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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:三ッ谷 金秋 議員
質疑・質問日:11/15/2011
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○三ッ谷委員
 決算特別委員会ですから、十二分の審議をしたいわけですが、ぜひ1回の答弁で終わりますように、御協力をお願いします。
 印象からいきますと、大変、静岡県警含めて警察の威光というのは、テレビ業界のおかげで随分、県民、国民、安心・安全を取り戻していると思います。特に、「密着警察24時!」とか、あるいはテレビドラマでいったら、「相棒」シリーズとか、「踊る大捜査線」、ほのぼのとした警察官のあり方が表に出て大変いい影響だろうと思うんです。そんな中で質問に立ちますので、御協力をお願いします。
 まず、交番のことにつきましてお伺いをします。昨年度2カ所新築改築をしていただきました。県警本部への市町の要求、要請は大変多いと思うんです。私の地元も現在県警本部にお願いしておいて、この質問をするのは恐縮なんですが、一つお伺いしたいことは土地の問題です。
多分、県警本部が直接お探しになる場合もあるでしょう。あるいは、地元からここはいかがですかという場所の提供の過程もあると思うんですが、私が思うのに、そういう土地のあり方の問題の中で、これだけの予算を使って1年間に2カ所しか交番の新築、あるいは改築、移転ができない苦しい予算状況の中で、少しでも安価にあげると言っては大変失礼な言い方でありますけれども、市町、あるいは自治会の寄附採納も認めるべきじゃないかなという気がいたしました。
 特に、県警本部では不公平を是正する意味で、そういうものは一切、やっぱりだめだというお考えを伺っておりますけれども、余りにも予算が厳しい中で、先ほど同僚議員が大盤振る舞いの話をされて、私もそれに乗りたいところなんですが、税収が少なくて大変厳しいというようなお考えを皆さん持っていると思うんですよ。
 ですので、そのようなお考えについて、平成22年度2カ所実施という交番整備のあり方について、いかがお考えか1点お伺いします。

 それから、風俗環境の浄化活動にも、随分取り組みをいただいています。ここでは、性風俗関連個室付浴場とか、いろんな風俗営業の取り締まりをやっていますが、1点お聞かせいただきたいのは、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律で、各警察署へ風俗店という届けをして許認可をもらっているところと、もらってないところの不公平感ですよ。特に、余り町場ではそういうことありませんけれども、在に行きますと、例えば何々料理店というと、私もそうですけれども風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の許可をとっています。そこは1年1回、あるいは2年に1回、講習会も出て、しっかり磐田警察署と提携をしてやっています。例えば、仮に魚屋さんでお座敷があって、それでお料理屋さんと同じような形態、たくさんありますよ。
 一番問題なのは、例えばここでいうところの風俗営業法で指定するコンパニオンとか、芸子さんとか、それに類する人たちが、許認可を受けなくても接待に入れるんであれば不公平感が随分出てくるんじゃないかなと、私もそう思いますし、業界でもそんな話を聞きます。
 そこでお伺いするんですが、昨年度は風俗環境についていろいろ的確に指導、あるいは監督をしていただいて、あるいは現場の踏み込みもしたんでしょう。そういうところの調査、指導、監督を昨年度はやりましたか、お伺いをいたします。

 それから、同僚議員が質問したことはやめますので、最後になりますが、交通部の施策について、お伺いします。
 ここにも平成22年中の交通事故発生状況の数値が載っておりますが、私がいつも不思議に思うのは、全国都道府県の対比で見れば、これが静岡県で発生した事件事故です。確かに東から西まで長い幹線道路を持つ静岡県ですから、事故も多かったかもしれません。じゃあこのうちで、静岡県の県民が起こした事故は昨年度と一昨年と比べたら、減っているのかふえているのということがわからないと、我々、地元に帰って、ただただ交通事故が多いとか、いろんな事件事故が多いという話だけはしたくないんですよ。であれば、本来こういう交通情勢を記載するときに、全国で比べる表はこれで構いません。でも県民に知らせるのであれば、県民が頑張ったおかげで県民の皆さんの交通事故は着実に減っているんですよとか、あるいはふえているんですよということが欲しいわけですよ。それについて、もしその数字がわかれば、別に答弁の中では、簡単に触れてもらっても構いませんが、後で資料をください。

 それから、免許証の返納制を含めて高齢者対策も随分やってもらいました。でも一番――これは街の中もそうかもしれませんが――郡部の道路で困るのは、おじいちゃん、おばあちゃんの自転車ですよ。歩行者優先とかというのが、おじいちゃん、おばあちゃんの頭の中に入っていて、私は安全だとか、わしゃもう、全くいいやとかと言って、後ろも見直しなしに、いきなり道路の左側から右へしゅっと曲がる。
 だから、安全教育が行き届いたおかげで、車のほうが私を守ってくれるという意識が逆にブレーキになっているんじゃないかな。
 ここでは、いろんな指導しているようでありますが、もう一度、高齢者の事故が多いというんであれば、歩行者の皆さんのお話も大事です、自転車も急にはとまれませんから。頭の中だけが若くても、すぐおりれるよという感じが――ここにもいますけれども――とまれないんですよ、なかなか。ちょっと、婦人乗りでも足をついて、こんなことをして、ぽてんといって、よく私も田舎で見ますので、その点につきまして、その教育、あるいは指導、どういうことがあったのか教えてください。以上。

○小野地域部長
 交番の用地であります。
まず、県下に老朽化して建てかえしなくちゃいけないという交番・駐在所は多数あります。数十年経過して、なおかつそれをまた耐震補強しているというようなものもあります。
 これらについて、当然古い順に建てかえを要求しているところでありまして、当年は2つ建てかえさせていただいたと、こんなところであります。
 次に、この交番の用地であります。どうしても一度建てれば、最低数十年は使う場所でありますので、今までも、当時としては立地条件は最適な場所を選びつつ、慎重にやってきたわけです。しかし時代の変化とともに、都市化、あるいは過疎化が進んで、合理的でない場所ができつつあります。これを見直しつつやっていくわけですが、その際も住民の要望、あるいは町並み、それから発展性、犯罪の事件、事故の傾向等々を踏まえてつくるというところであります。
 その際に、当然ながら持っている土地が一番よろしいんですけれども、なければ市の土地、あるいは町の土地とか、こういうふうになっていくと思います。以上であります。よろしくお願いします。

○ア田生活安全部長
 無許可風俗営業の指導、取り締まりの関係でございますけれども、御質問の中でありました不公平感ですが、風俗営業の許可をとればいろんな制約があると、これ当然でございます。
 特に、無許可営業の問題点は、営業時間についての制限を意識されないものですから、夜中12時過ぎて深夜明け方まで、接待を含んだ飲食店営業を行う、こういったことが非常に問題となっておりまして、特に繁華街などでは、最近はホストクラブのような店も含めて、非常に問題性が強いということで、取り締りを強化しているところでございます。
 検挙件数としては、昨年――平成22年中に全部で228件の風俗事犯関係の検挙しておりますが、その中で150件は無許可の風俗営業、あるいはエステ等の禁止地域の営業、あるいは飲食店における客引き、こういった事案がございます。この対策は風俗事犯の取り締まりの重点の一つというふうに考えております。
 先ほど御質問の中でありました料理店関係でコンパニオンが自由に入れてしまう。確かにその部分につきましては、私どももどちらかといいますと、繁華街対策のほうに目がいっていて、コンパニオンが入れるところで許可をとってないところはどこだ、そのようなことは厳密にやっているとは、なかなか言えない部分もございましたので、今後その辺も含めて対策を考えてまいりたいと考えております。以上です。

○山田交通部長
 静岡県民が起こしたという事故件数につきましては、統計をとっておりませんけれども、静岡県民が起因したものについては、起因者が県外か県内かという統計はございます。ただし、平成22年の資料がありませんので、後ほど委員長と相談して、資料については提出をすることといたします。

 続きまして、高齢者の自転車の関係です。
先ほどの自転車の総合対策でもお話しましたけれども、従来自転車というのは交通社会では弱者と見られていて、自転車は歩道に乗ってもいいですよという規制がたくさんかけられてきました。それに伴って、自転車があたかも自分は歩行者と同じような走行をしてもいいんだという誤解が生じてきました。しかしながら、ここ数年歩行者と自転車の事故がふえてきているというようなことで、自転車は本来車両であり、本来のルールに戻そうじゃないかというようなことになったわけです。しかし高齢者につきましては、例えば歩道は走行しても構いませんよ、というようなものもあるわけです。高齢者をいじめるようなことはいたしませんが、ルールだけはしっかり守ってもらいたいというようなことで、シルバーポリスとか地域の敬老会の責任者みたいな人を集めて、ドライビングスクールをやったり、自転車安全利用の教育をしたり、それから先ほど交通安全体験車という話もありましたけれども、そういった自転車のシミュレーターを使用した参加実践型の教育をしたりして、高齢者がみずからを守る、あるいはルールを守る、あるいは危険な場合は車を避けるというようなことを、積極的に教養、広報してまいりたいと思っております。以上です。

○村松総務部参事官兼会計課長
 恐れ入ります。交番の建設に当たりまして、市町から土地の寄附を受けて、安く建設してはとの委員のお尋ねにお答えします。
 警察では、基本的に寄附を受けないということになっております。しかしながら、市町につきましては、これまでも交番建設に当たりまして、大変御協力いただいておりまして、市町の土地を安く賃貸していただいて、交番建設コストを下げるというような、そういう御協力もいただいているところであります。
 限られた予算の中で、引き続き交番の建設に努めてまいりたいと思いますので、よろしく御了解いただきたいと思います。

○三ッ谷委員
 再質問はしないといってお話しましたので、要望をお願いしておきます。
 交番につきましては、確かに警察本部は寄附採納を受けないと思います。私は、これからもどんどんどんどん予算が減るということであれば、大変不公平感を残す寄附採納でありますから、それは受けつけないのは正論です。しかし県民の要望に添うために、一刻も早く交番の建てかえとか、あるいは移転が可能であれば、あえて県警本部に私は寄附採納を考えていただきたいと、こういう意味でお願いをしていますので、どうか本部長、これからの交番行政のあり方につきまして、もう一度、本部の中でお考えをいただきたいと思います。条件をつけていいですよ、条件はつけてぜひ不公平感がないこと、あるいは人事異動に、やっぱり相当時間を要するようでありますから、勝手に土地と建物やったら、すぐ交番ができるって思い込みされても困りますから、その点はよく私も理解をしているつもりですが、そういう全体の長い道の中でお考えをいただきたいなと、これは要望をします。
 
 それから、先ほど言いました風俗営業の話ですけれども、ぜひお願いします。各お店を回る必要はありませんよ。派遣業者に行って皆さんが一番得意としている話術で、おたくはどういうところに行ってとちょっと引き出したら、このおたくはこことここへ行っているなというのはすぐわかるじゃないですか。そうすれば、このおたくは許認可を受けているうちか受けてないうちか、よくわかると思うんです。
 そういうことで、ぜひ不公平感のない風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の運用をお願いをしておきます。以上、終わります。

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