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委員会会議録

質問文書

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令和元年決算特別委員会危機管理くらし環境分科会 質疑・質問
質疑・質問者:渡瀬 典幸 議員
質疑・質問日:10/28/2019
会派名:自民改革会議


○渡瀬委員
 一問一答方式でよろしくお願いいたします。
 まず最初に、平成30年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書22ページの国民保護共同訓練についてお伺いしたいと思います。
 これは国を含めて伊豆市ほか2市及び39の関係機関の参加によりまして、国際的スポーツイベント開催中の伊豆市内の競技施設で大規模爆破事件により多数の死傷者が発生後、駅付近において爆発物の設置が確認される等の想定で図上訓練を行ったということでございます。これはまさしくオリンピック・パラリンピックを想定した訓練だと思いますけれども、今回のこの訓練で得られた成果、課題をお聞かせください。

○酒井危機対策課長
 国民保護共同訓練についてお答えいたします。
 本訓練は2020年の東京オリンピック・パラリンピック自転車競技の開催を見据え、会場となる伊豆ベロドロームで国際的なスポーツイベント開催中に爆破事案が発生したことなどを想定し国、伊豆市などと共同して図上訓練を行っております。
 一般的に、国民保護訓練は地震や津波、風水害などの災害対策訓練に比べなじみが薄いことがございます。危機管理に携わる行政職員でさえ具体的にイメージできない事情もあり、東京オリンピックの開催を背景に訓練想定により実施することができました。開催に携わる各団体の担当者等に対する絶好のイメージトレーニングになったと思います。
 訓練の成果としましては、オリンピック組織委員会を含む39団体が訓練に参加するなど、大会期間中の危機管理体制や事態対処方法等を考えるいい機会になったと考えております。
 危機対処自体におきましては、特に情報の収集・整理・共有が非常に重要であります。
 また、対処要領等をふだんから理解しておくことも必要でございます。そういうことを参加者の多くが認識でき、あわせて国民保護事案に対する対応の難しさを実感できたことが成果であります。
 また今後の課題ですけれど、今年度は東京2020オリンピック・パラリンピックを見据えて実動訓練を計画してございます。実動訓練では警察、消防、自衛隊、医療機関等の初動対処訓練及び発災現場の滞在者及び周辺住民の避難訓練などを中心に行ってまいります。県または市の職員がこれからの事態においていつどのように対応していくかが重要な課題になります。
 また、図上訓練において明らかになった情報収集体制の問題にどう対処するかも、本年度の訓練に取り入れて検討していく必要がございます。

○渡瀬委員
 ありがとうございました。
 今年度は実動訓練を行うということでございます。本当にこういった事案はあってはならないことだと思いますし、発生した場合にいかに適切に対処するかが一番ですので、しっかりと訓練の充実を図っていただければと思います。

 では次に参ります。
 説明資料29ページになりますが、カ消防学校との連携で消防学校訓練機能充実強化事業費6177万円余が掲載されております。災害対応力強化に資する実践的な訓練施設の整備を行ったとございますが、もう少し具体的な説明をお願いしたいと思います。

○細沢消防保安課長
 実火災体験型訓練施設は、間口が3メートル、奥行きが14メートル、高さが3メートルぐらいのコンテナの箱に排煙処理装置がついた施設であります。そのコンテナの中で木のパレットを燃やして、炎の広がりぐあいであるとか煙の状況を消防職員が体験します。

○渡瀬委員
 ありがとうございます。
 体験された職員の人数を教えてください。

○細沢消防保安課長
 消防士になったばかりの初任科の職員は最低使っていると思います。いきなり中に入るのは無理かもしれませんけれども、例えば外から見る形でも使っております。
 実際の建物火災は、高いところでは濃い煙で下のほうは空気になっていたり、高いほうは600度ぐらいで下は60度とすごく差があり実際に体験してみないと座学ではなかなかわかりません。体験した人の話を聞くと、非常によくわかった、体でわかったという感想を聞きました。

○渡瀬委員
 ありがとうございます。
 せっかく訓練施設をつくったのですから、ぜひとも多くの消防職員に体験していただいて実火災に生かしていただければと思います。

 最後の質問に参ります。
 説明資料27ページ、先ほど7番委員からもありました消防力の現況で、消防水利についてお伺いしたいと思います。
 既に平成26年から30年までの数字がそれぞれ並べられておりますけれども、消防水利の消火栓は毎年数がふえています。しかしながら防火水槽が平成27年から28年でいきなり1,000基ぐらい少なくなっております。その後260基くらいプラスで、平成29年もふえて、また平成30年は80基ぐらい少なくなってございます。
 耐震防火水槽は、火災のときはもちろんですけれども、それ以外にも非常時には飲料水にかわったりさまざまな利用価値があるかと思いますけれども、少なくなった理由を教えてください。

○細沢消防保安課長
 5番委員から御指摘がありましたように、防火水槽は水利の中で非常に大切なものであります。これは実は統計の数字でありまして、各消防本部が毎年台帳を整理している関係で実際に使えるもの、使えないものを調査して、ちょっと減った状況になっております。

○渡瀬委員
 それは、古くなって使用できなくなったものが出た状況でしょうか。

○細沢消防保安課長
 例えば古くなったものもありますし、実際には車両が通って使うことができないなどいろんな理由があると思いますけれども、事実上使うことができないものを減らしております。

○渡瀬委員
 ありがとうございます。
 防火水槽の中に耐震防火水槽の数も含まれていると思います。今数字はわからなくて結構ですけれど、普通の防火水槽を耐震に変えるとか、また違うところで新たに求めていくとか、確かにお金はかかると思いますけれども耐震防火水槽の伸び率とかがわかれば教えてください。

○細沢消防保安課長
 県でも耐震性の貯水槽に対して助成して力を入れているのは事実ですけれども、その数や伸び率については調べさせていただきたいと思います。

○渡瀬委員
 耐震防火水槽が今後必ず多く必要になることが予想されますので、ぜひとも助成にも力を入れて各市町の充実を図っていただけるようにお願い申し上げて質問を終わります。

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