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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伊藤 育子 議員
質疑・質問日:02/24/2014
会派名:自民改革会議


○伊藤委員
 それでは一括方式でお願いいたします。
 総合計画全体について、まずお伺いするんですが、第4章の3−1は、一流の「ものづくり」と「ものづかい」の創造ということですが、先日、産業成長戦略会議というのが開かれるということを伺ったんです。
 この会議と総合計画の次期基本計画案はどういう関係になるんでしょうか。次期基本計画案の中にこの会議は位置づけられていないと思うんですが、どういう位置づけになるのか、それについてまずお伺いいたします。

 それから、2つ目がお茶の関係なんですが、資料1の118ページです。
 ここに茶の都づくりというのがあります。真ん中からちょっと下のところに、茶の都づくりを推進するために茶の都の中核を担う拠点の機能等の検討を進めるとございます。
 この点について、これから4年かけてこの中核を担う拠点の機能等を検討するんですか。それとも、静岡県経済産業ビジョンの計画案を見せていただきますと、47ページの下の表なんですが、茶の都の中核を担う新たな拠点づくりの検討を平成26年度、27年度に行うと。その後の2年間で拠点を核とした情報の集積、発信の推進をすると書いてあるんですが、ここをどう読めばいいのか。具体的にどういうことなのか、それが理解できないので、そこのところを教えてください。

 それから3つ目が花です。花の輸出というのは全国では10年間で大体7倍ぐらい伸びているんです。そのことを念頭に、静岡県は平成29年度には花卉産出額の全国シェアを3位以内にするという目標が立てられていますけれども、こういった輸出の伸びを静岡県も同じように示していて、そして、なおかつ全国3位を目指すと読み取ってよろしいのかどうか。
 資料1の119ページの主な取り組みを見せていただいても、4項目ある中で花についての項目は1つだけなんですね。
 お茶ならば、やっているところは全国でそんなにないんです。だから、茶の都づくりで少し頑張れば――一生懸命頑張っていますが――何とかなるだろうと。4県か5県のうちの1番ですから。
 ところが花といえば、全国的にどこでもあるわけです。その中で全国3位というからには、よほどの気合いを入れて取り組まないと、ルーチンワーク的にやっているだけでは、とても全国3位、それも全国の輸出高がこれだけ伸びている中での全国3位に食い込むということは、大変に難しいことなんじゃないかと思うのです。
 資料を読んだ限りでは139ページにも2行書いてあるだけで、本当にこれで大丈夫なのか、と読み取れなくもないわけです。具体的にどう取り組んで3位をとろうと言うのか。その点についてお伺いしたいと思います。

 それから、資料1の120ページに農林水産物の海外輸出について書いてございますが、戦略的な海外展開とはどう考えればよろしいのか。ここに書いてあることを見ても、本当にこれでやっていけるのかと思うのですが、海外戦略についてお伺いいたします。

 それから、花の会の組織がどこにも出てこないのですが、花の会というのはこの計画の中には全く位置づけられてないんでしょうか。それについても教えてください。

 それから、今度は和食です。
 先ほど7番委員と5番委員から御指摘がございました。和食を取り巻く状況は全く変わっているわけです。それでもなおかつ、このプランどおりに、総合計画は何も変わらず、そのままいくんでしょうか。
 特に全国を見ると、私の聞いたところによると、京都はもう懐石で徹底的に売り出す。それに滋賀県が参戦しているらしいです。京都、それから滋賀が今、一歩リードらしいのですが、それに追いつき追い越せぐらいの、ユネスコの無形文化遺産登録を生かす戦略が見えてこない。このままでよろしいんでしょうか。状況は変わっていると思うのですが、その点について、もう一度お伺いいたします。
 和食というとうんと狭くなるのですが、私どもはお茶を持っているわけですから、そうするとお茶を含む和の食というふうに考えて、戦略の練り直しが必要じゃないかと思うんです。
 花もその和の中に入るとすると、何となく花といえば西部、茶といえば中部、食といえば東部みたいなイメージなんですが、それを総合的にするのが和食、和の食文化だと思うんです。
 和食というと少し小ぢんまりしちゃうものですから余りよくないかと思うんですが、和の食文化が食も茶も花も全部網羅するという、そこのところだと、食材全国1位を誇る我が静岡県なわけですから、こここそまさに出番だと、戦略の練り直しが必要じゃないかなと思うのですが、その点についてお伺いいたします。

 最後に企業局ですが、資料1の128ページです。
 まずとにかく市町等と連携、協力して、価格競争力のある用地の造成に積極的に取り組むということです。
 企業局は平成26年度にモデル的に先行用地造成に取り組むということを何回か伺いました。今までさんざん御苦労なさいましたので、とにかく売れ残るということを大変に恐れていると思うのですが、迅速に企業立地を進めるためには、企業局と経済産業部の企業誘致部門がうまくかみ合わないと、せっかく企業誘致しても建てるところがないんじゃどうしようもない。そうすると、用地造成と企業誘致をセットで取り組んでいく。セットにしないと、せっかく誘致したのに用地がない、つくったけども誰も来ないのという、今までみたいな状況が起こりかねないとしますと、ここの連携がすごく大事だと思うんです。
 それで、平成26年から平成29年までの企業立地件数累計400件の目標を達成するために、どうやって企業局と経済産業部の企業誘致の部門が連携するのか、その取り組みについてもう1度伺いたいと思います。

 それから、その下の主な取り組みのところですが、15区画50ヘクタールの工業用地等の造成を行うと書いてございます。現段階でどの程度、実施の見込みが立っているのか、その点についてお伺いします。以上です。

○芦川政策監
 産業成長戦略会議の総合計画での位置づけについてお答えいたします。
 仮称ですが、産業成長戦略会議は本県産業の再生と活性化に向けて、産業界と金融界と連携して成長戦略を検討することを目的としております。この会議では、次世代産業の育成もしくはリーディング産業の創出を加速化することの方向性や、既存産業の高度化のための環境整備のあり方について御検討いただくことを想定しておりますが、後期アクションプラン(仮称)に掲げる産業成長に関するもろもろの政策を、より実効性を高めて具体的に推進していくための協議の場として位置づけるものと考えております。
 総合計画上の位置づけですが、まず、基本構想の部分に当たります、資料1の11ページをお開きいただきたいと思います。
 取り組みの視点で、県民幸福度の最大化の実現に向けて幾つかの視点が掲げられていますが、多様な主体の連携と協働の中には経済団体、産業団体などが含まれていると考えております。
 この方針のもとで、資料1の12ページから14ページに、この4年間で重点的にやっていくというものが8項目掲げられています。そのうちの6番、新成長産業の育成と雇用創造ということで、重点取り組みの柱の1つとして位置づけております。 産業成長戦略会議はこの方針に沿って官民一体となって産業成長のための具体的な戦略を練ることとしておりますが、それだけではなく、産業界と行政の役割分担も確認して、スピーディーに行動に移すことを目指しております。そういうところで産業成長戦略会議というのは位置づけられていると考えております。

○白井茶業農産課長
 茶の都の拠点についてでございますが、今、茶の都しずおか構想検討会の中で、今後の静岡の長期的なあるべき茶業、もしくは文化、そういうものを含めた総合的なものを検討しているところでございます。
 構想検討会の中でも、情報発信におけるシンボル的な拠点が必要であるとの提案もございまして、その機能を検討しているところであります。今年度内にその方向性は出されるということでございます。
 そのシンボルの中で、具体的な拠点というものが重要であるという意見も出されております。それを踏まえまして、来年度、この構想に基づきまして拠点の基本計画づくりに取り組んでいくという計画でございます。
 具体的に来年度以降に計画を策定した暁には、拠点から情報発信ができるように進めて、計画上は平成28年以降に拠点からの情報発信を目指したいということでございます。以上でございます。

○杉本みかん園芸課長
 花の関係で、3つほど質問が出ておりましたが、順番にお答えいたします。
 まず1点目ですが、花卉産出額全国シェアを3位に高める取り組みについてであります。
 資料1の119ページの主な取り組みの中の4項目では非常に意気込みが感じられないという御意見でしたが、この4項目に総合的に取り組むことで、花に関心を持つ人をふやして花、緑の需要を拡大しまして、花卉産業の振興を図りたいと考えております。
 具体的には、経済産業ビジョンでありますとか現在策定中の花の都づくり基本構想、推進計画の中で、具体的な取り組みを示すことにしております。
 具体的に何をやるかということでございますが、まず、花卉生産の振興を考える上では1番目に生産力の向上ということで考えております。
 具体的には、ビジネス経営体を核とした花卉産地の育成であるとか、新たな需要を生み出す新品種の開発や普及。そして、施設園芸全般として普及を進めているわけですが、ICTとか新エネルギーを活用することなどによりまして、低コスト化、省力化を進めて輸入の安い切り花と対抗できるようなコスト削減ということを考えております。
 そして、2つ目に県産花卉をブランド化したいということで、もっと県民や県内の企業などにも県内の花を使っていただくように、県産花卉を魅力をPRする、そして実際にそれを買えるような仕組みを関係者と一緒につくっていきたいと考えております。
 そして、販路拡大をするということで、県内はもとより県外や海外への輸出をこれから拡大していきたいということで、早速3月には花卉関係者によりまして推進体制を整えることにしております。
 3月21日から浜名湖花博2014が始まるわけですが、そちらでも新品種の育成であるとか、新たな花のある暮らしの提案ということで、需要拡大や生産振興につなげる取り組みをしてまいりたいと考えております。

 続きまして、2点目の花の輸出についてであります。
 委員の御指摘にありましたように、過去5年間で花の輸出高が約30億円ふえているということですが、その内容は、経済成長が非常に盛んなベトナムや中国に対して、大半は植木とか盆栽になっております。
 一方、切り花は約1億円の輸出額ということで、ここ5年間ほぼ横ばいであります。主な輸出先はアメリカや中国、ベトナムなんですが、その中でもアメリカが約半分を占めるような状況になっております。
 この切り花の輸出につきましては、現在、輸出に取り組んでおります東京の大手の花卉市場や商社が国内の産地から花を集めて輸出しているということで、例えば、県内のスイートピーとかアカシア、切り枝などもそちらのほうに輸出されているような状況になっております。
 日本産の花はまだまだ認知度が低いわけでありますが、産地間連携で安定的な供給体制を進めて、静岡県もほかの産地と連携をとりながら輸出を進めて、静岡県の和食とかお茶の文化と合わせて、ほかの農林生産物と一緒に海外戦略を進めていきたいと思っております。

 そして、3点目、花の会の位置づけですが、県内に51団体、約1万4000人の花の会の会員がおります。
 花の会は本県の花の都をつくっていただくための非常に有力な人材でありますので、総合計画の中では花の文化の継承と創造の項目として、花と緑にあふれた美しい地域づくりを設定し、この中で支援してまいります。
 具体的な表記は総合計画の中にはありませんが、これまでと同じように、地域の中の花の都づくりの推進の体制を整えてもらうとともに、花のコンクール、花壇コンクールとか、そういうところでも積極的に支援したいと考えております。以上です。

○黒柳マーケティング推進課長
 本県農林水産物の戦略的な海外展開についてお答えいたします。
 海外展開につきましては、対象国または地域によりまして攻め方がさまざまに異なると考えております。
 対象国としましては、経済成長が著しいアジアを中心にということで、特に中国、シンガポール、香港、台湾という4つの国、地域を対象に捉えております。
 これまでの取り組みの中でそれぞれの国、地域と県とのつながりや経緯がございます。情報収集が必要な段階であるとか、情報収集が終わって現地の知名度を向上させる段階にきているとか、それからもう少し精緻に現地の商社やバイヤーさんとパートナーシップを組むような段階になっている。それからもう少しステージが上がりますとお店のほうに並ぶということで、パートナーシップを構築する段階。それから、後は事業者がもう自主的にどんどん取り組んでいただいて、販売規模を拡大する段階ということで、ステージを5つ捉えております。
 どこの国が今どういう状態かというものを捉えながら、その国ごとによって攻め方を変えていくというようなことで考えております。
 それから、品目によっても支援の仕方は違うと思いますので、それぞれきめ細かに支援して、戦略的な海外展開をするべきであると考えております。以上でございます。

○松浦振興局長
 まず、食文化の関係でございますけれども、午前中の御質問にもございましたけれども、食の都づくり、茶の都づくりを進める中で、今後の具体的な取り組みについては、来年度設ける有識者会議等でいろいろ御議論いただきたいと考えております。
 一方で、まずできるところから始めるということで、昨年12月の当委員会で御報告申し上げましたマカオでのレストランフェアの取り組みがまさしく今、2月15日からスタートをしておりまして、3月の中旬まで続く予定です。この中でも単に本県の食材を提供するだけではなく、本県から和食の仕事人とすし職人を派遣しておりまして、その中で技術的な指導も含めて、和食とはこういうものだ、あるいは、技術的にはこういうところがあるんだというようなことを、向こうの料理人に直接指導をしております。
 そのほか、和食が無形文化遺産になったことから、今後農林水産省やジェトロ等の事業も考えられますので、相乗効果がねらえるものについては、そういった事業にも一緒になってやっていこうと考えております。
 そのほか、本県の和食文化を伝える仕組みは技術的なことも含めてまだ検討段階なんですけれども、具体的に取り組みながら、本県らしい和の食文化というものを世界に知らしめていこうと考えております。以上です。

○白井企業局長
 企業局では平成26年度から、価格競争力のある売れ残りリスクの低いところで、先行用地造成を再開することとしました。
 例えば、用地造成に入る前に用地買収がありますけれども、平成26年度予算をお認めいただければ、用地買収が終わりますと次はもう用地造成に入っていきます。
 造成を始めるころからは造成終了の時期がおおむね見えてきますから、3年ぐらいかかるかもしれませんけれど、その間は企業誘致と造成を同時並行で進めていく考えです。
 具体的には、経済産業部の企業立地推進課と東京事務所、大阪事務所、それと企業局が入って、企業立地情報連絡会を開催しておりますけれども、ここにおいて積極的に議題に出してもらって企業誘致を図る。
 それから地元の市町も積極的に誘致を図りますので、連携をとりながら造成と誘致を同時並行で進めてまいります。
 それから企業立地件数の見込みはトータルで400件で、経済産業部の考えもありますけれども、企業局としてはこの400件のうちの少なくとも平成26年度から29年度の4年間で造成をしようとしている15区画については、企業局の責任において企業誘致を進めるということであります。
 それ以外に、企業局では平成24年度から工業用地等開発可能性基本調査を市町が実施する場合にそれを支援しており、そういう中でも開発候補地がかなり上がっております。そこについては、企業局が造成をする場合にはオーダーメードですけれど、仮に企業局が造成をしなくても、新東名高速道路の長泉沼津インターチェンジ前に物流施設の立地が決まったような形で、こちらの調査データをもとにして企業の進出も図れますので、そういう面では400件の中で15件プラスアルファは可能な限り伸ばしていくように努めてまいります。

 それから、15区画50ヘクタールの目標実現の可能性ということでありますけれども、今回お願いしています平成26年度当初予算では、30ヘクタールの先行用地造成の予算をお願いしております。
 これをお認めいただければ、15区画50ヘクタールのクリアは可能であると考えております。以上です。

○伊藤委員
 ありがとうございました。
 まず、産業成長戦略会議ですが、これをやることによって静岡県の経済の低迷状態――何かほかの県よりもおくれているようだと――これをとにかく再生するということにかなり役に立つ、総合計画の目標を達成するのにかなりプラスになると理解いたしました。
 そこで、会議が開かれることと、この総合計画案ができ上がっていく日程は全く関係なく進んでいくという理解でよろしいですか。既に、会議の成果を反映して総合計画案はつくってあると理解してよろしいんでしょうか。会議の内容を受けてたびたび変わるということではなくて、または全く別に計画がつくられているということでもなくて、会議の結果がここのところに反映されていくという理解でよろしいですか。それがまず1つです。

 それから、2つ目、お茶の拠点なんですが、今、拠点がどういうイメージの中で話が進んでいるのか知りませんけれども、その拠点があくまでも生産者にどういう見返りがあるのかというところに、常に思いを及ぼしていただきたいと思うんです。
 結局、拠点をつくったから何だという話なんです。生産者にどれほどの見返りがあって、どれほど静岡県の茶業が豊かになっていくのか。先ほど5番委員からも指摘がありましたように、年収がどれだけ上がっていくのか。どんなに荒茶の生産量が上がっても、年収が下がったんじゃ何にもならないと考えますと、全てのことが茶業の関係者にとって豊かな成果をもたらすように、拠点づくりについてはこれから2年ほど見守っていきたいと思っています。

 それから、花の都づくりについてはわかりました。花の会を生かしてくださっているということもわかりました。
 花の会は一生懸命やるじいちゃん、ばあちゃんたちが大勢集まっているわけです。彼女、彼らこそ地べたの――室内ではなくて屋外の――花いっぱいにかなり貢献する人材だろうと思うので、大事にしてほしいのですが、もう1つは、あのじいちゃん、ばあちゃんたちをもっと生かす、花の仕事人みたいな仕事をやらせてもらえないんですか。食の仕事人はわかりましたが、花の仕事人みたいな仕事を担わせていただけないかどうか。
 もう1つは、ジュニアの花の会までも広げていけば、もう少し花いっぱいが満たされるのかと。総合計画にはアドバイザーという何をするかわからない人が出てきますけれども、そういうことではなくて、あるものを輝かせる後期アクションプラン(仮称)が必要じゃないかと思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。花の仕事人、ジュニア花の会員を生かすことについてはいかがでしょうか。もう1回それについてお伺いいたします。

 それから和食なんですが、出おくれるといけないと思うわけです。静岡県は豊かさにかまけて、いつでも出おくれるじゃないですか。ほわわんとしているうちに、ほかの県がみんな先行してやっている。特に農業に関してはそれが大きかったと思うんです。いつでもおくれをとっていたという気がします。
 実際、太田市場にトップセールスでいったときに、静岡県さんがやっと出てきたんですかと言われたのがとても印象的でした。ほかの県はみんな出てきているのに、静岡県は出てこなかったと言われたんです。そうだったのかという感じでした。
 ですから、今までの分を取り返すべく頑張っているとは思うのですが、静岡県は全国一の食材を誇るんですから、それを生かす絶好のチャンスだと思うんです。
 それに、静岡文化芸術大学には和食のユネスコ無形文化遺産登録に大きく貢献した方がいらっしゃって、静岡文化芸術大学まであるわけですから、食文化を文化の一つと考えないで、何を文化って考えるんですか。和食の文化といえば、花もお茶もそれから食材も全部入るんですから、ここはやっぱりしっかりやっていただかないと、また負けちゃった、となりかねない。ここは気合いを入れて取り組んでいただきたい。要望しておきます。
 それから、私、和の食文化を全体に屋根としてかけたときの施策の構想をつくってみたので、後でまた参考のためにごらんいただきたいと思います。

 それから、企業局についてはわかりました。誘致してきたけれど用地がなかった、ということが絶対にないように、もう攻めて攻めていただきたいと要望だけしておきます。以上です。お願いします。

○竹内委員長
 総合計画の次期基本計画案の審査でございますので、それにのっとった答弁をお願いします。

○岩城管理局長
 産業成長戦略会議については、先ほど政策監から、当然この総合計画の柱の実現のために開くものであるという御答弁をいたしました。
 2月6日に、3月に開く会議の準備会ということで経済界の皆さんにもお集まりいただいて県の幹部と意見交換をした中でも、考え方として、すぐにやらなければならない短期的なものと、中長期にわたって県の産業構造をどうするんだというものをしっかり時間軸に立って考えるというお話がございました。
 また、現下の経済状況が非常に厳しい中、まず県内の企業が体力を回復して経営力をつけないと次の産業創造につながるリスクある投資ができないだろうと、そういう意味で考えてくれないかという御意見がございました。
 今後、総合計画の次期基本計画や経済産業ビジョンに盛り込まれた施策を着実に実行すること、この経済成長戦略会議の中でいただいた御意見をスピーディーに実行させていくこと。それから長期にわたった県の産業戦略を考えていくこと。これらを全て総合して経済界と連携して、この4年間、静岡県の経済を力強いものにさせていくということで進めていきたいと考えております。

○杉本みかん園芸課長
 花の会の活用ということで、委員から花の仕事人という御提案がございました。
 御存じのように、花咲く静岡アドバイザーを県で登録しておりまして、平成25年度登録者数が287人おります。これは、学校の花壇であるとか地域の花の会などをアドバイスする方々で、この中には花の会の会員の方も入っておりますが、今後、この花咲く静岡アドバイザーをもっと強化しまして、名称も花の都静岡アドバイザーとか工夫しながら新たに再登録し直して、そういう人たちがもっと地域で活躍するような、いわば食の都づくり仕事人のように変えていきたいと考えております。
 それからジュニア花の会――子供たちへの花育の関係ですが、総合計画の人材育成と活動支援の中でも考えております。学校からのコンクールを通して花好きな子供たちがふえてきましたので、今後も学校、小中学校、大学なども含めまして一層花育を強化していきたいと考えております。以上です。

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