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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年2月企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:桜井 勝郎 議員
質疑・質問日:03/07/2018
会派名:無所属


○遠藤委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 委員会審査中の映像取材についてですが、委員会傍聴規則第8条により撮影を許可することといたしましたので御承知おきください。
 これより、質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査もあわせて行います。
 では、発言願います。

○桜井委員
 一問一答方式でお願いします。
 せっかくカメラが入っていますから、伊豆半島ジオパークについて質問する予定はなかったのですが、きょうNHKのお昼のローカルニュースを見ていたら、パリで推薦が承認される運びになったと言っていました。
 それについて、担当の方からお話を詳しく聞かせていただければありがたいです。

○神戸観光交流局長
 先ほどのニュース等でも出ておりましたが、昨夜フランスにございますユネスコ本部のホームページの公開情報によれば9月にユネスコで評議会が開かれました。その審査結果について伊豆半島ジオパークを含む13カ所の認定を推薦する旨がホームページ上で公開されました。それをもとに先ほどの報道があったと認識しております。

○桜井委員
 多分、認定されると思いますけれども、油断大敵でございますので詰めを間違えないように頑張っていただきたいと思っております。
 それでは、本題に入ります。
 9ページの東静岡駅南口の文化力の拠点について、図書館に関する話も聞いていますし、果たして図書館が文化力の拠点になるかどうか私にはよくわかりませんけれども、いろいろホテル宿泊事業、国際学生寮とかいろんな話が今後の課題として(2)に書いてありますけれども、国際学生寮を果たしてここにつくっていいものかどうか。まだまだ議会等の承認も要ると思います。先の話になろうかと思いますけれども、外国人学生を泊める施設に関し、果たして文化の共生で外国文化と日本文化がまざっていろんな形で理解し合う意味では、寮に泊めるのではなくてホームステイあるいは民間アパートに住むことによって日本人との近所づき合いという自然な形で日本文化を肌で感じる宿泊方法がよろしいと思っております。
 寮では、規制が全部はまってしまいますから、かえって日本の庶民の生活文化を味わうには、寮をつくって閉じ込めるという言い方は語弊がありますけれども、なまじっかしないほうがいいのではないかと思っております。
 これは、意見でございますので、別に答弁は必要ないですけれども、一つ参考にしていただければありがたいと思っております。

 次に、12ページの静岡県富士山世界遺産センターについて遠山館長は文部科学大臣までやった方ですけれども、管理運営費約1億4000万円の中に多分人件費も入っていると思いますが、館長としての仕事を毎日現地へ来てやっていないと思います。たまにいろんなイベントや行事とかで来ると思いますけれども、報酬は月額か年俸かについて教えていただければと思います。

○杉澤総務監
 静岡県富士山世界遺産センター館長の報酬、出勤状況についてお答えいたします。
 まず、出勤状況ですけれども、遠山館長におきましては昨年12月1日に御就任いただきました。勤務実績は昨年12月に開館記念式典等がございまして6日間、ことし1月が5日間、2月が6日間、3月は本日まで2日間勤務されております。
 報酬につきましては、月額30万円でございます。

○桜井委員
 ありがとうございます。
 次に、13ページの総合教育会議の3について学校教育の私学、特に大学は当委員会の担当でございます。丸が3つあるんですけれども、教育委員会あるいは経済産業部、文化・観光部がありますが横のつながりが大変重要でございますので、あえて質問させていただきます。県立高校も入ってしまいますが、私学も入っていますから言わせていただきますけれども、スポーツの有力校は私立高校が多いです。高校野球は静高が今度甲子園に行きますけれども、いろんな面でバスケとかサッカーも全国大会に行くなど結構注目されています。
 文化については、最近私も結構SNSやYouTubeとかいろいろ見ますと、皆さんも見たかと思いますけれども、ことしのアメリカのローズ・パレードはアメリカンフットボールの大学の関係で日本の高校が呼ばれました。京都橘高校はマーチングバンドが有名で部員が百何人もいて、私も何回も見ています。もう1つ例の富岡高校は公立高校らしいですけれども、これも100人以上がダンスをやってNHKの紅白歌合戦にも出て、何も知らなかったけれどすごい学校だなと思う。今度はそれによって全国からダンスクラブに入りたいとか、音楽が好きでブラスバンドが好きな人が橘高校へ行ってブラスバンドをやりたいだとか結構出ているらしいです。
 どうもそういう面では、まだまだ静岡県のスポーツはもっと甲子園大会で優勝するぐらいは必要ですけれども、文化面でもう少し力を入れたほうがいいと思われます。静岡県はある面ではそういうがさつさがないと言えばないかもしれないけれども、やはりこういう高校が日本あるいは世界で注目されるのはすばらしいことですので、ぜひ注力して文化・観光部ももっと意識を持ちながらドリームズ カム トゥルー イン ジャパンの拠点になるために、いろんな面で積み重なっていると思いますので頑張っていただきたいと思っております。

 次に、14ページです。
 ドリームズ カム トゥルー イン ジャパンの拠点になると県知事も言っていますし、大きい夢を持つことはいいことですので別に反対はしないです。14ページの卒業予定者の就職先が県立大学は県内就職と県外就職で6対3ぐらいですけれども、文芸大学の場合は逆に県外就職が58.8%で県内が41%です。
 静岡県を世界の発信拠点にするという面で先ほども言いましたけれども、いろんな分野でいろんな形で努力しないといけないのですが、就職で文芸大は県外に出ている学生が多い。当局のお考えを教えていただきたいと思います。

○室伏大学課長
 文芸大の県内就職率についてお答えいたします。
 平成22年度に文芸大学を地方独立行政法人化して公立大学となり、知名度が全国区になったことで県外出身者の入学比率が高まったところでございます。
 独法化前は、70%以上が県内出身者で占められておりましたが、現在おおむね44%に下がり県外出身者が5割以上になっております。
 44%を占めます県内出身者の7割は、県内にそのまま就職しており、一方残りの56%を占めます県外出身者の8割が県外にそのままお戻りになっている状況でございます。これは愛知県を中心とした状況でございます。
 この結果、入学時の県内比率がそのまま就職比率に反映されている状況でございます。

○桜井委員
 前にも言ったのですが、冬季オリンピックのメダル数も今までにないくらい金銀銅合わせて多く大変すばらしいことです。オリンピックをひかえて合宿費用の面で大学生と高校生とをあなたたちは差別している。要するに大学生や社会人の場合は120万円で高校生以下は60万円の補助上限額です。知事が学歴を重視しているかどうか知りませんけれども、やはりスポーツに学歴なんて関係ない。中学生でも高校生でも今度の東京オリンピックだって高校を出ずにアメリカへ行ってオリンピックで銀メダルを取っています。
 何でまた、こりもせずに主要事業参考資料の25ページに堂々と高校生以下は60万円、大学生以上は120万円とある。何でスポーツについて学歴で差をつけるのか。あなた方の真意を図りかねますけれども、また堂々とここに出している。どういう根拠でこうなったのか教えていただきたいです。

○都築スポーツ振興課長
 今の6番委員の御指摘は、6月議会と9月議会でもいただいておりまして6番委員の御指摘を受けまして高校生以下の上限額を社会人や大学生と比較してどうするかどうかについて平成30年度当初予算案の要求基準におきまして検討いたしました。
 それで、上限額を引き上げる根拠を整理するため、まずはジュニア選手の対象児童に応じた経費が幾らかかっているかについて実績を確認したところです。
 結果といたしまして、平成28年度につきましては67万8000円で平成27年度が71万2000円となり、事実上現行制度でカバーできる範囲であると認識したのが1点です。
 もう1点は、当然6番委員御指摘のとおり上限額を概念的に上げる需要があるかどうかがもう1つのポイントということで、対象競技団体に対しヒアリングを行いました。
 上限額を引き上げる必要があるか聞き取り調査を行ったわけですけれども、競技団体側の反応からして現行の60万円は高校生以下を対象としている経費として適正ではないかという全団体からの回答であり、制度改正を伴うこともございまして実績と今後の需要の双方につきまして検証しましたが、今引き上げる根拠がないということで今回の上限額引き上げを見送ったところでございます。

○桜井委員
 考え方が違うのだろうけれども、行政側は過去の実績や実例を根拠にして、次はこうしてやろうと考えるかもしれないけれども、オリンピックとかスポーツはやはり何か励まされるようなことをしていただかないと、そればかりじゃないと思いますけれども、よしやろうということにはならない。病院に勤めていて金メダルを取った人なんて病院で全て面倒を無制限に見てくれるんです。
 それから、スケートでも3人で走るパシュートとか最後に6,400メートルを走った方なんて2つも金メダルを取った人もいる。高木菜那選手だって例の日本電産があれで有名になって、もともと日本電産は有名な会社ですけれども、会長とニュースに出てそれで社長が個人で2000万円を出し、会社から2000万円が出て、なおかつ平社員だったのが3階級特進で係長とかそういう励みを持つようなことをするので、それじゃあ頑張ろうということになる。けれども過去の実績がどうだこうだではなく、将来若者の励みになるためにはやはりこういうものに枠ははめないほうがいい。
 知事も静岡県出身の有名人は何十人いると言って自慢しているけれども、小さいことでもそういう枠にはめこんでやるのではなくて、大判振舞いとは言わないけれども、今度は財政課が知事の直轄下に移るみたいで知事の裁量ももっと強くなると思います。
 そのためには、公務員を別に悪く言っているわけではないけれども、県民の税金ですからかたくいくのは必要です。静岡県民がこんなにすばらしい金メダルとったと言うためにはこのこと自体小さいことかもしれないけれども、そういう積み重ねが大きなことになるので、ぜひその点をよくお考えになってやったほうがいいと思います。要望です。

 次に、18ページのDMOの静岡ツーリズムビューローの活動状況で、平成30年度主要業務としてSNS分析によって外国人旅行者嗜好調査をするということですけれども、海外営業代行による効果的なマーケティングの対象国を5カ国と書いてある。新たにアメリカと北米で、それからオーストラリア、ドイツ、イギリスはわかるけれども、タイを何で特定したのか。東南アジアはフィリピンやインドネシアもいろいろあるけれども、何であえてタイを挙げたのか。
 また、欧米先進国にはフランスもある。ここには英米は載っているけれども、フランスはなぜ挙がっていないのか。東南アジアのフィリピンやインドネシア、マレーシアはどうなっているのかについてお聞きしたいと思います。

○横地観光振興課長
 海外営業代行についてお答えいたします。
 まず、タイにつきましては県が平成25年11月にタイ国政府観光庁と観光支援の相互協力のための趣意書を締結したことから、平成26年度にタイに現地営業代行を設置いたしました。SMIトラベルという現地旅行会社に委託しているものでタイからの誘客を促進してまいりました。
 インバウンド施策をTSJに移管した後も、タイは引き続きTSJの重点市場であることから、営業代行を引き続き設置することといたしました。
 ヨーロッパとアメリカにつきましては、ドイツとイギリスに平成29年度に既に設置しております。ドイツにつきましてはヨーロッパの中央に位置しており、隣国にもプロモーションしやすく、英語も可能ということ、またイギリスにつきましては11月にラグビーワールドカップの公式代理店向けの商談会があったということで平成29年度に設置したものです。
 平成30年度は、まずオーストラリアはTSJの重点市場でございまして、ラグビーワールドカップに向けてオーストラリアに置きます。
 アメリカにつきましては、本県への外国人延べ宿泊者数が4位でまだまだ伸びる余地があり、4カ国に選定いたしました。
 最後に、なぜタイなのかですが、東南アジアで英語がある程度通じますシンガポール、マレーシア、フィリピンと異なり、タイは公用語がタイ語で現地に精通した会社に営業代行を委託することが訪日需要の取り込みに効果的と判断いたしました。

○桜井委員
 わかりました。
 SNS分析による外国人旅行者の嗜好調査ですけれども、私がビデオをとってよく見ているのは「YOUは何しに日本へ?」という番組ですが、皆さんは見ますか。欧米とか東南アジアもそうですけれども羽田空港、成田空港、あるいは関西空港でテレビ東京のレポーターが外国人に向かって日本に何しに来たのと聞いたら、結構SNSで個人的に富士山を見に行くとか、名所、旧跡を見に行くのではなくて日本人の生活様式を見に行くと言う。変な意味で言うのではないのですが、女の子2人に何しに来たのとインタビューをしたら、日本のラブホテルを見てみたい、泊まってみたいという極端な話ですが、いろいろほかにも伊賀忍者の発祥の地へ行ってみたいとか、高校生がお父さんを連れて、日本の刃物が好きだからって刀鍛冶がいる関市へ行ってみたいという話です。そのついでに観光すると思いますけれども、そういういろいろなものがいっぱいある。だけど静岡県のそういうのが余りないけれど富士山がある。富士山は観光ですけれど。知事は一生懸命に匠だ何だかんだと言っているけれど、まだまだテレビを見ていても静岡県には外国人の興味をひくようなものがない。けれどもあったりするかもしれない。だからそういう面では静岡県の外国人が日本らしい、外国にないものを発掘という言い方はおかしいけれど、そういう興味を示すものを研究しながら発信することも私は必要と思います。だから外国人で任天堂のテレビゲームを本場の日本に来てやってみたいだとか、わざわざ日本に来て太鼓のゲームをやりたいだとか、たわいないことが目的で日本へ結構来る。だからそういう面ではまだまだ外国人にいろいろ聞いても静岡県は99%ないね。私が今まで見た中で静岡県へそのために来る人は99%いない。ビデオを撮っているから、もしやったら見せてやるけどね。やっぱりSNSはこれから物すごく重要視していく、個人客を静岡県へ引き入れるには富士山だけではもう限界です。登山が好きな人はいいけれどもね。さっきも言ったような伊豆半島ジオパークの話が出てきたけれども、やっぱりそれだけでも限界です。それはついでの話です。世界にないものが静岡県にあってそこへ行こうということで、富士山や伊豆半島ジオパークを見るなり、いろんな形でそこから派生させていくことが重要と思いますので、ぜひ参考にしていただければありがたいと思います。

 最後に、富士山静岡空港について23ページです。
 空港競争力強化事業費で、ナイトステイ支援とある。多分これは飛行機を一晩泊めて翌朝まで置くことに対しての支援だと思います。私はナイトステイとは羽田空港、成田空港で飛行機が出なくなってしまって泊まるところがないからといってロビーに毛布を敷いて寝るとか、一夜を明かすことではないと思いますけれども、富士山静岡空港にそれくらい便が来ていればいいけれどね。それでも朝7時か8時半、夜の10時に便がおくれてくる場合、特別に地元との協議で11時、12時になっても着陸させてくれるのか。今度ターミナルビルを増設するけれどもホテルはないから、朝まで一夜を明けさせる体制をとろうとしているのか、それからもう1つは以前に静岡便が何かの関係でどうしてもセントレアにとまらなければいけなかった。行くときは富士山静岡空港の駐車場に車をとめていった。それで名古屋空港から帰ってきて富士山静岡空港へ来たらもう門がしまっていた。多分警備上10時で閉めるのかわからないけれども、そのときにどうしようもないのでいろいろ頼んだら、何とか門をあけてもらって出るまでに二、三時間かかったということです。多くの人たちがそうなるとは限らないですし、小さなことだけれども、ちょっとしたサービスや口コミで富士山静岡空港は物すごく親切であるということになる。それじゃあどこかに行くときに富士山静岡空港から出ている飛行機があったら乗ってみようという気持ちにならないことはないね。こういうのが大事です。だからこれから増便しよう、インバウンド客とアウトバウンド客をいろいろな形でふやそうというときに、やっぱりきめの細かいサービスが必要だと思います。そういう面で駐車場は10時で閉めているのか。今後もそうするのか。警備上の話もあるけれども、そんなことを気にしたらやっぱりだめであって、駐車場の夜中の閉鎖を今はやっていないならいいよ。それから例の一夜を明けなければいけないときの緊急体制、夜10時以降の地元の着陸体制の3つに関する今後の方針についてお聞かせいただきたいと思います。

○大橋空港運営課長
 航空機が遅延した場合の対応について回答いたします。
 まず夜間の運用時間を超えて遅延した場合、11時まで地元との協議で認めることになっております。実際に遅延してきた場合、海外の方などがお泊りする場所がない場合は航空会社との御相談になりますが、夜間にターミナルビルを開放していただきたいという要請があった場合は夜間に開放するようにしております。その際エアラインからのサービスになりますけれども、簡単な軽食や毛布等を提供する手配になっております。
 また、駐車場の管理につきましては、現在メーンゲートは11時30分から翌朝の5時まで閉めることになっており、常勤の者が夜間警備に当たるようになっております。夜間も開放しますと極端な話ですが暴走族のようなものが来られると困るので現在は閉めております。メーンゲートにはインターフォンが設置されており、そのインターフォンで連絡がとれます。天候不順等で他空港におりるダイバートや遅延した場合は柔軟な対応をするよう警備には指示しておりますが、再度徹底していきたいと考えております。

○桜井委員
 ありがとう。

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