやっておられると思うんですけれども、まさしく子ども観光大使は、この文化プログラムの中に組み込まれてもいいようなものだと思っております。ぜひともそこら辺も含めて拡大の意味で御検討いただければと思います。よろしくお願いします。これは要望にしておきます。

 次は、プロ野球誘致について、草薙球場がプロ野球の公式戦ができるようになったということで、私は学生のときに野球をやっていたものですから、本当に個人的にも大変うれしく思っているわけでございますけれども、来年4月1日に日本ハム対ソフトバンク戦を決めていただいたということで、山本スポーツ交流課長ありがとうございました。
 袋井市出身で日本ハムに浦野博司という選手がおるものですから、そういった意味でも本当に大変喜んでいるわけでございますけれども、多分公式戦は、ことしは1試合なのかなと思っております。ちょっと記憶が違えば申しわけないんですけれども、やはりもっともっとプロ野球を草薙球場に誘致していただければなと思います。
 興業主とかいろんな問題があるかと思いますけれども、県としての取り組みといいますか、役割、今後どのようにしてもっと誘致をしていただけるか、お考えがあれば教えていただきたいと思います。

○山本スポーツ交流課長
 プロ野球の誘致でございますけれども、今聞いているところでは、来シーズンは静岡県では4月1日の日本ハム戦の1試合と聞いてございます。
 これから、その結果を踏まえて、その翌年、翌々年の試合数がふえるかどうかというのは、静岡市も含めて、特に県内中部地域を初めとした野球熱でどれくらいお客さんが集まるか。静岡市及び静岡県、周辺のところでもどういう形でうまくおもてなしをすることができるかということに尽きると思います。
 御存じのとおり、行政側が主催するのではなくて、球団側と一緒にこちらのテレビ局とかそういった興業主が実際に球団と協力してやるという仕組みでございます。
 その中で、特に今回の日本ハム戦につきましては、一応北海道は富士山静岡空港の就航先ということもございまして、非常に向こうの方は、野球に対する熱意が高く、ちょうど空港を活用して静岡県にも来て、できれば北海道からの誘客というのが、本県の1つの課題でもございますので、野球を通じて静岡県のおもしろみ、魅力を満喫してもらいたいと。
 実は、向こうでも北海道がラグビーワールドカップの開催地――札幌ドームがございますので、スポーツ全般でこれから北海道と静岡県をつなぐいいきっかけになるのではないかと思ってございます。
 県の中では、施設を持っている公園緑地課、興業主、あと地元の静岡市、小中学校への野球熱を高める教育委員会のスポーツ振興課が一応関連するパートナーなんですけれども、今まで我々は余りプロ野球、野球そのものについてはかかわってございませんけれども、こういったことを契機に、これからプロチームとの連携をどういうふうにやっていくかということも含めて、うまく地域が活性化するように検討を進めてまいりたいと思います。

○渡瀬委員
 ありがとうございます。
 本当に1試合でも多く子供たちに最高のプレーを見ていただければなと思いますので、引き続きの御尽力をよろしくお願い申し上げます。

 最後ですけれども、先ほど5番委員からも質問がございましたが、富士山静岡空港ターミナルビルの増改築についてお伺いいたします。
 プロポーザルを行った結果、坂茂建築設計・日本空港コンサルタンツになったということで、プロポーザルの要項で示した事業費は33億円でございますけれども、まずこの中に基本設計、実施設計、それから工事監理費までも含めて33億円の中に入っているのかをお伺いをいたします。

○山口空港運営課長
 33億円というのは本体工事の額でありますので、設計費については、昨年度から契約しております1億2800万円余です。工事監理費につきましては、本体工事額が幾らになるかによって変わってくるんですけれども、数千万円というお金については、33億円の外になります。

○渡瀬委員
 設計料は、それ以外だということで、もう契約をされている、支払ってあるのでしょうか。

○山口空港運営課長
 設計につきましては、昨年度契約していまして、ことしに繰り越しておりますので、その前金になる部分についての40%ほどは支払っておりますが、最後は成果品を受けとってからの精算払いになりますので、そこの部分についてはまだ支払っておりません。

○渡瀬委員
 40%を支払って、残りの60%は成果品ができたときにお支払いするという考えでよろしいですか。

○山口空港運営課長
 そのとおりでございます。

○渡瀬委員
 わかりました。
 民間も多分そういったことが普通だと思うんですよね。行政がやる場合はいろんな支払い方法があるかと思うんですけれども、ぜひともやはり成果品ができて初めて残額をお支払いする形をずっととっていただければなと思っております。
 また、坂茂建築設計が出したデザインですけれども、牧之原台地の茶畑をイメージした連続ヴォールトの屋根が印象的でということで、世界初のツイスト木材集成材アーチを取り入れているということでございますけれども、これらを含めて漏れ伝わってくるのは、予定価格より多額のお金がかかるんじゃないのかということを耳に挟んでおるんですけれども、先ほどの質問の中で現在設計変更をされているということでございましたけれども、その設計変更の内容はどのようなことを求めて設計変更をされているのか教えていただきたいと思います。

○山口空港運営課長
 我々は、発注側の立場としてコストを縮減というか、コスト管理を重点に何度となく坂茂建築設計と話をしています。
 その中で、やはり33億円を念頭に考えているということで御説明申し上げたとおり、例えばその価格を大幅に超えてしまうことが想定されるならば、それはやはり縮減していかなければいけませんので、それにかかわるものの、例えばデザインに係るものであればそうですし、壁とか屋根とかそういう部材にお金がかかるということになるのではあれば、そこをコストカットしていくということでございますので、そういう部分について要は坂茂建築設計とそういう中で我々がここをこうしたらどうだという協議をしながら、ある程度整うとそれに対しての指示書を出して、そこでこういう形にしていただけませんかという形の中でコスト管理をしている状況でございます。

○渡瀬委員
 その都度協議をしていくということでございますけれども、ツイストアーチというのがお金がかかるんじゃないかなと思うんですけれども、例えばお金を削る場合、このツイストアーチをやめるとか、そういったお考えは今県からはあるんでしょうか。

○山口空港運営課長
 ツイストアーチというのは、9月の文化観光印会のときにお答えしたかもしれませんが、ひねりを加えて工程も非常に難しい部分があって、国内あるいは県内で加工をやる場合には、工程的にどのくらいの期間がかかるかなかなか不明な部分があります。
 海外でやりたいという意向もありましたので、我々としてはそういう部分が、例えばゼネコンが今度工事費を見積もる際には、非常に不明になるということは不要な額という我々にとっては余りかけたくないお金が見積もりされる可能性があるので、要は確立した技術でやっていただきたいということは要請をしておりまして、そのツイストアーチについても見直しを求めているところでございます。

○渡瀬委員
 そうしますと、ツイストアーチがなくなる可能性はあるということでしょうか。

○山口空港運営課長
 聖域なくやっておりますので、そういう可能性はあります。

○渡瀬委員
 わかりました。
 いろんな知恵を絞って何とかしたいという気持ちは十分伝わってくるわけでございますけれども、やっぱり全般的にデザイン重視になっているのではないかなと私は思っております。
 この審査委員会のメンバーを拝見いたしますと、やはりデザインルームですとか静岡文化芸術大学の方、デザインセンターとかほとんどデザインの方が多いわけですよね。この審査委員がデザインの専門の方ばかりであれば、当然デザイン重視になって、機能重視は二の次とまでは言いませんけれども、どうしてもデザインが一番になるのではないかなと思ってしまいます。
 そういった中で、この審査委員を選出した条件とか基準とか、どなたが選出をされたかわかれば教えていただきたいと思います。

○山口空港運営課長
 審査委員は6名おりまして、内藤、川上、寒竹委員については、建築の関係の先生でございます。熊倉委員につきましては、静岡文化芸術大学の学長でお茶と文化というかそういう観点で、杉浦一機委員につきましては、航空ジャーナリストでありますので、そういう主要な面からどうであるかという評価、原研哉委員につきましては、この方は建築というよりも内部空間のデザインをやられている方です。
 審査委員を決めた過程というのは、うちのほうでこういうプロポーザルをやるときに、どういうメンバー構成でいくかということは、例えば過去のいろいろな事例とかを参考にするとか、やはり建物を建てますので、建築という部分については、こういう建築の著名な方も含めてやっていただいたらどうかというところの判断も含めて、空港振興局でお願いをしていく中で、メンバーを最終的には内部的に県知事まで上げて、こういうメンバーでいきますよというところで決めております。

○渡瀬委員
 空港の専門家とか入っているということだと思いますけれども、今回の富士山世界遺産センターも含めて、どうしてもこのプロポーザルの場合、審査委員会に諮られるわけでございます。今後もいろんな案件が出てくるかと思いますけれども、そもそも空港のビルの増改築に関しましても、例えばデザイン的に特徴のある茶畑をイメージした屋根が廃止になるですとか、そういった場合に審査委員会のあり方がちょっとわからなくなるというか、そういった意味に関して存在意義といいますか、本当に立派な方ばかりですけれども、審査委員会自体の存在意義というものはどのように考えておられるか、西田文化・観光部長にぜひともお話があれば教えていただきたいと思います。

○西田文化・観光部長
 まず、審査に当たりまして、その道の専門家の方に入っていただきまして、建物はデザインも重要な要素の1つでございますので、十分に検討していただいた中で、予定事業費等も勘案しながら決めていただいたということでございますので、私としてはその時点では、そのとおり正しくやられたものと思っております。
 しかしながら、今回の富士山世界遺産センターの例、あるいは富士山静岡空港旅客ターミナルビルの例を見ますと、少しデザインに傾き過ぎたという点、御指摘のところは我々としても理解するところがございますので、今後こういう形でプロポーザルをやる場合については、例えば行政的な視点でものを見る者を中に入れてとか少し構成についても考えてやってまいりたいと思っております。

○渡瀬委員
 ありがとうございました。
 本当に真摯な態度で、ぜひとも臨んでいただきたいなと思います。以上で終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp