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委員会会議録

質問文書

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平成25年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:石橋 康弘 議員
質疑・質問日:12/13/2013
会派名:自民改革会議


○石橋委員
 分割でお願いします。簡潔に質問したいと思います。
 まず1番目、和食が先ほど来、話題になっておりましたけども、フランス料理の三つ星の料理人のお言葉でございますが、フランス料理のおいしいものをつくりたい、食べさせたいと思えば思うほど、日本の食材を使わなければいけないということを言っておりました。
 私は何を言いたいかといいますと、和食の3大だし、これはいつも言っているんですけど、カツオと昆布とシイタケなんですね。これがもう根本の3大食材なんですね。この根本の3大食材が静岡県にあるわけです。それとやはりお茶とワサビですね。この5大商品というものは、ばらばらに商談をするのではなくて、和食のセットとしてこれから世界に売り込んでいくべきではなかろうかと思います。

 それと私が心配しているのは、料理人を推薦して表彰していただくのはありがたいわけでございますが、和食の後継者養成というのは物すごい時間がかかるんですね。それをどのようにお考えになっているのか伺います。

○白井茶業農産課長
 食の振興の中で、静岡県の誇るカツオ、昆布、シイタケ、茶、ワサビ、これを一体的に消費拡大、PRしたらどうかという御質問があったかと思います。それについてお答えします。
 今回、和食の推進をするに当たってお茶とお米、そういうものを一体的に今までPRをしてきたわけですが、これを契機に、お茶、お米、他の和食の食材もあわせて一体的にそのよさをPRしたらどうかということで、いろいろなところで展開しているところでございます。
 これを契機に、国内だけではなく海外においても、展示会への出展をしたりしながら、そのよさをPRできる、またそのための資料づくりを関係課と合わせて一体的にやれるように、農林水産物全体で静岡の持ち味を出せるようなことで進めていきたいと考えております。

○松浦振興局長
 和食の後継人ということで、委員御指摘のとおりの話を私もいろいろ読んだり聞いたりしております。
 その中で、現在我々が和食も含めてなんですけれども、食の仕事人ということに取り組んでおります。その中で、仕事人の方からも、やはり同じような意見を聞きます。和食の後継者の養成というのは非常に時間がかかる、積み重ねが大事だというような話も聞いていまして、その中で、今、例えば仕事人に表彰した方々の中でいろいろネットワークができて、若い人たちをもっと育成していこうというような御意見等もいただいております。
 我々としましても、仕事人として表彰する場合には、常に基本的には一定のレベルの料理人になっていただいているのが前提なんですけども、その中でも、今後やはり若年層に着目して、そういった方々の表彰についても取り組んでいきたいと考えております。

○伊藤職業能力開発課長
 和食の後継者の育成ということで職業能力開発の分野についてお答え申し上げます。
 若いころからということで、技能士さんを小中学校に派遣いたしまして、体験実技をさせるということをしています。卵焼きとか、あるいはアジの開きを体験させるという、小さいころからそういう和食の大切さというのを動機づけるということもやっております。
 また、技能教育ということで、技能五輪もございます。毎年派遣しておりまして、今年度も全国大会に20歳程度の若い日本料理の料理人を3人派遣しており育成を支援しているところでございます。

○石橋委員
 次に、やはり和食というのは、本物をいかにこれから提供していくかということが大事になってくると思います。
 その中で、この間のような不祥事が起きたわけですけれども、経済産業部としては、この静岡県のブランドをしっかりと守っていかなきゃいけない。だました人は頭を下げてごめんなさい、それで済むかもわかりませんが、だまされた人は大変な被害に遭うわけでございます。
 一例を挙げると、私の地元のシイタケは放射能の風評被害で莫大な被害をこうむっているわけですね。いまだに相場が3分の1とか2分の1というような状況で苦しんでいるわけでございまして、私は経済産業部として、くらし・環境部に対して、このブランドを守るために静岡県下の徹底したチェックシステム整備を申し込むべきだと思います。
 罰則を強化して、静岡県の食材は絶対安心だと言われるようにするためには、経済産業部として、くらし・環境部に、私は申し込むべきだと思いますけれど、御意見伺いたいと思います。

○渥美経済産業部長
 ただいま、御意見を賜りました。
 おっしゃるように、ブランドを守るというのは大変なことでございます。つくるときには大変でございますが、壊れるときは簡単に壊れてしまいます。
 こういう機会でございますので、くらし・環境部でも当然法令にのっとってきちっとした指導、監督はしていると思いますが、そういう御意見もあったと、私どももブランドを守るという観点からくらし・環境部にもお話をさせていただきます。

○石橋委員
 ぜひPRをしてください。静岡県は大丈夫だぞという、こういう組織をつくって、こういうチェックシステムというのを、自分たちだけでやってるんじゃなくて、世間に対してPRをやっていただきたいと思います。

 それから、今TPPで、がたがたしている農林水産業ですが、もう戦々恐々としているわけでございます。
 農林水産物の輸出国、輸出をしている国でベスト3という国はどういう国がありますか。把握していたら教えていただきたい。

○吉田農林業局長
 済みません。少しうろ覚えの記憶もたどりながら、とりあえずこの場を答えさせていただきます。最も多いのは、多分アメリカではないかと思います。その次はオランダが、実は小さな国でありますが意外に多いというところまで承知しております。3番がドイツということになってございます。

○石橋委員
 なぜそんなことを聞いたかといいますと、日本はアメリカのまねをしようと思っても、国土とかいろいろな関係で無理なんです。2番目のオランダに農林業局長は行ったことがありますか。

○吉田農林業局長
 個人的なことになりますが私はオランダが好きで、今までに7度ほど行ったことがございます。園芸をやっていたこともございまして、オランダには何度か行って親しみも持ってございます。以上でございます。

○石橋委員
 なぜ聞くかといいますと、オランダは日本の国土の10分の1なんですよ。10分の1でありながら、輸出が日本の16倍なんです。TPPを前にして、私はここに目を向けて、静岡県の農業に反映していただきたい、こういうふうに考えているわけです。
 今、のんきに食の都だ花の都だなんて言ってますけれども、このTPPが実行の段階になったら、相当急激な変化、構造の変化を求められると思います。大変なことになると思います。
 ですから、私が申し上げているのは、静岡県として、オランダというのはなぜあんなに小さい国なのに世界で2番目の輸出国なのか勉強していただいて、それを政策に反映させていただきたいと思います。

○竹内委員長
 要望でいいですか。

○石橋委員
 頑張るという決意発表。

○竹内委員長
 じゃあ、決意の発表をお願いします。

○石橋委員
 8回行ってどうのというのもさ、8回行ってただ景色見て帰ってきたというだけじゃなくて。

○吉田農林業局長
 申しわけございません。8回ではなくて、実は7回でございますけども、7回と申し上げたつもりでございますが、オランダに興味を持ったのは施設園芸の先進国であるということがありました。
 世界の国土は、地球は神様がつくったけど、オランダの国土は人間がつくったもの、オランダ人がつくったんだというような言葉もありますが、干拓で自分たちがフラットなところをつくり、施設園芸のような集約型の非常に高度な農業をやっているという認識を持ってございます。
 そういう意味では静岡県は非常にオランダに学んできたところがございます。我々の先輩はかなり古い方から何度もオランダに行って、いろいろな技術を取り入れてきて、オランダの技術でやっているような施設園芸が非常に多くあると認識しております。
 そういう意味でも、何度行っても思うんですが、オランダのほうが常に何歩か先に行っていると思いますので、委員御指摘のとおり、今後も勉強させていただきながら、静岡に持ってこられるように考えていきたいと考えてございます。

○石橋委員
 本当によろしくお願いしますよ。TPPで本当に相当急激なショックが恐らく来ると思います。それは、なぜ私がそんなこと言いたいかというと、総合計画後期アクションプラン(仮称)でいろいろな説明を受けましたが、経済産業部は県庁のエンジン役ですよ。
 皆さん方が一生懸命県民所得を上げるために努力していただいて、そして税収を一生懸命稼いでいただいて、税収を稼いでいただいたのを新しい施策に反映させる。こういうことをやっていただくためには、やはり皆さん方の肩に責任がかかっております。
 ですから私は、小さい声ですけれども、声を上げて申し上げるわけでございまして、最後に、後期アクションプランの実行に向けて、部長の心意気をお伺いしたい。

○渥美経済産業部長
 大変厳しいお言葉というか、励ましというか、激励をいただきました。
 おっしゃるとおり、経済産業部は、第1次産業から第3次産業まで全ての本県の産業を支援、応援させていただいている部署でございます。
 おっしゃるように、産業が発展すれば皆様の、県民の暮らしはよくなりますし、税収も上がり、それによって本県のいろいろな基盤整備、インフラ整備も進みますし、福祉関係の事業もできると思います。そういう意味では本当に私どもは、大変重要な責任を担っていると考えております。
 今回、来年度からの総合計画、あるいはそれを受けた経済産業ビジョンというものを、部内で総合計画をもう少しブレイクダウンした形の、商工業編とか農林業編、水産業編と、それぞれの分野の細かな施策を鋭意検討しているところでございます。
 これにつきましても、また今後皆様の御意見をいただきながら作成してまいりたいと思いますが、おっしゃるように私ども、先ほども観光との連携にもありましたが、ほかの部局と関連するものが多くございます。
 農業にとっても基盤整備は交通基盤部でやられている。林道等もそうでございます。働く人たちの働く場を整備するのも健康福祉部と連携をとりながらやらないとうまくいかないということでございますので、私どもも、小さい声でございますが、頑張って先頭に立って引っ張っていくつもりでやらせていただきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

○石橋委員
 本当に私は世界が日本を御存じだと思いますよ。ですからオリンピックに向かって、みんなとともに一生懸命、オランダに負けないように頑張ってもらいたいと思います。

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