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委員会会議録

質問文書

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平成25年6月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 榮 議員
質疑・質問日:07/29/2013
会派名:自民改革会議


〇遠藤(榮)委員
 せっかくですから、2問だけ一括でお願いをいたしたいと思います。
 今年は選挙の年ということで、特に私たちの富士市は3連投の選挙、知事選、参議院選、それから市長選もあるということで、いろいろな面で、選挙管理委員会の方々には大変お世話になってきているわけでありますが、この選挙について若干、私自身の私見も入れながら、質問させていただきたいと思います。
 6月16日に知事選がありました。結果はあのとおりであります。
 それから、7月21日に参議院選があったということで、同日選挙はあるにしても選挙と選挙の間がこんなに短いというのは余りなかったと思います。そういうことで、選管の皆様方それぞれ大変御苦労をされたと思います。そういう中において、開票のところで、いくつかの市町で集計ミスがあったというような報道も受けているわけでありますが、この問題について、どのような形であったのか教えていただきたいと思います。

 それから、私、今回の選挙を見ながら、知事選はああいう形でありましたが、参議院選もどんどん投票率が落ちて、果たしてこれは民主国家としての、いわばそういう権利をだんだん剥奪されていくような感じもいたすわけでありまして、投票率低下の問題についてですね。選管ではそれぞれ考えていると思いますし、我々も一生懸命に努力しなければならないと思います。例えば、6月16日の知事選では投票率49.49%と、非常に低い。上位は川根本町が69.43%、2番目が松崎町で65.67%、そして、浜松市天竜区が63.44%。非常に低いところというと、熱海市が37.98%ということで、伊東市と私のまちも余りよくないです。
 そういうことを考えたときに、例えば、参議院選も同じように投票率のいいところは川根本町でありまして、松崎町とか南伊豆町とか、いわば人口の少ないところが投票率がいい。しかしながら、逆に考えてみますと、駿河区とか沼津市とか富士市とか大きな選挙区がかなり投票率が低いということで、これはやっぱりこれからの政治を運営していく中において、大きな問題であろうかと思います。ただ、選挙があって、こういう結果だけではなくて、例えば、どういう形で投票率が悪かったのか、若者が悪かったのか年配の人たちが悪かったのか、いろんなそういう分析はもちろんされていると思うのですが、この結果についてどのように考えているのか。選管も含めて、我々もこれからいろいろな運動をしていく中において、一つの指針としたいと思いますので、お答えをいただきたいと思います。

 それから、これ若干ずれているかもしれませんが、7月15日、富士山が世界文化遺産に決まった日より後だと思うのですが、富士水泳場の天井が3分の1ぐらい落ちてしまって、これはたまたまけが人もなかったし、人も使ってなかったものですが、こういう中において、設計上のミスではなかろうかという話も出ています。ただ、三・一一の後の3月15日に、やっぱり大きな地震があの地域を襲っているわけであります。まだ事故が起きて間もないと思うのですが、そのことについてわかる範囲で御説明を願いたいと思います。

〇島村自治局長
 選挙の関係で2点お答えをいたします。
 まず、初めに、先の参議院選の開票日におけます集計ミスの関係ですけれど、こちらはいずれも、その本体のデータの速報システムに載せる段階で、若干ミスが生じたものでございまして、本体事務の誤りではございません。
 具体的に申し上げますと、沼津市につきましては、比例代表の投票者数に、不在者投票分を若干除外して報告をしてしまったというものです。それから藤枝市につきましては、投票の確定の話ですけど、こちらは不在者投票の投票者数をカウントするのに、現場の投票所から不在者投票を含めた形で、本部へ報告があったものに加えて、本部でも不在者投票者数を把握していたものですから、そこでさらに上乗せをして報告してしまったということで、これは昼間のうちに訂正がありましたので、その日のうちに修正がなされたものでございます。
 それから、あと2件は、焼津市と吉田町で、いずれも在外投票という、国外にいる日本国籍を有する人の投票に関するものなのですが、これがたまたま帰国して、期日前投票をやられたという事情がございまして、それを1人カウント漏れがあったというものです。
 あと1件は、同じく吉田町でデータを入力するところを見間違えて、別の古いデータを入れたという単純なミスで、いずれも速報に関するシステムにデータを送る段階でのミスということです。これについて、いろんな様式の検討ですとかダブルチェックとか、対応策を報告いただいていますので、そういったデータを全市町で共有して、再発防止に努めていきたいと考えております。

 それから、2点目の投票率の関係ですけれど、お話にございました川根本町ですとか天竜区、いずれも人口も少なくて高齢者が多いところでして、もともと年代別の投票率を見ますと、高齢者になるほど投票率が高いという傾向がありまして、そんな傾向が出たものと考えております。
 全体的な傾向なのですけれど、若年層の投票率が近年非常に低いということで、今回の知事選も参議院選もそうなのですけれど、この若年層の投票率の向上にかなり重点を置いた啓発を行いました。
 具体的には、若者の生活パターンに応じてインターネットですとかコンビニ、あるいは居酒屋等などにポスターを置くとか、いろんな配慮をして投票率の向上を呼びかけ、あるいは大学生と一緒に啓発活動を行ったり、学生に限らず子育て世代にもいろんな呼びかけを行ったところであります。
 確かに投票率は50%そこそこだったのですけど、過去5回の知事選の結果を見ますと、60%を超えたのが2回あるのですが、それが前回の政権交代前夜と参議院との同日選挙。それ以外は今回より低かったものですから、一定の効果は得たものと考えております。
 今後ですけれど、やはり選挙時以外の啓発というのも非常に重要だと思いますので、現在、県下の中学3年生全員に選挙の仕組みですとか啓発のパンフレットをお配りして、授業等で活用していただいているところですが、そういった常時啓発といいますか、選挙時以外の啓発にも力を注いでまいりたいと考えております。

〇袴田経営管理部理事(営繕担当)
 富士水泳場の件についてお答えいたします。
 営繕につきましては、教育委員会が今、事故対応として扱っているということで、それに対して技術支援を行っているところでございます。
 先般、7月22日に施工業者から原因検証調査の報告があったところでございますけれども、それとあわせて、7月26日、先週の金曜日になりますけれども、国土交通省の建築指導課に教育委員会が依頼をしまして、国土交通省の国土技術政策総合研究所から2名の調査者が見えて、現地調査をしていただいた状況にあります。どちらにしましても、国土交通省の調査を待って、それを注視していきたいと考えております。

〇遠藤(榮)委員
 ありがとうございます。
 水泳場の問題につきまして、私がきょう質問したのは、設計上のミスでなければいいと思っていたのですが。ああいう大きな地震の後でございますので、もちろんそれは確かにあるかもしれませんが、2年以上たってから天井が落ちたということで――西ヶ谷の水泳場も天井が落ちているのですよね、これは耐用年数があったと思うのですが――富士水泳場は、この前の前の国体のときにつくったのでありますから、まだ10年ちょっとしかたってないということで、ぜひしっかりやっていただきたいと思います。またこの水泳場で全国中体連の大会も8月にあるわけでして、そういうことで残念ながら使っていただくことができないということで、大変、全国的にも不便を感じさせたところもあると思います。
 この問題につきましては、また別の機会があると思いますので、質問を閉じさせていただきたいと思います。

 それから、選挙管理委員会の関係なのですが、これは私が少しひねくれ者かもしれませんが、マスコミの方もおられますからあれですが、開票がまだ終わってない時点であるいは始まってない時点で当確が出てきて、ほとんどそれで決まってしまう中で、その間も市町の職員は、一生懸命に夜中までかかって開票しているのですよね。そういうものがぱっぱと出ていることが、果たしてどうかなという感じもするのです。最近は当確が出てから訂正というものはないものですから、出口調査というのは非常に正確になっていますが、何かこうまだ開票箱から出てないのに、そういう結果が出てくるということは、これは全国的な問題であるわけでありますが、何かいい方法はないかなということを感じております。いっときでも早く県民、国民に知らせるというのは、報道の義務かもしれませんが、これは私の個人的な考え方でありますが、やはり汗だくになって職員の人たちが開票をやっている中で、結果が先に出ているということがどうかなという感じもしました。これにつきましては、とやかく言うことはありませんが、やはり時代の流れかなということを感じております。

 それと、投票率の問題については、大変皆さん努力をされているのですが、これは我々議員もそうだと思うのですが、なぜ若者が投票に行かないかというのは、政治に魅力がないということが、一言で言われてしまうと思うのです。やはり今いろいろなことを考えたときに、不平不満を言う方もおられますが、やっぱり政治を直すためには、選挙でしっかりと投票するということが大切ではなかろうかと思います。例えば、県全体でどこが投票率が一番で、そして若い人たちの投票率はここが一番とか、尻のほうの人たちのことは余り書くといろいろな問題がありますが、やっぱりしっかりやっているところは、こういう競争心をあおるようなことも必要かなという感じもします。とりあえず、これからはいろいろな面で政治離れ、それから選挙離れしている若者に対して、我々も県議会のほうもしっかりやっていかなければならないと思いますが、当局におかれましても、そういうことも含めて考えていただきたいと思います。これは要望です。

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