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委員会会議録

質問文書

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平成23年12月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 盛雄 議員
質疑・質問日:12/15/2011
会派名:自民改革会議


○杉山委員
 おはようございます。それでは、数十点の質問項目の中から、絞って2点、要望を1点したいと思います。
 まず、5ページの事業仕分けですが、全体的にこの部局の中での事業に対して、この3つの事業がなぜ事業仕分けの対象になったのか。それから、この結果について部長としてどうとらえているか、全体的なお話を聞かせていただきたいと思います。

 それから、43ページの食の安心・安全確保の対策ですが、TPPの問題に絡めて、食の安心・安全というのは、今後TPPに参加するかどうかによって非常に日本の食の安全性がかなり大きく変わってくる可能性があります。こう言っては失礼ですけど、例えば中国産のマツタケを買った人が、100グラムのマツタケだよって言われて買って開けてみたら、中に針金やら釘が入っていて、重さを調整するためにわざとそれを入れてあったとかというような話も前にございました。
 例えば、農薬の問題にしても、日本に入ってくる食品の農薬の基準やら、いろいろな問題がTPPには絡んでくるというふうに聞いておりますので、まだこれは参加するかどうかは決まっておりませんが、できるだけ情報を取りながら、静岡県としての地産地消を進めながらやっていく上で、どのような対策をするか、ぜひしっかりとした対策を考えて情報を取っておいていただきたいと、これは要望しておきます。

 それから、最後に大村副知事の人事について、若干部長にお伺いしたいんですが、なぜこの時期なのか。特に大村副知事につきましては、ここの健康福祉部の所管の副知事でありますから、例えばこれは資料の20ページでしたか、介護マークの普及の問題についても、部長の説明によりますと大村副知事が大変厚労省に働きかけをしていただいてスムーズに事が運んだような部分ももちろんあるというような説明も冒頭にありました。
 行政というのは流れているわけですから、この12月の議会で年度を閉めるわけではなくて、来年度の予算というのはもちろん2月議会で決定をしていく。川が流れるように、やはりその予算編成をこの12月から、私どもも会派として来年度の予算編成についてのさまざまな勉強会、また政務調査を始めているわけですが、この時期にその担当の副知事がいなくなるということは、非常に実は私どもとしても心配な部分があります。特に岩瀬副知事につきましては、御承知のとおり今入院をしておられるということで、実質は両副知事がこれで正月明けから下手をすると不在になるというような状況も考えられるわけです。もちろんこの決断については知事の決断でありましょうが、この健康福祉部として大村副知事の人事がまずどのような影響があるのか、それからこの予算編成に対して、今後は例えば部長はだれと相談をして、さまざまな事案に対して対処をしていくのか、この辺をちょっとお聞かせいただきたいと思います。以上です。

○秋山経理監
 私のほうからは、事業仕分けでこの3本の事業が対象になった理由をお答えします。
 今回の事業仕分けですけれども、昨年までは1つの事業につきまして30分ということで議論していたのが、今年度は1時間ということで、議論の時間が長くなりました。そのため対象とする事業本数を経営管理部のほうから全体で30本ということで方針が示されました。ただ、その30本を選定するに当たっては2段階で選定していくと。
 まず本数ですけれども、義務的な経費とかを除いて、全庁の事業本数から各部局の政策的な経費の事業本数を案分しまして、それで各部局に何本候補の事業を出してくださいということになりました。それで、健康福祉部は9本事業を選定して出したんですけれども、まずその9本を選定するに当たっては、義務的な経費とか全額特定財源経費とかを除く、あとは過去に事業仕分けをやった事業は除くと。そういうもので浮かび上がった事業の中から、県民視点による事業の内容や、あとは見直しの方向性についていろいろ議論ができるというふうな事業を選んでくださいということでありましたので、部内でそういう視点で検討していただきまして9本出しました。
 全体で全庁的に45本がそういう形で集まって、第2段階の選定といたしまして、有識者とか過去に事業仕分けをやった方からなる選定委員会というのをつくりました。その選定委員会の中で事業そのものの必要性や、県が関与する必要性について議論できるかなど、4項目の視点によって5段階評価で、その結果30事業が選定されたというふうに聞いております。ですから、何で最終的に9本から3本になったのかと言われると、そういう事情でなっておりますので、よろしくお願いします。以上です。

○池谷健康福祉部長
 2点御質問があったかと思います。
 まず初めに事業仕分けの関係です。これまで私も県庁に長くいまして、予算もいろいろやらせていただきましたけど、これまで県のほうで予算案をつくって議会にお諮りして、いろんな御意見をいただいて、県と議会と一緒になって政策予算をつくり上げてきました。そういう中で、民間の人の視点をもう少し入れてみようということで、この事業が始まったというように私は理解をしておりますが、健康福祉部の事業については我々の説明の不足のところもありますけれども、今回の事業仕分けにつきましてはおおむね御理解をいただいているというように私は思っています。
 ただし、最近我々健康福祉部の事業は市町へ大きく事業主体がシフトしているということがありますので、その辺については、この事業仕分けの皆さんの意見の中でもそういうところがあるというものですから、こういう御意見を聞きながら、もう一度国でしっかりやるところはちゃんと国に言っていく、市町のできるところはしっかり市町にやっていただく、それで県がやるべきところはきっちり説明をして、県がやっていくというようなものを整備しながら、議会と御相談をしていろんな施策をつくり上げていきたいというふうに考えております。

 そして、副知事の影響と今後の予算やそのほかについてだれと相談をしていくかということであります。私自身も副知事の人事は知事が専管なものですから、発表があるまで全く知らないところでありました。委員のお話のとおり、大村副知事は健康福祉部の担当をしていただいて、非常に幅広い施策に御理解をいただいて、御尽力をいただいておりました。ですから、影響はないのかと言えば全くないということはないんですけど、我々としては健康福祉部が一丸となって、今後御相談するのは当面岩瀬副知事になるかと思いますけれども、我々としても責任を持って、きっちり判断をして動いていきたいと考えております。よろしくお願いをしたいと思います。以上です。

○杉山委員
 まず、事業仕分けのほうですけど、9本出して全体で45本出てきて30本に絞られて、その絞った選定委員会というのはどんなメンバーなのか教えてください。
 従来私がこの事業仕分けというものについて非常に疑問があるのは、本当にこういうものを時間をかけてやる、それならば例えば、改善とか廃止とかこういうものが出た場合に廃止に対する効力がどのくらいあるのか、それから改善はどうされたのかという検証がなされたかというと、多分1つもないでしょう、これに対する検証が。これはおかしいんですよ。
 時間をかけてこんなものをやって、例えば何にも静岡県のことを知らない方々が、農業関係の仕事でこんな事業は要りませんと言われても、静岡県の中で必要な事業はやらないといけないということはあるわけです。しかしそれに対しての検証をやった同じメンバーが、1カ月後に2カ月後にまた戻ってきて、本当にやりましたかと、どんな改善しましたかという説明する場を本当はつくるべきではないですか、事業仕分けというものをやるんでしたら。そういうことをしっかりとやらずに、選定委員会がどんなメンバーだか知りませんが、改善だ、中止だ、廃止だっていうような結論を出されて、法的根拠も効力も何もないものに対して検証すらしていないわけですよ。これは、部長ね、今後の県の行政の中で、この事業仕分け全体の話を一度幹部でしっかり話し合いをしてもらいたい。僕はやるならば徹底的に検証までしなければ、これはやっても何の意味もない、そう思っているんですよ。ですから、今の委員会のメンバーももう結構ですから、これは要望で結構です。
 これは、本当にただ国のはやり病みたいなもので、県もやらなくてはしようがないなというようにただやっているだけの話であって、余り暴露してはまずいのですけれども、前にいた委員会のときに廃止になった事業は、名前を変えて予算が全部復活していました。ふえたところもあって、それは僕らが逆にふやした。これは静岡県のためにやらなければいけない事業だよということで、どこの部とどういう政策かは言いませんけれども、そういう経過があることも実は事実なんですよ。
 ですから、この事業仕分けの全体的な考え方は、静岡県としては、私はもう一度よく議論をするべき問題があるなというふうに考えていますので、ぜひまた部長のほうから幹部とのいろんな話し合いの中では提言をしていただきたいと要望をしておきます。

 大村副知事に対する答弁は、その程度しか言えないというのは、はなからわかっておりますが、しかし、議会運営とそれから行政当局とのさまざまな調整の中で彼は本当に汗を流してやっていた。これは私が断言します。ここで細かい話はもちろん明かしはしませんが、本当に夜の10時、11時でもいろんな問題があるときには、電話やら来て本当にいい議論をして、彼がどれだけある意味では知事との接着剤というのかショックアブソーバーというのか、そういう状態でいたかというのは、これは私どもが一番よく感じておりました。
 それで、その副知事をこの時期に唐突に国に返すということに対する政策については、正直非常に私ども会派全体としては残念に思っております。先ほど一丸となって大きな問題が出ないとは思いますがというようなお言葉を出しましたが、それなら今後も国からもらう必要は一切ないわけですよ。ですから、県が各市町に対して職員を、副市長やらさまざまなところに送ってやっていることと同じように、国から来ている職員の方々がどれだけ静岡県のことを思い静岡県をよくしようと、そのために自分たちが国とのパイプをしっかりつくろうということを努力しているということも、部長はもう一度再認識をしていただきたい。僕は大村さんを見ていて本当にそれは感じましたよ。
 だから、次の後任人事について、まださまざまな憶測は飛んでいるにしても、その人事に関しては私ども議会としてどういう対応をするのか、非常に今、待っている状態でありますが、いずれにしても国から来ている方々、県庁に来て本当に一生懸命にやっていただいている方々に対しては、国とのパイプもしっかりつくっていただいて、このような事業を1つでも多く、国からいろんな意味で協力をいただけるような体制を、私はいま一度、県としては再構築をする必要性があるというような気持ちの中で、部長に提言をさせていただきます。以上です。

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