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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:込山 正秀 議員
質疑・質問日:07/03/2008
会派名:自由民主党県議団


○込山委員
 それでは、5点お願いいたします。
 最初は、4ページの予算関係なんですが、県営林の特別会計ですね。これが昨年度と対比すると、今年度大分落ちているということですが、この理由をお教えいただきたいと思います。

 次は、66ページの東部コンベンションセンター事業についてお伺いをしたいと思います。豊岡議員が6月25日の本会議でこの点について御質問されております。この質問の中で、沼津市周辺の市町へどのような効果をもたらすと考えているかと。この質問に対して答弁では、コンベンションの誘致による経済文化活動の活性化やアフターコンベンションによる観光振興など、沼津市周辺の市町を含む東部地域全体に大きな効果が期待されると、このように知事は答弁をされておりますが、具体的に経済波及効果、恐らくグランシップという前例があっての御答弁だと思いますが、もしその辺の効果等について御検討されていれば、内容等をお教えいただきたいと思います。

 次に、この事業ですが、民間の活力の導入ということでお考えのようでございます。公共施設と民間施設とホテルですか、複合建築物をつくるということのようでございますが、よくこの辺の中身が見えませんが、その辺をどのような形で進めるのか、お教えいただきたいということと、あと管理運営ですね。それについてはどのようにお考えか、これもあわせてお伺いをいたしたいと思います。

 それと、83ページになりますが、東富士演習場の対策についてお伺いをいたします。ここにも記してございますが、9,000ヘクタール弱ですね。これは、御殿場市、裾野市及び小山町の2市1町にまたがる広大な土地でございます。戦前、日本陸軍が接収をして演習場に使い、戦後につきましては米軍、自衛隊と、使用協定のもとで今、利用がなされているということでございます。この演習場の訓練によって荒廃が進んで、下流域、地元に対して洪水をもたらしたり、また、水源涵養の機能を低下させたり、本当に迷惑施設として、我々いろいろな形での補償事業を要求していると、こういう状況でございます。
 ことしの事業費を見ますと、19億1000万円余ですね。昨年度が24億4000万円余ということで、2割強ぐらい事業費が減っていると。この理由をお伺いをしたいと思います。かつては、30億円ぐらいのお金が毎年動いていたと、このように記憶しておりますが、この事業費が少なくなっている原因もあわせてお願いをしたいと思います。
 この演習場の対策事業でありますが、洪水対策と施設補修、そして治山治水という形で3本の柱で事業がこれは動いているわけでありますが、洪水対策については昭和29年度から、施設補修については平成4年度からですね。治山治水は昭和55年度からですか。スタートは別なんですが、総額900億円という形で動いているのは承知しているわけでありますが、全体の19年度末の進捗状況ですね。どれぐらいいっているか、おわかりでしたらお教えいただきたいと思います。

 それから、昨年の9月6日の台風の被害についてお伺いをしたいと思います。東部地区、特に箱根山系におきましては、600ミリを超える大変な大雨が降りまして、大きな被害をもたらしました。特に、黄瀬川ですね。この川は、御殿場を源に、裾野市、長泉町、沼津市と、狩野川に至る河川でありますが、この黄瀬川が氾濫をいたしまして、床上、床下合わせて、それぞれ60件余被害をもたらしたり、また、田畑が冠水をして、刈り入れ前の稲が大分被害をこうむりました。これにつきましては、護岸が14カ所決壊したということで、いち早く沼津土木事務所の御殿場支所が対応してくれまして、本当に不眠不休の態勢の中で、14カ所すべて査定に間に合う対応をしていただきまして、現年災ということで区切っていただきました。
 先日、現地を皆さん方と視察したわけでありますが、工事もほとんど終わっておりました。本当に皆さん方、喜んでおりました。部長にお礼を言っておけということでありますので、この場をおかりしてお礼をさせていただきます。どうもありがとうございました。
 この今回の災害を見ますと、黄瀬川については、御殿場の下流、裾野市で演習場を源とする西川と合流していると。合流点の下流域については、防衛の補助事業の対象ということで、これすっかり護岸工事が終わっています。今の合流点の上流については、ここは富士山の溶岩流が流れたところでございまして、天然護岸を使ってそこを流れている箇所があったり、防衛補助事業の対象外ということで、今まで県単独事業も多少入れていただいておりますが、まだまだ未整備なところが多いと。そんなところに大雨が来て、今回被害をもたらしたということでございます。状況等については、よく掌握をされていると思いますが、この河川の整備対応をどんなようにお考えになっているか、お伺いをしたいと思います。

 この河川の現場を歩いたときに気がついたんですが、河川の管理道幅がないんですね。地元のNPOの方が遊歩道として大分長い区間を整備をして、ところどころにベンチを置いたりして、グリーンツーリズムの対応をしているということですが、河川の管理道幅について県下の河川どのようになっているかお教えいただきたいと思います。

 この災害で北箱根山線という林道が5カ所被害に遭っております。これは三島市から起点として、御殿場市の国道138号に至る、県が施工した林道でありますが、今はもうこの林道は御殿場市に移管をしているということでございます。今回、のり面や路肩が崩れたわけでありますが、災害の対象にならないということでございました。というのは道路の路体本体が、災害をこうむっていないということで、これが対象外ということになりました。
 そこで、いろいろ県の御指導で、県の補助事業で市がこの事業をやることになりましたが、この内容を見ますと、通常の補助事業と同じ3分の1の補助なんですね。こういう特別な災害という事態でありますので、その辺の考慮があるかどうか、このあたりをお伺いしたいと思います。

 あと、最後でありますが、国道469号の整備状況についてお伺いをしたいと思います。これは、起点が御殿場市仁杉の国道138号でありますが、終点が中部横断道路の富沢インターという、平成5年に国道に昇格した道路であります。この道路の中間点に富士山こどもの国、あるいは国体で利用した富士宮市のソフトボール場だとか、こういう施設がございますが、この事業区間を切って、重点地区を決めて今、事業をしております。1期事業区間ですか、これは富士市についてはもう既に完了と。今、2期事業区間、富士宮市に移っているわけでありますが、この状況を見ますと、このままで事業が推移していくと、50年や100年かかるような、ちんたらちんたらやっていると、こういう状況でありますが、これを早く進める手だてがないか、お考えをお伺いしたいと思います。

 また、富士宮の国道139号ですか、これから西、中部横断自動車道までの間、なかなかここは地形的にも相当事業費がかかる箇所のように伺います。これについて、どのように考えているかということと、あと、御殿場から裾野の富士サファリパーク、この間まだルートが決定しておりませんが、このルート決定についてはどのようにお考えを持っているか、お伺いをいたしたいと思います。以上です。

○塩坂森林保全室長
 御質問は、県営林特別会計の予算につきまして、昨年度と本年度で大分減っているのではないかということと思います。
 県営林は、御存じのように明治後期から戦後にかけての荒廃した森林、特に所有者がみずから森づくりをすることが困難なような場所につきまして、分収林契約を結びまして、県が森づくりをしてきたというところでございます。そういった森林につきましては、近年、森林の内容も十分充実しました。それから、その間に基本財産の造成ということで、各市町における公共施設ですとか、そういったことをつくるためにも活用されてまいりました。
 そうした中で、平成の大合併以降、市町と県の役割というのも大きく変化してまいりまして、そういった中で本来の所有者である市町のほうに、それから財産区のほうにだんだん森林をお返ししていく方向でどうであろうかということで、昨年お諮りしまして、県営林事業経営改善計画というものを認めていただきました。
 その中で、歳出の軽減を図るということで、昨年度から本年度にかけての大きな変更点の1つは、特別会計支弁職員の削減ということで、昨年度まで2名であったものを1名ということで削減されました。
 それから、経営管理基本計画の着実な遂行ということで、林地ごとの目的にあった事業の重点化。それから、土地所有者への返還を念頭に置いた事業の優先化ということで、効率化を図っています。
 それから、分収林契約の積極的な解除による繰上償還の促進ということで、解除していった林地につきましては、そこにかかわる経費が削減されるということでございます。以上です。

○野知市街地整備室長
 東部コンベンションセンターの整備事業につきましてお答え申し上げます。
 まず、経済的な波及効果でございますけれども、現在、詳細な経済効果について調査したわけではございませんが、東部地域の駅北拠点の構想研究会の中で若干の検討がされておりまして、コンベンションを開催することによりまして、直接的には宿泊ですとか、買い物ですとか、交通費等、そういう関係の消費がされ、またあるいは、印刷ですとか会議の運営、通信など、そういう費用が支出され、直接的な経済効果につながるということでございます。また、間接的な経済効果ということで、生産の誘発、あるいは税収の増加、雇用の創出など、そういう関係が考えられるということで提言がされているところでございます。

 それから、民間と公共の複合建物がどのような形であるかということでございますけれども、今回、県のほうで会議場施設、それから駐車場、それから沼津市のほうで展示イベント施設、立体駐車場を整備するということでございますが、それと同時に、コンベンションセンターの機能をさらに高めることを目的といたしまして、県の会議場施設と併設した形で民間の施設を、民間の提案によって導入しようということで考えておるわけでございます。
 したがいまして、県の施設と民間施設が複合した建築物ということで整備されるというような形を考えているわけでございます。
 それから、管理運営をどのように考えているかということでございますけれども、先ほどのように県の会議場施設とそれから市の展示イベント施設がそれぞれございます。これを利用者の利便を考慮いたしまして、一体の施設ということで相互連携して活用できるような管理運営体制を構築していきたいと考えております。
 特に、コンベンションセンターの管理運営につきましては、運営面でコンベンションの誘致ということが、今後の施設の採算性ですとか、交流における活発性ということについて、非常に重要な点であろうかと思いますので、昨年、県の東部地域コンベンションビューローも開設されて、コンベンションの誘致を進めるという活動を始めたということもございまして、そちらとの連携も考えた中で、今後、管理運営のあり方を検討してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

○林森林整備室長
 林道北箱根山線の工事についてお答えいたします。
 委員のおっしゃった工事につきましては、平成19年の9月6日から7日の台風9号災によるものです。これにつきましては、被災後、御殿場市役所のほうから被災報告がありまして、農林事務所も現場のほうで立ち会って調査をしております。
 その後、これにどういうふうに対応するかということにつきましては、市役所と農林のほうでいろいろ調整をしまして、復旧につきましては、合意形成を図った上で、現在の県単独の林道事業で対応するということになったと聞いております。
 既に、もう年度は変わりまして、実行段階に入っておりますので、現段階でこの制度を乗りかえて対応することはもう無理だと思っております。以上です。

○黒木農地保全室長
 東富士演習場対策の件でございます。
 説明資料、83ページにあります中段の表ですが、まず、洪水対策の19年度分がゼロとなっております。これは、昨年事業の緊急性につきまして財務省の調査が入りまして、事業費が凍結されました。必要性と事業効果について、防衛省と一緒になって財務省に訴えていく所存でございます。
 また、治山治水対策の20年度分が落ち込んでいますが、下段にあります、一番下にある搗の木川調節池、これを19年度から本格的に工事を始める予定でしたが、ダム敷の基盤面に岩盤と破砕帯が複雑に入り込み、その対応策につきまして、専門家で構成されます東富士ダム技術検討委員会で慎重に検討してきましたことと、ダム本体の盛り立てに使うダム敷から掘削した土砂と流量調整を最適な流量にするために、新東名建設におきまして、残土となりますロームを活用することになっております。非常に経済的になることで、それを利用することになっています。新東名サイドとの協議に時間を要しまして、本年から本体工事に着手する手はずが整いました。そのような事情で、20年度の事業費が減となっておりますが、来年度以降は、順調に工事を進めてまいります。
また、9月の定例会には、この本工事の契約につきまして御審議していただくこととなっております。また、委員の言われました、過去に30億円ぐらいやっていたんではないかというお話ですけど、ちょっと手元に余り資料はないですけど、県営の分だけでいきますと、平成17年度が22億円、18年度が27億6000万円でございます。
 それと、19年度までの進捗でございます。やはり県営だけですけど、総事業費がまだ認められていない部分もありますけど、一応19年度までで、洪水対策、施設補修、治山治水を含めまして、約70%となっております。
 それで、本年度は、先ほどの金額がありまして、21年度以降、約まだ300億円ほど残っております。
以上でございます。

○長島河川海岸整備室長
 黄瀬川の整備について御説明いたします。
 昨年9月の台風9号で大きな災害を受けたわけですけれども、黄瀬川については、水があふれて10カ所以上のところで田畑、それから家屋等が水についております。場所を見てみますと、私も現地のほうに行ったんですけれども、屈曲部とか、それからあと橋がかかっていて、かなり狭くなっているというようなところがございまして、そういうネック箇所で水があふれているというのが、現地の状況でございました。
 そんな中で、あふれたところのうち至急対応できるようなところにつきましては、護岸のかさ上げ等を実施しまして、屈曲部なんかについては外カーブのほうの護岸をかさ上げするとかという工事を今、実施をしているところでございます。また神山地区の横橋等で、岩と岩との間に橋をかけてあるようなところ、かなりそこが狭くて、その岩の上流側からあふれて、家屋が浸水したというようなところにつきましては、道路管理者は御殿場市、ほかの橋で御殿場市の物でないものもあるんですけど、今、早期の対策に向けて協議を行っているところであり、対策をとっていきたいと考えております。

 それから、管理道幅のことなんですけれども、河川改修工事に伴って工事をする場合には、両側に基本的には3メートルずつということで管理道幅をとって進めてところでございます。しかし、すべてのところでそういう形にはいかないわけで、周りに人家なんかが迫ってできないところについては、近隣に管理用通路にかわるところがあれば1メートルにしてもいいというような特例がありますけれども、基本的にはそんな形でやっています。
 まだ未改修の部分については、改修続きにしてつくるというような形でやっておりますので、県内全体でどれぐらいとれているかという数字については、把握はしてございません。
以上でございます。

○梅田道路整備室長
 国道469号のうち、現在実施している区間、早期整備ということでございます。
 県では、富士市勢子辻から富士宮市北山までの14.3キロメートル区間を優先整備区間として、整備を進めております。優先整備区間のうちの富士市勢子辻から富士宮市村山までの9.6キロメートルにつきましては、ほぼ整備を完了し、供用をしております。現在、富士宮市村山から山宮までの2.7キロメートル区間の整備を進めておりまして、そのうちの富士宮市村山から山宮工業団地進入路までの約1.7キロメートルにつきましては、平成20年3月に供用したところでございます。山宮バイパスにつきましては、残りの1.0キロメートル区間につきまして、現在、用地買収、あるいは道路工事を推進しておりまして、平成20年代前半の供用を目指し整備を進めております。
 委員お尋ねの予算の確保ということでございますけれども、予算の確保には通常事業費と合わせ推進費など、国庫補助事業のいろんな制度を活用して、必要な予算を確保しているところでございます。今後、道路財源の確保ということが心配であるわけでありますが、必要な予算の確保に向けて努めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

○渡邉道路企画室長
 国道469号の整備未着手区間についてお答えをいたします。
 まず、国道139号から中部横断自動車道までの区間につきましては、富士川や桜峠等、地形条件の厳しい区間があり、そのため、橋梁やトンネル等により多大な事業費が必要となる区間と考えております。委員御指摘のように、非常に予算が必要なことでありますことから、現在の予算状況の厳しい中では、当面現道の狭隘区間の部分的な改良を急ぐことにより、効果的に整備をしたいと考えているところであります。
 次に、御殿場からサファリパークまでのルートの決定についてであります。この区間につきましては、現道が2車線でおおむね改良済みとなっています。この現道につきまして、平成17年度に御殿場市川島田地内で交差点改良を実施し、完了しました。また、平成19年度から、裾野市須山地内におきまして、歩道設置に着手をするなど、さらなる交通環境の改善に努めているところであります。当区間のルートの決定につきましては、現在、優先整備区間として整備を進めている区間の事業の進捗状況や、今後の交通量の推移などを見ながら、適切な時期に検討していく予定としております。以上です。

○込山委員
 コンベンションセンターの事業ですが、この設置事業については、余りにも拙速に進んでいるのかなと、こんな感じをいたしております。というのは、19年の8月ですか、地元の有志でつくる構想研究会から県に提言があったと。全くこの中身と同じような計画を県が今持たれているということで、何かこれも出来レース、敵なしかと思いますが、それはそれとして、私ども近くにいる者として、東部地域の他の市町に対して、つくることについて配慮を講じたかどうかですね。沼津市が中心ということは、全くそれはわかりますが、現在、沼津駅の高架事業、これも進めているし、再開発それから区画整理と1800億円を投じると、こんなお話を伺っている中で、何か沼津市にだけ県は高次都市機能を持たせればいいのかなと。多極分担型都市圏域づくりということで、しきりに知事も言っている中で、何か私ども寂しい思いをしておりますので、東部地域の今後の都市づくりについての若干のお話を伺いたいと思います。

 あと、演習場の関係なんですが、搗の木のお話、今わかりましたが、これは当初計画でいきますと、規模がこれはもっと大きかったかなと。これが今回、今度の事業が29万3000立米ですか。これで何か大分縮小されたというように思いますが、この辺どういうことになったのか、ちょっとお伺いをしたいということと、あと、ちょっと古い話になって悪いんですが、平成15年に海苔川、ここに貯砂池ができました。これ、当初の計画が28万立米の容量の計画でありましたけど、実際10分の1の2万8000立米ということで、今でき上がっているわけです。雪が解けて春先に水が下にどっと富士山から流れてくるんですが、下まで土砂が流れたということで、東部農林事務所でもいろいろお世話になって、当時の横浜防衛施設長にも来ていただいて、検討をしていただいたんですが、まだそのままということになっておりますので、これらについてどのようなお話になっているか。もしわかれば、お教えいただきたいと思います。

 台風の後の災害について、いろいろ御配慮いただいてありがとうございます。御答弁のとおり、緊急な箇所から手をつけていただければありがたいと思いますので、どうかこれはお願いしたいと要望しておきます。

 あと、国道469号の整備についてでありますが、今の御答弁ですと、裾野市から御殿場市間については2車線で改良済みと、このようなお話ですが、御殿場市におきましては、市道が国道へ昇格したということで、実際今のルートが国道として用をなすのかなと、大変疑問に思います。今、新東名の事業も始まりまして、ここには御殿場インターができる、結束すると、このような国道の形をとるところでありますので、今の御殿場市内のルートでは住宅が連檐して、拡幅もこれは無理だろうし、御殿場市からも県のほうにお願いしているんですが、御殿場市が都市計画決定をした道路がございますので、これらとのっけ返しというんですか、その辺もひとつ検討もいただきたいなと思います。新東名のほうも平成22年供用開始と、2年ばかり早くなると伺っておりますので、早くルートの検討もお願いをして、県ばかりでなくて汗をかけるところは市にも汗をかかせて、早くこの道路が裾野市までつながれば、これはなかなかすばらしい道路でありますので、皆さん方に利用をしていただけると思います。どうかその辺、ひとつ御検討していただくという要望で終わります。

○谷委員長
 ここで、しばらく休憩します。
 再開は、13時05分とします。
 
( 休 憩 )

○谷委員長
 それでは、休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○木村建設部理事
 込山委員のほうから、東部コンベンションセンターの整備が拙速でないかというふうな意見が出されましたけども、実はこの沼津駅周辺地区につきましては、昭和60年から沼津駅周辺総合整備計画といったもので検討してまいりまして、いろいろな計画の中で沼津駅北地区の拠点施設の導入施設としてどういったものがいいかといったことを、20年近くも実は検討してきた経緯がございます。
 また、平成5年4月には、沼津駅周辺地区というものが地方拠点都市法に基づく地方拠点都市地域に指定をされまして、そういった中の計画づくりの中で、この地区にコンベンションあるいは展示イベント施設といった機能を導入すべきだというような計画づくりがされておりました。そういった過去の経過、あるいはそういう性格を踏まえて、今回の研究会の中で、そういったものをもとに提言を出していただいた経緯でございます。
 したがいまして、県としてはそういった、県がかかわった計画の中を基礎として、研究会が提言を出しましたものですから、今回それを全面的に県の整備構想として取りまとめた次第でございます。
 今後の東部コンベンションセンターの整備、並びに今後のできてからの運営でございますけども、東部地域全体の市町の協力、支援がぜひ必要だと我々考えておりまして、今後、あらゆる機会を通じまして、東部地域の市町の方々に説明をしていきたいというふうに思ってございます。
 それから、あと1点、委員のほうから質問がありました東部地域のまちづくりでございますけども、これまで都市局としましても、あらゆる市町のまちづくりに支援してきましたので、今後も要望があれば、それに沿った形の中で支援をしていきたいというふうに考えてございます。以上でございます。

○黒木農地保全室長
 先ほどの御質問にお答えします。
 搗の木川調整池の当初計画規模が、現在の規模に縮小した理由ですが、当初10年に1回程度の排砂で堆砂容量を計画しましたが、小まめに管理をやるということで、5年に1回の堆砂容量に変更したため、規模が小さくなりました。
 もう1つ、海苔川貯砂池の当初計画が28万立米でありましたものが、2万8000立米になった理由ですが、1カ所での砂処理から、分散計画に変更しました。下流に2号貯砂池を計画しております。本年度、基本設計を行い、21年に実施設計、22年に工事着手の予定でございます。以上でございます。

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