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委員会会議録

質問文書

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平成25年決算特別委員会企画文化観光分科会 質疑・質問
質疑・質問者:野崎 正蔵 議員
質疑・質問日:10/31/2013
会派名:自民改革会議


○野崎委員
 一問一答方式で質問をさせていただきたいと思います。
 平成24年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書の23ページ、2の(1)のアの(ア)aです。こどもたちの文化芸術鑑賞機会の提供ということで、県内27校の中学生3,442人の参加があったということですが、中学生の募集方法と、参加した中学生の評判というのはどういったものだったのか、お伺いをいたします。

○京極文化政策課長
 こともたちの文化芸術鑑賞機会の提供ですけども、募集方法につきましては、教育委員会と連携をいたしまして、各中学校に、こうした事業の趣旨でありますとか実施方法、具体的な応募の方法等を説明しております。
 子供たちの反応ですけども、例えば演劇、音楽体験、美術館という3種類で行っておりますけども、演劇を体験した機会がない子供たちも大変多くて、初めて劇場に足を踏み入れたということで、興奮したというか、こういった経験ができたことについて非常に前向きな、とても楽しかった、心に残ったというようなアンケート結果をいただいておるところであります。以上です。

○野崎委員
 わかりました。
 続いてbのふじのくに子ども芸術大学の開設ということで、説明書23ページによりますと、32講座を実施して934人が受講したということですが、これは1講座、大体29人ぐらいの参加ということになりますが、これについての評判はどうですか。それと1講座29人というのは、どういった形で開かれたかわかりませんけれども、人数的に目標としている部分が達成されているのかどうか、お伺いをいたします。

○京極文化政策課長
 ふじのくに子ども芸術大学につきましては、まず人数の件から先に申し上げますと、子供たちのための事業をたくさん行っておるわけですけども、第一線で活躍する芸術家ですとかアーティストの方々をお招きしまして、子供たちに単に話を聞くだけではなくて、実際に体験をしていただく。例えば、絵本づくりに実際に携わるですとか演劇のパントマイムとか、体を使ってやっていただくといったことを趣旨にやっております。大学という名前をつけておりますのは、1つは少数精鋭というとあれですけども、ある程度少人数で実際に体を動かし、また実際に創作に携わって、実感として芸術というものに触れていただくというのを趣旨にしております。そういった意味合いで、人数的にはかなり限られてくるというのが現状でございます。
 人数的には20人から30人ぐらいが適当だというふうには考えておりますけども、一方でなるべく第一線の芸術家の方々のお話というのを多くの方にも知っていただきたいということで、平成25年度からは座学で、お話を聞く講座も設けており、教室形式で100人以上で話を聞くということも、取り組んでいるところであります。
 それから、評判につきましては、先ほどと同様、なかなかテレビなんかでは見ていても、近くで触れることができない講師の皆さんをお招きして、実際の自分自身の創作に至った経緯ですとか子供時代の過ごし方ですとか、わかりやすい形でお話をしていただいていますので、非常に子供たちにとって評価は高いです。それから例えば終わった後も、先生方にサインをもらうですとか、いろいろまたお話をする、それから質問をするといった機会が非常に多くあります。そういった意味合いでは、子供たちにとって非常にいい体験になっていると私は考えております。以上です。

○野崎委員
 いろんな講座など、開催されていることがずらっと並んでいるわけですが、とかくこうした事業というのが、参加してほしいという、いわゆる動員というような形で行われる場合がままあると思うんですけれども、そういったことに関して文化事業に関して、要請があって実施しているのか、こちら側から、要するに県庁側から動員をかけて参加しているのか、その辺についてどういったような総括をされているのかお伺いをいたします。

○京極文化政策課長
 子供たちに対する事業につきましては、ここに記載しましたとおり、かなりいろんな形でやっております。その中で、ある程度こちらから働きかけて、今、子供たちに対する芸術文化の体験をなるべく充実させていこうというのが私ども文化政策の1つの大きな重点方針になっておりますので、学校に積極的に働きかけて、たくさん参加していただきたいという要請をしているものもあります。
 それは、例えば先ほど言いましたような中学生の鑑賞事業ですとか、それは学校単位で来ていただいて、ふだん参加意欲がなくても、こういった機会に初めて触れるといったことを促進しております。
 もう1つは、子供たちの中でぜひそういうことをやってみたいという意欲のある子供たちにつきましては、今、子ども芸術大学のような形で、そういった希望、意欲に応えられるような、ちょっと高度といいますか、進んだ形の講座を設定しまして、そこについては応募制といいますか、こちらで用意したものに対して参加をされる、応募をされる方を対象に事業を展開しているところでございます。以上です。

○野崎委員
 こちらから要請をかけてやっている部分も多いということでございますけども、この施策の体系の業務目的の中に、本物の文化を見分ける力を持った“みる”人が育ち、文化活動を“ささえる”機能の充実により、本物の文化を“つくる(創造する)”活動が継続・発展する社会を築くとありまして、それは1年に1回、2回されてこういったことができるとは思いませんけれども、長年こういった活動をやられてきて、これがどういうふうに24年度では発展したというか、そういったものが実感できるようなことというのは何かありましたら教えていただきたいと思います。

○京極文化政策課長
 委員のおっしゃるとおり、単年度ごとにどれだけの成果がというのは、非常に難しい部分があります。継続してやって、例えば10年後、15年後に、体験をした子供たちが、それをみずからの人格形成に生かしていって、それが県内の文化水準の向上に結びついていくという、そういった長期的な考え方でやっている部分がございますので、24年度にどれだけの成果があったかという御質問に対しては、なかなか目に見えてこういうものがあったという成果は上げられないわけですけども、先ほどちょっと御説明しましたような個別の子供たちに対するアンケート結果ですとか、またそれに参加した学校の先生方の声とか、そういったものを1つの指標にしながら、効果があったのか、それとも足りない部分があったのかということにつきましては、個別に評価を検証しまして、次の年につなげていくということで考えております。以上です。

○野崎委員
 わかりました。
 それでは説明書26ページの(3)のアの(ア)のaですけれども、この「すごめぐり223(ふじさん)」の公開ということですけども、これ携帯端末のGPSシステムを利用し云々と書いてありますけど、ちょっとわかりにくいので、どういった仕組みなのかということと、これはどういうことを求めてどういう効果があったのかということを説明願いたいと思います。

○京極文化政策課長
 「すごめぐり223(ふじさん)」につきましては、実は平成23年度に静岡の産業遺産の冊子を出しました。そうしたところ非常に反響が大きくて、こういったものがあったということを知らなかったという方から大きく反響がありました。ぜひそういった遺跡ですとか歴史的に育まれた文化の資源といったものを多くの方に知っていただきたいと、それから単に知識として知るだけではなくて、その場所に行っていただいて交流の促進にもつなげていきたいといった趣旨で作成をしたものです。
 中身は、スマートフォンにアプリケーションとしてダウンロードしますと、その場所に行くと反応をしてポイントが得られる仕組みになっています。それで県内に200カ所、それから都内等の23カ所で設定をしていまして、そういった場所をめぐっていくと、だんだんポイントがふえていって、完全制覇をされるとプレゼントを差し上げるというアトラクションを設けました。非常にそれは好評で、完全に制覇された方が何名かいらっしゃって、来ていただいて意見交換をしたりしました。
 そういったことで、実際に文化資源がどういうものがあるのかというのを知ってもらうと同時に、それを交流に生かしていくと、そういった趣旨で作成をしたものでございます。以上です。

○野崎委員
 わかりました。
 その下のdですけれども、文化資源をめぐるツアーの実施ということですけども、これ2コースのツアーを実施したということですが、参加人数というのはどんな状況だったでしょうか。

○京極文化政策課長
 このツアーにつきましては、先ほどの「すごめぐり223(ふじさん)」なんかとあわせて、文化資源に実際に行っていただいて、アンケートとして感想を聞くという趣旨で行ったものでして、各コース20名を定員ということでやっております。以上です。

○野崎委員
 最後の質問にします。
 説明書46ページになりますが、(4)のアの(カ)フィルムコミッションの推進ということが載せられております。これは映画やテレビ番組などのロケーション誘致や制作をサポートするロケ支援団体の取り組みを支援するということですけれども、これを支援してどうなったかということと、あと各団体の情報交換や連携を促進したということですけど、これは一体どういうことができたのかということについて御説明を願います。

○植田観光政策課長
 フィルムコミッションにつきましては、ロケの誘致ということで、県内13のフィルムコミッションがあります。そちらと連携しまして、静岡県のロケ地はこんなものがあるよというのをテレビ会社とか映画会社に売り込むということです。
 県と地域で共同してやってるんですが、県が主体的にやってるのは、ホームページでロケ地のデータベース化をして、700件ぐらいを目的別に検索できるようにしています。
 もう1つ、フィルムコミッション団体連絡会を運営して情報交換等をしていくということで、成果としては平成24年度で874件のロケの実績がありました。以上です。

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