本会議会議録
質問文書
令和5年2月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者: | 加藤 元章 議員 | |
質疑・質問日: | 03/02/2023 | |
会派名: | 自民改革会議 |
○加藤委員
一問一答方式でお願いします。
危機管理くらし環境委員会説明資料51ページに県営住宅原団地建替整備事業(PFI事業による事業者決定)について選定グループ名の記載がありますが、このグループが選定された理由について教えてください。
○勝又公営住宅課長
県営住宅原団地建替整備事業につきましては、大規模な建て替え事業であり事業費の削減や事務の軽減等を図るためPFI方式で実施することといたしました。
事業者の選定に当たりましては、まず有識者による選考会を設けて価格と事業者の提案内容を総合的に評価する総合評価落札方式として令和4年6月に入札公告を行いました。その結果3社がこれに応じて10月に入札と事業内容の提案がございました。その後12月及び今年1月に選考会を開催し、提案内容の審査や事業者のプレゼンテーションを行ったところでございます。
審査の結果、佐藤建設グループが価格及び提案内容について最上位となり総合評価1位として落札候補者に選定されました。これを受けまして県ではこの審査過程を問題ないとして1月末に佐藤建設グループを落札者として決定し公表いたしました。
○加藤委員
構成表の右に本事業における役割が記載されており、下のほうに余剰地活用とありますけれども、具体的にどういうことを言っているのか、内容についてお伺いしたいと思います。
○勝又公営住宅課長
本事業は、現在9棟310戸ある住宅を250戸に建て替えるためかなり規模が縮小されます。その結果土地に余剰が出ることが想定され、事業者に新たな土地利用を考えていただく方式になっております。
今回、事業者からはドラッグストア、コンビニエンスストア、ランドリー、クリニック、福祉施設等の提案がございまして、地域の活性化あるいは住民の利便性向上につながるものと考えております。
○加藤委員
今後の時代を考えると非常にいいコンセプトで必要な機能だと思いますが、こういった整備手法や考え方はこれまでに実績があるのかお伺いしたいと思います。
○勝又公営住宅課長
県営住宅においてPFI方式で実施しているのは原団地を含めて3団地です。最初が浜松市の佐鳴湖団地、次が静岡市の麻機羽高団地です。このうち佐鳴湖団地においては同様に余剰地が見込まれることから余剰地活用をPFI事業の中で実施しております。
○加藤委員
実績として完成後に民間事業者が余剰地を活用しているのであるならば、具体的にどのように活用しているのかお伺いします。
○勝又公営住宅課長
佐鳴湖団地は現在第1期の工事中でございますので、余剰地についてはまだ整理がされておりません。事業者からの提案としては通所型の介護事業所や総合スーパー等がございました。
○加藤委員
ありがとうございました。
別の視点ですけれども、この団地が建設されるところは沼津市ですので割と海に近いところにありまして、今沢団地もそうですが塩害がほかと比べてかなり厳しい状況にあると思います。
塩害対策について何らかの配慮がされているのかお伺いします。
○勝又公営住宅課長
今回の提案では具体的な塩害対策の中身は見ておりませんが、一般的に鉄筋コンクリート造の建物は塩による影響を受けやすいので事業者と連携して注意しながら施工を進めていきたいと考えております。
○加藤委員
非常によい事業の形だと思いますので、しっかり取り組んでいただきたいと思います。以上です。
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