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委員会会議録

質問文書

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平成24年6月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伊藤 育子 議員
質疑・質問日:07/05/2012
会派名:自民改革会議


○伊藤委員
 それでは、3点お願いいたします。
 まず、1つは空港の利用促進、そして2つ目が石雲院、3つ目は新幹線新駅、できるだけ短く。
 空港の利用促進についてです。リピート率を高くするということを、県が今目いっぱい頑張っていることは我々はわかっています。だけど、やれることはここら辺まで。それよりも枝のところの市町に当たる部分でどれほど頑張ってくれているかなということが大事だというふうに思っているわけですが、市町の空港利用にかかわる取り組み状況はどうなっているのか、それから、市町の空港利用促進について、県はどのような取り組みをしてくださっているのか、それについてまず一つお伺いします。

 それから、同時に、リピーターといいますとビジネス利用客、これについての取り組みはどういうふうになっているのか。というのは、ニーズはかなりあるのではないか、ただそれが結びつかないのは、ダイヤの問題というふうに私は伺っているのですが、この辺の認識はいかがでしょうか。それについて、お伺いいたします。

 それから、利用促進を何といっても進めていくのは、私どもが特別委員会で提言させていただきましたけれども、教育旅行だと思うわけです。教育旅行というのは搭乗率を高くするということだけが目的ではなくて、内向きと言われている青少年、若い人たちにとって、これをきっかけに海外に出す、見てくるということは物すごく大事だというふうに思うわけです。これがきっかけで留学生だってふえていくわけですから。ですから、そこのところの取り組みですが、先ほど見せていただきまして、こんなにいっぱいというふうにこの一覧を見せていただきました。私が考えていたよりは結構あるなと思ったのですが、実際に教育旅行として行っている学校となると、結構少ないですよね。昨年の例ですと、全部で84校、修学旅行で空港を使った旅行をやっています。その中で、富士山静岡空港を利用している学校は13校ですよね。そうしますと、これってえらいもったいないなと、逃しているというふうにしか思えないわけですよね。海外となりますと、もうまさに3校しかないわけです。佐久間高校と島田高校と藤枝東高校というふうになるわけです。これは中学校入っているんですか。去年、初めて川根中学校が飛行機を利用して福岡に行ったっていう、これも入っているのかどうか。私は確かめてはいないのですが、高校に限らず、竹内議員が大学間の交流ということを言ってくださいましたけれども、それに加えて高校、中学はもうどんどん乗せればいいなと思っているわけです。というのは、県の一大プロジェクトである空港を県民挙げて支援していくということをやっぱり、子供たちにも教えていかなくてはいけないということもあると思うのですよ。貢献していくということも含めて一石三鳥ぐらいのことはあるわけですので、これは何としても取り組んでいただきたいと思います。見てみますと、受け入れは盛んに行われているわけですよね。ところが、いざ出かけていくかというところにつながっていないなというふうに思うのですが、私学を見てみますと、これまた結構頑張ってくださっているということは認めるんですが、これに加えて、とにかく八十何校のうちの13校ではいかんせんもったいない。だけどいろいろな問題点はあるのですよね。ですから、みんな一緒に飛行機に乗らなければならないかということも含めて、これからの教育旅行のあり方について、空港利用という視点から、どういうふうにこの問題に取り組んでいらっしゃるのか、それについて、お伺いをしたいと思います。

 それから、公立はここのところでの取り組みというのはまことに難しいとは思うのですが、教育委員会がございますので。ただ、教育委員会というところは、私もいたからわかるのですが、外から突っつかないと絶対動かないところなんですよ。それで、学校そのものもつっつかれないと動きませんから。ですから、外側から刺激を与えてやらないとだめだと思うんですが、その刺激をどうやってこれから教育委員会も含めて、それから私学も含めて、与えてくださるのかということについて、その取り組みをお伺いしたいと思います。

 それから、せっかく私学のことが出ましたので、私学について、もう1点お伺いしておきたいのは、とにかく気の毒なほど県教育委員会のほうは、安倍教育長がいつでも頭下げっ放しの状態ですよね。それに基づきまして、教育行政のあり方検討委員会まで立ち上げられてという状況なわけですが、さて、私学のほうの不祥事につきましては、教職員もそれから生徒も含めて、実態を私学振興課でつかんでいらっしゃるのかどうか、その点について、お伺いしたいと思います。

 それから、石雲院の展望デッキでございます。くれだましというのはこのことかなと私は思っているところです。ことしの2月議会までは県産材の使用だったわけですよね。大池県議が再質問までして頑張られたそのわけは、これが始まったのは平成22年10月ですよ。あれからずっと県産材、県産材で今まできたわけです。てっきりあの5億7000万円は県産材であるがゆえにこれだけの金額になって、それであれができてというふうなことで納得してきたわけです。
 それが突然、我々は5月11日の木材組合の総会の組合長のあいさつで知ったわけです。「えっ、それは何だ」というわけですよね。2月議会までは、きちんと県産材の使用という答弁をしてらっしゃったわけですから。そして大池県議の質問への答弁で、「あっ、3月に何かがあった。どうもぐあいの悪いことが出てきたようだ」ということがわかったわけですが、議会を通して、それも県産材一本で通してきているわけですから、その説明というのはあってしかるべきじゃないかと。その差額を聞いてみますと、まあ、何百円単位ですので、議会を通せとは言いませんが、でも、2月議会で県産材使用で通しているわけです。5月11日に聞いて、大池委員長が説明を求めたのは5月30日です。そこまでそれについての説明がないというのは一体これはどういうわけかと思うわけですが、その点が1点。

 それからもう1つは、くれだましをどうやって今度はカバーしてくださるかですよね。県産材、特に我々大井川流域、それから天竜の木材を使ってくださるというふうな話を聞いておりましたので、これはしめたと皆思っていたわけです。そして、木材組合もうんと喜んでいたわけです。それがある日突然なくなってしまうわけですから、この罪の償いはどこかでやってもらわなくちゃと思うのですが、その罪の償いの内容について、ひとつお伺いしておきます。かわりに何か使ってもらわないことには、割が合わないと思うわけですが、いかがでしょうか。
 
 それから、新幹線新駅です。松坂屋の前に大きい看板があるじゃありませんか。この東海道新幹線静岡空港駅設置期成同盟会というのは知事が孤軍奮闘という感じでしたよね。あっちでもこっちでも新幹線新駅。それは当たり前だと思うのですよ。私に言わせれば、この話はもう10年間言い続けています。今の場所に空港が決まったのは、新幹線が下を通っているという非常に優位な条件があるからということ。それはどこの議事録にも載っていないとおっしゃるのですが、前の県議会議員からはそういう話を伺っているわけです。あそこをほじってつないで初めてこの空港は、世界に冠たる空港。世界にまだ結節している空港というのは、3つだか、4つしかないというわけですから。さて、その期成同盟会が金ばかり取って何も動いていないと。で、その金を取っているのが、ここのにぎわいづくり班という班があるのですよね。そこのところにお金を納めているというわけですよ。それで、幾ら取っているのか調べてみたら、6市2町です。その6市からは2万円ずつ取っているんです。2町からは1万円ずつ取っているんです。その他の団体が20団体ありまして、ここからは毎年5,000円ずつ取ってきたわけでして何年取ってきたのですか。一体何に使って、どれほど積み立ててあって、新駅をつくるための積立金と池田理事は言うのですが、そういう意味なのでしょうか。一体活動として何をやるための金を毎年集めているのか、それについてお伺いいたします。以上です。

○石川空港利用政策課長
 空港関係の何点かの御質問にお答えさせていただきたいと思います。
 まずは、市町の取り組みについてでございます。こちらにつきましては、空港の利用の中でも非常に大事でございまして、御指摘のとおり認識してございます。
 まずは、取り組みの状況ということでございます。空港利用に関しまして、富士山静岡空港利用促進協議会という官民を挙げた組織がございますけれどもその中に、自治体空港利活用促進委員会というものを設けておりまして、県内の全市町に参加いただいているところです。この中で、昨年度の市町の空港利用に係る取り組みの状況を調べましたところ、まず、一番多くその中で取り組みを挙げていただいたのが、島田市でございました。20件、その空港利用にかかわる取り組みを挙げていただきました。例えば、台湾とかアメリカのリッチモンド市と交流したとかこういったものを幅広く取り組んでいただいておりまして、我々といたしましても非常に感謝しているところでございます。
 第2位でいいますと、藤枝市が8件。これは、韓国の揚州市との交流等、こちらもかなり積極的な取り組みを展開していただいているというような等々続きますけれども、そういった形で、市町にも取り組みを進めていただいているところでございます。
 それに対しまして、県がどうしているかということでございますけれども、空港利用促進協議会を通じた地域連携促進事業という補助金でございますけれども、そういう支援策を設けておりまして、さらに今年度から、各市町等が交流提携等をする場合につきまして、その補助金を負担額は通常は30万円なんですけれども、それを50万円にかさ上げして、さらに推し進めようという取り組みを進めているところでございます。

 続きまして、ビジネス利用の促進に関してでございます。
 これもまた同じ観点から、非常にリピート率の高い利用ということで、私どもが非常に重視しているところでございます。
 具体的には、昨年12月に先ほどの利活用促進協議会に企業向けのサポーターズクラブを設置させていただきました。これにつきましては、入会金、年会費等は無料で、参加していただいた企業のビジネス利用に対して片道2,500円というわずかなものでございますけれども助成をするとか、そうしたものを設ける等により、ビジネス利用も促進させていただいているところでございます。ちなみにサポーターズクラブとしては、7月2日現在で315会員の登録をいただいているところでございます。

 続きまして、教育旅行でございます。
 こちらも教育的観点のほうから、あるいは空港の利用促進という観点から、非常に我々は重視している取り組みでございまして、先ほど人数をいただいたところでございますが、ちょっと申しわけございません。私どもが把握している人数でいいますと、平成23年度は、先ほどお話があった川根中等を含めまして、40校で2,769人御利用いただいていると認識しております。先ほどお話があった13校というのは、海外の13校ということかなと認識してございますけれども、富士山静岡空港を使った教育旅行というのは、昨年度そういう現状にございます。
 それで、その教育旅行につきまして、どのような取り組みをしているか、あるいは外からの刺激というところでございますけれども、これも空港利用促進協議会の中に、教育旅行を促進する委員会を設けてございます。そこにおきまして、空港を使うことに対しまして、利用する1人当たり2,000円の補助額というものを出しております。これにさらに加算する形で、コースを分ける、あるいは分便する場合は、1人当たり1,000円上増しするという形で空港の利用を促しているところでございます。
 さらに、補助金を設けるのみならず、我々といたしましても、各学校にお話を聞きに行き、あるいは、もうちょっとどうやったら使えるのか、旅行会社も含めまして、いろいろニーズを把握しながら、さらに利用を推し進めようということで、いわば外からの刺激という形で利用促進しているところでございます。

 こちらで最後かと思いますが、新駅の関係でございます。先ほど御質問があった新駅関係でございますが、こちらの団体名が東海道新幹線静岡空港駅設置期成同盟会という会でございます。設立は、平成10年に設立されておりまして、先ほどありましたように、会長は知事でございますが、構成員の中には、現在では島田市長、牧之原市長、吉田町長等会員に加えまして、経済団体の方々等にも御参加いただいているところでございます。
 こちらについての活動状況でございますけれども、毎年会議を開催して、その年度内での広報啓発活動という形で、先ほどお話がありました看板掲示など啓発を中心とした広報活動、あるいは、各種情報収集ということを行っているところでございます。
 こちらにつきましては、県庁内でいうと、企画広報部で行っております空港新駅と空港周辺の地域づくりを考えているまちづくり懇話会とうまく連携しながら、また交通基盤部と一緒になりまして、新駅の取り組みに向けて歩みを進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。以上です。

○木塚私学振興課長
 まず、第1点目に富士山静岡空港利用の促進でございます。
 実は、昨年度からもしておりますが、今年度も渡井理事が私学協会の役員のところへ行きまして、直接空港利用促進に向けて話をしたり、空港利用政策課の担当者が理事会、校長会に出まして、積極的に周知を図ったところ、この8月下旬に私学協会主催で、中学校の生徒、私立の高校生、先生、保護者からなる代表団を、中国の浙江省へ送ることになっております。これは4回目になり、今回、初めて一部でございますが、富士山静岡空港を利用すると決まってまいりましたので、私学関係者にも空港の重要性、あるいは、利便性というのは大分周知できてきたかなというふうに思っております。

 2点目です。私立学校の教職員あるいは生徒の不祥事でございます。
 把握しているかどうかという御質問でございますが、私ども私立学校の教職員、あるいは生徒の不祥事につきましては、特に先生の教員免許の取り上げの対象となります懲戒免職案件、これにつきましては、すべて把握しております。それ以外の交通事故や特別な事情による死亡事故だとか、あるいは刑法等法律に違反する事件、あるいは社会的に影響がある報道案件などにつきましては、学校側からの報告に基づいて把握しているという状況にございます。
 ちなみに、平成23年度の発生件数でございますが、教職員は、体罰、あるいはわいせつ行為等でございまして、計6件不祥事があると私学振興課としては把握しております。
 それから生徒につきましては、暴力行為あるいは器物破損ということで、平成23年度中には3件県へ報告があったという状況であります。以上です。

○君塚文化・観光部部長代理
 伊藤委員からの御質問のうち、石雲院の件でございます。
 委員御指摘のとおり、石雲院展望デッキにつきましては、県産材を利用するという前提で県議会でも答弁を続けてきたわけでございます。もとは、島田市の木材協同組合からの御要望に基づいた形で県産材を利用していきたいということで答弁をさせていただいており、本年の2月県議会の本会議におきましても、県産材を利用するということを申し上げてきたわけでございます。
 ところが、ことしの3月ごろに、その県産材を利用とするという前提があったにもかかわらず、木材の加工業者のほうから、この圧縮木材につきまして、例えば、反り、あるいは変形などのふぐあいがあるという報告がございましたので、その報告内容を検証した結果、やはり公共施設においては最も大事なのは、耐久性、安全性ということでございまして、その確保が保証できないと私どもは判断いたしまして、デッキ本体への利用を断念したわけでございます。
 私どもとしては、その事実が判明次第、御支援いただいていた大池委員長、伊藤委員、また、ほかの県議の皆様へ早急にその事情をお伝えしなければいけなかったところ、私どもの不行き届きでこの報告がおくれて、先ほど伊藤委員から御指摘のとおり、5月11日ですか、組合の総会の場でそのことを議員の方々が知るというような結果になったことは、本当に申しわけなく思っております。
これは私どもの不行き届きということでございまして、こういった議員の方々の御支援を賜った形で進めてきた内容について、事後の事情変更ということがありましたら、早急にお伝えするということは当然のことですけれども、これを怠っていたということでございまして、この場をおかりして深くおわびを申し上げたいというふうに思っております。
 何より県産材を使うということは、県の施策として非常に重要な位置づけがございます。私どもとしては、まず屋外に使うのは安全面で非常に支障があるというところでございまして、安全上支障のない、例えばデッキの屋内の床材とか、壁とか、いすとか、テーブルといったところに、石雲院に関していえば使えるところには使っていくということで、引き続き取り組んでいくということでございます。

 また、委員から御指摘のくれだましということですね、これを償うといいますか、県としては県産材を積極的に利用するという姿勢は変わってございません。これをいかに今後使っていくかというところでございます。これは、もちろん経済産業部との連携の中で、私どもでできることをやっていくところでございまして、1つは総合計画では45万立方メートルの木材生産量を達成するということがございます。その1つとして、公共部門におきまして、昨年3月に策定した第三期木づかい推進プランに基づきまして、県産材の利用に取り組むという形をとっておりまして、その中で文化・観光部では、石雲院展望デッキの屋内での使用にあわせて、ふじのくに千本松フォーラムにおいて、積極的な県産材の利用を計画しているところでございます。また静岡県立大学の新看護学部棟など今後新たに整備する施設におきましても、積極的に県産材の利用を検討してまいりたいというふうに思っております。
 こうした取り組みに加えまして、県だけではなくて、市町にも働きかけを強化いたしまして、公共部門での県産材の活用を積極的に進めていきたいというぐあいに思っております。
 あわせて民間部門での利用に対しても、積極的に支援をしていくという形で、今後とも県産材の需要拡大という旗は掲げながら、全庁を挙げて取り組んでまいる所存でございますので、何とぞよろしくお願いいたしたいと思います。

○伊藤委員
 石雲院の展望デッキにつきましては、このここに至るその経過を見せていただきますと、3月末のどたばたの時期だったから、それどころではなかったのかなというふうに同情しないわけではないわけです。
 だけど、とにかくそういうことで、もし変更がありましたら、私どもにも教えていただきたいし、なおかつ我々は、石雲院での県産材にこだわりとにかくその分だけ使ってもらわないと、ということでございますので、どこでもいいですから、今までの予定プラスワンでどこか探していただきたいなと思っているところでございます。
 
 それから、さすがにやっぱり島田市がすごいですねということをここで確認しておきたかったわけです。断トツだと。台湾と友好提携の一歩を踏み出すために行ってきたところですが、島田市は50万円もらいました。くださったでしょうか。(発言する者あり)
 そうですか。50万円ということでございますので、手続をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 やっぱり、市町がそれなりに頑張ってくだされば、それなりの成果というのは上げられると思います。ですから首長会議に1年に1回行って、話をするようじゃだめですよ。何回も、とにかくまた来たかというぐらいにしつこく首長会議には出ていただいて、もうやらざるを得ない、やらないではとてもいられないという状況に追い込んでいただきたいというふうに思っているところでございます。

 それからビジネス利用客ですが、ダイヤの問題に今、取り組んでいるという進行形の話ですか。それとも、これは、いいわという話でしょうか。というのは、特に韓国便のダイヤにつきましては、皆様方から御意見をいただくところです。韓国は今や、山形に行くより近いわけです。今、ちょっと化粧品を買いにという若い人たちが物すごく多いですよね。でも彼女たちに言わせれば、その帰りの便を考えると、朝、手早く出て、丸一日だめですよね。台湾は、仕事が終わってから出かけられるのですよ。このほうがよっぽどいいわけなので、ということは、向こう側から考えたときにも、同じことが言えると思うのです。韓国を中心に考えたとしても、韓国からこっちに来るのが夜1便あって、我々が台湾に行くのと同じように、あっちから夜来ていただいて、1泊していただいて、あしたから観光が始まるというぐあいに。あの2便を分けていただくという交渉ができないものかどうか。難しいかもしれませんけれども、この韓国のダイヤについては、本当によく出てくる要望なのですね。そして、大韓航空とアシアナ航空がお互いにこんなふうになって、ばたばたしている状況の中では難しいのかもしれませんけれども、例えば、3カ月交代でやるとか、半年交代でやるとか、そんな工夫はできないかどうか。これさえ改善されれば、まだまだ伸びるというふうに私は思っているのですけれど。何せ行きたくてばたばたしている若い人たちがすごく多いわけですので、この点の努力をぜひお願いしたいと思います。これは要望にしておきます、時間がありませんから。
 
 それから、この間、清水西高に行きましたら、台湾からの受け入れをやっていました。台湾から受け入れたからには、こっちから台湾に行く予定、それから姉妹提携の可能性についてお伺いしましたら、まるっきり考えてもいないのですよね。これは目先の子供たちのことしか考えていないからだと思うのです。これからの子供たちの将来を考えたときに、我々の時代とは違って世界で生きていかなければならないわけですから、これは何としても先生方の視点を変えてもらわないと。
 先生方が外国を語ってくださるだけで、子供たちは行ってみようと思うのですよ。必ず思う。海外青年協力隊も一言先生方が言ってくだされば、よし、将来絶対行ってみようって必ず思います。話が下手な先生はどうだか知りませんけれど。
 先生が語ってくだされば、授業よりもよっぽどそっちのほうが子供たちにとっては魅力のある話でありまして、さっき私学で具現化してくださったっていうのは本当にありがたい。これは提案しようと思っていたのですよ。まず、先生とそれからPTAを連れて出かけていって、見せて、そして先生方に話をしていただければ、子供たちは教育旅行とは言わなくても、部分教育旅行、交流という形の姉妹提携という形の中で、部分的な交流はできると思います。機材が大きくなくとも、そうしたところへの働きかけを何度もしつこくお願いしたいというふうに思います。これも要望にしておきます。

 それから、不祥事の件ですが少ないのですね。ということは上がってこないということなのか、それとも私学の特徴なのかもしれないなと思いますが、公立の不祥事の多さに、この私学の少なさを利用できないかなと。私も私学にいた経験がありますが、なぜ私学が少ないかというと、不祥事を起こしたらいられない、いられなくなってしまう。だって、ずっとつき合うのですから。ところが、公立の場合、問題のある先生はたらい回しというのがあるのですよ。ここもそうですか。だから、ちょくちょく異動している人は要注意ですよね。おれはたらい回しかって認識したほうがいいのかもしれないっていうぐらい。ただ、私学の場合はそれがないからかなと思っているところですが。そこら辺については、県教委で研究していただく必要があるかなと思いますが、これについては、結構です。
 そうすると再質問ないということになります。時間がないですから、すべて要望にしておきます。以上です。

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