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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田形 誠 議員
質疑・質問日:12/14/2011
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○田形委員
 それではよろしくお願いします。
 資料に基づいて、幾つかお尋ねをしたいと思っておりますが、順不同になってしまうので御了承ください。
 資料に基づいた質問の前に、2点ほど伺います。
12月7日の静岡新聞で浜松市議会において、遠州灘海岸の防潮堤をかさ上げできないかと質問があって、浜松市の答弁としては、海岸の土地所有者である国または管理者の県に積極的に働きかけるという内容が記載されております。これを受けましてお聞きします。当局としては既にそういった働きかけがあるのかないのか。もしない場合は今後、そういった働きかけが来たときに、どういったかかわりを持たれていくのか、そこについて、まずお伺いをしたいと思います。

 次に、遠州灘海岸に関連して、今、防風林が植林されています。これは何年か前の伊勢湾台風がかなり甚大な被害だったということで、それを踏まえて植林されたと聞いております。植林当時というのは、物すごく景観がよかったと聞いているわけですが、今現在に至っては松枯れですとか、松くい虫の被害なんかで、景観が損なわれている。これはどうなっているんだということを地元の方々からよく聞くんですけれども、今後の対応について、当局ではどのようにお考えになっているのかお聞きをします。

 次に、第155号議案の漁港の指定管理者について、今回も漁業協働組合に指定管理をお願いするということですけれども、県としてはどういった観点でそうなったのか、経緯を教えていただきたいと思います。
 
それに関連して、現在県内にプレジャーボートの係留施設が幾つかあると聞いております。そのうちの浜名湖についてお聞きをしたいと思います。
これは20年ほど前に不法係留対策として施設をつくって、当時の船をそこへ泊めていただくというかたちで作ったものだと聞いているわけです。大分年もたってきて、その当時、船を持っていた方の代がかわって、例えば息子さんに船を引き継いだけど、その息子さんが金銭的な面とか、諸事情によってその船を手放すということです。そうすると係留場所があくんですけれども、現行の制度だと、かわりにだれかが入ってくるということができないそうなんです。今後、そういった動きというのは、少なからず私はあると考えております。またせっかくつくったものですから、こうやっていっぱい穴あきになってしまっては非常にもったいないと思っておりますので、今後、どういった対応をとっていくのか、まずお考えをお尋ねします。

 次に、建設委員会説明資料50ページの佐鳴湖浄化対策についてです。
これはまず感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。私も佐鳴湖のすぐそばに住んでおりまして、20年前私は中学生で登校するときには佐鳴湖の湖岸を歩いて通学していましたが佐鳴湖の水質は全国ワーストワンだったんです。ですから横を通るとヘドロのにおいが物すごく臭いというイメージしか持っていなかったんですけれども、皆様方の働きかけによって、今はワーストファイブはおろかワーストテンも脱出しているというふうに聞いており、非常にありがたく思います。
 この浄化対策事業について、今年度に終了とここに記載されております。平成24年度以降も浄化対策計画を策定すると書いてありますけれども、せっかくこうしていろいろと取り組んでいただいたわけですから、今後もぜひお願いしたいと思います。この決意のほどをお聞かせいただきたいと思います。

 次に、河川の事業計画についてお聞きします。
浜松市に堀留川という川が流れています。これは東部のほうに沼川という流れが非常に悪い川がありますが、同じように堀留川も高低差が余りないものですから非常に流れが悪い。一たび、大雨が降ったりすると、周辺の集落、地域が浸水したことが過去数十年に何回かあったというふうに聞いておりますし、今でもそういった心配をされる方というのは結構いらっしゃいます。私としましても、何とかならないものなのかなと希望をしているんですけれども、今後の事業計画というものがありましたら、お聞かせいただきたいと思います。

 次に、私どもの会派の代表質問の内陸フロンティアにかかる答弁を受けて、少し突っ込んで聞いてみたいと思います。ちょっと読みます。内陸フロンティアについての再質問に対しての知事答弁で、「内陸フロンティアというものは真に活用されるためには、私はまだ十分なインフラ、道路的ネットワークは十分ではないというふうに思っております。」とあります。今後どういうふうな見通しになっていくのかお聞かせいただければと思いますので関連して幾つかお聞きします。
 まず、三遠南信自動車道です。
水窪と佐久間の間に関して一般国道の活用をするということを聞いています。このあたりは今後どうなっていくのかお聞かせください。

 それとまた浜松になってしまうのですが、建設委員会説明資料38ページ、浜松環状道路についてです。
国道1号から途中、北に点線がずっと延びてきて新東名高速道路につながるような図が示されていますが、現状として、現東名高速道路の浜松インターチェンジを少し越えた先のところで、その道路はとまってしまっているんです。これについて、今後どのようになっていくのか、その見通しというのを教えていただきたいと思います。

 そして3つ目です。静岡市の由比地区には道路や電車等交通網がいろいろ密集しています。台風などの災害でよく通行どめになることを聞くんですけれども、今後の対策の見通しについてお聞かせください。

 次に、建設委員会説明資料の52ページ、本県の津波対策で、1⑵河川部、津波対策が必要な河川数が38河川とあります。そのうちの整備済み河川数18河川と記載されていますけれども、津波対策が必要かどうかの基準というのを教えていただきたいです。

 次、建設委員会説明資料58、59ページのことしの台風15号による施設別被災状況が書いてあります。非常にいっぱいありますので、1つだけ取り上げさせていただきたいのですが、海岸のうち、浜松五島海岸では離岸堤沈下2基、消波堤沈下1基となっています。今回の補正予算にこれが含まれているのかどうか。県の取り組みの中で、遠州灘海岸の保全というのが記載されておりますので、ぜひ私としては早期にお願いしたいと思っているんですけれども、まずは12月補正予算の災害復旧の中に、この離岸堤というものが含まれているのかどうか、教えていただきたいと思います。
 
質問の最後になりますが、総合計画進捗評価、富士山静岡空港の貨物取り扱い量というのがC評価になっています。平成25年度の目標として3,000トンを見込んでいるということで、具体的にどういった形で貨物をやりとりするのか。所管が違うということは聞いておりますので、私がお聞きしたいのは、貨物を運んできて、それを処理する施設というのが、ちょっと知識不足なので申しわけないですが、今はたしかなかったですよね。そういう施設も今後必要になってくると思うので、今後の見通しでどのようになっているのかをお聞かせいただきたいと思います。

○桜井河川海岸整備課長
 まず、浜松市議会に出ました防潮堤の築造について、お答えいたします。
 浜松市で、そのような考えがあることは聞いております。浜松地域の海岸につきましては、一定幅の砂丘が保安林として指定されております。現在の第3次地震被害想定の津波高が浜松のあの辺の海岸ですと、大体3.3から5.6メートル、それに対しまして既存の海岸堤防、砂丘堤の高さが6メートルから9メートルぐらいありますので高さは確保されております。今後、第4次地震被害想定で想定津波高が決まりまして、現況の砂丘堤や海岸堤防の高さ以上となる場合には、当然のことながら堤防等の整備が必要となってくると思います。県といたしましては、砂丘や海岸堤防をかさ上げする場合には、地域住民との合意形成、これに加えまして保安林解除や景観への影響など検討すべき課題はあると思いますけれども、浜松市のほうから具体的な提案があれば積極的に最大限協力していきたいと考えております。

 それから、佐鳴湖の浄化対策についてお答えいたします。
 佐鳴湖では、清流ルネッサンスUの行動計画に基づきまして浄化対策を進めてきております。今年度には河川対策を完了いたします。ただ流域対策についてまだ下水道の普及率など目標が達成されていない部分もあります。そういうことで、まだ計画策定をする見込みはあるんですけれども、これまでの取り組みによりまして、先ほどのお話にありましたように平成21年度にはCODが7.6ということで目標の8未満を達成いたしました。それから平成22年度につきましても8.1、今年度につきましても、月平均のCODの結果を聞いておりますと達成できる見込みになっております。
清流ルネッサンスUの行動計画は今年度が最終年度となるわけですけれども、まだ水質等の連続調査とか、住民のアンケート調査なども行っておりまして、これから専門委員会のほうで、これまでの計画の評価、検証などを行っていただいているところでございます。その中で透明度の目標の達成が困難な状況にあるなどという課題もございますため、今後もさらなる流域対策の推進が必要であると考えております。
昨年もみんなで佐鳴湖を語ろう会で住民からの意見を聞きました。住民からは佐鳴湖は汚いというイメージの払拭ですとか、魚の種類が多いなんていうことの評価もしてはどうかという意見も聞いております。そういうことで従来のCODだけではなくて、豊かな生態系などの新たな指標も取り入れまして、地域との合意形成を図りながら、今年度内に平成24年度以降の新たな計画を取りまとめまして、引き続き流域全体で浄化対策を進めていきたいと考えております。

 もう1つ、津波対策の関係で38河川のうち18河川が整備済みとあるが基準がどうなっているのかという御質問についてです。
第3次地震被害想定の津波高に対して、堤防高が低い河川を津波対策が必要な河川としております。あとは背後の土地利用などの状況も考えながら河口で水門をつくるか、または堤防をかさ上げして進めていくかということを経済比較等をしながら進めております。以上でございます。

○大内森林整備課長
 遠州灘海岸の防風林の松くい虫被害に対する県の方針についてお答えいたします。
 県としましては、海岸の防災林は高度公益機能森林という形で、防災機能が高く、将来にわたって保全すべき森林として設定をしています。遠州灘海岸の防災林については、この高度公益機能森林として松くい虫対策に取り組んでおります。その際、最も効果的な方法としてヘリコプターによる薬剤の空中散布を実施しているところですが、薬剤散布につきましては、健康への影響が懸念されるということで地域住民から非常に不安視されました。県としましては住宅、病院、学校などから200メートル以内の森林については薬剤散布をやめて、枯れたところについては、順次広葉樹に転換をし、被害拡大防止森林という形で、重要な松林も保護する緩衝帯ということで設定させていただいております。そういう形で重要な防災機能の高いところについては、ヘリコプターによる空中散布と、あとはそれでも守れずに被害の出た被害木については、順次伐倒駆除ということで切り倒して破砕、あるいは薬剤による薫蒸処理を行い木の中の幼虫を殺すような形で駆除をしています。特に、海岸林につきましては、重要な機能を持っているので、今後とも引き続き薬剤空中散布、あるいは伐倒駆除によって松林を保護していきたいと考えております。以上です。

○平野港湾企画課長
 私からは、第155号議案の漁港施設の指定管理についてと、浜名湖におけるプレジャーボート係留施設の考え方との2つについてお答えいたします。
 まず、漁港施設の指定管理の考え方です。
今回議案として上げております漁港施設というのは、プレジャーボート受け入れのための施設でございます。プレジャーボートの受け入れの考え方というのは、あくまでも放置艇対策として受け入れておりまして、次の答弁と若干関係するんですけれども、基本的な考え方としましては、放置艇対策でございますので、対策が終わるまでは新しい船を認めるということが混乱を来すので、新規の許可はしないという原則でずっと行ってまいりました。
 それともう1つ、地域ごとに状況が全然違うということもございまして、地域ごとに利用調整会議を立ち上げて、係留施設使用者、管理者と、また漁業者など関係する利害関係がある人が集まって調整していくという仕組みで運営されています。漁港につきましては、そもそもが漁港自体が漁業活動の基地でございますので、漁業活動に支障がない範囲で受け入れるという形で行っております。その関係から漁港のプレジャーボート施設の利用に関しましては、漁業者との調整というのが不可欠になります。
そのことと漁港施設の中でプレジャーボートの管理をしていくためには操船技術とか、あるいは港の状況を熟知していなければならない。あるいは、その船の固定の仕方等について、専門的な知識や技能が必要だということを総合的に考えますと、やはり漁協にお願いするのが一番合理的だという考えです。指定管理者制度は平成18年度から導入しておりまして、今回もう一度選び直しということですが、前回の指定におきましても評価委員会からおおむね良好ということで評価されておりますので、引き続き漁協にお願いしたいという考えからお諮りしてございます。
 
それから、浜名湖の新しい船の受け入れの話でございます。
先ほど答弁しましたように一応放置艇対策が完了するまでは、新しい船を入れられないという事情がございましたので、そのような措置をとってきました。例外として相続による場合は認めてきたわけでございますけれども、浜名湖では、そのめどがつきましたことから、その後あいたものをどういうように利用していくかというのが、次の調整会議での議論の対象となっております。 
民間マリーナも周辺にたくさんございますので、あいているからといって無差別に入れてしまいますと、民業圧迫につながりますし、あくまでも放置艇対策で整備しておりますので、1つの考え方としては、民間マリーナで受け入れていただくというのが基本でございます。そして係留する船が減ってくれば老朽化した施設を処分していくという考え方もあります。全体を総合的に考えて、一方では海洋レジャーの振興ということもございますので、利用調整会議を通じて十分検討した上で、次の対策を立てていきたいと考えております。以上でございます。

○鈴木河川企画課長
 私のほうから堀留川の治水対策の今後の計画について、お答えします。
 堀留川につきましては、委員御案内のとおり上流のほうは、堀留運河という名前がついているような、まさに運河のような川でございまして非常に流れがゆっくりとしております。もう1つこの川の特徴としましては、上流のほうが市街化が進んでおりまして、山地嶺渓も何もなくて、丘陵的な市街地が広がって、下流の両側にちょっと田んぼがあって、市街化調整区域の間に家が点在しているという状況でございます。浸水被害は主にその市街化調整区域内の住家が点在している区間で発生しているという現状でございます。
抜本的な治水対策の検討を現在進めているわけですが、通常ですと河道を広げることに加えて、例えば上流に遊水地をつくるですとか、どこかに放水路をつくるという案も考えるわけですが、御案内のとおり、何せ上流のほうが市街地で、ほとんどそういった余地がないということであり、残念ながら下流から川を広げていかざるを得ないと。なおかつ、先ほど申しましたようにゆっくりした川ですので、下流を広げてもある程度上流の排水路に取りつくまでの間、川幅を広げてもなかなか河川改修の効果があらわれないという非常に改修の難しい川でございます。また改修には地域との合意形成を図らなければならないということで、流域住民等から構成します堀留川を考える住民会議という会議を立ち上げまして、こちらで住民とひざ詰め談判しながら、治水対策を検討してまいっております。会議の中で一定の計画が示されまして、基本的には新川の合流点から、当面は蜆塚排水路までの間、約2.3キロメートルについて現況30メートルぐらいの川幅を約2倍の60メートルに広げるという治水対策を現在検討しています。これに加えまして、先ほど申しましたように上流域の市街化が進んでいる中で公共施設等も点在しているものですから、そういった公共施設を使って貯留施設を整備して川に入る水の量を少しでも減らすということによる下流への負荷を減らすといった対策も含めた整備計画の検討を現在進めております。
先ほど申しましたように、かなりの用地買収が今後出てきますので、この事業を進めるに当たり地域の合意形成が重要だということで、実は今月中に地域懇談会を開催する予定でおりましたが、土木事務所のほうで連合自治会長さんと地区を回らせていただいた結果、多くの方に参加していただくための周知期間がもう少し欲しいということで、現在は来年1月中に地域懇談会を開催しようということで準備をしております。
抜本的な改修としては、現在そういう形で計画策定を進めておりまして、なるべく早期に工事にかかるような形で現在進めておりますが、それとは別に地域から多少要望がございます。例えば堤防が対岸より低い場所ですとか、あと護岸が老朽している場所、そういったものについては適切に対応させていただいております。以上です。

○村松道路企画課長
 私のほうから三遠南信自動車道、それから浜松環状道路、それから由比地区の道路のことについて、お答えいたします。
 まず、三遠南信自動車道の現道活用区間のお話でございます。
 佐久間道路の仮称佐久間インターチェンジから青崩峠道路の仮称水窪北インターチェンジまでの間でございますが、整備に長期間を要することから国では国道473号と国道152号との現道活用区間というふうに位置づけております。この国道473号と国道152号の現道活用区間約15キロメートルにつきましては、現道を管理する浜松市が整備を行っていくものでございますが、市では今年度、現道が特に狭隘である相月地区から水窪北インターチェンジまでの約10キロメートル区間につきまして、概略設計を実施していると聞いてございます。

 それから浜松環状道路についてでございます。
 委員が先ほど示されたものは、地域高規格道路浜松環状道路のうちの都市計画道路浜北馬郡線でございますが、都市計画道路としての整備についてお答えいたします。
 この都市計画道路は浜北馬郡線という名前になってございますが、御質問のそこの区間につきましては国道152号バイパスから一般県道浜北袋井線までの約1.8キロメートル、それから主要地方道浜松環状線から浜松インターチェンジまでの約3キロメートルが供用されております。未供用区間の4.4キロメートルのうち、都市計画道路の寺島内野線から主要地方道の浜松環状線までの間の約1キロメートル区間につきましては、現在浜松市が整備中でございます。残区間の県道浜北袋井線から都市計画道路寺島内野線までの約3.4キロメートルについては、周辺状況も踏まえ今後整備について検討していくと浜松市から聞いております。

 それから由比地区の通行どめ等のときの対応でございます。
 新東名高速道路が供用開始されれば解消されるわけですが、この新東名は開通に向けて建設中でございます。緊急通行車両につきましては、平成16年度に県と当時の日本道路公団との間で締結した大規模災害時における第二東海自動車道横浜名古屋線の工事中区間の使用に関する基本協定、それから、その細目協定により、緊急時には供用前であっても新東名高速道路の使用が可能になってございます。
それから一般車両でございますが、地元車両につきまして現在NEXCO中日本、それから警察等の関係機関と協議をしておりまして新東名高速道路が供用する前の、例えば車両をどう通すかという点につきまして、対象とする道路規制の状況だとか、対象車種を地元車両に限定するとか、それから対象の時間と車種をどうするのかとか、通行区間をどうするのかというような点について、協議をしているところでございます。いずれにしましても、県としましては一日も早い新東名高速道路の供用がなされるようNEXCO中日本に働きかけているところでございます。以上でございます。

○望月土木防災課長
 浜松五島海岸の災害復旧が補正予算に含まれているかどうかについてお答えいたします。
 この災害復旧については補正予算に含まれております。これにつきまして4億円以上の被害でございますので、現在保留になっております。国のほうにこの状態を早期に解除していただくよう協議をしております。解除され次第すぐ箇所づけして発注をしたいと思っております。以上です。

○渡邉空港経営課長
 富士山静岡空港における貨物施設について、お答えをいたします。
 現在、空港の旅客ターミナルビルに向かって、左手側に平屋建ての建物が2棟ございます。こちらの2棟合わせまして380平米ほどの広さがございますが、ここで航空貨物の取り扱いを行っております。空港におきましては、既に国際線も就航しているということで国際貨物も出てまいります。国内線、国際線の貨物、いずれもこの施設において対応が可能な環境が整えられております。あとは量的な問題ということになりますけれども、現在扱っている貨物量に対し十分余裕がある状況でございまして、今後の増加にも対応ができると考えております。また、仮に施設容量が足りなくなるとが懸念される場合には隣接する敷地等を含めまして、増設も可能な体制を整えてございます。以上でございます。

○田形委員
 御答弁ありがとうございます。
 それでは、2個再質問と、またちょっと物申していきたいと思います。
まず浜松市議会の提案について、県の姿勢については、第4次地震被害想定を受けて考えていきたいということだと思います。確かにそれはそれで理にかなった話だなとは思いますけれども、近くに住む方はやはり不安を持っておりますので、第4次地震被害想定の公表を受けてはこうなったから大丈夫ですよというのもあるんでしょうが、不安を解消していかないと納得していただけないと思っていますので、ぜひ、第4次地震被害想定を受けてということになるんでしょうけれども前向きに御検討お願いしたいと思います。

 次に、防風林に関してです。
1点だけ聞かせていただきます。先ほど一部広葉樹に植えかえているところがあると御説明がありました。現状を私が見ても余りよくわからないところもあるんですが、海岸から風が来て、防風林で砂を受けとめているというイメージをしているんですけれども、そうすると、木の下の部分というのは砂が相当堆積していると思うので、そこに広葉樹を植えても、果たして本当に長もちするのかと気になったものですから、そこについてお聞かせいただきたいと思います。

 指定管理者についてはわかりましたので、ありがとうございます。

 浜名湖のプレジャーボートについて、お伺いします。
民業圧迫にもつながるということは当然よくわかるんですが、実際に選択するのは船を持った方ですので、その選択の自由があってもいいのではないかと思います。その点についてもう一度お伺いできればと思います。

 あと4番目の佐鳴湖の浄化対策については、ぜひ今後もよろしくお願いいたします。
5番目の堀留川についてもいいです。
あと五島海岸についても補正予算の災害復旧費に含まれているということで大変安心しました。ありがとうございます。2点について伺います。

○守屋河川砂防局長
 遠州灘海岸の防潮堤についてでございます。
今委員がおっしゃるようにお住まいの皆さんはかなり心配をなされているということで、また遠州灘自体が砂山の堤防ということがございまして、コンクリートの堤防とは若干違っているところもあります。そういったことで御不安なところもかなりあろうかと思います。浜松市等から相談がある場合は我々も長い延長になるわけでございますけれども、できるだけうまく進めて皆さんに安心感を持ってもらうように我々も積極的に対応していきたいと思います。以上でございます。

○平野港湾企画課長
 プレジャーボートの関係でございます。
委員御指摘のとおりいろいろな考えがあるとは思います。しかしながら、基本といたしましてはプレジャーボートといえども個人の持ち物を公共施設に保管するということですので、車に例えますと個人の駐車場を税金で整備するということですので、受益者負担というものが100%できるのであれば、その範囲で運用していくことが考えられると思います。ただそういった意味で考えますと、提供できるサービスというのもおのずから限られてまいります。その中で選択肢を広げていくことも考えられますし、また合意形成をしなければいけないことがございますので、そういうことを踏まえながら利用調整会議で調整していきたいということでございます。

○田中河川砂防管理課長
 ただいまの浜名湖のプレジャーボート対策につきまして、補足させていただきます。
 民間マリーナの経営を圧迫するというお話がございましたが、ただ民間マリーナとしても浜名湖のマリンレジャー振興からもっとボートを持ってもらいたいということもございますので、現在、関係する民間マリーナ団体等とお話を進めており、受け入れにつきましては平成24年度をめどに何らかのルールをつくりまして進めていきたいと考えております。以上でございます。

○大内森林整備課長
 遠州灘の防風林に広葉樹を植えることについて、お答えいたします。
 先ほど答弁漏れをしたのですけれども、基本的には海岸に最も近い第一線の松林に枯れた松が出た箇所については抵抗性クロマツといって、松の被害地で残った松を選別した松くい虫被害に強い松を植栽するようにして、松林を今後とも保全していくようにいたします。
 それから周辺の広葉樹の植栽につきましては、海岸の生育条件に適応した樹種――海岸に強く枯れない広葉樹を植えるようにしています。基本的に海岸の第一線の松林の枯れた分については抵抗性クロマツを植栽しまして、今後とも松林を残していこうとしております。以上です。

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