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委員会会議録

質問文書

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平成25年12月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野崎 正蔵 議員
質疑・質問日:12/13/2013
会派名:自民改革会議


○野崎委員
 それでは、一問一答方式で質問をさせていただきます。
 まず委員会説明資料2ページ、静岡県の多彩な魅力をPRするキャンペーン「いいね!静岡 国民投票」について、3の主な広報事業の中で、ITを媒体とした広報活動は、費用的になかなか見えにくいものですから、大体事業費としてどの程度を使っているのかをお伺いします。

○藤原広報課長兼県民のこえ室長
 「いいね!静岡 国民投票」の事業費は、1995万円です。以上です。

○野崎委員
 わかりました。
 続いて、委員会説明資料3ページのモンゴル・ドルノゴビ県との交流事業、また次のページの静岡県―浙江省フォーラムの開催についてです。
 こうした交流事業に関して、費用の分担はどんな形になっているのか、お伺いをいたします。

○松下地域外交課長
 費用分担について、静岡県―浙江省フォーラムについて、まずお答えいたします。
 基本的に、受け入れ側負担と派遣者側負担がありまして、浙江省フォーラムについては、隔年で行おうということで話を進めております。今回、派遣者側は浙江省になります。浙江省側で渡航費用、静岡県内での滞在費用を負担していただいております。静岡県側は、会場費、通訳費用と1回のレセプション費用を負担しておりまして、フィフティー・フィフティーの形で、静岡県は今度、来年に浙江省に行く場合には、逆に派遣者側の費用を負担するということを基本としております。
 モンゴルにつきましては、一応、原則としては、お互いにフィフティー・フィフティーということでやっておりますけど、今のところモンゴル側のほうが経済的な状況が厳しいということもありまして、基本的な受け入れ費用を静岡県側で負担して今回は実施いたしました。以上です。

○野崎委員
 基本的にフィフティー・フィフティーということでありますけど、以前ですと、行くのも来てもらうのも静岡県持ちというのがたくさんあったかと思いますので、その辺は、今は両国の経済状況も大分変わってきましたので、しっかりとやっていっていただきたいと思います。

 委員会説明資料3ページのモンゴル・ドルノゴビ県との交流、3静岡県モンゴル連絡員の配置に関する検討についてです。
 これまで本会議の一般質問の中でも触れられましたけれども、事務所に準ずる機能が期待できる体制を確保する方向で検討していくということです。どんな形になるのか、具体的な形態をもう少し詳しく教えていただきたいのと、例えば現地在住の人材を連絡員として配置するということですけども、この方の身分はどうしていくのか。全体的な設置にかかわる費用も含めて説明をいただきたいと思います。

○松下地域外交課長
 まず、身分のほうです。今、検討しているところでは、地方公務員法第3条第3項第3号に定める非常勤特別職に当たる対外関係推進員に位置づけることしております。
 業務的には、まず、今のところウランバートル市とドルノゴビ県それぞれで活動してもらうよう連絡員2名を配置する検討をしております。
 ただ、事務所は構えず、現地にいる方の中で、モンゴル政府及びドルノゴビ県側から推薦のあった人の中で、できるだけ日本語ができ日本の文化に精通し、日本の事情などもわかってくれる方を採用する方向で考えております。
 費用につきましては、特別職の職員等の給与等に関する条例に3万4900円を超えない範囲ということが規定されておりますので、1回当たりの業務に応じてお支払いしていくことで考えております。

○野崎委員
 1回当たりの行動に応じて約3万5000円ということはわかりました。細かな話ですが、10回動くのか、100回動くのかでは全然違ってくると思いますが、総額として大体どれぐらいを予定しているのかということ。
 あと、事務所はなくて、連絡通信費であったり、移動手段といったところはどんなぐあいになるんでしょうか。

○松下地域外交課長
 まず初めに、どのぐらいの予算かということです。
 月に1回から4回程度と考え、月4回といたしますと約3万5000円ですので10万円程度です。今の需要から考えますと、予算としては月3回ぐらいで10万円程度と想定しています。
 電話とかにつきましては、実際にかかった費用に応じ支払わせていただくように思っております。また、タクシー等をお使いになって移動することもありますので、そういったものについては費用の中で見てまいりたいと考えております。

○野崎委員
 大体わかりました。
 以前、駐在員の不祥事もありましたので、お土産の習慣があるのが、私は行ったことがないのでわかりませんけども、その辺はしっかりとやっていただきたいと思います。

 続きまして、委員会説明資料7ページになります。内陸のフロンティアを拓く取り組みの進捗状況、1のの3番目に、経済団体が中心となって呼びかけ、設立された内陸フロンティア推進コンソーシアムとの連携により官民が一体になった取り組みを推進とあります。
 内容については、委員会説明資料9ページの6にセミナーを開催したと書かれています。開催したのはわかりますが、実際にどんな内容であったのか。
 また、この6内陸フロンティア推進コンソーシアムとの連携で、官民が一体となった取り組みの中で、何かしらの成果物が生まれてきているのか、お伺いをいたします。

○長澤地域政策課長兼内陸フロンティア推進室長
 内陸フロンティア推進コンソーシアムの活動でございます。
 まず、委員会説明資料9ページにございますように、地域別セミナーにつきましては、県内の東・中・西部の3カ所で開催し、取り組みを紹介した市町を書いてあります。ここには総合特区の市町、総合特区以外の市町が入っていますけれども、それぞれの市町における具体的な取り組みを企業関係者にお集まりいただいて紹介することで企業の積極的な参加を促すことを目的として開催したものでございます。
 それから、業種別セミナーにつきましては、地域別にやることとは別に、それぞれの業界で求められている需要というものがございますので、ここに書いてございます静岡県物流フォーラム2013ということで、静岡県トラック協会が主催されるフォーラムに内陸フロンティア推進コンソーシアムが協力ということで、共催をした形になっております。その中で県におきましては、内陸フロンティアの取り組み等をPRして意見交換を行ったということでございます。
 あわせまして、内陸フロンティア推進コンソーシアムからは、10月に知事に対して、内陸フロンティアを拓く取り組みの推進に当たってとする提案を頂戴しております。内容としましては、普及啓発の徹底と全県的な取り組みへの拡大、それから沿岸部対策と支援の強化、こういったものを提案いただいたところでございまして、これについては、各部局にその旨を伝え、今、平成26年度当初予算の中で、県としての支援策について検討しているところでございます。以上です。

○野崎委員
 内陸フロンティア推進コンソーシアムの活動として提案や普及啓発ということですけども、企業側から具体的に、こういう制度を変えてもらいたいとかというものは、何か出たのでしょうか。

○長澤地域政策課長兼内陸フロンティア推進室長
 私どもとしても防災・減災対策を最優先でやっていくことは、常々申し上げているところでございますけれども、企業から沿岸部対策についてはしっかりやってほしいという御意見を頂戴しているのが1つ。
 それから、企業が集約等をする中で、内陸部へ移転をしたいと希望をされる企業の方もいらっしゃいますので、そういった方々からはその受け皿としての企業用地の確保ですとか、立地に当たっての規制の緩和。こういったものについて検討をしてほしいといった御意見を頂戴しているところでございます。以上です。

○野崎委員
 沿岸部対策について、くどくなりますが、もう少し具体的に沿岸部対策の何を希望されているのか、伺いたいと思います。

○長澤地域政策課長兼内陸フロンティア推進室長
 移転をしないで、そこの場所で事業を継続されるということも、当然あり得る話なものですから、そこの中で安心して事業継続ができる体制をとってほしいということで、沿岸部においては、特に津波対策については万全な対策をとってほしいということが1つ。
 それから、事業を継続するに当たっての支援ということで、これは今、経済産業部のほうで検討をしておりますけれども、そこで事業を拡大していく、あるいは、施設を開所していくといったところへの支援、こういったものをお願いしたいという御意見を頂戴しているところでございます。

○野崎委員
 わかりました。私は、本会議の一般質問でも触れましたけども、津波災害特別警戒区域に指定された場合に、建てかえ、増築とか、いろいろ制限もかかってくることもありますので、そうした障害にならないような、これはここの委員会で言ってもしょうがないかもしれませんが、対策をとりながら進めていただきたいなと思いますので、お願いします。

 続いて、静岡県総合計画後期アクションプラン(仮称)に移ります。9ページ、2番の目指す姿、県民幸福度の最大化とあるのですが、ここの表現で、上から2行目、「ヒマラヤの小国、ブータン」と表現がされているのですが、ブータンのことを紹介するのに、よくこの表現を使うというのはわかりますけれども、一般的に小国という言葉は、国の面積が小さかったりだとか、人口が少なかったりだとか、経済活動も弱くて大国の影響を受けやすいなど、余りいいイメージではないと思うんですけれども、あえて、ここにヒマラヤの小国って書かなきゃならない理由というのは、何か特別にあったのでしょうか。

○増田企画課長
 ブータン王国につきましては、外務省のホームページの中で、中国、チベット、インドに囲まれた人口約73万人の小国であるという表現がありますことから、それを引用したところでございまして、御指摘を受けまして、改めて見ますと、誤解を招くような表現でもあろうかと思いますので、文章について再考してまいりたいと考えております。

○野崎委員
 しっかり検討していただきたいと思います。ブータンから苦情が来てもいけないから。

 続いて、静岡県総合計画後期アクションプラン(仮称)の11ページです。3取り組みの視点で、丸の3つ目、イノベーション(新結合)による新たな価値の創造ということで、地域の資源や担い手、取り組み手法などを新結合という視点で組みかえ、新たな価値や新たな可能性を生み出すというのは、私の理解力が悪いのかわかりませんけども、何回読んでもよくわからないんです。取り組み手法などを新結合という視点で組みかえるというのは、どういうことがどうなって、新しい価値や可能性が生まれてくるのか、ちょっとわかりませんし、これは、取り組みの視点なので、こういう視点で取り組みなさいよと言っている、その視点がわからないのでは取り組みようがないと思うので説明をいただきたいと思います。

○増田企画課長
 このイノベーションは、オーストリアの経済学者ヨーゼフ・シュンペーターが言われて定義された言葉でございまして、新結合、あるいは新しい切り口、新しい活用方法を創造するということで、定義されているわけでございます。新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造しまして、社会的に大きな変化をもたらすということを意味していることでございまして、物であるとか、仕組みであるとか、そういうものを全く新しい技術であるとか、考え方から取り入れ、新たな価値を生み出して、社会的な大きな変化を生み出していくということで、ちょっと難しいのですが、この本文の意図としましては、本県の持つ力、あるいは人、資源といったものを新結合という新たなアイデア、視点で、いろいろ組み合わせて、本県のもつ潜在力であるとか、場力であるとか、そういうものを引き出し、引き上げて、経済発展をもたらして、豊かさの実現を目指していくという趣旨でございます。
 総合計画について、今回わかりやすい表現に努めろと御指摘をいただいているところでございまして、県民の皆様と協働で取り組んでいくという視点でもございますので、表記の仕方はわかりやすい表現に修正してまいりたいと考えている次第でございます。

○野崎委員
 総合計画は、みんなで評価をしていただく形になると思います。ぜひわかりやすく、新しい言葉で難しく表現すると格好いい気がするのですけど、結局どこへ向かっているのか、よくわからないというのがあると思うので、私は簡単な言葉で伝えるというのが、一番シンプルでいいと思います。全部細かくは見ておりませんが、気をつけてやっていただければと思います。

 静岡県総合計画後期アクションプラン(仮称)の92ページ、(2)地域外交の推進の一番下の段落になります。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックを機会に、各国の事前合宿を含めたスポーツ交流や観光誘客などの分野で重点国・地域とのさらなる交流の強化を目指すということが、これも一般質問でも取り上げられましたけれども、もう少し具体的に、例えば事前合宿を含めてどういう会場を使うかなど、何か構想としてあるようでしたら御説明をいただきたいと思います。

○松下地域外交課長
 オリンピックの合宿誘致についてです。
 今年10月に静岡県オリンピック推進本部が立ち上げになりました。推進本部では、JOC関係者や競技団体の情報収集とか、県内スポーツ施設の詳細な調査などに基づいて、参加各国への情報発信を行うことになっております。当然、地域外交局もこの中に入って連携した取り組みを進めていくこととしています。
 具体的には、東京のふじのくに大使館、大阪にあるふじのくに領事館を利用しまして、各国の領事館や大使館に対して働きかけができるものと考えております。
 また、海外の友好提携先や富士山静岡空港の定期便就航先については、県の4つの海外駐在員事務所がありますので、これを使いまして、情報発信など、魅力を伝えてきっかけをつくっていくところから、地域外交局のほうでも始めていきたいと考えておりますが、具体的な誘致へ向けての作業はこれからになります。観光と合わせ静岡県オリンピック推進本部の中で、具体的な取り組みをさらに進めてまいりたいと考えております。

○野崎委員
 ちょっと話がそれるかもしれませんが、今ちょうどふじのくに大使館、ふじのくに領事館という言葉が出たのですけど、ふじのくにという県名はないと思うのです。キャッチフレーズとして使うのは一向に構わないと思いますが、正式なものとして、例えば、エコパというのはキャッチフレーズですよね、でもあれは、静岡県小笠山総合運動公園スタジアム、長い名前でしたよね。正式名称があって愛称があるので、そんなことも含めて、この総合計画に関しては、先般からいろいろ言葉が躍っているという指摘もございますので、その辺も注意しながら、最終的な成案に向けて取り組んでいただきたいということを要望しまして、私の質問を終わります。

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