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委員会会議録

質問文書

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令和2年11月新型ウイルス等感染症対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:坪内 秀樹 議員
質疑・質問日:11/26/2020
会派名:自民改革会議


○坪内委員
 本当に前向きな話をありがとうございました。コロナ禍においても、子供たちが一生懸命、前を向いて進んでいるなというのを実感させていただきました。
 2つだけ、ちょっと質問したいと思うんですけれども、先ほどメンタルケアの重要性が、またここでズームアップしてきたという話でありますが、やはり学校生活、団体生活では、コミュニケーション能力も大変重要な要素であろうかなと思います。今オンラインになって、コミュニケーション能力についてどのように対応されることになっているのかお伺いしたいと思います。

○星野明宏参考人
 オンライン化というのは、3月からいわゆる6月のロックダウンの状態のときということでよろしいでしょうか。
 コミュニケーション能力に関しましては、やはり非常に難しいものがありました。ただ、一番難しかったのは新入生です。人間関係がある程度できて、人間関係のキャラクターが認知されている場合は、オンラインでもある程度大丈夫です。オンラインの中でも何か空気を読むというか、そういうのがありますので。
 ところが、初めて会う人たちは、全くその関係がないもんですから、本当に孤立感を感じると思います。全く知らない人たちとやりますので。やはりオンラインで一番難しいのは孤立感の解消です。しかも、共働きで家に誰もいない中で、中学1年生がずっとこれをやっているのは、非常に難しいものがあります。ですので、そこのケアに関しては、個別の面談等の回数を増やしました。それは1回30分ではなくて、5分を6回やるとか、そういうコミュニケーションです。とにかく学校が休校のとき一番気をつけなきゃいけないのは、家の中で孤立化している子供を救わなければいけないということですね。
 私、すごくすばらしいなと思ったのは、給食のときだけ、親がいないときだけ来ていいよという学校が東部地区にあったと思うんですね。それはすごく大切なことだと思いました。
 あと、コミュニケーションスキルを鍛えるというところで言うと、オンラインでもできます。ブレイクアウトルームで、むしろ3人1組でぱぱぱっと話して、またブレイクアウトルームをコントロールすると移動しないでいろんな人とまた話せるわけです。このグループと、このグループと。そういう意味では、活用の仕方はすごくあると思います。
 なので、コミュニケーションの一番の目的はそこでいろんな自分の意見を言える。他人の意見と掛け算して、1掛ける1を4にも5にもしていくのが、本来のコミュニケーションのスキルだと思います。それに関しては、オンラインでもある程度できます。ただ実際には、リアルな会議をしたほうが、その熱とかが伝わるので、物すごくいいアイデアが出たりするんですね。それは今、すごく発見できています。
 今のはAプランのいいほうです。もう1つ、Zのほうの、とにかく孤立させないほうは、非常にそこは重要に考えなければいけないと思います。本当はそこを公立の場合、現場の先生任せにするのではなくて、ある程度、指針を出したほうがいいと思います。1回5分でいいから毎日電話して、それを週1回やるとかですね。それは働き方改革とうまくやって。ある頑張る先生は、家庭訪問して、ずっとプリント配って。頑張らない先生は、3週間に1回だけ電話してみたいな、すごくまばらになりがちですので、そこはもう校長裁量ではなくて、1つの指針を絶対に出すべきであるかなと思っています。

○坪内委員
 それでもう1つなんですが、学校の寮のコロナ対策。私、今、地元が清水町、長泉町というところなんですが、裾野市にある不二聖心も寮で、その寮の整備について、何か補助金はないのかなんてこともお尋ねいただいたこともありましたので、そのあたり、どういう改善をされたのか。また、その費用の問題だとか等々、どのような形で対応されたのかお尋ねしたいと思います。

○星野明宏参考人
 実は、寮のある学校は本当に大変でした。2つの基準をつくらなければいけなかったので、不二聖心の大原校長先生ともしょっちゅう連絡して、困ったね、困ったねという中でやりました。どうやっても三密なんですね。なので、学校の大方針としては、どこよりも早く休校して、どこよりも遅く再開するという大方針は決めてやっていました。
 とにかく三密になります。うちの場合は、比較的近隣から通っている寮生がいるので、週末は帰るんですね。例えば、鹿児島ラサールは、一番まだホットな状態、4月のときに、寮生が1名コロナに感染しました。ところが、寮を完全にロックダウンして全員帰さずに、寮にとどめ置きました。そういうことができればいいんですけれども、不二聖心さんと私どもは行き来できる寮だったので、非常に大変でした。再開のときも、公立は6月に分散登校を終わったところを、私たちはずっと細かく分けてやっていました。
 今、寮のある学校で言われているのが、やはり4人1部屋とかいうのが難しくなっています。これはホテル業界もそうだと思うんですけれども、集団を受け入れる合宿所みたいなところが、今、非常に厳しい。
 なので、今、我々が考えなきゃいけないのは、4人部屋と、あとカプセルホテルの間ぐらいの環境の部屋が、これからニーズが高まるだろうと。合宿地もそうです。ラグビー聖地化プロジェクトもそうですけれども、かといってシングルルームじゃなくてよくて、単純に壁でもいいから、簡単なシャワーと水が出るぐらいの、カプセルホテルじゃなくて簡単な1部屋みたいな、そういうもののニーズが、これから非常に高まってくると思いますので、もしその改修に補助金が出たら、本当にありがたいです。今、お風呂も15分交替で、15分というと刑務所のような条件になっちゃうんですけれども、唯一ストレス解消できる食事の時間が、しゃべっちゃ駄目という状態になって、パーティションでやったりとか、それはかなりぴりぴりしてやらせていただきました。
 一方で、ちょっと脱線してしまうんですが、先日も首都圏のマスコミの人と話していたんですが、ラグビーは完全再開しているんですけれども、競技場でコロナの感染者は出ていないんです。ところが、ボクシングは、この1カ月で世界タイトルマッチが1つ、日本タイトルマッチに近いものが1つ、前日にPCRでどちらか1人の選手が陽性になって中止になっています。ボクシングなんか、ほとんどやっていないわけですね。しかもアスリートです。2週間、ホテルでずっとトレーニング。
 最近も医療の関係の人としゃべったんですけれども、どうもインフルエンザと一緒で、もうウイルスは入っているんだと。ただ、それがちゃんと感染した状態になる、根づくかどうかは、よく寝て、よく食べれていれば、多分大丈夫なんだと。何で減量していると駄目かというと、減量していると一番免疫が下がっている状態になることもありますので、これからはそういう準備ですね。よく寝るとか、よく栄養を取る。そこも寮の日課とかも緩やかなものに変えたり、ちょっと勉強時間を削るとかですね。
 ただ、一時、本当に寮生がほとんどやめて、我々潰れちゃうんじゃないかという危機感は、正直感じていました。私学なので、誰も助けてくれなそうだし、どきどきはしていました。

○坪内委員
 ありがとうございます。
 非常に大変な思いをされているというのは聞いておりましたので、またそちらも考えさせていただいて、ありがとうございました。

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