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委員会会議録

質問文書

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平成30年6月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山田 誠 議員
質疑・質問日:07/03/2018
会派名:自民改革会議


○鈴木(智)委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質問等を継続します。
 では、御発言願います。

○山田委員
 それでは、一問一答方式で何点かお伺いをしたいと思います。
 先ほど、地震防災センターについて話がありましたが、非常に新しいさまざまな形が入ってくることで、特に施設をリニューアルするに当たっての大きなコンセプトというんですか、やはり県民の皆さんに知ってもらいたいことをどう捉えて考えているのか、1点お伺いしたいと思います。

○後藤危機情報課長
 県民の方への地震防災センターのアピールですが、A3カラー刷りの資料の1ページ目に書かせていただきました。
 先ほどもお話しましたが、業務方針として自然の恵みと潜在する脅威への気づき、防災力強化のための学びの機会の提供、それから防災に関する普及啓発の3つに集約されると考えています。
 リニューアルした地震防災センターにおいて、導入した最先端の技術の体験、今までは地震だけでしたが風水害、それから火山災害の知識を入れられるところは強調できるかなと考えてございます。
 そのほか、先ほどもほかの委員の方からも御質問がありましたことについて、我々はアウトリーチと言っていますが、県のいろんなところへの情報発信に力を入れていくことを考えてございます。

○山田委員
 よくわかりました。
 また、特に3階に入っているDIG、HUGなどについては、やはり静岡県は相当進んでいることもあって他県でもいろいろ研究されてきていると思うんです。ここへ来てしっかりと勉強してもらう。
 特に、避難所運営には大人でだけではなく中学生や高校生など子供たちも頼りになる部分があると思います。そういったことに対する教育の観点から地震防災センターのあり方をどう考えておられるのか伺いたいと思います。

○後藤危機情報課長
 防災センターの3階につきまして、3番委員のおっしゃるとおり学習・研修ゾーンとして設けてございます。今まで廊下の部分であったDIG、HUG、イメージTENをオープンスペースに入れてございます。これは東京都にある、そなエリア東京などを見学させていただきまして、オープンスペースに置いて自由に体験していただくのも1つの方法かと思い、取り入れさせていただきました。
 それから静岡県の防災の歩みで、資料には余り書いてございませんが、どういったものを入れるかに関して、また委員の皆様の御意見も伺いながら考えていきたいと思っています。

○山田委員
 わかりました。
 やはりリニューアルする以上、本当に県民のためになる形で考えておられると思いますので、今後しっかり進めていただきたいと思います。

 次に、危機管理くらし環境委員会説明資料17ページ、消防団の充実について、先ほども女性消防団員のこととかほかの委員からもいろいろと話がありました。大学生の団員も少しずつふえてきて、また女性の20代、30代の団員もふえてきている中で、特に主な取り組みの3番目に、学園祭にブースを出展して現役消防団員と学生の面談等を実施していく話があるわけですが、やはりこういったことも大変重要だと思います。
 やはり若い男女の団員、特に同年代の方々を活用してもらう形で先ほども話がありましたが、ことしの2月につくられた女性団員の連絡協議会にも話をして、ぜひしっかりと進めていくべきと思うんです。その点については県内3大学に限られると思いますが、ことしどんな形で取り組んでいくのか伺いたいと思います。

○細沢消防保安課長
 大学生に向けた消防団員確保の取り組みですけれども、昨年度初めて県内の3つの大学でブースを出して、大学生と現役の消防団員が面談してアンケートをとった498人の学生に生の声を聞きました。
 その中で、消防団へ入らない理由もありまして、消防団に入ると訓練で自由な時間が減るとか、体力に自信がないとか、本当に真剣に考えていただいたこともありました。それと市長、町長が証明する学生消防団活動認証制度があって、学生が消防団に入りますと消防団活動はボランティア活動になりますので、私はこれだけ頑張りましたと就職活動のときに利用できることにすごく関心を持たれました。
 ということで、今後学生の関心を呼ぶ点を強調して、去年は日本大学国際関係学部と静岡県立大学と静岡文化芸術大学でしたけれども、ほかにも県内には大学がございますので、このような取り組みを実施していきたいと考えております。

○山田委員
 ぜひやっていただきたいと思います。
 話があった3大学以外にも大学はたくさんありますし、やはりそういった方々に1人でも多く参加してもらえること、そして市長、町長の認証の話も聞いています。ある意味別の目的もあるかもしれませんけれども、やはりかかわってもらうことが大事だと思います。
 ぜひその点については、1人でも多くの方々に経験をしてもらって、いざというときに何らかの形で役立つように頑張っていただきたいと思いますので、ぜひ力を入れてお願いしたいと思っております。

 次に、委員会説明資料16ページの消防防災ヘリコプターの機体更新について、いろいろな話があるわけでございます。老朽化してきている中で新しい機体を入れるんですが、特に現行機種との比較というところで、山岳救助活動やあるいは災害対応活動といったものの能力が当然向上すると思います。山岳救助において、富士山のような高度の高いところでは以前も静岡市の消防ヘリにおいて、非常に難しい救助の問題もあったと思いますけれども、やはり余り高いところだとなかなか活動がしにくいことも聞いております。
 そういった意味で、新しい機種の導入により大きく向上できる点について、まず話を聞かせていただきたいと思います。

○細沢消防保安課長
 新型の機種は、現行の機種に比べまして能力が大幅に向上するんですが、例えばエンジンの出力で言うと、現行では1,184馬力だったのが3,358馬力と3倍ぐらいになることとか、載せられる荷物が1,175キログラムだったのが3,115キログラムと3倍ぐらいになるということで、能力が非常に向上します。
 山岳救助の例ですと、富士山の衛生センターがある診療所は3,250メートルですけれども、現行の機種ですと行けないものですから、地上隊が担いでヘリコプターが行けるところまでおりていって、そこからヘリコプターでつり上げることをやっておりますので、患者、消防隊員の負担が大分軽減されて救命率も向上するのではないかと考えております。

○山田委員
 消防ヘリの機体更新により、性能が単純に2倍から3倍に向上するということで、非常に期待したいと思います。
 特にヘリコプターの場合、当然外国製だと思うんですけれども、整備とかで休む期間がどうしても長くなる話も聞いております。そういった点で、現行機種と比べるとやはり点検期間も長くなるのかお聞きしたいと思います。

○細沢消防保安課長
 現行機ですと大体年間で休みが2カ月程度、新型の機種もほぼそれと同じか、短くなることはありません。
 ただ、静岡県の場合、県の消防防災ヘリコプターがあって、あと浜松市と静岡市にもヘリコプターがありますので、県内3機体制で回しています。他県に比べると県内で消防ヘリが動けない期間は、ほとんどないと考えております。

○山田委員
 どうもありがとうございました。
 消防防災ヘリは、患者の搬送とかいろいろ使われていると聞いています。平成31年度からの運航開始ですから、もう少し時間がかかると思いますが、ぜひともしっかりと準備し、3機体制でいけるようにお願いしたいと思います。以上で質問を終わります。

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