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委員会会議録

質問文書

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平成24年6月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:07/05/2012
会派名:自民改革会議


○中谷委員
 一発で聞かせてもらいます。
 昨年は小川危機管理監には大規模地震対策特別委員会でお世話になりました。それで県外視察ということで、遠野市とか山田町、宮古市、このあたりを訪問させていただき、いろいろ状況を伺ったのですが、そのときに担当の課長さんがいろいろ説明され、大変だったと、トータルで言えばそういう説明をされて、その後、移動の途中で小川危機管理監がそれと同じぐらいの知識を持っておられて、私どもが行く前に既に確実にいろいろな情報をとっておられる。あわせてそれ以降も現地を訪れて、いろいろと目にし、耳に聞いて、ある種の感想を持たれたと思います。そのときは危機管理監代理、それが今度は危機管理部の部長になられたんですが、あのすさまじい現場を見てどのような思いがあったかというのを改めてお聞かせ願いたい。
 それから静岡県に置きかえて、ハード・ソフト面でかなりの対策がずっと長い間進められてきました。しかしあの現実を目にしたとき、改めて静岡県としてはどのようなことをやっぱり推し進めるべきか、予算の関係もございますが、それをお聞かせ願いたい。

 ちょっとこれは外れますが、最近、例の一条工務店の300億円の寄附と、くっついてきた植松鈴木組の1000万円の寄附で、とかくこの中にも海辺の浜松市東区の方もおいでになるわけですが、天竜川から浜名湖まで17.6キロなんです。そういう話題は話題で結構なんですが、実は静岡県には先ほども言われたように震度7の被害が予想されるという地域で、中山間地もたくさんあるわけです。そっちのほうは何も話題になってないと。ただ従来どおり昭和55年以前の木造住宅の耐震化ですとか、何かあったときは避難しなさいよとか、交通基盤部が、例えば地すべり指定地域の地すべり対策を進めていると、これもそういってはあれですが遅々としてという感じが否めないのであります。
 そういった中で私ども地元の人たちも、津波はそれは確かに大変だし、通った上で総なめにしていくというとんでもない相手だなと思いますが、中山間地に住んでるのも人間なので、猿やシカやイノシシだけではありませんと、同じ命がある、そういうことなんですが、そっちのほうにも少し、いざというときの情報発信といいますか、何か私がひがんでるわけじゃないですが、中山間地に住んでて、何かちょっと寂しい思いがしてならんのです。その辺、以上3つですがお答えいただきたいと思います。

○小川危機管理監兼危機管理部長
 昨年の東日本大震災からどういうことを学んでいるのか、あるいはどういう印象を今持っているのかということでございますけれども、まさに津波による被害というのはこれほどひどいものかというのをまざまざと感じたということでございます。それから支援をしている中で、幾つかやはり私どもの防災の中で取り入れていかなくてはならない、あるいは反省しなくてはならないことがあるということに気づきました。
 主なものからすれば、例えば市町の行政機能が完全に喪失するような、そういう市町があるんだということを肝に銘ずるべきだと。それから市町から全く情報が入ってこないということがある、その場合にしっかりと私どもは情報をとりにいくんだという建前にはなってますけれども、それをしっかりと情報をとりにいくんだと。例えば視察に行かれた山田町では、3日たってようやく衛星携帯が届いたというようなこともございました。
 それから被災した市町の事務は爆発的にふえると。例えば罹災証明であるとかいろいろな避難所の運営であるとかということで、職員を幾ら応援をしてもらっても足らないというような状況になってしまうんだということを学びました。それで、あわせてその被災市町村の職員の負担をいかに軽くするかということを、これはやっぱりいろいろな工夫をしてやらなければならないというのが県の役割だろうというふうに思いました。
 それからあわせまして、避難所暮らしは、大体早い方でも8月の上旬ですから、5カ月以上避難所暮らしをしてたというような事態が生ずる。そうするといかにその利便性を高めるかということと、やはり壊れない家に住んでいただくということがいかに大事かということを知りました。
 それからあとは言わないほうがいいのかもれませんが、済みません、県の立場の反省でございますけれども、職員をできるだけ現地に近いところへ派遣して情報集めをさせるというのがいかに大事かということです。支援した先の県ではできてなかったです。それからいろいろなところからの提案に対しては、耳をかすという態度が必要だと、いろいろな提案をしたのになかなか入れてくれなかったというような意見もございました。
 それから、これを言っちゃうとしかられますけど、年度末であっても、内示を出しても人事異動は延期すべきだとか考えております。済みません、そんなことを感じたというところでございます。

 それからあと、中山間地の話題につきましては、現在内陸フロンティアというと、概念がなかなかわかりづらいよというようなお声もございますけれども、その中でやはり知事からの発言の中身というのは、やはり防災というのが非常に大きな視点なんだと。要するに住むところは内陸に、それから勤めるところは沿岸地にというようなことを知事が主張されておりまして、それに沿うような形でこれから内陸フロンティアの中身というのはだんだん明らかになってくるんだろうというふうに思います。そんなことを考えております。以上です。

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