• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:蓮池 章平 議員
質疑・質問日:07/06/2020
会派名:公明党静岡県議団


○蓮池委員
 分割質問方式でお願いします。
 まずコロナウイルス対策で、本会議でエアコンの弾力的な運用については各学校、教育委員会に確認していただくとのことでしたが、徹底されているかどうか確認したいと思います。
 それから、県全体として、登下校時のマスクの着用や暑さ対策としての、例えば保冷剤とかクールネックの持込みについては今どんな考え方なのか。
 それから、これから暑くなってくると教室の中も暑くなり、特に県立高等学校ではまだエアコンが入っていないこともあって、授業中の水分補給に対する考え方についてどんな対応をされているのか伺いたいと思います。

 それから、2点目は部活の支援です。
 先般報道で、全国大会が中止になった代わりに県大会については主催ではなくて後援になるとのことですが、例えば後援する県大会に出ていく職員の皆さんが万が一事故に遭ったときに公務災害として取り扱うのかについて、どのような考えでしょうか。
 それから、主催と後援によってそのほか対応の違いがあれば、例えば事故のときの保険適用の違いなどについて伺いたいと思います。

○近藤健康体育課長
 まず、エアコンの弾力的な運用でございます。各学校への通知の中でも、一律ではなくそれぞれの学校で弾力的に運用してくださいとお示しておりますので、各学校ではそれに従った形でやっていただいていると承知しております。
 それから、クールネックですとか保冷材の持込みも熱中症対策を優先で認めております。
 それから3点目でございますけれども、水分補給の考え方につきましても、熱中症対策で水分補給はどうしても欠かせないものですから、それぞれの生徒に御自宅から水筒等を持ってきていただいて、仮に授業中であっても適宜必要に応じて水分補給できる状況です。

 それから、部活の支援の関係で、仮に職員に事故があった等の場合に公務災害になるかといった御質問ですけれども、例年の大会と同様に公務災害として取り扱われます。
 それから、主催と後援で何か対応の違いがあるのかについてでございますけれども、例年の大会と全く同じ対応となっております。

○蓮池委員
 まず、新型コロナウイルス対策については各現場、各学校で違いがあるかと思います。それぞれの規定はあるかと思いますけれども、弾力的な運用をきちっとして子供たちの授業になるべく影響がない対応をよろしくお願いしたいと思います。

 次に、先般兵庫県でボーガンによる殺傷事件がございました。兵庫県はこれを受けて有害玩具の規定をしたわけでありますけれども、まず静岡県の有害玩具に例えばこのボーガンが規定されているのかどうか。
 それから、こういった有害玩具を取り扱っているお店等が県内にはどのぐらいあるのか伺いたいと思います。

 それから、SNSサイト犯罪から子供を守るための施策については前半でも伺いました。特にSNSの犯罪では、巻き込まれた方の9割がフィルタリングがかけられていなかった。実際、本県の青少年のための良好な環境整備に関する条例でも努力義務として、保護者がフィルタリング有効化措置が講ぜられた特定携帯電話端末を使用させるように努めなければいけないことや、フィルタリングをかけない場合にはその理由を明確にして携帯会社に提示することが規定されているんですが、学校の各現場でどんな運用になっているのか確認したいと思います。

○山下社会教育課長
 1点目、有害玩具の関係です。
クロスボーにつきましては、静岡県青少年環境整備審議会がありまして平成13年1月に有害玩具に指定されています。
 有害玩具を販売している店舗ですけれども、私どもが把握しているのは県内61店舗です。クロスボーが有害玩具に指定された平成13年当時、12店舗がクロスボーを取り扱っている状況でした。今回改めてその12店舗に取扱いの確認をしたところ、現存しているのが4店舗であり、店頭販売はありません。ただ有害玩具を販売している販売店は61あると今認識しています。7月が非行防止の青少年強調月間でありまして、市町と協力しながら取扱い店舗を回る取組をしています。もう少し正確な実態把握に努めたいと思っておりますけれども、現状では店頭販売をしているところはないと考えております。

 それから、もう1点のSNS犯罪から子供を守るための施策で学校での対応ですけれども、一昨年度にこの条例を改正してフィルタリングの努力義務化を行いました。その条例の趣旨や内容を幅広く周知する目的でホームページに載せたりチラシを作ったりして全校に対して周知しています。各家庭にもPTAなどを通じて周知をするようにしています。
 一方で、高校教育課の範疇かもしれませんけれども、このところ情報モラル教育と言われていて、学習指導要領にも記載されていると思います。いろいろ違いはあるとは思うんですけれども、学校での取組の中でネットを適切に使う扱い方やフィルタリングの重要性などを含めて教育していると認識しております。

○蓮池委員
 有害玩具については、またきちっと状況を確認した上で対応をお願いしたいと思います。

 SNS犯罪から子供を守るための施策については、これから文部科学省も中学生のスマホの学校への持込みを弾力的に考えていくことが報道されておりますが、学校へ持ってくるときに学校でフィルタリングがかかっているかどうかの確認は徹底されているでしょうか。

○山下社会教育課長
 個々の学校で把握しているかについては、現状は把握していないと思います。まだ調査まではしておりません。
 7番委員がおっしゃるように、文部科学省も条件を満たせば携帯、スマホの持込みを可能とすると方針を出されていて、そういった通知が来ると思うんですけれども、我々としてもその方針を受けながら対応を考えていくこととなると思っています。
 ただ、文部科学省もルールを決めるに当たっては、保護者ですとか生徒ですとか学校が一定のルールを決めた中で運用する、持ち込むに当たってはどのような条件にするかルールを決めると聞いていますので、我々としても実際に持ってくるときにフィルタリングがかかっているか確認することについては各学校と調整しながら行っていきたいと思っております。

○蓮池委員
 全県下のルールは各学校単位で決めているんですか。

○増田委員長
 社会教育課で答えられる範囲で結構でございます。

○山下社会教育課長
 県立高校については携帯を持ってきてもいいんですけれども、学校にいる間は使わないことを各学校でルールとして決めていると聞いております。

○蓮池委員
 社会教育課でも教育長でも、県の教育委員会としてまず子供を守らないといけない。こういったSNSによる犯罪が現実問題であって、巻き込まれる子供たちがいるからまず守るという意味で。もちろん片方では有用性がある。しかしまず最低限、例えばフィルタリングの設定確認のルール化は、県の教育委員会としてやらなくていいんでしょうかね。

○長澤教育部長
 先ほど山下社会教育課長から答弁しましたように、今各学校の対応について全て把握していない状況でございます。今7番委員がおっしゃいましたように、少なくともまず県立学校について一度現状がどうなっているのか確認してみたいと思います。
 その中で、かなりばらつきあるようでしたらば、ある一定の線引きといいますかルール作りも考えていく必要があるかなと考えております。それをもって市町立学校につきましても市町教育委員会と連携を取りながら対応を考えていきたいと思います。

○蓮池委員
 携帯電話端末等による有害情報の閲覧防止措置は、当然子供たちを守るために作っていて、県としての統一見解がないのは何かちぐはぐな気がするんですね。フィルタリングをかけない場合には、例えば県立学校で働いているとか、どうしても仕事で必要等があれば外さざるを得ない状況も書いてありますけど、それ以外については市町の教育委員会等とも連携して静岡県全体としてこういう条例を作っているので最低限のルール作りをきちっとすべきだと思います。これは要望としておきますけれども、ぜひ早急な対応をお願いしたいと思います。

 最後に1点だけ確認ですが、GIGAスクール構想で1人1台児童生徒に端末が支給される方向ですが、いろいろとネットの環境とかがありますけど、その機器に関して、例えば紛失とか故障に対する責任や補償はどのような考え方なんでしょうか。

○関ICT教育推進室長
 静岡県の場合でお答えしますけれども、県立学校中等部と特別支援学校にGIGAスクールのパソコンが導入されます。今回LAN工事と伴ってやるんですけれども、そのときの条件として電源キャビネット――充電できるキャビネットも一緒に整備することとなっております。学校の規模、子供の人数によって違いはあるんですけれども、20台から40台の端末が収容できる移動式かつ鍵付きの充電保管庫が整備されますので、紛失の可能性は低いと思います。
 故障については、大体1年間ぐらいはメーカー保証がありますけれども、その後は一応有償修理の形を取っておりますので、各学校の既定経費で対応することになります。別の事業でもタブレットがたくさん入っており同様の扱いになりますので1年間は業者の保証が入り、その後はスポット対応で有償の修理を考えています。

○蓮池委員
 第2波、第3波で自宅へ持っていかないといけないケースが当然出てくる。私が聞いたのは学校で使う場合、それから自宅へ持って帰る途中も含めて例えば落として壊してしまったとかどこかに紛失してしまうことがこれから考えられるんですが、その対応はどういう状況でしょうか。

○関ICT教育推進室長
 当然、タブレットを持ち帰ることはこれから考えられます。例えば子供が故意にそれを使って壊した場合ですと、今回は備品の貸出しになりますので学校と保護者とで何かしらの契約は必要になろうかとは思います。子供が故意に壊した場合には、いわゆる第三者ということで多分修理代を個人に請求する形になるのではないのかと思います。そういった場合には、高校や特別支援学校においてはPTAの賠償保険に加入しておりますので、その活用が考えられるのではないのかなと思っています。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp