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委員会会議録

質問文書

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平成23年9月定例会くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:10/06/2011
会派名:公明党静岡県議団


○前林委員
 今、9番委員のほうからも滞納の話が出ていました。私も以前、この県営住宅の話については、入居者が入りやすいという観点から、この連帯保証人の制度を廃止したらどうかと提案したことがありましたが、そのときに県のほうはだめだと、これは絶対必要なんだということをおっしゃっておりまして、今になって思えば、この連帯保証人の制度は非常に重要なものではないかということを感じました。鈴木局長から、最後に保証人という話がちらっと出たんですが、この連帯保証人の制度はどう機能しているのか、これをまず質問させていただきます。

 それから、2番目は男女共同参画施策の内部評価についてですけれども、政策・方針決定過程への女性の参画は拡大傾向にあるが、いまだ十分ではないということで、課題として書かれております。例として、市町の審議会委員女性比率、それから町内会等代表の女性割合の2つの例だけが載っておりますけども、ちょっとこれをもう少し説明をしてほしいんですが、さらに県の場合、この審議会委員の女性比率はどうなのか。あるいは、ここにも若干女性の数がありますけれども、例えば、県の職員で課長級以上にどのぐらいの女性の方がいらっしゃるのか。さらに、よく話題になることですけれども、県議会議員の場合には、5人女性議員がおりますけども、市町の場合、市議会、町議会では議員の数の割合は一体どうなのかということを教えていただきたいと思います。

 それから、ニホンジカの問題についても、幾つか質問がありました。すべて状況をわかった上で、あえて質問するんですけれども、こういうシカを個体が増加したから減らすという、殺すということに関して、基本的にどう考えていらっしゃるのかということを、これを自然保護課長にお聞きしたい。自然保護課ですので、その自然の中にシカはいないのかと、単純に感じております。お答えください。

 それから、6月の定例会のときには、高齢者の交通事故の関係で質問をいたしました。そのときは、自動車の専用道路に進入する一方通行をバックで戻ってきた車の話をさせていただいて、非常に危険であるということでお答えももらいました。つい最近、私が車で御幸町通りを駅のほうから走ってきました。そしたら、いわゆる電動の車いすで高齢者の方が、そのまま車道を走ってきまして、そこの市役所のところから県庁のほうに右折レーンに入ってきました。そのまま、車と同じように曲がっていって、私の目の前だったものですから、非常に危険を感じてびっくりしたんですけれども、この電動車いすというのは、これはどういう形でもって、だれがどう指導をするのか。当然、ナンバープレートがついてませんから車じゃありません、じゃあ歩道を走ってもいいのかというと、歩道は歩行者のためのものですから、どう考えてらっしゃるのか、片桐課長しゃべりたそうな顔をしておりますので、特に期待を込めて質問をさせていただきたいと思います。以上、4点。

○柳公営住宅課長
 公営住宅に入る場合の連帯保証人のことについて、お答えいたします。
 管理条例にも、入居するときには連帯保証人を求めるということを位置づけておりまして、連帯保証人につきましては、税金の滞納のある方はだめですよとか、そういう形になっております。それで3カ月家賃を滞納しますと、連帯保証人のほうにも督促状等を送付し、その後も連帯保証人に対して連絡をし、滞納者と一緒に呼び出しをすることもやっております。これは民間と同じであると思います。
 委員御指摘のとおり、少しその辺が問題あるんじゃないかということでありますけれども、若干そういうことを考えております。連帯保証人ですけれども、条例の中には団体ではなく個人でなければならないよという規定があります。民間では連帯保証人が民間の保証機関であってもいい形になっていると思いますので、県といたしましても、そういう方向もあるということをわかっておりますので、条例改正も含め、その辺も検討をしていきたいなというふうに考えております。以上でございます。

○萩原男女共同参画課長
 政策・方針決定過程の女性の参画の件について、後期実践プランに掲げております目標値の中で把握している状況について報告させていただきたいと思います。
 まず1点目が、県の審議会等委員における女性の登用の比率なんですが、平成23年度6月1日現在で41.2%という状況でございます。これについては、平成22年度末までは40%以上ということにしておりましたので、これについては、目標値は上回ったというふうに判断しております。
 次に、県の職員の女性の登用状況ということで、課長職以上はどの程度いらっしゃるのかということなんですけども、平成23年4月1日現在では、6.2%でございます。全国平均が平成22年4月1日現在では6.0%でございましたので、多少でありますが、静岡県は少し上回っているという状況でございます。
 次に、市町の女性の職員の登用状況であります。これについては、平成23年4月1日現在の市町の課長職以上の女性の登用状況でありますが、平成23年4月1日現在では9.2%でありました。ちなみに、平成22年4月1日現在におけます全国平均は9.8%ということで、これはまだ下がっているという状況であります。
 次に、公立学校のPTA会長の女性の割合でありますが、こちらについては4.5%でございます。小学校が4.5%、中学校が4.2%でございました。
 そして、商工会とか商工会議所、中小企業団体中央会におけます女性の役員の登用率でありますが、商工会役員については9.3%、商工会議所の議員につきましては2.0%、そして中小企業団体中央会役員については4.2%という状況であります。
 教員の管理職における女性の割合でありますが、こちらにつきましては、公立の小中高、特別支援学校の校長と教頭の割合につきましては、13.8%という割合であります。以上でございます。
 済みません、議会については、こちらのほうの計画の中の目標値には上げてございませんでしたので、これについては、またおって報告させていただきたいと思います。

○田代自然保護課長
 ニホンジカ対策についてであります。自然保護課では、生物の多様性の確保や、野生鳥獣が増殖できる生活環境の維持を図るため、鳥獣保護区の指定をしているところであります。しかしながら、伊豆地域におきましては、農林産物以外にも、自然生態系にもシカによる被害が出ているところであります。適正な個体数にまで個体数を減しないと、自然生態系まで影響が出てしまう。これにつきましては、希少な高山植物があります南アルプスにおきましても、シカの被害が出ている状況にあります。こうしたことから、自然保護課としては、野生鳥獣が自然に暮らせるような状況まで戻さなければならない。そのためには、シカの個体数も削減を図ってまいりたいと、このように考えています。以上です。

○片桐くらし交通安全課長
 電動車いすの位置づけ、それから講習の関係でございますけども、電動車いすの全国普及協会というのがあるんですけども、大体これ調べますと、年間2万台ぐらい出荷をされているようです。全国の推計ですけども、平成22年で大体57万台ぐらいが電動車いすということであるということです。事故はどうかと言うと、全国で大体200件前後の事故がある。本県では平成22年で8件、死者は1人ということで、統計上そんな数字が出ております。
 この電動車いすは道路交通法上何かというと、これは歩行者でございます。従って、基本的には歩道を走っていただくということになります。従って、免許は全く不要でございます。これについて、どうやって講習をしているかというと、実は今までは販売者が販売時に乗り方等の講習をしているだけが現実でございました。
 この事故が少しふえてきたなということで、実は去年うちのほうでも、これはいかんなということで、電動車いす協会とか、それから介護者の支援団体がございますので、そこに声をかけて、実は浜松で講習会を開きました。ことしも10月22、23日、交通安全県民フェアがせっかくあるもんですから、そこにきていただいて講習をする予定であります。
 そんな形で、いろんなところに声をかけながら、電動車いすの扱いも含めて、乗り方も含めて、安全講習をしていきたいというふうに考えております。

○前林委員
 最初の家賃の滞納の件については、連帯保証人制度は考え直してくださるということですので、ぜひお願いしたいと思います。普通、連帯保証人に名前を書けばやっぱり責任を感じているはずです。私だったらそうなんですね。ただ、あまり金額が多くなれば負担が大きくなるわけですから、やはり連帯保証人制度をやる以上は、しっかり機能させてほしいと思います。

 それから、男女共同参画の関係ですけども、数字をたくさん言っていただきましたのでよくわかりました。ただ、見ていきますと、町内会等代表の女性割合が1%が1.1%になったところで、要するに何も拡大はしちゃいないじゃないかというようなこととか、議員の数字は挙がってきませんけども、議員とかこういう町内会の役員だとかというのは、審議会の委員は任命すればいいんですけれども、あるいは職員だったら登用すればいいんですけども、ちょっと質が違うんですね。よく女性の議員の数がもっとふえてほしいと言うんだけども、ふえてほしいと言ったからといってふえるもんじゃないものですから、いろいろと難しい部分もあるかもしれませんが、やはり意識の高揚と言いますか、そういうものをしっかり取り組んでいくことがこれからも必要かと思いますので、さらなる御努力をしていただきたいと。
 ただ、この資料をこのまま読むと、拡大傾向にあるというのは、ちょっと甘いかなという気持ちが私はしました。Cとは言わないまでも、Bマイナスぐらいかなと思ったもので、ちょっと指摘をさせていただいたということでございます。

 それから、ニホンジカの問題については、私もわかった上で質問したわけですけども、ふえたから殺す、減ったから保護する、これは非常にやっぱり人間としてわがままなことであって、やはりシカがふえたといって殺さなくても済むような方法にも積極的に取り組んでいただきたいと思います。
 今回の資料を見たら、今度はアライグマって書いてあるものですから、アライグマも殺すのかとそこまで私は感じました。異常繁殖という言葉を使うならば、人間が一番異常繁殖をしているわけで、地球上に60億人も住んでるなんておかしいわけですよ。シカには罪はないですね、シカだって自分の命を守るためにいろんなものを食べようとしてるわけですから。やっぱりこの辺は基本的な問題として、考え直せと言ってもしょうがないと思いますので、ちょっとは考え方をもう少し広げてほしいなと思います。

 それから電動車いすの問題については、これだけ高齢化の時代が進んできましたので、社会問題になっていくんじゃないかと思いますし、今の話聞いて思うのは、やっぱり歩道を走れと言ったって、どこに歩道があるんだという世界がちまたにはあるわけですから、電動車いすが普及するに際しては無理がありますね。そういう意味では、安全指導を含めて、きちっとけがのないような、そういう取り組みを進めてほしいということを要望いたしまして終わります。

○萩原男女共同参画課長
 議会におけます女性議員の状況について、わかりましたので報告させていただきます。
 平成21年12月31日現在で、ちょっと古いものになりますが、県議会議員については6.9%、全国の平均が8.1%でございました。市議会議員につきましては10.6%、全国については12.9%、そして、町村につきましては7.8%で、全国平均は8.1%でございました。以上であります。

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