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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年9月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:四本 康久 議員
質疑・質問日:10/08/2014
会派名:ふじのくに県議団


○四本委員
 よろしくお願いします。それでは分割質問方式で4問ほどお願いいたします。
 まず、委員会説明資料13ページの富士山世界遺産センター(仮称)の入館料についてお尋ねいたします。
 類似施設をいろいろ見ますと、そもそも入館が無料のもの、入館するのにお金がかかるもの、あるいは有料の部分と無料の部分が併存しているものというように、それぞれのタイプがあると聞いております。今考えている富士山世界遺産センター(仮称)は、入館料に関してどのような考えを持ってこれから進めていくのかお尋ねいたします。

 次に、委員会説明資料16ページの観光交流動向の部分ですが、平成25年度は私の地元である富士地域では3.9%プラスだということです。ことしは非常に雨が多かったとか特殊要因もあるんでしょうけれども、その中で私の地元で非常によく聞くのが、圏央道ができて北関東から静岡県にも来やすいということで、一般的にはプラスの部分が非常に強調されておりますけども、その反対の部分もあるのではないのかなと。富岡製糸場もことしは非常に人気があったということも聞きます。
 静岡県として、そもそも北関東にどういうようなセールスをしているのか。ことし初めて何かやったようなことも聞きましたけど、やはりあちらもあちらで、愛知県等も含めて、いいお客さんだということでセールスをしてきているんだと思っております。圏央道そして平成29年度には中部横断自動車道もできます。これもプラスのことばかりが強調されますけど、反面、逆のこともありますから、やはり事前にもっともっとセールスをしていかないと。開いてみたら、プラスマイナスでマイナスだったなんてことになっても困りますから、圏央道が開通してまだ数カ月ですけれども、現状の中でどんなふうに見ているのか。そしてまた中部横断自動車道の開通に際して、今後の誘客活動についてどう考えているのか、お尋ねいたします。以上、答弁をお願いいたします。

○落合世界遺産センター整備課長
 富士山世界遺産センター(仮称)の入館料についてでございます。
 まず、先ほど他の世界遺産センターでは無料、有料が併存しているという話もありました。それは、世界遺産センターはあくまでも情報発信をしなさいという考え方があるものですから、やはりガイダンスであり、それぞれの世界遺産となった場所をしっかり説明しているところが、無料の部分となっております。有料の部分につきましては、映像だとか企画展だとか、そういったお金をかけてやっているところがかなりあります。ですから、無料、有料という形で分けて併存しなければいけないというところはあります。
 富士山世界遺産センター(仮称)につきましても、無料ゾーンとして考えるところは、やはりガイダンスの部分。来訪者にしっかりと富士山を伝える、しっかり守っていくための保存の考え方等々を伝えていく中で、ガイダンスは無料ゾーンという形で考えていかなければいけないのかなと思っています。
 最終的な方向性ということですけれども、結果的に無料とした場合のメリットというのは、やはり来館者がかなり多くなるのではないかなという点。有料としたときのメリットというのは、県民以外の方々、国内外から来館が見込まれるということもあり、その方々からも入館料を徴収することで負担の公平性を図るという点です。他県の方々が利益を受けるということもあるものですから、それを県民の税金だけで見せていいのかということもあり、無料、有料の考え方がそれぞれあるものですから、そういったことをしっかり考えながら、多くの方に富士山世界遺産センター(仮称)に来館していただくために、それぞれメリット、デメリットを慎重に検討しながら結論を出していきたいと思っております。以上です。

○神山観光振興課長
 圏央道の開通につきましてお答えいたします。
 圏央道につきましても、中部横断自動車道にいたしましても、交通アクセスが飛躍的に向上するということで、やはり時間的距離が短くなるという、これだけでもすごくメリットのあることだと思っております。我々にとっては、やはり新しい市場がそこに開くということですので、積極的に誘客活動に取り組んでまいりたいと思っております。
 圏央道につきましては、ことし7月に圏央道周辺地域で商談会を行っておりますけれども、首都圏での商品造成というのは、やはり東京都で行われます。埼玉県、群馬県地区の商品造成も東京都で行われますので、東京都の商談会で、圏央道の開通を見越しまして、それぞれ商品造成を働きかけてきたところです。
 また、本年に入りましてから、地元の埼玉県と群馬県で商談会をまず行いました。このほかにも圏央道の周辺の相模原市や所沢市でも観光キャンペーンを行ってまいりますし、11月には埼玉県から現地の旅行業者を県内視察にお呼びいたしまして、商品造成を働きかけるという予定をしております。
 中部横断自動車道につきましても、委員御指摘のとおり、なるべく早くに手をつけまして、誘客をということですので、山梨県、長野県に対しましても、どんな形で商談会をやるのか、あるいは県内視察で実際に静岡県をごらんいただくということを考えております。いずれにしましても、内陸県からすれば、静岡県は海を抱えておりまして、それぞれ産物も豊富にございます。こういう優位性を生かし、誘客を図ってまいりたいと考えております。

○四本委員
 ありがとうございます。
 富士山世界遺産センター(仮称)ですけれども、1人でもたくさんの人に来ていただくことが大きな目的だと思います。類似施設の中で、無料というところも幾つかあるんですけれども、先ほどのお答えですと、無料の部分と有料の部分が併存していく可能性が高いと感じました。無料にして多くの人に入ってもらうという考え方も、私はあるのではないかなと思いますけども、その辺のお考えをお尋ねします。

 それと、圏央道の部分でございますけれども、先様も同じことを考えていますよね。静岡県は1人当たりの所得も高い部類だと思います。旅行意欲も旺盛で、先様にしてみれば、いいターゲットだということで、当然、いろんな戦略を打ってくるわけです。それを追い越すような、上回るような働きかけをしていくことが私は必要だと思いますので、ぜひその辺をお願いします。これは要望にとどめておきます。
 それでは、富士山世界遺産センター(仮称)の部分の答弁をよろしくお願いします。

○落合世界遺産センター整備課長
 有料部分と無料部分の併存の関係については、先ほど申し上げたように、ガイダンス等については無料となるということは、ここで断言させていただきたいと思います。その他の部分も無料のところが多くあるじゃないかということで、多くの方が来られるということもあるんですけれども、先ほど有料とした際のメリットも言わせていただきました。県民以外の方々、国内外からかなり多くの方が来られるということになってきますと、やはり県民の税金だけでそれを運用するのがいいのかという考え方もございますので、その辺を考えながら、たくさんの方に来館していただけるような方策をこれからしっかり考えて結論を出していきたいと思っております。

○四本委員
 次の質問に移ります。
 委員会説明資料18ページのところでございますが、先ほど6番委員から東京オリンピック・パラリンピックの合宿誘致の御質問がありました。特に私はパラリンピックの部分をお尋ねしたいと思います。
 アジアパラ競技大会が10月18日から行われるということで、非常に私も楽しみにしております。パラリンピックの方々の合宿を誘致するに当たっては、選手はいろいろな障害を持った方々ですから、会場の準備というのは健常の方を迎えるのとは違った部分があると思います。そんな中で、パラリンピックの皆さんを誘致するにあたり、この辺の考え方はどんなふうになっているんですか。先ほどオリンピックのほうは話がありましたが、パラリンピックの説明はなかったと思いますので、その辺をお尋ねしたいと思います。

 それと、その下の(3)富士山女子駅伝。これは私どもの地元からスタートするということで、昨年は大変多くの方々にお集まりいただいて、確か閉会式のときには、こんなに人が集まった大会は初めてですというような挨拶が主催者からあったということです。私たちは地元だから、こんなものかなと思いましたけれども、ほかで開いたときよりも非常に多くの方々が集まったということで、ことしもまた開かれるということでございますけれども、これは非常にありがたいことです。
 この運営の部分は、例えばコースなんかが若干変更になるのではないのかなということも聞きましたけれど、その辺はどうなのか。私どもの地元の富士宮市を走る距離が少ないような気がするんですけれども、この辺の運営方法等は昨年と大体同じような感じになるのか、もう少し概要を御説明ください。以上、答弁を求めます。

○山本スポーツ交流室長
 最初に、パラリンピックの合宿誘致についてお答えいたします。
 2020年の大会は、御存じのように最初にオリンピックをやって、少したってからパラリンピックと。本県はユニバーサルデザインということでは全国的にも非常にすぐれた地域でありますので、オリンピックの合宿誘致に成功した国々には、施設側の受け入れ対応が可能であれば、引き続きパラリンピックでも静岡県内で合宿誘致を実現したいと私どもとしては思ってございます。
 先ほど6番委員からもございましたように、今、オリンピックの合宿誘致のために市町競技団体を通じて施設の調査をしておりまして、その中で、例えば車いす対応の設備がありますかとか、障害者対応のトイレがありますかとか、そういったバリアフリー関係の施設の調査も同時にしているところでございます。さらに、その施設では競技場以外に障害者用のトイレが必ずなければいけないであるとか、障害者であるがゆえに施設面で工夫をしなければならないところもあると。そういったところにつきましては、健康福祉部に障害者のスポーツを担当している部署である障害者政策課がございますので、そちらと協力して、どういう問題があって、どこの施設がいいかを協議しているところでございます。
 さらに、2016年1月にはアジア自転車競技選手権大会がございまして、パラサイクリング――障害者のサイクリング大会も同時開催することが決まっています。障害者の自転車競技の人たちの合宿を誘致するにはどういう受け入れをしたらいいのか、地元の自治体と協力してこれから勉強していきたいと思ってございます。

 続きまして、富士山女子駅伝についてでございます。
 現時点でコースは昨年同様、スタートが富士宮市の富士山浅間大社本宮。距離や全体的なコースは昨年と同様でございます。富士山女子駅伝自体が地元で盛り上げる大会で、できれば大きく育てて、何とか継続してやりたいという意向がありますので、競技団体の皆様方あるいは関係者の皆様から、コースを固定してPRしていく必要があるのではないかという意見もありました。ことしは選手の体調等も考慮しまして、昨年は9時15分スタートでしたが10時スタートに変えて、余裕を持って開催する予定でございます。以上でございます。

○四本委員
 どうもありがとうございました。パラリンピックの部分でございますけれども、1つでも多くの競技団体を誘致できるように、やはり市町も大事ですけど、競技団体と直接いろんなコンタクトをとっていくことが必要ではないのかなと思っています。私ごとでございますが、私が顧問を務めている団体が、ことしはアジアパラ競技大会の正式種目で出ます。何とか本戦にも残れるような方向でやっていきたいなと思っているところでございます。

 そして、駅伝の部分でございますけれども、確かに朝が早くて寒かったなという印象がありましたからね。そして去年は富士山が見えなかったので――スタートするときにちょっと頂上だけが見えたようですけど――ことしはしっかりと富士山が見えるようにお祈りをして、質問を終わります。

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