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委員会会議録

質問文書

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平成27年5月臨時会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小野 達也 議員
質疑・質問日:05/20/2015
会派名:自民改革会議


○小野委員
 それでは、木苗先生に一問一答方式で質問させていただきます。
 本日は、大変お忙しい中をありがとうございます。今お話がありましたのでこれからの抱負については御理解させていただきました。
 しかしながら、改めて新教育委員会制度が始まりますので、新しい制度にのっとった教育長の就任に向けての抱負について、重なりますがお伺いさせていただきます。

○木苗参考人
 小野委員ありがとうございます。
 今お話がありましたように新教育長という新しい制度になりました。そういう中で従来の教育長、教育委員長を含めて考えるとまだ私も詳細まではわからないんですけれども、これからその辺を勉強していきたいと思っております。
 ただし、川勝知事からもいろいろとお話も聞いておりますので、新教育長として静岡県の教育行政の新たな展開も含めてやっていきたいと思っています。そのためには抱負というよりも、私自身はまず現場を見ることが大事じゃないかと、これが大切だと。それで私は、見る、聞く、話す。
 今、小学校、中学校、高校とありますけども、静岡県の地域の創生を考えるとやはり大学、大学院まで含めて考えるときが来ている。場合によっては幼保一体といいますか保育園、幼稚園も含めて全体的に考えないと育った方が静岡県にどれだけの思いを持って残ってくれて、そして貢献してくれるか。小中高だけでは足りないかなと。
 私も高大連携の会議にずっと出ておりましたので、そういう点では少し現場に行っていろいろと生徒、あるいは児童と話をする、それから先生方とも話をする。PTAの方々ともお話をしたい。朝日新聞でもずっとシリーズでやっていまして今4回目が来ましたけど、今言ったように実際にその場に行って情報交換、意見交換を積極的にしたいというのが1点。
 それから、小中高大連携については先ほども触れましたけれども、教育者中心ではありますけども、やはり高校生あたりになると、部活もそうですし、それからいろいろな形で社会参加というので、私はフーズ・サイエンスセンター長をやっていましたが、今幾つかの高校では実際に産業界との連携をしております。教育委員会でもそういうことも含めて、できるだけ早い時期から静岡県を理解してもらう、静岡学というのを学んでもらえたらいいなと。
 それから、あと修学旅行とか含めての語学研修等がありますが、早いうちに海外も見てきて、そういう目を持って地方を元気にするということも必要かなと思います。
 それから、細かいことではありますけども格差の把握と解消、児童生徒あるいは学生の日常生活の安全の確保ということではもちろん通学路の問題、けさも名古屋のほうで事故がありましたけども、それからいじめ、変質者、子供の虐待、それから食生活の問題、生活支援、いろいろありますけどもこういうこと。
 それから精神的、肉体的に弱者――言葉が適当かどうかわかりませんけれども――特別支援学校にもぜひ伺って現状を把握したい。静岡県の小学生が20万人くらい、中学生が10万人くらいいらっしゃいます。それから高校生が6万人くらいいらっしゃって全部入れると相当な数になります。大学生まで入れると40万人くらいになります。先生方は全部で3万人くらいになりますので、そういう情報を交換しながらやっていきたいなと、そんなふうに思っております。
 あと県当局、県議会、それから総合教育会議、さらには人づくり学校づくり実践委員会というのができましたので、いろいろ情報を共有しながら、それを選抜しながらやっていけたらいいかなと。少々長くなりましたが、そんなふうに思っております。

○小野委員
 ありがとうございました。
 それでは、あと何点かお聞きします。今総合的に現在の我が国の状況もお話していただいておりますが、特に静岡県の教育現場における課題についての認識をどのように持たれているのか、お伺いさせていただきます。

○木苗参考人
 幾つかは重複するかもしれませんが、今5番委員のおっしゃられたように一時は静岡県の成績の問題もありました。それからこれから2020年にオリンピックがありますのでスポーツの問題もあります。それから学生のことを考えますと必ずしも運動だけでなく文化の面でも充実した生活、クラブ活動もやって、人として将来充実したものになってほしいし、それをサポートするには学校の先生たちに全部お任せするのではなく地域の方も含めて常にコミュニケーションをとるといいますか、そういう点では私も大学生活が長いものですからわかりにくい部分もありますが、自分なりには積極的に勉強してきているつもりですが、これからさらに皆さんの御意見もいただきながら静岡固有のいくつかの問題、成績だけでなく、スポーツの面でも運動能力も若干落ちている感じがあるんですが、私自身運動が大好きなので生徒さんと一緒にスポーツをやりながら会話を楽しむ、その中から何かを引き出して導いていけたらと、これは学校の先生方、御父兄も一緒になってやれたらいいかなと思っております。

○小野委員
 ありがとうございました。
 今お話にも出ましたが、今までの経歴を見させていただきますと小中高及び特別支援学校では直接の指導経験はないと思います。高大連携ということで現場に行っていただいたことはあったと思いますが、若干の不安があるかなということを感じました。そのような中で今まで現場の小学生や中学生、また高校生及び特別支援学校に通う子供たちとのかかわりを持った経験がありましたら是非お話いただきたいと思います。

○木苗参考人
 ありがとうございます。
 確かに5番委員おっしゃられるように私は静岡薬科大学、静岡県立大学で教員として39年間、学長として6年間、計45年間の大学生活で大学生との接触が多かったのですが、そういう意味では小学生、中学生、高校生との直接的な接触が少なかったのは事実です。しかしながら私の経験したことについて少しお話させていただきます。
 まず最初に、小学生、中学生との触れ合いですが、平成19年度から小さな親切運動静岡県本部の顧問を務めさせていただいていたということと、ここ2年間はその本部の作文コンクール、これには最終的には文部科学大臣賞があるんですが、その審査委員長を務めさせていただきました。毎年小学生、中学生から5,000から6,000通の作文の応募があります。私は最終的なものを審査させていただいたんですが、それらを通して小中学生のものの考え方、特に親切運動ですから、ありがとうの一言が年齢を超えて多くの人々に感動を与える、そして自分を成長させてくれていることを文章を通して本当に実感させられました。昨年から某放送局で入選作は本人が読んで放送されておりますので、小学生、中学生が喜んでやっております。これからもさらに進むと思いますし、文部科学大臣賞まで行くんですが、2年前から私が提案させていただいて県内予選の場合では県知事賞、教育長賞等々をつくってやっております。そういう点で間接的な接触はさせていただいております。
 それから、平成23年3月には母校の沼津市の原中学校で3年生の卒業記念特別授業をさせていただきました。タイトルは「食から健康を考えてみよう」ということで3年生160名に授業をした後に意見交換を1時間くらいさせていただいて、その後に先生が紙を回して後から僕のところに送っていただいたんですが全員から感想文をいただいて、自分の先輩でこういう人がいたんだと喜んでいただきましたし、それ以外にも質問もいただいたもんですから、急いで返事を書いたことが記憶に残っております。
 それから、高校生との触れ合いについては、数年前に同じく母校の沼津東高校で「大学教員をめざすには」というテーマで1年生を対象にした講義をやりまして私の半生を語り意見交換をさせていただきました。また同校の外部評価委員を2年間務めさせていただきました。
 それから最近では、名前を出して問題はないと思いますが、静岡市立高校で平成20年度より理数教育推進委員会委員長として、最終的には科学探究科が開設されたんですが、それに参画しまして、さらに平成25年度からは文部科学省で採択されたスーパーサイエンスハイスクール――SSHの運営指導委員長を務めさせていただきました。こちらは先月辞退させていただきました。これを通して授業参観や成果発表会等で多くの高校生と意見交換ができたとうれしく思っております。
 それから、学長在職時には県高等学校長会の入試対策委員会委員が10人くらいの校長先生がいらっしゃるんですがその方をお招きして、入学試験が中心ですがそれ以外に高校生活、大学との連携ということの意見交換を毎年6年間やらせていただきました。
 それから、平成22年から24年まで沼津市教育委員会の小学校、中学校が中心ですけれど「夢ある人」づくり具現化委員会の委員長をやらせていただきました。
 平成25年には皆様御存じのとおり静岡県高校と大学の連携・接続のあり方検討委員会に委員として参加いたしました。
 そのほかのものとしては講演というものがありまして、平成24年11月に日本教育会静岡県支部総会でこれには多分35市町の教育委員の方がお見えになられたと思いますが、そこで「小・中・高・大連携への期待」というタイトルをいただきましたので、それについて2時間くらいお話をさせていただきました。これは沼津市でやりました。平成26年7月には静岡県給食協会創立60周年記念講演として、「健康づくりのススメ〜自然に・食に・ヒトに親しむ〜」というテーマで静岡市内でやらせていただきました。そして平成26年8月には県議会の次世代人材育成特別委員会で「次世代の人材育成への期待」をテーマとして意見交換をさせていただきました。
 しかしながら、小中高については十分に私も把握していない部分が多いものですから、これから勉強したいと考えております。以上です。

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