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委員会会議録

質問文書

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令和3年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野田 治久 議員
質疑・質問日:03/08/2021
会派名:自民改革会議


○野田委員
 一問一答方式で2つお伺いします。
 まず、多くの委員からいろいろな質問が出ました競技力向上対策事業についてです。
 これについて私は今までずっと思っており、実は一般質問でやろうかなと思ったこともあったんですが、ゴルフについてです。
 ゴルフはインターハイや国体の競技にも入っていると思いますが、静岡県はポイントを取っていないと思います。重点競技やマイナー競技に指定されておりますか。

○高松スポーツ振興課長
 ゴルフは県内41競技団体であるので、競技力向上対策事業費で支援しております。

○野田委員
 急に振って申し訳ないですが、実はゴルフ場利用税については、皆さん御存じのように撤廃と存続で協会と市町が真っ二つに割れている微妙なところなので質問はしていないですけれども、静岡県は全国でも4番目か5番目にゴルフ場が多く、ゴルフ場利用税も多く頂いている県です。
 ここのところのテレビ等で、女子プロの活躍、若い子の活躍を見ても沖縄県や熊本県、宮城県などジュニアの育成がしっかりできている県から若い選手がいっぱい出ているのは間違いないと思っています。
 ゴルフ場利用税は一度県に上がって、悪い言い方をすると、3割上前をはねて7割を市町に戻しているのが現実だと思います。
 そういうことからしても、もう少しジュニア育成に力を入れてもいいのではないかと思っていますがいかがでしょうか。御所見を伺いたいと思います。

○高松スポーツ振興課長
 ゴルフ場連盟もそうですが、各競技団体とも密接に連携を取り県内の様々な競技の競技力向上に努めております。1番委員のおっしゃるとおり、ゴルフ場連盟とも常々意見交換をしながら、連携しており、今後そういったことも含めて、競技力向上に努めてまいりたいと考えております。

○野田委員
 これはぜひゴルフ場協会等と相談してください。ゴルフというのは行くとお金がかかりますので、なるべく安くジュニアを回らせてあげるとか、そういった対策を県として積極的に取り入れていただきたいなと思います。

 次の質問ですが、本会議でもサイクルスポーツのレガシー創出に向けた取組についてざっくりと伺いました。元旦の新聞で自転車競技の拠点づくりについて、県の方針といいますか方向性が出ておりました。
 そのあたりについて質問しましたが、本日は文化観光委員会説明資料の内容から質問します。
 レガシー推進委員会で検討された方針に基づきとなっているわけですが、この推進委員会の中での県のポジションといいますか、県はどういう位置にあるんでしょうか。それから日本サイクルスポーツセンターもどういう位置にあるのか、お分かりであればお答えしていただきたいと思います。

○大石スポーツ政策課長
 レガシー推進委員会につきましては、県のサイクルスポーツの聖地創造会議――これは知事を筆頭に各市町と民間を含んだ会議でありますが――の中にひもづけられまして、レガシーを残していこうと検討してきました。
 その中には当然、日本サイクルスポーツセンターや競技団体である日本自転車競技連盟、県の自転車競技連盟等の各競技団体、それから公益財団法人JKAが入っています。したがって県が全て決めるわけではなくて、各団体、競技者、日本サイクルスポーツセンター、JKA、周辺市町も一緒になって考えてくれなければいけないということで、オリンピックのロードレースは小山町、御殿場市、裾野市、それから日本サイクルスポーツセンターに関しては伊豆市を筆頭に、伊豆の国市、伊東市を含めた形で、みんなで盛り上げていこうとやってきたものです。
 その中の意見を集約して目指すべき取組方法として合意したものですから、そちらに向かって今後日本サイクルスポーツセンターを自転車トレーニングビレッジ、スポーツハブとして伊豆半島、東部地域の自転車を中心としたツーリズムに役立てていこうという形になりました。
 ですので、皆さんと一緒に協力しながら自転車のレガシーをつくろうという中に県も入っていることになっています。

○野田委員
 ありがとうございます。
 目指す取組にいろいろなものがありますが、主に県が取り組む事業はこれだというものがありましたら教えてください。

○大石スポーツ政策課長
 県としましては、キックオフにはいろんなことをしなければなりませんが、最終的にはワールドカップを誘致したいと思っております。そんな中で、いきなりワールドカップというのは誘致できないものですから、皆さんと全体のスキルを上げていくために、説明資料9ページのマウンテンバイクのところに、ジャパンマウンテンバイクカップの開催として900万円の事業費を上げております。
 これはロードレースだと宇都宮市が非常に有名ですけれども、あそこも世界大会の後にロードレースのジャパンカップを始めました。
 同じように、マウンテンバイクコースも世界屈指のコースでございますので、この遺産を生かして長く続けていくためにはそういった日本を代表するようなレースを開催し、実績が重なることによってワールドカップの誘致につながると考えております。こういったジャパンマウンテンバイクカップや、現在も行われているベロドロームのトラックを使ったジャパンカップがありますので、そういったものを県として皆さんと協力しながら応援していき、レガシーづくりに携わっていくつもりでございます。

○野田委員
 御丁寧にありがとうございます。
 聞こうと思っていたお話を大分頂いたんですが、ワールドカップの誘致は物すごくお金がかかりますよね。ですから全体の予算の中で事業や取組が始まったばかりだと思います。確定的なものではないと思いますが、どのあたりまで考えているのか、いかがですか。

○大石スポーツ政策課長
 ワールドカップの誘致は大変お金がかかると思います。そのため県単独ではとてもできないと思っておりますので、こういったジャパンマウンテンバイクカップやいろいろな世界的な大会をやることによって、競技団体がスポンサーを集められるようになるといいなと思っております。そのためにもこういう地道な大会をやっていくことが競技団体の支援になると思っております。

○野田委員
 そこでちょっとお伺いしたいのが、自転車競技大会のマウンテンバイクオリンピックコースの一般利用化です。県が民間の日本サイクルスポーツセンターにいろいろ支援していただいたことはよく分かっています。
 これはなかなか表現が難しいことだと思うんですが、かなり大きなお金が出ていって、それで説明がございましたようにジャパンマウンテンバイクカップの開催に900万円がついていますよね。かなり大きな金額を県が負担していると思うんですが、このあたりについてはいかがでしょうか。

○大石スポーツ政策課長
 オリンピックコースの一般利用化につきましては、本年度予算の繰越しになります。実はマウンテンバイクコースは非常に難しく、一般の人が走るとけがをしてしまいます。日本の選手もけがをして完走できないくらいのコースらしいです。
 ですので、今のコースを残しながら、エスケープルートをつくって一般の方や日本の選手でも走れるようなコースに改修するものであります。
 それを活用しまして、ジャパンマウンテンバイクカップを開催するわけですが、今年度予算が1980万円のところ令和3年度は900万円になっています。今年度はちょっと時期が遅くて、JKAの補助金がとれなかったことや、来年度は伊豆市、伊豆の国市、伊東市の地元3市にもお願いをしまして、そちらの財源も入れておりますのでこういった金額になっております。このオリンピックという宝を育てていこうと予算を組ませていただきました。

○野田委員
 ありがとうございます。
 日本サイクルスポーツセンターには私も子供のときから何回も行っていてよく知っています。民主党政権のときに事業仕分けで大幅に予算が削られて、それから運営が非常に厳しくなった財団法人であります。
 とにかく民間の団体であることには間違いなくて、これから日本サイクルスポーツセンターの経営をしていかなきゃならない、運営もしていかなきゃならない。そういう中でレガシー推進委員会や県の方針があって、お互いに話がちゃんとできているのかどうか。最後にお伺いをさせていただきたいと思います。

○鈴木スポーツ・文化観光部参事(オリンピック・パラリンピック担当)
 日本サイクルスポーツセンターとの関係につきましては、レガシーをいかに残すかが非常に重要なテーマだと考えておりまして、それには先ほど来から出ているいろんな関係者が関係してきます。それは競技関係もありますし、裾野拡大やツーリズムの関係、施設の所有者や土地の所有者、また自転車の有識者にもいろいろ意見を聞いていかなければなりません。
 これはそれぞれ専門的な、それからそれぞれのお立場があると考えており、いろんな方の意見を聞きながら最高のレガシーをつくっていく形です。これをうまく有機的に連携させていくのが静岡県の役割だと考えております。
 そういう意味で、地元の市町や民間事業者との連携、利活用を地域一体となって検討していく。そのためのハブとして県が連携体制をきちっと取っていくことを考えております。
 もちろん、日本サイクルスポーツセンターは民間事業者でございますので、その経営につきましては当然お考えがあろうかと思います。そこと県、さらにはいろんな競技団体などの考えをいかに反映していくのかがレガシーをいかに残すかにつながっていくのかなと思っております。

○河原崎委員長
 委員として質問したいので、しばらく野田副委員長と交代します。
(委員長の三角塔を移動)

○野田副委員長
 それでは、委員長の職務を行いますので、よろしくお願いします。
 では、発言願います。

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