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委員会会議録

質問文書

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平成23年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中沢 公彦 議員
質疑・質問日:12/15/2011
会派名:自民改革会議


○中沢(公)委員
 11月30日ですが、私は当委員会の委員長として、委員の皆さんに慎重審議と委員会運営の協力をお願いし、議案第131号、第132号、第133号を全員一致で可決すべきものと採決いたしました。当然のことながら、上程された議案は、知事並びに当局、教育委員会がしっかり協議精査して提案されているということが大前提であり、その議案を付託された委員会においても、常に闊達な議論と慎重な審議の上、可否を判断しているものであります。
 しかるに、12月6日の議場における知事答弁について、今こちらに私の手元に知事のそのときの答弁がありますが、ちょっと一部読みます。「今回、教員の給与がいわゆる知事部局と同様に下げられました。私は、それに対して反対したわけです。」という答弁がありますが、こうした答弁は、議会、また委員会を全くもって軽んじた発言であり、ひいては議案の提案者としての行政の長の資質を大いに疑問視するところであります。これは県民に負託された議会の軽視、ひいては静岡県民に対する背任ともいえます。二元代表制の根幹を揺るがす大問題なのです。議場において楽屋の裏話のような発言は愚の骨頂であり、知事の資質に欠け、この発言は辞職に値すると思いますが、もし仮にこれが国の大臣であれば、罷免か辞職になっていてもおかしくないような出来事であります。
 そこで、教育長にお尋ねしますが、知事がこの議案に反対していたということを知っていたのかどうか、まずお聞かせください。そしてもしそうだとした場合、なぜ反対していた議案を提案してきたのか。そして改めて教育長自身として、この議案をどう思っているのかお聞かせいただきたいと思います。

 それとあわせて、そのときの知事の答弁の中で、「大学卒の保護者がふえていて、そしてその大学卒の保護者がふえたがゆえに、先生を尊敬、信頼できずにモンスターペアレントがふえている」、これはともすれば大学卒の保護者がモンスターペアレントだという明らかな偏見にもとられかねないような差別発言にも通じる大変遺憾な答弁だったと思います。
 そこで、あえて伺いますが、教育委員会としてモンスターペアレントという認識を持っている保護者の中で大学卒の方の割合を教えてください。以上です。

○安倍教育長
 知事が当初反対であったという、そういう発言についてでございますけども、私が直接知事から教員の給与の引き下げに関して、当初反対だったと、そういう旨を初めてお聞きしたのは、これは11月の22日に、「あざれあ」で県の校長協会の秋の大会がございまして、そこに知事が講師として招かれてお話をされた中で、お話をされまして、そこで私は初めて知りました。ただ私としましては、これは11月の22日のことでもございますし、教育委員会としては、今定例会のいわゆる提出議案という形にもなっておりましたし、地方公務員法の規定によりまして、情勢適用、それから職務給、均衡、条例主義という、この四原則があるわけですけども、これが教職員にも適用されて、知事部局、あるいは警察と同様の改正が求められるということを認識した上で、今回提出したものというふうに理解をしております。
 また、そういう知事の発言の背景には、給料を下げることによって教員の士気の低下というものを懸念されて発言されたのではないかなというふうにも理解をしているところでございます。

 以上でございますけども、2つ目の御質問につきましては、モンスターペアレントの中で、どのぐらい大卒がいるかということについては、ちょっとどういうデータのとり方になるかわかりませんけれども、現在うちのほうで、もし把握している中で、そういうデータがお示しすることができましたらば、また、日を改めて御提示をしたいというふうに思います。以上でございます。

○中沢(公)委員
 まず、その議案についてですけど、例えば国は人事院勧告が出たものを今回、国会閉会してしまいましたが、法案成立せずに、つまり国家公務員は給与が引き下げになっておりませんね。それに対して、国民世論は、とんでもないと、今の御時世を考えて、人事院勧告を無視して、法案も通さず、国家公務員の給与は下がってないというのはどういうことだという批判が今世の中で蔓延しております。
 教員のモチベーションの問題とか、教員の給料がどうあるべきかということと、今回の不祥事も含めてそうですが、それはお金にはかえられない教員という職業の聖職たるゆえの本当に生きがい、やりがいを含めたモチベーションが先であって、給料が高いから頑張ります、低いから頑張りませんという話には今回に関してはなり得ないと私は思っております。そういう意味では、あえて反対だということを言う必要がどこにあったのかということ、いまだもって全く疑問でありまして、今回の県民のいろんな声を耳にするにつけ、やはり当局の皆さんにぜひお願いしたいのは、そうした軽はずみな言動がないように、また、今回教育委員会不祥事を重ねた中で、信頼は失墜しておりますから、ぜひ信頼回復の上でも、潔く給与の引き下げを受けとめて、そして今後の職員全体のモチベーションは別の形で、みんな一丸となってやる気を示していただきたいと思います。これは要望しておきます。

 モンスターペアレントに関しては、モンスターペアレントと呼ばれている現象自体が、実は学校現場では大変デリケートな話だと思います。そして、それは子供に一番影響があることだと思います。先ほどどなたかの答弁で、学校は子供のためにあるんだと、子供たちのためにあるという学校現場で、もし仮にモンスターペアレントと呼ばれる人たちがいて、教員の皆さんとのあつれきがあって、また学校の運営がうまくいかない、そういった問題が社会現象としてあるんであれば、それはそれで個別案件として真摯に受けとめて解決策を考えなきゃいけないと思いますが、それをくくって、いろんな保護者がいて、いろんな立場の人がいて、いろんな保護者が頑張ってそれぞれ生きてる中で、大学卒が多くなったもんで先生信頼しなくなったんだ、大学卒がふえたもんでモンスターペアレントがふえた、これも軽はずみな言動だと思います。ぜひ、そうしたことは当局側として、皆さんもチーム川勝の一員なんでしょうから、そういうことのないようにしっかりとした前向きな発言と姿勢を持っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。

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