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委員会会議録

質問文書

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平成23年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 榮 議員
質疑・質問日:03/02/2011
会派名:自民改革会議


○遠藤委員
 もう時間が来ているようでありますので、1点だけ。これは質問でもございませんし、私が日ごろ考えていることを一言言わせていただいて、それから、この3月で退官されます堀川部長に少しお話しといいましょうか、送別の言葉になりませんが、そういう形で、最後の質問といいましょうか、お話しを聞かせていただきたいと思います。
 私は県の職員というものは、イエスマンだけであってはいけない。そして、自分の考え方をきちっと言える、やっぱりそういう形が最も大切ではなかろうかと思います。ここにいる方々はそんなことないんですが、議員の質問に対して、弁解ばかりしているような方もあるわけでありますが、先生そういうことは、間違っていますよということをきちっと言えるような職員がたくさんいることが、私は静岡県政を安定のものにするし、そして将来ある県土づくりといいましょうか、郷土づくりにつながると思っているところであります。
 よく言われる言葉で、青年は未来を語り、老人は過去を語るなんていうことで、私は過去を語るほうになるかもしれませんが、我々が県議会に入ってきたころは、財源のことは余り心配しないで、こういうことやれ、ああいうことやれという形でできる時代であったわけでありますが、今日は、大変厳しい財政の中で、いろいろな事業をやっていく。そういう中におきましては、特に議員のいろいろな考え方はもちろん大切であるわけでございますが、それを支えていく職員の方々が知恵を出し行動することによって、県政の運営というものは、やっていけるのではなかろうかといいますと、若干不服のある方もおられるかもしれませんが、やはりそういう中で、堀川部長は結構我々にも反発するような、私は非常に気骨のある方だということを認識をいたしているわけであります。まさに静岡県の農林水産関係の今日があるのは部長がいたからということで、本当に御努力をされてきたことに対しまして、心から敬意を表したいと思います。
 昭和49年に県庁に入ってきたようでありますが、そうしますと、たしか伊豆半島の大きな地震があって、30名ぐらいの人が亡くなった。それから七夕豪雨がありまして、静岡、清水の方々が40人以上亡くなった。それにトリプル選挙がありまして知事には山本知事が選ばれた。気象的にも、政治においても、かなり激動の時代にこられたわけでありまして、まさに竹山知事から山本知事に変わった時代で、かなりいろんな面で戸惑いもあったと思うんですが、36年間の中でいろんなことがあったと思いますが、我々残っていく者、それから後輩たちに残すものといいましょうか、何か考え方がありましたら、お教えをいただきたいと思います。時間がありませんので、私自体もいっぱい言いたいことあるわけでございますが、部長のはなむけの言葉になったかどうかわかりませんが、部長がもし何かあるならば、ぜひお聞かせをいただきたいと思います。以上であります。

○堀川経済産業部長
 今、委員から大変温かいお言葉をいただきましてありがとうございます。昭和49年に県に入りましてから、研究生活が約半分、それから県庁の中の仕事が約半分でございました。研究は研究でおもしろかったんですけども、県庁に入ってからのこの行政は大変おもしろい。おもしろいといっては失礼ですけど、自分なりに大変やりがいのある仕事だと思って取り組んでいました。特に、この2年間は、産業部長と経済産業部長ということで、一次産業から三次産業までの大変大きな部の部長ということで、大変やりがいのある仕事を幾つかやらせてもらいました。
 特に県議会は、最も我々にとって緊張する場ではありますけど、最も勉強させられる場でもありました。答弁調整のときに、部長室に職員が来て、一緒に文をつくるわけですけども、そのときは大変いい勉強の場だなと思いまして、職員に対しても、どういうふうに物を考えるとか、これをどういうふうに考えて、まとめていくのかということを、時には激しく議論をしますけれども、最終的にまとめるときは、自分たちの新しいことをやろうとするときには、新しいフレーズで物事をつくって文章をつくるんだということに心がけてきたつもりでもあります。そういうことが、議場の中で先生方も含めて、どれくらい通じたかということは、なかなか自分でも自信のないところでありますけども、新しい事業、新しいことを始めるには新しい言葉、自分でつくった言葉で語ることが必要だと。それが、今2番委員のほうからもありましたように、自分で物を考え、それを伝えていくことだというふうにも思ってますし、こういう委員会の場でも、それは大変大事だというふうに思ってます。
 特にこの2年間は、先ほどの御質問の中にもありましたけど、平成20年には原油が非常に高くなりまして、それからその9月にはリーマンショックがありまして、ちょうどこの2年間は景気が低迷を続けている中であって、なおかつ、新興国も含めて、大変な台頭があった時代でもありますし、それから国際的なあるいはグローバルな出来事が、この静岡県の産業にも直接影響を及ぼすということが大きく起こるという、そういう時代でもありました。そういう中で、産業構造をどういうふうにしていくのかと、あるいは産業をどういうふうにこう発展させていくのかということについて、大変な御議論をしながら、政策づくりをしてきたつもりでもありました。
 総合計画をちょうどつくるという時期でもありましたけど、総合計画の中に、ある意味では、大きな項目として、一次産業系、もう1つは二次、三次産業系について、どういうふうにこれから進んでいくかという方向づけが完璧ではありませんけども、ある程度できたかなと思いますし、それをビジョンという形にして、各局でまとめることもできましたし、それに基づいて今年度の予算もある程度形にはできた。制約がある中で、ある程度形にはできたというふうにも思ってます。これは職員も一生懸命頑張りましたけども、こういう議会のような場で、真剣に議論するということが、こういうことに結びついてきたことだというふうに思ってまして、大変感謝をしている次第であります。
 静岡県は、ある意味では他の地域よりも進んでいるところもありますけども、進んでいるだけに、なかなか方向転換が難しいという場合もないわけではありません。そういう中で、私もなるべく地元を回ろうと思いまして、できるだけ時間があれば現地を回ることにしていましたけれども、やっぱり会ってみる方々は、愚痴も言いますけども、それなりに何かやろうとしている方が多くって、そういう方々の意見を聞くことによって、政策をどういうふうにこれから進めていくかということについて、自分の頭の中でも整理ができてきたんじゃないかなというふうにも思っていて、県のそれぞれの産業に携わっている方に対しましても、大変ありがたく感謝申し上げたいというふうに思っている次第であります。
 それから基盤整備も進んできましたので、それを活用した、これからの施策展開がいよいよ本格的に始めることができる時代になってきているというふうに思ってます。
 それから、もう1つは知事が変わったというのは、私にとっては大きなインパクトのある事柄でもありました。1つは理想を持つということ、それから、それをどういうふうに形にあらわしていくかと。先ほども申し上げましたように、自分の言葉でどう伝えていくかと。それからもう1つは、やっぱり学問が大事だというのは、何となく教えられた感じがしまして、これにつきましては、ことしで終わりますけども、もう1回できましたら学問を――学問といっては私の場合はちょっと大げさですけども、勉強をし直して何かの役に立てるようにしていきたいというふうに思っている次第でもあります。本当に長い間ありがとうございました。一番勉強になりましたのは議会でありましたので、御礼を申し上げます。

○遠藤委員
 部長がここまで県政のために頑張れたというのは、家庭に奥さんがおられて、そして家族がそれぞれお支えをいただいてきたことであろうかと思います。これから、しばらくの間は勉強も必要かもしれませんが、ぜひ奥さんとともに幸せな家庭をつくっていただきたいと。このことをお祈り申し上げまして、私の質問を終わります。

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