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委員会会議録

質問文書

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平成27年6月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 進吾 議員
質疑・質問日:07/07/2015
会派名:自民改革会議


○藪田委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質問等続けます。
 では、発言願います。

○天野(進)委員
 地震のことについて触れる前に今から4年ほど前ですか、週刊誌に琉球大学の木村政昭教授が「富士山が4カ月後には爆発する」と週刊誌に出ておりました。大変にセンセーショナルな記事でした。ところがおかげさまでもう既に4年もたって、富士山の爆発ではなくて箱根の小さな小さなかわいい爆発があるだけであります。しかし木村教授の名前は大変に有名になりました。おかげさまで講師として呼ばれればそのいただくものも決して小さなものではありません。マグニチュード7ぐらいのものはもう手に入れているでしょう。ところで今度はこの地震について考えてみたときに、この数値は一体誰がどのような形で決められていったのだろうか。恐らく学者ですがたくさんの学者がいるんですから大きなことを言う人もいる、小さな数字を出す人もいるはずであります。しかし世の中というのは大きな数字が制するんですね。昔から何事も大きなことを言ったほうが勝ちであります。私は実はこの数値というのはまさにそうではないだろうか。例えばあえて言うなら私は静岡市でありますからあの登呂遺跡が発見されたのは実は津波がなかったからではないですか。津波があったら登呂遺跡のあの木造の建築、あるいは木造の船、あるいは下駄、全てはあそこにはなかったんじゃないだろうか。登呂遺跡はこれまでおよそ2000年の歳月がたっております。その間にここに書かれている大きな宝永地震、慶長地震、それぞれ書いてあります。津波というものを1つも受けてこなかったあらわれだろうと、私は勝手に考えております。そして、ついでにおどかされる駅南の海岸端の市民の皆様に登呂遺跡を見れば津波はない、私はあえて彼らに自信を与えております。恐らく私はあの駿河湾地震でもまさか40年前にあした起きてもおかしくはないと真剣に考えました。大変に心配しました。しかし、ついにあの先生も後に30年ほどたったときにいささかの間違いがあったことを本に書いたことがあります。非常に私は地球物理学、地学なんていうのはもともと恐らく皆さんもかって地学を勉強したかわかりませんけれども、その授業を受けた方にとって一番おもしろくない学問が地学だったと私は思っておりますけれども、その地学に生きてきた学者の皆さんにとってこれほど明るい天下はありません。これほど社会にもてはやされる、そういう時代になりました。私にはどうもこの数値は一体誰がどのような形で決まっていったのか、昔から疑問であります。恐らくその回答は容易ではないでしょう。しかしここにある数字1つ例えば御前崎海岸であっても11メートル、はるかに大きな数字であります。御前崎を潰すにはそんな大きな地震は要りません。わずか5メートルあれば十分です。一体そういう数字がどうやって生まれてきたのか、私には今なお理解できないところであります。もう1つ例えばあのチリ沖地震。あの地球の裏側から起きた地震が時速700キロですか、津波がそして日本に押し寄せてきて、そして三陸地震だけ、あの海岸だけがたくさんの人間がなくなりました。そのときに浜松はほとんど津波が来ちゃいないんです。あの三陸だけ何で襲っていったんですか。それは三陸海岸というあのリアス式海岸ゆえの大きな事故だったと私は想像しています。あの東北の大震災もそうした地政学的な問題が基本的にあ
るんじゃないかと思っておりますけれども、さて先ほど言った登呂遺跡の地震がこれまでなかったんだろうという、そのことをどなたか覆していただければまた自分自身の参考にさせてもらいます。御意見があればお願いします。

○杉浦危機政策課長
 レベルワンとかレベルツーの地震津波高につきましては国のモデルをそのまま使わせていただきまして、今回の新しいレベルワン津波については、国に相談して資料を使ってそれを利用しながら静岡県の地形を考慮して津波の浸水、あるいは地震動というものを決めてまいりました。国もいろいろな先生方に確認しながらそういう地震・津波モデルをつくって、それに基づいて南海トラフの巨大地震の被害想定等を発表されたと思いますので、私どももそれにしたがいまして本県の地形に沿ったレベルツーの地震津波というものを発表したわけでございます。

○天野(進)委員
 あるいは県当局としてはそれしか方法はないのかもわかりません。しかし常識として非常に考えにくい事ではないでしょうか。例えば関東大震災であってもあの大きな地震が伊豆方面に、熱海だとか伊東方面に及ぼしたものは小さなものであります。極めて近いところにあの関東大震災は小田原沖ですよね、そこで起きた大震災が熱海のところには小さな被害しか与えない、我が静岡県では死者わずかに300人程度じゃないですか。それを考えてみても今でいう学者のいう言葉というのは極めて理解しがたい思いであります。ぜひ私は東京の学者の皆さんが集まって、そして気象庁であるいはそういう方向を出すのかわかりませんけれども、それについてもしチャンスがあればお調べいただければ大変にありがたいと思っております。これでは単にまたオオカミが来るぜという言葉だけに終わってしまうんじゃないかなとふと思わざるを得ません。以上、私の要望を申し上げさせていただきました。

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