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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年6月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:三ッ谷 金秋 議員
質疑・質問日:07/03/2008
会派名:平成21


○豊岡委員長
 休憩前に引き続きまして、委員会を再開いたします。
 質問等を継続します。
 では、発言をお願いいたします。

○三ッ谷委員
 それでは、4点ほどお願いします。
 最初に97号議案、土木工事の請負契約の一部変更について伺います。
 これは説明で静岡空港滑走路・誘導路舗装の沈下対策とこういうことで1億3000万円の増額となっております。工事面積の変更が27平米減と書いてありますが、まずこの理由。それと沈下の理由は何だったのかちょっと教えていただけますでしょうか。転圧の不足だったのか、自然的に雨水等の浸透で土圧の関係で沈下が起こったのかわかりませんが、その理由がわかりましたらお知らせをいただきたい。
 また、この前の議会のときに谷あいに埋まった不用土の厚さが当初の実測よりも悪くて土砂が足らんということで、補正をつけて谷あいを埋めたときの土木工事のときにもこの話をしたんですが、それと関係があるのかどうかお伺いしたいなと。

また、静岡空港の場合は山を切って谷を埋め、足らんところに土砂を持ってきて埋め立てをして盛り上げたという土台でありますから、ほかの海上空港とは違うかもしれませんが、工事途中でこのような沈下が起こるということは、やっぱりタッチ・アンド・ゴーを繰り返していくうちにまたこういうことが起こることも予測されているのかどうか、今後の予測についてはどのような推測を立てているのか伺いたいなと思います。またその場合にはどういうふうな工程で修理をするのか、わかりましたらお伺いをします。

 また、きょう図面をいただいていますが、表層についての計画というのはわかりましたけれども、この滑走路図面でいくとどこら辺が対象地になるのかお伺いをさせていただきます。

 次に103号議案の静岡空港の指定管理者制度の指定について、先ほどうちの同僚議員からも質疑がありました。関連がありますがお聞きをいたします。
 指定管理者は静岡空港の維持管理業務と空港の施設の維持管理、空港保安、駐車場管理等をその業務として、そのほか空港管理に関する業務として空港運営に関する支援、使用料の徴収を業務として行うと説明されています。
 指定管理者制度の話は、言葉はよくわかるんですよ。先ほど来ずっと僕も聞いていましてね、言わんとしている意味もよくわかりました。もっとわかりやすく言ったら、県が直接発注して、例えばこの管理業務で積算をしたら幾らかかりましたと、しかし指定管理者に出したらこれで済みますよというような説明をいただくと、私はもっとわかりがいいんじゃないかなという気がします。皆さんが積算した数値があって、これを管理業務で出すよりも指定管理者のほうが安くいくんだよって判断していると思うんですよね。そういう数字がありましたらまず冒頭で教えていただきたい。またできることであれば、そういうものの数値を文書で見せてもらいたいなという気がいたします。

 次に、空港管理事務所の設置をされるわけですけれども、先ほど来、白井室長がうちの9番委員といろいろ議論している中で、特に受託者側の知恵を生かしてその効果を上げるために指定管理者制度をとったんですよというようなことを要約して述べています。指定管理者にそれだけ期待をして基本的なものを含めて管理を委託するという中で、総務課、施設課の2課17名の空港事務所を今回初めて所管をするということになっています。そうすると白井室長がおっしゃるように指定管理者にそれだけ期待をし、民間の知恵を出してもらって、できるだけ経費を安くして効果は絶大なものが欲しいと。そのために一流の会社を選んでいるんですよとこういう説明ですから、17人という職員とのすみ分けはどんなお考えでいるんでしょうか。
また、ただ17人いますよという話じゃなくて多分必要な数だということで決めたんでしょうけれども、その17人という職員の配置の理由をお聞かせください。

 次に、自治体における空港利用促進に関する研究会の中間報告が今回の報告書にあります。その中間報告の中で(3)のB、その中で県は市町、行政と民間、就航促進協議会と行政及び民間などの相互連帯の強化を図るとともに、今後の検討課題を示し、そのスケジュールが示されています。私は確かに就航促進協議会のような団体は静岡空港を有意なものに持っていくためにも、周りの皆さんのお力をおかりするというのは当然のことでありますけれども、そこでお伺いをします。
 確かに周辺市町、これは全県下の市町が入っているようでありますけれども、私はこの就航促進協議会とエアポートセールスを関連して、市町の首長さんの中には我々が一般的にはわからないような海外政府あるいは海外政党等に通じた首長さんがたくさんおいでになります。今日まで当局ではトップセールスと称して知事にお出かけをいただいて、ある程度の下ごしらえはするにしてもまあまあの話し合いをし、要請をしてくるというのをやっておりますけれども、せっかく就航促進協議会の中にそれだけの首長がいるのであれば、周辺の首長としての御意見をいただきますが、その首長を空港の利活用だけじゃなくてエアポートセールスの一員として加えてお力添えをいただくことも今年の最後の1年のエアポートセールスに必要なことじゃないかなという気がします。どなたとは申しませんが、こういう考えについてどのようなお考えを持っているのかお願いをしたいと思います。

 次に、エアポートセールスの推進についてお伺いをします。
 海外のエアポートセールスについては、先ほどの説明でいろいろなお話をお伺いしました。特に昨日の企画部のお話では、中国路線では上海がそこまで来ているよというお話までいただいて、同僚議員から動議が出てそれは訂正だというお話もきのうありました。そのぐらいいい感触を持っているというお話がございましたが、私は中国東方航空、中国民用航空局とトップセールスを通じてどんなお願いをしているのか。上海というのはいきなり出てきましたから、逆に言うと我々もきのうはうれしい驚きをしました。ですが、中国東方航空とか中国民用航空局とは上海を含めた話を今日までしてきたのか。余り話を聞かなかったものですから、そこら辺の詳しい事情についてもお伺いをします。

 次は、タイ航空とかバンコクエアウエイズとの関係でトップセールスや交流団の派遣がどこまで進捗しているのかお伺いをしたいなと思います。
 これは両方ともエアポートセールスの仲間というような感じで、議会の仲間ということで同行する機会もいただいたものですから、いきさつもよく知っています。先月には皆さんの部下である橋本さんともタイで一緒にタイ運航局次長にもお目にかかって、改めて静岡空港への就航を要請してきたところです。きのうも同じような話をしましたから、同僚委員の皆さん方には申しわけありませんが、いろいろなお話の中で通訳も入れたし、筆記も取ってきたものですから。例えばタイ航空の関係では、大変いいところだと。静岡県はすばらしいところだけれども、わかりやすく言えば今現在少し余裕がないというようなお話を盛んにします。ですからやっぱりタイのトップの皆さんは偉いなと、決して「だめですよ」とは言いません。「まあできれば飛ばしたいね」と、「まずチャーター便でお願いしたいね」と。いろいろなお話をしてくれましたけれども、その中でタイ航空は「来年には決めたい」って、タイ航空のピシャイ副社長がおっしゃっていました。
ただし大変ガソリンが高くなっていて5時間、6時間のフライトは大変厳しいと。まして次長のお話じゃありませんが、ローコストのエアラインは運航中止をしているというようなタイ運航局の次長のお話もありまして、こういう点はどんな見通しを持っているのかも含めてお願いをしたい。

 それと特に富士山は、大変タイの国でも地名がはせていまして、日本イコール富士山ということで、大変親しみのある山だというお話も伺っています。しかし静岡空港の可能性調査を十二分にやらないとなかなか決定はできないんですよというお話を伺って、とにかく情報が足りない。新しい話も欲しいし、業者を含めた研究チームもぜひ静岡にも派遣をしたいとこういうお話もしています。こういう点につきまして県はどういう対応でそれらを受け入れていただけるのか、御意見がありましたらお願いをしたいなと思います。

 それからもう1つですね、幾つかの県からタイ航空に定期路線開設のお願いが来ているようです。どこを見ましても一番よくわからないのは何を売り込みたいのかよくわからないっていうお話を聞きました。静岡県のポテンシャルの高いことは十二分に承知はしているんだけれども、まだまだ情報が足らなくて、静岡県の持っているものをタイの国の皆さんに情報提供して広げてやりたいけれども情報が足らないよということであります。ですからこういうタイ航空のお話、あるいはバンコクエアウエイズではブライデット上席副社長とお会いをしました。ここは既に広島と福岡に就航をしております。静岡については全く白紙の状態で検討をしてみるという最初のお話でありました。しかしどうも当局のお話を伺っていると、タイ航空よりもバンコクエアウエイズのほうが可能性があるんじゃないかというお話も聞かせていただいています。
タイ航空もそうなんですが、このバンコクエアウエイズも東京、大阪、名古屋ではなくて富士山静岡空港に入るメリットは何なんですかと。これをしっかり教えてもらって、理解できないとなかなか新規就航の決定ができない。特に新規就航には3つのサポートが欲しいと言われました。1つはサービスです。2つ目がマーケティング、そして3つ目は優遇策が欲しいとはっきり副社長が意見として我々に説明してくれました。その後の懇談では、例えばホテルサポートの状況とか観光政策とかすぐにでも我々が欲しい情報をぜひ送っていただきたいよと。我々は責任持って飛行機を飛ばす努力はするけれども、静岡県のポテンシャルは全体的にぼんやりながらいい県だなということはわかっても、富士山はすばらしいなということがわかっても、例えば飛行機が延着なりあるいは天候の加減で離陸できないときに、本当に我々の国のお客様がそのままホテルに延泊をして次の便で飛び立てるのかというようなこともぜひ知りたいと、こんな詳しいお話しもいただきました。
 また、バンコクエアウエイズが広島、福岡には就航しておりますけれども、どちらかと言うとバンコクからカンボジアとかミャンマーのほうに行く路線をたくさん持っているようでありまして、静岡というのは一体東京と大阪とはどんなアクセスがあるんですかとも聞かれました。空港から最寄りの新幹線駅はどこですかと、あるいは東名を使ったら幾らの経費がかかるんですかというような詳しいお話もいただいて、痛切に基本的な知識というか情報提供をこれからばんばんしなければだめなんだなという感覚で帰ってきました。
 こういうことを考えながら、先ほどお願いした静岡空港のエアポートセールス、今後残りわずかになりましたけれども部長以下の頑張りに期待したいし、私は現場で橋本さんともう一人の職員の皆さんが一生懸命次長とお話しているものもいただいたし、ここに速記録もあります。部長はそうそうよそへ言ってエアポートセールスする暇はないでしょうけれども、部下がそれだけのことをしている。私は橋本さんがこういう話を出したからなるほどと思ったことが1つあるんですけどね。名古屋からタイに飛んでいるのは全日空と提携をしています。私は静岡空港に直接タイ航空が乗り込まなくても日本航空なりANAなりが海外と提携ができれば、向こうの飛行機でなくても開設は可能じゃないかなということを、橋本さんの意見を聞いていてよくわかりました。ですからそういうことも踏まえて、エアポートセールスをやってくれているんだなということをわかったものですから、どこら辺までそういうことを考えてエアポートセールスをしているのかお聞かせをいただきたいなと。とりあえず途中で。

○勝山整備室長
 最初に97号議案に関するお尋ねについて御説明申し上げます。
 最初にありました面積の件ですが、面積の変更は当初の設計はいわゆるCADシステムといって電算機上で面積を計算しておりますので、非常に細かな数値まで電算化された数字で全体をつかんでおります。例えば円周率のπですけれども――我々は3.14と一般的に使っていますけれども――もちろん計算機の中では無限に続く数として3.1415926……とかというような長く続いている数で計算をされますので、それで厳密に出した数字だということでございます。
 今回、我々が変更で27平米と言っておりますが、これは現場で実際に舗装の業者さんが施工管理を行うときは、いわゆる円周率とかそういうところを現場ではテープで表現できませんので、例えば細かな長方形ですとか例えば円弧の部分が入っているところについては細かく分割して、例えば三角形に近似をして施工管理をやらなければなりません。その施工管理のもとになる数字ではじき出したものということで若干減っているということでございます。
 それから沈下の理由でございますが、これは盛り土をした部分で今回のような沈下が起きているということでございますが、これは専ら土砂自体の重さ、いわゆる自重によってそれが長期継続的に圧縮応力がかかることによってその土砂の例えば水分が抜けるとか、体積自体の間隙が狭くなるとかいうことで沈下をするというような現象――我々は圧密沈下と呼んでおりますが――そういう現象であるということでございます。
 平成10年から現場のほうで試験盛り土をやって、静岡空港の現地の土砂がどのぐらい沈下を見込むかということを、試験盛り土以降本来の盛り土をやる中で継続的に観測をしてまいりましたが、我々がその観測結果からはおおむね3%から4%ぐらい沈下するというような観測結果が得られております。ただそれもおおむね盛り土が完成してから3カ月ぐらいすれば、ほぼ終息するという結果になっておりますが、終息すると言っても完全に沈下がゼロになってしまうというものではなくて、長期間にわたってほんのわずかずつですけれども進行するものということでございまして、今回の部分も盛り土が完成してから時間がたっていく間、まだ若干の沈下が見られたものと考えております。
 それから不良土を撤去した盛り土の工事の変更をさせていただきましたけれども、そのときの関連でございますが、議決をいただいたその工事だけでなくてほかの工事についても、盛り土をする際には盛り土に適さない不良土については全部撤去をしまして、下のかたい地盤を出してから盛り土を実施しておりますので、不良土の存在ということについては今回の工事の沈下というものは関連していないものと考えております。

 それから、飛行機が離発着をするようになってからのいわゆる沈下みたいなものは見られないのかという御質問だと思いますが、これは舗装の表面、表層の部分については舗装が離発着によって若干傷むと言いますか、離発着の回数が多ければそれなりの修理みたいなものが必要な変異は起こるのではないかと考えておりますが、特にこの本体の盛り土のような大きな沈下とかそういうものはないものと考えております。
もし日々の舗装の上面の検査でそういうものが観測されれば、当然のことながら滑走路全体ではなくて一番多頻度で使う部分がどうしても傷むのかなと予測しますが、その部分については部分的に、場合によってはひびは簡単な補修で済ませられるかもしれませんけれども、それが大きく発達した場合には例えば夜間、舗装を打ちかえるとかそういうような補修工事が必要になる場合もあります。ただそれは供用してから大分時間がたってから出る現象ではないかなと思っております。

 それから最後に、私どもがお示ししております2ページの平面図でどの場所が今回の沈下の該当になるのかというお尋ねですが、なかなかお示しするのは難しいんですが、簡単に言いますとこの平面図の上側と言いますか北側が滑走路ですが、この滑走でいきますと左側――西側のオレンジに着色されている部分、それからあとは同じように一番東の駿河湾よりのほうです。右のところにありますやはりオレンジに塗った部分。それから下側の並行表部に関しては、これはやはりオレンジの右側ですねこの辺の盛り土の部分、それから一部ターミナル地区のすぐ右手――東側にあります谷の部分、このあたりが盛り土になっておりますので、この部分で全般的に見られたということでございます。沈下に関しては資料に書いておりますように平均2.7センチメートルのレベルに実施するということで変更の資料に書いてございますが、少ないところで1センチメートルとか、多いところでも4センチメートルとかそのぐらいでのオーダーでの沈下が観測されております。以上でございます。

○白井経営管理室長
 103号議案についてお答えをいたします。
 初めに、指定管理者制度導入に伴っての経費削減効果ということでございますけれども、お手元に添付資料としてお配りしました候補者の選定についてという資料の5ページに、今回の申請者であります富士山静岡空港から経営管理業務を受けるに当たって、どのぐらいの費用で請け負うかというものに対しての提示がございます。今回20年度6400万円、21年度以降各年度2億7000万円という提示がございました。この提示のありました金額につきましては、県が申請者に示しました業務仕様書に基づいて仮に県直営で個別に委託先を選定し、発注をしたと試算をした費用に対しまして、おおむね1割強の減額が図られているところでございます。
 具体的に申しますと、空港の施設管理費用というのは従来から平成11年に他空港の例等を参考して、約5億2000万円かかりますということを公表してまいりました。昨今の空港における保安・警備体制の強化の要請もありまして、今年の当初予算に当たりまして試算をしたところによりますと、5億2000万円として公表していた金額を若干上回りますけれども、5億3000万円程度の中でおさまるかなというふうに見込んでいるところでございますが、今回指定管理者に対して業務委託をお願いした内容と言いますのは、開港直後の混雑でありますとか利用者の不慣れに対する対応として、警備とか誘導に対しては当面しばらく手厚く業務を行っていただきたいというような仕様にしております。このレベルで考えますと大体年間の委託料総額が6億円程度になるのかなと。そのうち指定管理者にお願いをする分というのが3億円強であろうというふうに見込んでおりましたところ、今回申請者から提出のありました金額が2億7000万円ということでございましたので、おおむね1割強の減額が図られていると。これは県直営で行うよりも指定管理者で行ったほうがよかったというメリットであろうかと思います。

 それから管理事務所の体制でございますけれども、空港の管理に当たりましては安全確保の観点から、一定の保安基準を満たすということが必要になっておりまして、航空法においてもその設置管理者である県みずからが管理をしなければならないと規定をされているところであります。したがいまして本県と同様に地方管理空港であります三種空港の中で、大体県の管理事務所を構えて事務職、土木職、電気職が――電気、土木のそれぞれの専門職員が運用時間中をおおむね3交代制のような形で――設置管理者としての責任を果たすための管理体制をしいているところでございます。
 ちなみに私どもがちょっと調べたところでは、同じ三種空港、同じ2,500メートル滑走路を持っているような規模のところでありますと14人から21人、そのぐらいの管理事務所の職員を構えて行っているところであります。ところが本県の富士山静岡空港におきましては、空港基本施設の管理について指定管理者制度を導入するということで、管理事務所と指定管理者と連携を図ることによって簡素合理化を図るということでありますから、当然ながら管理事務所職員が他空港と比べても少なくて済むということがあるわけでございます。
 ただ、先ほど指定管理者にもお願いしたとおり、開港直後は当面混雑であったり利用者が不慣れであるようなことに対応しなければなりませんので、そこら辺も考慮をした上で当面は17人体制で管理事務所を開設してまいりたい。将来的に業務が安定すれば、指定管理者のほうに移す業務もふえてまいりますでしょうし、管理事務所の体制というのもおのずと縮小されるというふうに考えております。

○岩瀬空港部理事(路線就航担当)(空港部部長代理)
 最初に自治体研究会の件でございますけれども、自治体研究会を今年の1月に立ち上げまして、全県内の市町に入っていただいて、これから各市町でどういうふうに取り組んでいただこうかということをいろいろ各地域、例えば仙台であるとか能登とか北九州、そうしたところの責任者と言いますか実際に実務に携わった方をこちらへお呼びしまして、より勉強をしてこれから取り組みを一緒にしていこうという研究をしているわけでございます。
 特に首長さんの関係でございますけれども、首長さんにつきましては、これまでも国内の交流先との交流促進とか去年の中国浙江省との25周年、こうしたところにも御参加いただける方は一緒に御参加をいただいて、一緒にエアポートセールスをしたり向こうの企業との交流、そうしたところも参加をしていただいたりいろいろ取り組みはお願いをしているところでございます。
 ただ最近ですね、独自に市長複数で自分の知り合いのいるところへ行って、いろいろお話をしてポートセールスをしたりそういった取り組みもしていただいておりまして、こんな話があったからという情報も私どものほうにいただいているところでございます。
 ただ、今後自治体研究会の中でもこれからいろいろな取り組みをしていくということで、秋までに研究会の成果をまとめていきたいと思いますので、そうしたことももっと情報交換をして今後一緒になって取り組んでいきたいというふうに思っております。

 それとエアポートセールスにつきましては、中国の場合も政府に働きかけますと同時に航空会社に個別にいろいろなお願いをしているということでございまして、特に中国につきましてはやはり上海便というのが一つの大きな目標でございますので、上海にできるだけたくさんの定期便を飛ばしたいということを重点的に取り組んでおります。そういう中で例えば大連であるとか浙江省であるとか広東省であるとかいろいろな候補が出てまいりまして、その辺を見ながら交渉を進めているということでございます。
 また、香港につきましては先ほどチャーター便というふうに申し上げましたけれども、中国とは全く別に航空会社と交渉をしております。特にチャーターの場合はどうしても単発でやりますと1回空になりまして費用が高くなるということもございますので、例えば3泊4日の旅行を繰り返し続けていって、できるだけ費用を安くあげようといった取り組みを県内旅行会社、特に定期便就航委員会、そういうところを中心にそういった取り組みができないかということを検討していただいて、旅行会社と一緒になりまして航空会社を訪問して取り組みをお願いしているということでございます。

 それから、タイ航空の関係でございますけれども、タイにつきましては――やはりどこの航空会社もそうでございますが――静岡県の場合何でもあるということで、何を売り込むのかということが非常に大事になってくると思います。したがって、静岡県を中心にした背後人口を重視してくるところもございますし、やっぱり首都圏とのアクセスを重視してくるところもございますし、県内の観光とか重視してくるところもございますし、産業面を非常に重視してくるところもあるということでございまして、今そういう場合に例えばホテルはどうかとか、温泉はどこにあるとか、ゴルフ場はどうだとかいろんなことが出てまいりますので、正直言いましてそれぞれの航空会社にあった戦略を立てて資料提供をしているというのが実情でございます。
 この場合も非常に長い取り組みが必要になってまいります。例えばタイの場合も先ほど申し上げましたけれども、19年1月に公式使節団がまいりまして、向こうのトップセールスをすると同時に政府の要人と会う、あるいはタイの企業とも交流会を持つということでスタートをいたしまして、それ以降タイの総領事がこちらを表敬するとか、あるいはタイのテレビ番組がこちらへ来て富士山静岡空港を取り上げて向こうで放映をしてくれるとか、あるいはちょうどタイと日本の修好120周年記念ということもありましたので、そうした方たちがそういう縁をたどって静岡県に表敬訪問をしていただくとか、あるいはタイのSLの出発式に川根の大井川鉄道ですか、そうしたところと交流を持っているとか、それから昨年の暮れもジャパン・タイフェスティバルというのがございましたのでそういったところにも参画をして、地元の企業のほうにも、航空会社を訪問して「ぜひ静岡との便をやっていただきたい」というふうなこともお願いをいたしまた。
そういった取り組みが功を奏して、この4月の航空局長ないし次長の静岡空港の見学にまで来たということでございまして、航空局長も帰りまして航空会社に静岡空港を検討してもらいたいというような発言もしていただいておりますので、私どもはやっとここまで来たなという感じで、これをもう少し具体的なものにして交渉をしてチャーター便からというふうなことでございますが、とにかく第1便につなげたいなというふうに思っております。
 したがいまして、それぞれ韓国とか台湾、中国があるわけでございますが、そういった方向を今までのパイプを切らさないようにもっと太くするようにして、今年度積極的に売り込みをしていきたいということでございます。
 先ほど、タイ航空とJALとのコードシェアといたしまして、両者の条件面で折り合いがつけば可能性はあるというふうに聞いておりますので、そうした点も一つかなと思っておりますが、国内の航空会社は機材調達が非常に難しい状態にあるということもございますし、その辺も踏まえながら詰めていければなと思っているわけでございます。以上でございます。

○三ッ谷委員
 今までの当局の頑張りがここまで成果を上げてきたというのは岩瀬さんがおっしゃるとおりだと思います。
 その中で我々がぜひ提示をしたいというのは、実は前回の平成21のタイ航空を含めた勉強会は知事と議長の親書を持ってお伺いをしました。その中で県内から現地へ行っている企業の方にもどうしてもお目にかかりたいと思って、皆さんがおやりになるようなことを含めて我々も伊勢丹とか神戸屋食品、村上開明堂を含めていろいろな企業を回ってお願いをしながら、逆にアイデアもいただいてきました。
 タイは今すごく日本ブームでして、「これは食の安心・安全にかかわる部分から火がついた」って伊勢丹の担当マネージャーが言っていましたけれども、東南アジアでも――東は全般にそうなんですが――中国の食品がやっぱり多いようでありまして、今回始まった食の安全に対する不信から日本食に対する安心・安全、少し値段は高いけれども本当に安心をして食べられるというようなことで伊勢丹でも日本食が飛ぶように売れているというお話です。我々は6階の日本食コーナーを回ってきましたけれども、本当に極端なことを言ったら日本の食堂と居酒屋と百貨店の野菜売り場と果物売り場とお菓子含めたものがオールラウンド並んでいてね、すごいなって思いました。
 そのときに――これは産業部、企画部とも三者一体で企画しなければできないんでしょうけれども――ぜひ日本デーの中で静岡県デーをやってほしいよと。果たしてそれだけ埋めるような商品が静岡県の中にあるのかは別にしても、それだけタイの中では日本食ブームで、一度やれば一期間で約二、三千万円の商品が売れるそうです。うちの行った仲間とそういう話をしたんですが、ぜひ食品も紹介したいけれども、そういうところで静岡空港の宣伝の場にもしていただけませんかという話を私がいたしましたら、ぜひやってほしいと。だから富士山を中心にした静岡空港が、固有名を言って申しわけありませんが、例えば伊勢丹あたりの日本デー、静岡県デーに取り入れていただけるんであれば、エアポートセールスの一環として静岡県の産物を紹介しながら物を売って、なおかつぜひ一度静岡県の富士山と静岡空港と温泉においでくださいというようなそんなセールスもできるんじゃないかなという気もしますし、逆に積極的にトライをしてほしいなという思いです。
 ですからぜひ、そんなところも考えてもう一度お伺いしますが、エアポートセールスのあり方、あるいはこれからの残りわずかになりましたけれども各エアラインに対してそういう提供というのか、あるいは先ほど申しましたようなアライアンスの同盟、協調、縁組というようなことで今おっしゃったようなことも踏まえてね、少しでも前向きに行けるように。タイの航空局は、別にほかの会社が今まではこうだったからというのは関係なくて、新しい結びつきでそういうものを申請してもタイとしては受け付けますし、協力もしますよとこんなお話もしているようでありますから、ぜひともそういう点も踏まえて、なお一層の御尽力と同時に皆さん方のお考えをもう一度お伺いします。

 それから、先ほど空港利活用の研究会のお話を聞きました。大変首長含めて周辺市町あるいは商工会議所、商工会あるいは各種団体の皆さんがいかに静岡県に来た人を逃がさないで、知事が言うところのおもてなしの心で「よかったな、静岡県は」と言って富士山静岡空港から帰ってもらいたいよと、気持ちがありあり伺えます。それは大変ありがたいんですが、私は岩瀬さんが最後に言ったお話の中で、個人的な知り合いとか何かでいろいろなところへ行ってくれているよと。そのときの後の結果連絡もいただいていますよとこういうお話をしていただきました。きのう企画部長が地位が大事だと言うんです、地位が。ポジションは大事ですよと。これは2番委員の質問に答えて部長がそんな答弁をしたんですが、やっぱり行ってもらう以上肩書は大事だと。ですから、そういう行っていただける人に大判振る舞いという表現で私がお話するとおかしな話になりますが、知事からそういう臨時の肩書でもいいし、ちょっとした名刺でもいいし、何でしょうかね、静岡空港の特使だとかあるいはそういうような名前の地位の確立をしてやってね、首長の名刺の横に静岡空港のそういう者なんですよということができて、相手方とお話ができるような当局としてのサブ的な応援も必要なんじゃないかなという気がしますが、この点はいかがお考えでしょうか。
 先般、花森副知事に会ったときも、これからはそういうことで県の職員もどんどん出す、あるいは県の幹部にも行ってもらうよと。議会にもお願いしたい、そして民間にもお願いしてもう集団でやるんだとこんな意気込みも花森副知事からお伺いしているところでありますけれども、その点につきましてもう一度お願いをいたします。

 それから、指定管理者の話は白井さんよくわかりました。ああいう話は、わかりいいと思うんですよね。皆さんのほうは当初案で説明しているから議員はみんな知っていると思っているけれども、議員も私なんかもう聞いたあしたから忘れちゃって、書類で見て初めてああそうだったなと思う。今のような、これだけかかるのにこういう段取りでこうなるんですよって、もう一度お話を聞くと、なるほどやっぱり指定管理者でよかったなというのが実感できると思うんですよね。その点につきましては大変わかりいい説明を受けてよかったなと思いますが、少数精鋭で指定管理者会社と安全を確保しながら運航をするということでありますから、これは逆に温かく見守って、皆さんの努力を期待したいなと思っています。よろしくお願いします。

 それから、エアポートセールスの話もいろいろ伺いました。香港の別のエアラインという話も久しぶりにまた聞いて、少し夢が広がったようでありますが、法律的にちょっと難しい話ということで伺っていますけれども、先般中国共産党の対外経済連絡部にお邪魔したときに、局長、次長あるいは日本担当の幹部にもお会いさせてもらって、その皆さんが静岡県の皆さんは直行便ばかり考えたり、あるいは直接北京―静岡とか香港―静岡とかばかり考えているけれどもという話の中で、それじゃ大連―北京―静岡とかそういうのは考えられませんかと言ったら、日本のほうに法律上の問題はあるけれども、我々としてはそれはそれで構いませんと。特に北京空港上空は1日の離発着量が大変多くて、この前確か800機というお話を伺いました。現在も超満タンで日本の成田あるいは羽田と同じで、気持ちでは本当は静岡県に飛ばしてやりたいよと、しかし残念ながら発着するスペースがない。ですのでこの近年と言いましたね、何年とははっきりお話しませんでしたけれども、北京空港のすぐ隣に新しい飛行場――ナショナルエアポートをつくるんだと。そこができれば我々としてはもう何便でも日本に飛ばしますよとこんなお話もいただいたところでありまして、そういうことを考えると我々も今までは短絡的にどことどこの都市を結ぶだけでしたけれども、トランジットしながら2つ3つの都市を行く、静岡に来ても静岡空港からよその空港に行くと、何だ、おいどこか行っちゃうんじゃないかという心配がありますけれども、まず乗り入れてくれることが大事であるとするならば、そういう考えも一方で見なければいかんと思いますが、この点はいかがですかね。

 それから、アクセスの問題もきのうからずっと各委員から出ていますが、新幹線新駅の話も出ました。あるいはできることであれば――道路工事でずいぶんお金使って、周辺の迂回道路を直してもらいましたが――新幹線にかわるものとして東名から静岡空港に直結して東名から5分のエアポートというような売り言葉で有料高速道路を入れてもらったらどうかなと、いまだにそんな気持ちを私は持っています。あまり新幹線だけを追い詰めると、新幹線はわざわざ静岡駅や周辺におりるよりも、静岡空港の新駅から東京、大阪へ行っちゃうんじゃないかって逆に僕は心配していますよね。だからそういう総合的な見方をすると――開港までに間に合いませんが――新たなそういうアクセス道路についてどんなお考えを持っているのかお伺いをしたい。
ぜひ静岡空港の利便性を売り物にするのであれば、新幹線新駅がだめであれば、東名を何とか利用したいなという考えを私は持っていますし、また東名が使えればジャンクションを通じて第二東名にも入れるわけでありますから、知事が言うところの静岡県、神奈川県、山梨県のトライアングルの中で新しい希望の観光地をつくり上げることも可能なんじゃないかなという気がしますが、そういうことを合わせてお考えをお伺いしたいなと思います。

○岩ア空港部長
 エアポートセールスのあり方についてでありますけれども、先ほど委員から御指摘いただいたとおりエアポートセールスというのはもちろんトップセールスというのがかなり大きな効果がありますが、それだけで前に進むわけではございません。いろいろ日々適切な情報提供、しかもその中身がなければいけない。また相手国のニーズがどこにあるのかを踏まえたその場その場の対応が必要。そういう意味で――先ほどのアライアンスの例もありましたけれども――あらゆる要因を考えながら相手方と粘り強くつき合っていく必要があると思うんです。
 実は先ほど委員から御指摘がございました何を売り込みたいのかよくわからないと。大体どこの自治体も必ずそう言われるようです。これはなぜかと言うと、私なりに考えまするに、一つは来てくださいとばかり言うんですね。うちは観光もすばらしいよ、自然もあります、食もおいしいですと。来てくださいと言って、それをエアラインにぶつけると、結局来てくださいという意味は、路線を引いたら要はお客の確保を含めてエアラインが全部面倒を見る。要は地元は路線さえ引ければいいのねというふうにとらえられるわけですね。したがって私は先般タイの方々とお会いする機会があったときも、まず私が申し上げたのは行きたいんですと。タイというのは静岡県からすると毎年5万人も行っておりますと。かつ事業所の数もこれだけありますと。それで既に定期便が就航している仙台でございますとか福岡でございますが、そういうところと比べてもまだ空港がない静岡というのは同じぐらいの数字を出しているんです。これは空港ができればもっと新規需要が出ますから静岡は間違いありませんと。その上で静岡はいいところですと。したがってタイの方にもどんどん来ていただければ両方からのアウトバウンドとインバウンドが両方埋められますので、絶対大丈夫ですとそういう売り込みの仕方をやるように私自身は注意しているわけでございます。
 また、先ほどのアライアンスの話でございますけれども、これはなかなか難しい問題がございます。それはなぜかと申しますと、日本のエアラインというのは拠点空港からアジアを中心に飛ばしております。それに比べますと海外のエアラインは首都圏の空港プラス地方路線に入ってきているという状況です。そうしますと日本のエアラインはコードシェアで一部海外のエアラインと組むという手があるんですけれども、例えば静岡空港でコードシェアをしてしまうと、彼らの認識としては今自社で運航しているセントレアとか成田空港からのお客さんが取られるだけではないかと。そうすると静岡空港のために日本のエアライン側からコードシェアを海外のエアラインに申し出ると交渉上不利という部分があるようですから、なかなか腰が重くならざるを得ない。一方海外のエアラインからすると、日本航空なり全日空がコードシェアを約束してくれればリスクが半減するわけですから、そういう意味ではそれを欲しがると。そこの間に入るのが実は我々エアポートセールス側でございます。
ただ、いずれにしてもそういうアライアンスというのは1つ取れればかなりの確率で路線は持ってこれるという状況でございますので、そういう視点での日本の航空会社との調整というのも今後粘り強く続けていかないといけないのかなというふうに思っています。

 それから、まさしく今委員からも静岡県デーの話が出ましたけれども、さまざまなイベントでございますとか交流の機会におきまして静岡を売り込み、また空港を売り込むということは開港後も含めて粘り強く取り組んでいかなければならないと思っております。そういう意味からしましても、委員御指摘のタイにおけるそのようなことはできるのか、関係部局ともよく相談をして検討をしてまいりたいというふうに思っております。

 それから、個人の肩書の問題でございますけれども、御案内のとおりもちろん特に海外の方々と仕事をするに当たりまして非常に肩書は重要になります。実は私もイタリア大使館に赴任をしていたことがあったんですけれども、非常に不思議な現象があって、それは何かというと、一等書記官であってもイタリアの国内であれば参事官を名乗ってもいいと――それはもちろんそういう辞令が出るわけでございますけれども――ローカルでそういうハイクラスの呼び方がある。そうすると相手方の外交関係が非常にうまくいくと、そういうこともございます。そういうこともありますから、空港のエアポートセールスをするに当たりましても、もちろんいろいろシステム、ルール化をしなければならないという問題はありますけれども、そういう肩書を新たに付与するというようなことも1つの大きな検討課題かなというふうには思っております。

 それから、経由便の問題でございますけれども、例えば中国でも一部大連経由北京でございますとか上海経由広州でございますとか若干の経由便の事例がございます。中国のほうは日本側に問題があり運航できないとおっしゃるのかもしれませんけれども、日本側で問題になりますのは3大都市圏の空港の容量だけでございまして、向う側だって同じように北京それから上海の発着枠というのもかなり限界状態でございます。
そうした中でまたもう一方考えなければいけないのは、やっぱり特に中国でございますけれども、それぞれ航空会社ごとに縄張りがあると。そこら辺が絡みまして経由便というのはどうしても縄張り争いに巻き込まれて、いろいろ議論をされてしまうということがございます。したがいまして、もちろん私どもとしては直行便だけに固執するという必要性は全くないわけでありまして、経由便が可能であればぜひとも飛んでいただきたいと思いますが、今申し上げたさまざまな事情があるものですから経由便の活用も念頭に置きながら、交渉の過程の中でそういう議論が出たときにはうまく経由便の選択というのも考えていきたいというふうに思っております。

○山田空港部理事(空港建設担当)
 交通アクセスの件でございますけれども、東名インターからの直結道路、それは今現在やっております国道473号――相良牧之原インターから空港まで約10分で結ぶそういう道路を開港に間に合わせるように今現在施工中でございます。それと全体の空港周辺の交通ネットワークでございますけれども、大井川新橋の建設とか、大井川町周辺にスマートインターをつくって東からのお客さんの利便を図るとか、そういう全体の交通ネットワークの構築ということで空港への行きやすさというものを図っていきたい。また先ほどの国道473号につきましては、当面開港までは相良牧之原インターから空港までのアクセスでございますけれども、将来的にはそれからまたもっと北上して新東名のほうへつなげていくとそういう構想も現在ございます。いずれにしても全体のネットワークに基づいて、その一つ一つを少しずつ全体的にうまくつなげていく、そういうことで空港へのアクセスの利便性を図っていくという考えでございます。

○三ッ谷委員
 部長のお話よくわかりましたので、ぜひとも残りわずかになりますから、筆頭に頑張っていただければと思います。

 1つだけ、やっぱりアクセスは大事です。今おっしゃったように、一度インターチェンジをおりてから10分で行きますよというのではだめなんですよね。やっぱりあそこからスマートインターでも何でもいいから、おりないでそのまま静岡空港まで入ってくるという感じがないと、売り物としては1回おりてそこへ乗りますよという話はだめだと。しかし今おっしゃったように、今は細切れではあるけれども、少しずつ最終目標に向かっていくということでありますから、できることであれば直結で乗り入れができるという売り文句のアクセスが欲しいなという感じがしています。その議論は今してもしょうがありませんから、ぜひとも理事、そういう考えも懐に入れながらこれからのネットワークの構築についてお願いをして質問を終わります。

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