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委員会会議録

質問文書

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平成25年2月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 進吾 議員
質疑・質問日:03/12/2013
会派名:自民改革会議


○天野(進)委員
 まず、先ほど8番委員がしつこく地震の問題、津波の問題について論議をされました。何といっても三・一一の翌日でありますから、これについて私の私見を交えながらお話してみたいと思っております。
 先ほど、8番委員から個人住宅の高台移転に県の応援がないのはおかしいんじゃないかという御提案がありました。あなたも駿河区の人間でありますから御案内のところでありますけれども、静岡市の高台にはたくさんの高級住宅地があります。あの高級住宅地はできてからおよそ30年。今、お年寄りの方々が全部そこから逃げ出そうとしております。なぜなら、一歩住宅地の外へ出たら帰るに帰られない。きつい坂を上れないという本当の現実の姿があります。
 そういうことで高台移転に県の応援をということについて、私は必ずしも正鵠を射る発想とは思っておりません。むしろ私は、本当に三連動地震については、国が国民を恫喝しているんじゃないかというふうに思っております。
 つい半月ぐらい前ですか、静岡新聞に静岡大学の教授が、大谷に、あるいは静岡海岸に津波は来なかったという記事がありました。なかなか勇気が必要なんですね、こういう記事を書くのは。そして多くはこういう記事についてはとかく取り上げてくれません。例えば、原子力発電の問題でもそうであります。
 自分の率直な意見を必ずしも書けない現代社会ではないかなというふうに私は思っております。そういう中で私は、この町に生きている人間でありますから、静岡海岸には津波は来ない。それは御案内のとおり、登呂遺跡は、あそこで丸太の舟、あるいは当時の農業用のげた、住宅の一部、木製品といったものが発掘されたことがきっかけで、発見されたわけであります。もし津波があったら、恐らくその全ては流されていたはずであります。だから私は、津波は来ないと確信を持っております。
 そして、津波があるということによって、どれだけあの地域の方々が、生活に困っているか。土地はもう売れません。アパートはみんな逃げ出してしまう。新聞の書きようによって、そこの地域の方々の生活が大きく左右されてしまい、私は決して小さな問題ではないと思っております。
 過日、下田市が市役所移転をやめた、高台移転をやめたということであります。私は正しい発想だろうと。あんなところで、山の上に市役所ができたら市民はどれだけ迷惑するのか、そのことを考えれば私はよかったと今では思っております。
 確かに行政としては、地震がないということを言えるわけじゃない。だからおどすほうが楽かもしれません。もし来たらどうしよう、だからこうする、ああするで、しかし行政は現実には何もできないんですね。中部電力だからこそ、あれだけの高い壁をつくれました。行政にはそんなものはつくれません。第一、もし高い壁をつくれてしまったら、もっと多くの壁をつくれたら、味気のない風景に終わってしまうでしょう。そういうことを考えたときに、本当に三・一一がもたらした日本のこれからの方向性というものを考えたときには、複雑なものを国民に提起したと思います。
 そういう中で私は1つ提案であり、できるかどうかわかりませんけれどもお尋ねします。生活必需品のいろいろなものについて、本当に災害があったときにないと困ります。どうだろう、静岡市内にある食品問屋全てと最初から契約したらどうですか。地震があったときに即刻、それは県に帰属する。その瞬間において。だからその企業といえど勝手に持ち出すことはできない。そうしたら、一週間の食料について静岡県民は大丈夫です。行政がリードしていく、それを最初から契約したらどうでしょう。一旦、そうした大きな災害があったときには、県民は静岡県にあるいは市町に全てあるということにしたら、一々水道水をためておく必要ないし、食料もカップラーメンなんて保存ておく必要は何もない。常に新しいものがそこにあるんですよ。それは十二分に1週間の県民が食うだけのものがあると私は思っております。米については、それはどうかわかりませんけれども、大きな食品問屋についてはそういう契約が、私は十分可能だろうと思っております。それが1つの提案であります。

 1つの提案というならついでに、静岡県離島振興計画。ここに大変丁寧に振興計画が書かれてございます。これを見ながら私は思いました。熱心にいろいろと振興計画をつくって、平成25年度から平成34年度までの間の構想ということですけれども、これをつくった人、本当に御苦労さんだなと思います。なぜなら、つくらなければならないから、つくらざるを得なかった。でも本当にこれで前に進めるんだろうか。それが私は本当の気持ちだと思うんです。
 あの初島に災害があっても、壁をつくるようなことはできないでしょう。第一、そこに住む人たちの何に行政が大きな貢献をすることができるんですか。そこに大きな病院を建てることもできないでしょう。小さな診療所に、せめて御協力いただく。そして熱海市のお力を得る。そしてそこに住む人間は三百何人。これはずっと変わらないんですね。この10年間の目標の中でも、定住人口は変わらずの316人です。災害による死者数は今までもそうでしたけど、これからもないとゼロ。初島の来訪者数は、平成23年度には19万人だったものが、平成34年度には25万人と書いてありますけれども、この25万人という数字は全く根拠のない数字だと私は思っております。なぜなら、いつまであそこにリゾートがあるのかどうかもわからないわけであります。
 どうだろう、むしろ私はそんなことを考えたら、きのうも7番委員に申し上げました。私なら全部ジャングルにしちゃって、海上の動物園にしちゃったらどうでしょうか。自然動物園。人間はあの中を、おりの中を人間が歩いていくんです。上がったり下がったりしながら。そこには野鳥が放され、そして危険な動物も含めて、それぞれ大きなおりに分かれて自然動物園があったとしたら、日本唯一のおもしろい動物園が誕生するんじゃないでしょうか。それだけの大きな仕事があったときには、あそこに今住んでいる地域の皆さんは、十二分に雇用されていくはずであります。もっとおもしろいものが生まれる、私はそう思っております。観光地熱海の発想じゃありませんか。いつまでも正解が出ないこんな振興計画よりも、はるかに全く新しい発想で進めていってもそろそろいいんじゃないかなと考えたところでありますけども、いかがでしょう。

 次に、自然学習資料センターであります。先ほどから質問がありましたけれども、遺跡が発掘されて出てきたものを全部1カ所、どこかに集めてありました。それを持ってくるんじゃないのですか。だから自然学習資料センターといっても、そういう資料がどこかへ行っちゃうと困るから、一応集めようというところで生まれた発想じゃないんでしょうか。その発想からさらに今度は新しい方向づけを出して、多くの皆さんに見てもらおう、そういうものにしようというんじゃないかなと思っております。
 そういう意味では、大変な企画だと思っております。なぜなら、見てもおもしろくないものばかりです。県立中央図書館の下にありますよね、ここら辺の全部集めたのが。私もあそこへ行っていろいろ聞いたことがありますけれども、あんなもの全部並べられても喜ばないでしょうな。そんなことはどうでもいいけれども、そんなものなのかちょっとお尋ねいたします。

 最後に、新エネルギーについてです。私は何となく今の制度のやり方でいくと、貧乏人がどこまでも損するようなエネルギー政策じゃないんだろうかと思うんです。今、自分のうちの屋根に新しい太陽光発電施設をつくります。それは金のある方です。ぶっ壊れるような家には絶対つくりません。その結果電力は、私たちは今、高い電力を買っているんですね。なぜならこの電力は全て中部電力が買い、そしてそのマイナスを電力料金値上げで対応しているんですから。そういうことを考えてみると、何か貧乏人が知らないうちに損をしているような感がするわけですけれども、ぜひそれについては立派な反論をいただきたいと思っております。以上、お尋ねします。

○出野知事戦略監兼企画広報部長
 最初の地震津波関連の御質問にお答えします。委員のおっしゃることもよくわかるわけでございますけれども、2年前の三・一一の状況を見たときにはやった言葉が想定外という言葉でした。想定外で許されるかということは、許されないというのは私たち日本国民がみんな肝に銘じたわけでございます。以後、想定外という言葉は言ってはまずいのではないかというような状況にまでなったということでございます。
 県民の命を守り、財産を守るというのは県の役割でございます。そういった中で最悪の事態を考えながらの対策を打っていくというのが地震・津波対策と考えているわけでございます。静岡市に津波がなかったという新聞記事は、私も見させていただきました。ただ、本当にそれだけでいいのか、やはり今度の第4次地震被害想定は、現在の科学的知見を用いて、どこにどの程度浸水してくるのかというのを想定しているわけでございます。そういったものも1つの条件として考えたときに、今できること、今やらなければならないことというのを県としては率先して前に進めていかなければならないと考えているわけでございます。
 食品卸売問屋の食品を強制的に買い取るような契約をしたらどうかという御提案でございますけれども、現在も各種問屋と健康福祉部とは物資の供給協定を結んでおります。全部が全部持ってこられるかどうかというのは私も定かではございませんけれども、三・一一の状況を見ますと、津波が押し寄せた後、東北地方整備局あるいは自衛隊が行ったのは、まず道路をつくる作業であり、それに何日かかかったわけでございます。自分で自給自足できる3日間の水と食料を持っていただきたいというのは、救援の手が差し伸べるまでの間、みずから生き延びていっていただきたいという、まさに自助の部分でございます。災害支援物資として水、あるいは食料等々がやがて来るのは当然のことでございます。そのための方策として、2番委員の御提案も1つの方策であると思いますけれども、災害がもしあった場合どうするかといったときにはまず自助。3日間はみずからの命を守るということを、県民の皆さんに御理解いただければと思っております。以上です。

○篠原政策企画局長
 静岡県離島振興計画についてお答えいたします。この計画には資料を提出しておりますけども、初めのところに書いてありますように、国の法律に基づいてつくっている計画になっております。この法律の目的としましては、離島の置かれている条件を改善して、さらに産業振興にも資するということを大きな目標に掲げておりまして、今回のこの計画は、基本的にそれに沿った形で、国の財政的支援も受けるための計画であるということを御理解いただきたいと思います。
 ただ、委員から御指摘のあったような、自由な発想といいますか、そういうことは地域で住民の方、あるいは市町で検討していただくことが重要だと思っております。県としても御相談があれば、そういうことについても一生懸命研究して、新しいものがあれば、今回の特区ではありませんけども、国へ制度要望等もして進めていきたいと考えています。以上であります。

○佐藤企画課長
 自然学習資料センターについてお答えいたします。今、委員からお話がありましたのは、埋蔵文化財センターのお話ではないかと思います。遺跡等から出た土器などを集めたセンターが、県立中央図書館の近くにございます。自然学習資料センターは、清水駅近くの旧清水保健所を活用した施設でございます。こちらは植物とか、チョウ類、動植物、化石といったものを集めたところでございますので、埋蔵文化財センターとは中身が違うと思います。以上であります。

○増田エネルギー政策課長
 固定価格買い取り制度の運用の関係での御質問にお答えいたします。ちょうど昨日、政府の調達価格等算定委員会が開催されまして、来年度の単価につきまして、太陽光は今年度42円のものを来年度は37.8円に引き下げるという方向の議論が進んでいるとのことです。ただ、これは経済産業大臣が最終的には月内に最終決定するということになっておりますので、最終決定ではございませんが、そういった軸で進むということで考えております。
 また、家庭の賦課金の負担の関係についてでございます。平成24年度は実績として平均1家庭当たり87円というような試算でございます。来年度につきましては導入促進を図ることによりまして、平均120円というような算定がなされているということでございます。国では、今はまずは再生可能エネルギーの導入を促進する時期であるということで、3年間ぐらいは利潤に配慮した買い取り価格の設定を行っていく方針でございます。
 一方で、委員御指摘のとおり、スペイン、ドイツのような事例もいろいろございます。将来の家庭負担にも十分留意いたしまして、将来を眺めて計画的に制度を運用していくことがとても重要だと考えております。直ちにすごく負担になるというふうな状況にはないのですが、これは一度始めると20年間、ずっと続いていくという形になります。今後とも国の制度設計、価格算定の議論をよく見ながら、県民の皆様の家庭負担に悪影響を及ぼさないように必要に応じて適切な対応を図っていく必要があると考えているところでございます。以上でございます。

○天野(進)委員
 まず、あのころ、この想定外という言葉がおかしいということで、国民の何か合意を得たような感がいたしました。それについて私は大変な疑問を持っているんですね。想定外は想定外なんです。誰が想定したんですか。日本の学者が1人もマグニチュード9.0の地震があるというのは考えたことがなかったんじゃありませんか。マグニチュード8.0すらそれまで言わなかった。マグニチュード9.0なんていう数字は全くの想定外。それが何が悪いんですか。私は当時のジャーナリストに申し上げたいんですよ。そして、想定外があって、全て想定内の中で私たちはできるんです。現実に想定外のことに挑戦できますか。私はそういう意味で、やっぱり想定をし、そして想定の中で一歩一歩、行政は前に進んでいるじゃありませんか。
 そういう意味で私は、先ほど具体的には3日間の生活、食料の確保を自分たちでやってくれと。よくわかります。でも、この町で例えばどんな災害が来たとしても、3日間歩けない、あるいは近所にそれを求めに行くことができないという環境はどんなことがあってもないだろうと。この町は、そこら中あきっ放しですから。駿府公園のエリアには全く何にもなくて、今余ってます。もし大きな災害があった日には、静岡県は対策本部とすればいいです。そのために静岡市は何もつくらずに、お城もつくらず置いてありますから、どうぞ御自由にお願いします。

 離島振興計画についてです。国の法律に基づいての取り組みということは、当然私もわかっておりますけれども、ただ、だからこそこの仕事は疲れるんですね。向こうが見えないし、本当に納得できることとして何ができるんだという点では。そんなもの行政にはたくさんあります。恐らくこれからもほかのことで、同様の思いを禁じえない方が相当いらっしゃいます。先ほど私がああいうめちゃめちゃなことを言いましたけど、あんなことも考えるゆとりを、ときには持ってほしいなというふうに思っております。

 自然学習資料センターについては、私の勘違いでした。そして今はっきりわかったのは、チョウチョウであるとかそういう自然系のものを収集するなら、確かに人間は集まるなと。埋蔵文化財ではこんな数字は出てこないと私はそう思ったのですけども納得しました。これは私の誤りであります。

 エネルギーについてです。中部電力も何を反省したのか知りませんけれども、ちゃんといい数字を出して買ってくれます。静岡県の焼却炉でつくった電力は1キロワット8円でした。私は当時、何で8円なのか、24円で我々は買ってるのに3分の1じゃないかと中部電力に言ったら、電気の質が悪いと言われたんですよ。ごみでつくる電力ですから、上がったり下がったりして質が悪いと。そんなもの太陽光のほうがもっと悪いですよ。太陽光なんて夜になれば動かない。そういうようなことで我々はごまかされてきて、今は反省していますけれども、当時は仕方ない。ぜひドイツなどの国の失敗は日本にとっても大変にいい勉強だというふうに思っておりますので、ぜひこれからも太陽光発電を推進するときには考えを出していただきたいなと思っております。
 
 次に出野さん、御卒業おめでとうございます。出野さんの場合には行政の大きな注目をされる場所を歩み続けてこれまで来ました。そういう意味では、県庁職員としてすばらしい人生を歩んだなと私も心から敬意を表します。
 そういう中で、最後に、後ろにまだたくさんの若い方々がいらっしゃいます。お言葉をいただければ幸いです。よろしくお願いします。

○出野知事戦略監兼企画広報部長
 それでは、2番委員のお言葉に甘えまして、若干の時間をいただいて、退職に当たっての感想を述べさせていただきたいと思います。
 入庁は昭和50年4月1日でございます。当時はちょうど田中内閣から三木内閣へかわりまして、福祉元年と呼ばれておりました。私が最初に配属されたところが、当時でいうと民生部老人福祉課、今の健康福祉部長寿政策課になると思います。そこに配属されまして、当時は4月1日の辞令をもらうまで、自分がどこに行くかわかりませんでした。ちょうど今の特別会議室に新規採用職員が並びまして順番に辞令を渡されて、その辞令を見て初めて、こういうところに行くんだというのがわかったわけでございます。そのときに私がもらったのは民生部老人福祉課勤務を命ずると。隣にいた職員が民生部児童課勤務を命ずると。2人で何だこれはと。多分おまえは子供で、おれは年寄りを担当するってことだというような程度の認識だったわけでございます。
 当時、今申し上げたように福祉元年といわれて、特別養護老人ホームが、県内で13施設しかありませんでした。特別養護老人ホームをどんどんつくっていこうということで、ちょうど静岡市でいうと楽寿の園が昭和50年にオープンしたわけでございますけれども、そのお手伝いもさせていただきました。この前資料を見ましたら、現在、県内に200以上の特別養護老人ホームがあると聞きました。隔世の感があると思いました。
 その後、いろいろな部署を回らさせていただきまして、いろんな経験をさせていただきました。財務事務所にいるときには納税者と言い合ってみたり、土地改良事務所では農地転用許可で暴力団に追いかけられたりということも経験しました。その後もいろいろな経験をさせていただいて、いろいろなプロジェクトも経験させていただいて、非常に自分の人生の中で楽しいといいますか、貴重な経験をさせていただいたということでございます。
 こういった中で公務員生活といいますか、県庁文化というものにどっぷり浸っていたわけでございますけども、根本的に一番自分を変えさせられたときが、グランシップの運営管理を企画しろという仕事をいただいたときです。相手方が業界の方でございまして、全く県庁のルールは通じませんでした。夜中でも電話がかかってくる、あるいは午前12時、午前1時まで打ち合わせをやって帰って、うちへ着く直前に電話がかかってきて、今から戻って来いということで、午前3時、午前4時まで打ち合わせをやったりしました。
 そのときに私が公務員としてだったら、そんなのあしたでいいじゃないかと思ったわけでございますけども、民間の方はそうではない。今やるべきことは今やるんだと。あしたの朝、お客さんが来たときにどうするんだと。まさにお客さん目線なんですね。それを教えられまして、以後、私が公務員生活を送る中で常に思うのは、県民目線。県民の目から見たらどうなんだと。
 よく、前例踏襲というものがあります。静岡県庁は割合、前例踏襲が今消えてきたと思っております。きのうも9番委員と話をしたんですけど、PDCAであるとか業務棚卸表であるとかいわゆる民間の手法を取り入れた評価、あるいは自己評価を導入して10年以上たちます。今入ってくる新規採用職員というのは、それが当たり前でやっているわけでございます。私たちがそれを導入したころは、先ほど9番委員の質問の中にもありましたけども、一番苦手なのはまさに評価です。自分でやったことを悪いなんてなかなか言えない。でも民間から見ればこれはおかしいだろうと。そういうのをきちっと受けとめなければいけなかったのだなと思って、以後そういう考え方で公務員生活を務めてまいりました。
 今考えると、嫌なこともいろいろありましたけども、思い出せるのはやっぱり楽しかったことばかりです。よき先輩、よき同僚、非常にできた後輩たちに恵まれて、38年間、非常に楽しい生活を送らせていただけたかなと思います。
 きのう、渡井文化・観光部長代理と企画広報部と文化・観光部で退職する職員は2人しかいないと話したんですけど、きょうここにいる職員たちは皆、私の後輩になるわけです。私のそういった拙い経験などを参考にしてぜひこれからの公務員生活を送っていただきたいなと思っております。
 県議会の先生方とは、若いころから生意気で、いろんな意味でおつき合いをさせていただきました。県政を進めるには議会と知事部局といいますか当局は両輪でなければいけないと思っております。いろんな意味で意思疎通をしながら、情報は共有して、先ほど申し上げたとおり県民のために何ができるかということを一緒に考えていただけばと思います。
 最後になりましたけれども、きょう委員会の貴重な時間をこうやっていただきまして、ありがとうございました。これから1人の県民として、ふじのくに静岡県が本当の意味の富国有徳の理想郷になれるように、微力ながら尽くしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)

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