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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成25年決算特別委員会総務分科会 質疑・質問
質疑・質問者:中沢 公彦 議員
質疑・質問日:10/30/2013
会派名:自民改革会議


○中沢(公)委員
 それでは1件です。よろしくお願いします。
 随意契約の件ですけども、平成24年度決算で6件の随意契約があります。1件を除くほかは全部8号随契。それ以外の1号随契というのは合算されているものですから、ここには出てこないと思いますが、8号随契はある意味ではやむを得ないということですよね。やむを得ないものでこうなるという話だと思うんです。
 随意契約の是非とか、個別案件ごとの中身について聞くつもりはありませんので、それは結構ですが、8号随契になったということで、それぞれの事業に対して結果が出た後、例えば各部署が発注内容とか、発注の仕方とか、予算とか積算額が適正だったかどうかというチェック機能みたいなものはあるのでしょうか。以上です。

○渋谷営繕工事課長
 営繕関係で工事監理委託契約を随意契約でやっております。これは施設設計の段階で指名競争入札等により決定した設計事務所に委託するのですが、その設計内容に基づいて工事が設計どおりに行われているかどうかを監理する。それが工事監理契約ですが、設計の内容を把握してないとなかなか監理ができないということで随意契約で契約を結ぶということになります。
 チェックということですが、具体的にどの段階で工事進捗の何をチェックするのかということをあらかじめ決めておき、それに何人工かかったかということを後で報告もらったり、担当職員が現地で調査したりして、誰が何日現場へ来て工事監理やったかということでチェックしております。以上です。

○中沢(公)委員
 僕の聞き方が悪かったのかしれませんけど、そんなことは全く聞いていません。具体的に言いますね。説明書の124ページに8号で不調になったことによる随意契約案件があります。不調になったから8号随契になるわけですね。そうすると不調になるということは、行政側の発注内容、発注の仕方、その事業予算、積算のあり方などに何か問題があったから不調になったのではないかということをチェックする機能がありますか、という質問です。

○稲葉設備課長
 設備課の案件ですので、私からお答えいたします。委員御指摘の説明書の124ページは、草薙室内練習場の建築工事に先立ちますガス管の切り回し工事です。
 積算は県でもちろんしまして、県の単価と見積もり等によって積算をいたしまして予定価格を決めます。入札は2回行うわけですけれども、2回目の入札価格が5%以内で不調になった場合のみ随意契約に移行しまして、予定価格以下に入札価格を入れかえてもらって、最終的には予定価格以内におさまって契約ができるということです。さらに契約後は内訳書等をいただくものですから、設計内容と相違ないかどうかのチェックをしながら、工事を進めていくことになります。以上です。

○中沢(公)委員
 それも聞いてないですよね。要するに多分チェック機能がないんですね。チェック機能がないから答弁が全然かみ合ってこないのだと思います。だからチェック機能がないという前提で伺いますが、私が何を言いたいかというと、民間ができない、民間がやりたがらないような金額または業務内容になっていることが想定される場合は、チェック機能があったほうが、民間がやりやすい仕事内容または金額によって、品質のいいものをやってもらうことができるのではないですか、ということを私は問いたかったわけです。
 だから今、お二方からいただいた答弁は、何も求めてないんです。だから具体的な案件は聞きませんと前置きしたのはそういうことなんです。それが答弁として出ないということは、恐らくチェック機能がないんだろうと思います。やっぱり公共事業は税金を使ってやるわけですから、品質のいいものをきちっと担保される形で県民に提供しなければいけないと思います。決して安かろう悪かろうになるようなものであってはいけない。まして地震だ、津波だ、災害だと言っているときに、万が一のことがあるような工事ではいけないわけです。
 そういうことを考えると、不調になる案件は、発注の仕方、金額、積算、予算または発注内容をチェックする機能が行政側にあったほうがいいんじゃないかと思うんです。
 それを教訓として踏まえて、次年度の公共事業の工事のあり方を検討するべきではないか。それを反映させていけば、もっと品質が保証されると思います。そこをそのままやるのか、チェック機能の中でやるのかということを御提案というか、質問をしているわけです。何かそれに対して御意見ありましたらお願いします。

○袴田経営管理部理事(営繕担当)
 チェック機能がどうかということで、それは設計を出すときにしっかりチェックした上で発注するべき、という御質問だと私はとりました。昨今はいろいろと物価の上昇とかもございます。私どもが発注をするときには、基本的に県の単価がございまして、それについて今回は平成25年10月に単価の改正がございます、そういう県の単価を入れているということでございます。
 それから建築の場合は市場単価がかなり多く、市場単価の掲載された刊行物から単価を入れます。
 それともう1つは、メーカーとか下請の5社から直接見積もりをとるという形にしております。そのときにこの単価でいいのかどうかを最終的にはそれぞれ全体を並べて、工種ごとにこれで妥当かどうかをチェックしております。ただ現状がなかなか読めないところもございまして、非常に苦慮しているということで、実際の入札の価格と設計価格との乖離が出てきているということになっております。
 実際にその入札が終わった後、不調のものもございます。不調随契も今回4件ございまして、それ以外にも不調というのがございます。要は成立しなかったものです。そういうものも含めて単価をなるべく現在に近い形で、設計するときは工種ごとにどのぐらいの率になっているかということをチェックさせていただいております。以上でございます。

○中沢(公)委員
 それは大変重要なことだと思います。静岡県の平均年収がずっと下がってきているから、県民の平均年収を上げなきゃいけない。だから雇用をふやそうよ、賃金上げようよ、だけど県からの仕事は安かろう悪かろうになってもいいから安いやつやってね、みたいな話になっていたとするならば、賃金なんか上げようがないわけですよ。
 僕が言いたいのは、さっきも言ったとおり、品質のいいものをきちっとつくってもらうことがやっぱり大きいと思うんです。事業ごとに予算があって、積算があって、皆さんが検証されたものが公共事業として公告されて入札されるわけですね。
 我々議会からすれば、予算が議会で審議されて、可決されるわけです。その事業に対する予算を議会でもオーケーするということは数字を見ているわけです。しかしふたをあけてみたら物すごい安い受注があったとか、不調になるような金額が入ったとすれば、積算した人も予算を組んだ人も大丈夫なのかという話に僕は感じてしまうんですね。そこでちゃんとやっていれば、もっと高い落札率があってしかるべき物件もあるのではないかと。
 業界が今、単価とか積算とかの積み上げではなく、これならとれるだろうみたいな入札になっているとするならば、それを是正するような仕組みをつくった上で、品質や内容がきちっと担保される仕事をしてもらわないと困るのではないかな。そうすれば、おのずと8号随契は減ってくるというか、なくなるはずですよね。そうしていくことで、随意契約はなるべくやりたくないというか、なくすんだというのが県の方針であろうかと思いますから、その随意契約をなくすということならば、まさに今言った部分の単価を改善することも含めて、発注内容から金額も含めて適正に行われるというのが不調になったとか、随意契約になったとかという結果を教訓にしていかないと改善できないと思うんですよね。ということを言って終わります。

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