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委員会会議録

質問文書

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令和元年12月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:四本 康久 議員
質疑・質問日:12/17/2019
会派名:ふじのくに県民クラブ


○四本委員
 それでは、一問一答方式で質問します。
 まず最初に次期総合戦略素案について、質問ではないですが意見として聞いていただければと思います。
 戦略的体系の目指すべき具体的イメージはそれぞれのところに載っていると思うんですけれども、これは具体的なイメージの意味合いにはとれないんじゃないのかな。最小化や増加という方向性が示されているのではないのかな。
 先ほど9番委員からもKGIがありましたけれども、しっかりと示していくことが必要なものですから、何かのときにこれは具体的なイメージではなくて方向性ではないかとお伝えいただければと思います。

 では、危機管理くらし環境委員会説明資料の10ページ、エシカル・ラボinしずおかの開催についてお尋ねいたします。
 私も勉強不足かもしれませんが、エシカル・ラボは私自身なじみの薄いことでありまして、今回改めてこの要旨を見ると、人や社会、環境などに配慮した消費行動であるエシカル消費の普及促進のためにエシカル・ラボinしずおかが開催されるとあります。今回のエシカル・ラボでエシカル・ロゴマークを決定するということで、投票と書いてありますけれども、具体的にどんな方法で決めるのかお尋ねいたします。

○若月県民生活課長
 このロゴマークについては、エシカルを広く知ってもらうためのシンボルマークとして、静岡文化芸術大学と連携しデザイン学科の学生に作品をつくっていただきました。デザイン学科で14作品つくっていただきまして、先月有識者を集めた一次審査を行いました。そこでこの3作品に絞られ、インターネットでの投票を経てエシカル・ラボの当日に参加した方からも投票をいただいて1作品に決定する段取りになっています。

○四本委員
 ありがとうございます。
 インターネットで投票ということは、誰でもいいんでしょうか。

○若月県民生活課長
 インターネット投票はどなたでも投票いただけます。

○四本委員
 わかりました。ありがとうございます。
 これからエシカル消費をいろいろと皆さんに普及していくんでしょうけれども、学生さんたちがせっかくロゴマークをつくってくれたので、今後これが決まった段階でどのように具体的に活用されていくのかお尋ねいたします。

○若月県民生活課長
 ロゴマークの活用方法について、1つには商品がエシカルなものであることがわかるアイコンとして使っていくことを考えております。店先のポップなどでエシカルな商品であることがわかるようにロゴマークを使います。また例えば、ロゴマークをつけたギフトカードをエシカルな商品に添えてプレゼントすれば、贈る側と贈られる側の両方がエシカルを知ることになりますので小売店と連携して、例えばバレンタインや母の日などの催事イベントでそのようなことができないか具体的に検討しております。
 いずれにしても、静岡文化芸術大学の学生が未来を思って一生懸命に作成したものですので、有効に活用していきたいと考えております。

○四本委員
 ありがとうございます。
 エシカル商品の理念を県民へ、これからはそういったロゴマークも使いながら普及と実践をしていくと思うんですが、なかなかなじみが、私だけがないのかわからないんですけれども、このエシカル消費を県民の皆さんに普及し取り組んでもらうため、県として今後どのように進めていくのかお尋ねいたします。

○若月県民生活課長
 消費者の購買行動は、まず認知した上でその次に興味、関心が高まる段階を経て購入動機が起きて、それでやっと購入に至るものでございます。
 エシカル消費を県民の方が実践することに結びつけていくには、県民の認知や興味、関心を高めていく必要がございます。
 今年度私どもでエシカルの認知度を調査しましたところ、現時点ではまだ5%程度と決して高くない状況にございましたので、まずはエシカルを知って興味を持ってもらうための取り組みに注力して、実際の足がかりにしたいと考えております。
 また、消費者の購入動機を起こすことができてもエシカルな商品が流通していないと実践がかないませんので、事業者に対する普及啓発にも取り組みまして消費者の需要、事業者の供給の両方を喚起して相乗効果を生み出していきたいと考えております。

○四本委員
 ありがとうございます。
 とにかく地道にいろいろ取り組んでいただいて、それがまた県民の皆さんの利益になると思いますのでよろしくお願いいたします。

 続きまして、説明資料の20ページ。きょうもニホンジカ対策の推進について何人かの委員から出ました。その中で私は富士地域に特化してお尋ねしたいと思います。
 富士地域に関しては、箱根山地域で生息密度が上昇したとありますが、何か特別な事情や要因があるのかどうかお尋ねいたします。

○薮崎鳥獣捕獲管理室長
 箱根山の西側地域、静岡県内におきましては生息実態調査で生息密度が平方キロ当たり7頭だったのが、平成30年度の調査では平方キロ当たり27頭に著しく増加したと確認されております。
 その理由については、箱根山自体が静岡県や神奈川県にまたがっている事情もありますので、現在のところ不明であります。

○四本委員
 そこまで、何倍にもふえたとは思わなかったです。対策した地域は少なくなるけれども、それ以外のところに行っちゃうとか、結果的にはぐるぐる回っているとも聞いたことがあります。そういうことかどうかはわからないですけれども、それだけ生息密度がふえた、上昇して対策をとっていらっしゃるのは重々承知していますけれども、今後どのような対策をとっていくかお尋ねいたします。

○薮崎鳥獣捕獲管理室長
 そういう形で生息密度が著しく上がったので、本県で呼びかけを行いまして富士箱根伊豆国立公園管理事務所、関係する国有林を管理している森林管理署、神奈川県が連携して対策に取り組めるよう情報共有を図る場を設けようと現在調整しております。
 そういう場におきまして、先ほど御質問がありました増加した原因の究明や捕獲の方法などについて調整して、箱根山地域でしっかりニホンジカが減るようにみんなで協力して取り組みたいと考えております。
 また、静岡県内においても生息密度が高くなっておりますので、今年度三島市、裾野市で認定事業者による奥山等捕獲困難地の捕獲を新たに1カ所始めております。また御殿場市、小山町地内におきましては、班体制で集中的にわなをかけていく里山集中捕獲を新たに3班設置し、県内での捕獲を始めております。

○四本委員
 ありがとうございました。
 大変でありますけれど、対応をよろしくお願いします。
 一方で、富士山西側では生息密度が減ったとありますが、実際私の地元で最近減ったのかなと言う人もいます。鹿はどっちかというと富士山の側に行かないと今まで見られなかったものが、最近は人家があるところに群れが来てるよという話もちらほら聞くんですね。
 実際にどうなのか私もはっきりわからないんですけれども、現実的に今、富士山西側の生息密度が減ったとありますけれどもどうなんでしょう。もう一度お聞きします。

○薮崎鳥獣捕獲管理室長
 静岡県では毎年糞粒法という調査方法で生息実態調査を行っている中で、富士山の西側地域につきましては生息密度が現在、特に人家に近いほうでかなり落ちてきている調査結果が出ております。

○四本委員
 山間部の富士山に近いほうが減っている感覚を持っています。鹿は結構群れで動きますよね。人家があるところはかなり出てきていると思います。先ほど箱根山地域、ヘクタール当たり何頭とありましたけれど、富士山西側の数字はどうでしょうか。

○薮崎鳥獣捕獲管理室長
 富士山西側も毛無山など上のほうでは、平均30頭を超える数字になっておりますが、富士宮の市街地、里のほうにおきましては、近年の捕獲の効果から5頭を下回るぐらいの数字になってきております。

○四本委員
 ありがとうございます。
 そうですか。引き続きまた私なりに、地元でそんなことをお尋ねしながらやってまいります。

 そして、説明資料の20ページの一番下に生息実態調査に捕獲の効果がより反映できるよう調査地点を見直したとありますけれども、富士地域ではどのように見直されているのかお尋ねいたします。

○薮崎鳥獣捕獲管理室長
 生息実態調査の調査地点ですけれど、平成30年度から本格的に奥山の捕獲困難地で認定事業者を使った捕獲などに取り組んでいます。そうしたところに調査地点がなかったり、あるいは現在の調査地点が同じような森林、広葉樹林、高さで比較的近接している場所があったりします。
 今、全体的に捕獲事業を進めているので、できるだけ均質に今の捕獲の仕事が反映できるような視点から見直しました。富士地域では新たに4点調査地点を追加し、一部近接しているところでは調査地点を動かし、当然調査ですので継続性を担保しつつ、捕獲の効果がわかるように見直しを行い現在調査を進めております。

○四本委員
 ありがとうございます。
 大変な作業だと思いますが、ぜひ今後とも継続して対策を打っていただければと思います。

 最後に説明資料の24ページ、大井川上流部の現地状況確認についてお尋ねいたします。
 現地調査が11月28日に行われたと報告がありました。当委員会でも11月27日、28日だったと思いますけれども視察計画がされておりましたが、災害や気候の状況、冬山の経験がないとなかなか難しく危険性があるということで当委員会の視察は残念ながら中止となりました。実際行ったと書いてありますけれども、どんな感じだったのか生の声を聞かせていただければと思います。

○田島くらし・環境部参事
 当委員会の視察で行っていただけなくて残念だったんですが、11月の当初、事前に下見させていただいたときには氷点下になって凍っておりました。ちょうど崩落地点は凍りついてアイスリンクのような格好だったので非常に危険だなと。それが11月末となればさらにひどくなるのではないかと心配しておりましたが、たまたまこの日は低気圧が前の日に通過した影響か、気温が氷点下にならず凍結まではしておりませんでした。ですから全員一応ザイルやピッケルなどを持って行ったんですが、使わずに帰ってくることができました。
 現地につきましては、かなり大規模に被災している状況も見られましたし、そこから上流部につきましては渇水期ということもあり、前日は雨だったので多少は水位が上がっていたんではないかと思われましたけれども、かなり少ない状況が見てとれました。何かの影響があって減水した場合にはかれてしまう危険性があることが確認できました。

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