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委員会会議録

質問文書

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平成26年2月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野崎 正蔵 議員
質疑・質問日:02/24/2014
会派名:自民改革会議


○野崎委員
 一問一答で質問をさせていただきます。
 総合計画後期アクションプラン(仮称)95ページになりますが、4交流を支えるネットワークの充実、その(1)広域交通ネットワークの充実の中で、先ほどの説明の中でも空港の利用者数について早期に70万人を達成して、85万人にしていきたいという説明がございましたけれども、前回の12月13日の審査から大きく状況が変わったと思っております。
 まずお伺いしたいのが、2月7日の各社の新聞でも出ましたけれども、この見出しが、私も衝撃だったんですが、「静岡―ソウル線運休 来月30日から大韓航空、利用減で」となっておりました。その中で、大韓航空からの説明では、需要が厳しいため、当分の間運休する。事業をできるだけ早く再開したいという説明だったと報道されております。
 それから同じく2月7日の毎日新聞になりますが、アシアナ航空もソウル便を減便するか検討を始めるなど、国際路線の維持は厳しさを増しており、静岡空港は経営戦略の見直しを迫られることになるという報道もありました。
 もう1点、これは静岡新聞の上・中・下のシリーズでかなりいろんなことを書かれておりますけれども、その下のところですね。タビックスジャパン静岡支店の東海ブロック長の方のコメントで、静岡空港を応援する使命はあるが、民間企業なので究極の選択もしないといけないかもしれないと、主要商品を静岡空港発着から、中部国際空港発着などに変える可能性を示唆する報道もございました。
 この3つの点について、県としても当然確認はされているとは思いますけれども、まず状況について詳しく説明をいただきたいと思います。

○広岡空港利用政策課長
 新聞記事等につきましての詳細についてでございます。
 まず、2月7日の件、私ども県の大韓航空静岡支店への問い合わせに対して、なかなか情報が入ってこないということでございますが、そういう情報が流れた後、私どもは大韓航空静岡支店の支店長を通じていろいろ情報収集に当たりました。しかしながら新聞記事のとおり、大韓航空静岡支店につきましては、東京にある日本地域本部といろいろやりとりをして情報を得ている状況で、なかなか日本地域本部から情報が来ないということで、結果としてなかなか情報が得られなかったということです。正確な情報が得られなかったという言い方のほうが正しいかもしれませんが、そういう状況でございます。
 私どもとしては引き続き、静岡支店と連絡をとりあって情報収集に努めたいと思います。
 次に毎日新聞の記事ですが、アシアナ航空もソウル線の利用状況が厳しいということで、減便について検討しているということにつきましては、新聞記事に出ました以前に、大韓航空のお話があった段階で、アシアナ航空といろいろ情報交換等いたしました。アシアナ航空につきましても、非常にソウル線の需要が厳しいということでございまして、路線の便数をどのぐらいにするのか検討はされているということで、私どもとしては今後の平成26年度以降の利用促進につきまして、いろいろ御提案を申し上げて、路線の存続あるいはデイリー化に向けていろいろ情報交換、情報共有を図ったところでございます。
 それからもう1つ、静岡新聞がタビックスの取材をされた中で、場合によっては民間企業ということで、静岡空港商品だけでなくセントレア商品等も販売せざるを得ないということにつきましても、エージェントとはふだんから情報交換、情報共有、意見交換をしてございます。その中でもやはりぜひ静岡空港の商品を引き続き販売していただきたいということで、タビックスのみならず、いろんなエージェントにも要請をしているところでございます。以上でございます。

○野崎委員
 まず、大韓航空につきましては、間に日本地域本部が入って、なかなか情報が入らないということで、それでも引き続き情報収集を図っているということですけれども、今後の計画の話をしておりますので、見通しを含めて状況を説明をいただきたいです。アシアナ航空についても利用促進について提案し、情報交換をしているということで、それはわかりますが、見通しとしてどうなるのかということですね。
 同じくタビックスジャパンについてもそうですけれども、それぞれこういう状況が報道され、また県に話があって、それからまた情報収集なり意見交換をしていく中で、今後について見通しが立つ部分、立たない部分、全くわからない部分だとか分かれると思うんですけれども、その辺の説明をしっかりいただきたいと思います。

○服部文化・観光部理事(空港振興担当)
 すいません。今、大韓航空につきましては、撤退ではなくて当分の間の運休ということでございます。そして、日本地域本部長が知事のところに来られたときも、明確に言っておられたのは、静岡については日本地域本部長みずからがこの路線の開設に、本社の時代にも随分深くかかわったと。そういう意味ですごく思い入れがある。したがって、需要を喚起してできるだけ早く再開したいという意向も表明されました。そういう意味で、復便に強い意欲を持っておられます。県としてもこの大韓航空、それからアシアナ航空ももちろんそうなんですけれども、この静岡―ソウル線の早期復便に向けて、可能な限りの協力をして、できるだけ早い復便を図っていきたいと思っております。
 アシアナ航空についても、もちろん今は厳しい状況でございますので、航空会社であれば常にいろんな検討はされていると思います。その中で週5便であっても、旅行商品の造成、あるいはビジネスユースに非常に使いにくいものですから、これは早期にデイリー化するよう、できるだけの協力をさせていただくというお話をさせていただいております。アシアナ航空も県と協力して、本社に対して強く働きかけているというところでございます。
 タビックスについては、静岡空港の商品販売に一番力を入れていただいております。チャーター便の運航なども、最も積極的にやっていただいている会社でございます。今も次の春とか、それ以降のチャーター便などもいろいろ計画されているようですので、県としてもこれを積極的に支援してまいります。

○野崎委員
 もう少し深くお伺いしたいんですけれども、まず大韓航空については、当分の間の運休という、前向きな――前向きなと言うけれども、前向きかどうかわかりませんが――説明をもらっている。また、非常に思い入れがあるので早く再開したい、力を入れていきたいということであります。需要喚起と言いますが、飛行機が飛ぶにはそれなりの要件が必要で、すぐには戻らないと思うんですけど、実際どういう要件が整えば再開されるのかの確認はされているのか、いないのか。いるとすれば、どういう点なのか。確認してないとすれば、何でしないのか、その点について伺います。

○服部文化・観光部理事(空港振興担当)
 大韓航空は、まずみずから需要を喚起して、できるだけ早く再開するということでございまして、まずはそのみずから行うというところに、我々もできるだけの協力をしていきたいと思っております。どのような形で需要を喚起していくのか、路線がない以上は難しいと思いますけれども、例えば、羽田空港とかセントレア空港を使う中で、最終的に目的地が静岡県であるというお客様をどんどんふやしていくと。そういう形で観光誘客、さらにはアウトバウンドの需要、特に県西部などの潜在的な需要を掘り起こすことによって、早期再開が図れるのではないかと考えております。

○野崎委員
 それ以上もうないのかなという感じもしますが、ほかの方も質問されるかもしれませんので、この辺にしておきますけれども、こういう状況にある中で、大韓航空の静岡―ソウル線運休による搭乗者数への影響をどう見積もっておられるのか、お伺いをします。

○広岡空港利用政策課長
 大韓航空の一時的な運休に伴う搭乗者数への影響でございますけれども、平成25年度の大韓航空の利用者見込みは約3万8204万人弱と想定しております。そういったことで、仮に平成26年度、丸々1年運休されるとすると、大体同じような数字の影響が出てくるのかなと思います。
 ただ、新しい総合計画の最終年の平成29年度に向けては、何とか大韓航空の再開等、実現いたしまして、なるべく85万人には影響が出ないような形で考えてございます。

○野崎委員
 まず、大韓航空が運休することによって、3万8000人、約4万人減となるということですよね。平成24年度の実績が3万5000人ぐらいふえてこの44万7000人だったと思いますけれども、目標数の85万人というと4年間で倍ですよね。1年間で10万人ずつふやしていくという話ですよね。1年間に10万人ずつふえる要素というのが、今の状態でこの4年の間にあるのかと思うんです。前回この総合計画の今後の施策の展開という中で、貨物については限界があるということで、目標数値の3,000トンを見直して1,200トンに変えたんですよね。目標設定ですので、どういう形がいいのかというのはなかなか言えませんし、高く掲げて達成できればそれにこしたことはないと思います。前回もこんな議論があったと思うんですが、年間10万人ずつ増加させるという目標で、しょっぱな4万人目減りしてという状況で、そこから4年で目標を達成するんですよね。どうなのかなと思うんですけど、その辺について、服部理事は、新聞報道にありましたけど、数字を見直す考えはない、大韓航空には早く運航を再開してもらいたいという強気のコメントをしておりますけれども、その根拠もあわせて、この85万人を達成できるという見込みを説明いただきたいと思います。

○服部文化・観光部理事(空港振興担当)
 私は今でも85万人という数値目標は変更する必要がないという考えに変わりはございません。
 85万人という数字は、確かに今、ここ数カ月の間に出てきているニュースだけを取り上げてみると、非常に暗いニュースが多いものですから、なかなか不安に感じるところですけれども、例えば国際情勢などといったものは4年もたってくると、かなり大きく変わってくることが想定されます。加えて、我々が日ごろから言っているような利用促進を図って、利用者の数をふやして、そして増便を図って、さらに利用者数をふやして、そしてまた利便性が増し、利用者数がふえるというような好循環に持っていこうということに加えて、さらにこの空港をもっと利便性の高いものにしていくための課題となっている、例えば空港へのアクセスですとか、それからターミナルビルの狭隘性とかについて、あわせて事業を行うことによって、一番いい状況になったときには、4年後、85万人という数字を達成できると思って掲げた数字でございます。そういう意味では、我々が目標としている数字は、決して無難に達成できる数字ではないと思っております。かなり頑張らなければならないところ、それから相当外的要因にも左右されるところもあるかもしれません。ただ、我々としては今、最大限努力したら到達し得る数字だということで85万人を掲げており、そういう数字だと認識しております。

○野崎委員
 最後に意見とさせていただきますが、静岡空港についてはもう静岡県に空港がなきゃだめじゃないかという積極的に推進する意見の方と、非常に厳しい目で経営状態等を見られているという方もおられます。私が言いたいのは、これまで少し政治だとか行政が信頼を失ってきているというのは、やれますと言いながらなかなかやれなかった。そもそもその需要見込みだとかいろんなものもそうですけれども、多目に見積もったりということがありとあらゆるところで出ているじゃないですか。例えば浜名湖の橋もそうですし、いろんなところでそんなことが出て、皆さんが厳しい目を持っているということを肝に銘じながら、こういった数字をはじき出すときには検討いただきたいという意見を添えて終わります。

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