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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年9月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山村 利男 議員
質疑・質問日:10/08/2008
会派名:自由民主党県議団


○山村委員
 3点ほどお聞きをしたいと思います。病院の関係でございます。
 まず1点目でございますけれども、資料1の29ページの総合周産期母子医療センターの圏域でございます。地域周産期母子医療センター、これ2次指定されてる藤枝市立総合病院が8月いっぱいで産婦人科のお医者さんが1人いなくなった、廃院っていうんですか、産婦人科がなくなってしまったわけでございます。資料を見ますと、まだ2次指定の中に入っているわけでございますが、たしかもう9月に辞退をされたということでございます。これ、辞退ということになりますと、医療システムっていうのは変わると思うんですけども、どのような変化になるのか、教えていただきたいと思います。

 2点目でございます。資料1の57ページの特定共同指導に対する診療報酬の自主返還についてということでございます。昨年、藤枝市立総合病院は診療報酬の不適切な請求をしたということで、社会保険病院の指定、1カ月取り消すという大変厳しい処分を受けたわけでございます。今回、金額的にはそんな変わんないと思うんですけれども、総合病院の件でございますけれども、やはり同じく診療報酬の不適切な請求ということでございます。その違いっていうのは、何で片一方はお金を返しただけでもういいよと、一方は1カ月っていう処分をされたというその違いっていうのはどこにあるのかということ。いや県は処分権者じゃないからわかりませんよというかもしれませんけど、答弁できる範囲でお願いをしたいと思います。

 3点目でございます。がんセンター局にお聞きをしたいと思います。資料2の6ページでございますけれども、最新型のCT撮影装置を導入して、11月上旬から診療開始をするということでございます。患者さんの検査や待ち時間が減って、また負担も軽減され、診断精度が高まるということで効果も非常に大きいということのようでございます。従来の装置に比べまして、具体的に、例えば撮影時間や放射線の被爆量はどの程度軽減されるのか。そしてまた、最新型高性能ということでございますが、そのがんセンターの魅力の1つにもなり得ると思いますけれども、全国的に他県の状況がどうかということを含めまして御答弁をいただきたいと思います。以上です。

○村上医療室長
 藤枝市立病院の地域周産期の指定の件でございます。藤枝市立病院からは9月1日付で地域周産期母子医療センターを辞退する旨の申し出をいただきました。ただ、この件につきましては9月19日に静岡県の周産期医療協議会に指定の解除についてお諮りいたしまして、委員の了承が得られたため、現在認定の解除の事務手続を進めているところでございます。
 それで、システム全体がどうなるかというお尋ねがございましたので、同日の協議会において、静岡市立総合病院が地域母子周産期センターの指定要件を満たす状況になっておりまして、新たに認定を受けたい旨の申し出がございました。同じ19日の日に、こちらの方は認定する方向で委員の了解が得られております。
 ただ周産期システムでございますが、大きくは東部、中部、西部とこの3地区のベースで動かしております。それで、その中で藤枝市立病院のかわりに静岡市立病院に変わったとそういう単純なものではございませんけれども、藤枝市立総合病院がその機能が弱まったと。それを地域志太榛原医療圏ですね、各公立病院、それから産科診療所を中心にして補う体制がつくられておりまして、一応その中で受け入れが今できているというようなふうには聞いております。具体的には、分娩等についてその他の焼津市等々の榛原病院等に振り分け、それからハイリスク等も振り分け、それらをベースにして産科診療所にも頑張っていただくと、このような体制がとられているということ。それから、こちらの地域でメーリングリスト等によって受け入れ状況をお互いに把握をしていると、このように聞いております。

○庄司国民健康保険室長
 藤枝市立病院と今回の県立総合病院の処分の違いについてお答えいたします。委員御指摘のように、県には確かに処分をする権限がございませんので、私どものわかる範囲でお答えします。
 私どもは処分の直前の指導とか監査については権限がございますので、これについては社会保険事務局と一緒にやっております。保健医療機関に対して指導とか監査がございます。まず、指導というのは診療報酬の請求がちゃんとできてるかということを周知徹底するためにやるというものです。それから、監査といいますのは、これかなり不正が疑われるという場合に、処分を前提に調査をするというものです。まず、県立総合病院につきましては指導です。ですから、これは不正が疑われるという状態ではありません。指導した結果こういうことになったと。藤枝市立病院につきましては監査です。これはその前に、かなり不正が疑われるという話がありましたので、監査をしまして取り消し処分になったものというふうに承知をしております。以上です。

○宮城島マネジメントセンター長
 CT装置の導入についてお答えいたします。まずは撮影時間です。撮影時間はがんセンターで現行で使っている機種に比べて、40分の1、それ以外に現行で一番新しいものに比べても12分の1ということで撮影時間は大変短くなっております。
 被爆量とか造影剤については2分の1に軽減されるようになります。
 導入状況なんですけれども、9月末現在、全世界で58台、国外が46台、国内が12台ということです。それで、もちろん県内では初めてですし、がん専門病院としての導入は日本で初めてということになります。以上でございます。

○山村委員
 藤枝市立病院の2次指定母子医療センターの件でございますけれども、要するに指定が解除、辞退という状況になっても、藤枝地域には余り影響がないということでよろしゅうございますかね。

 それともう1点。まず再指定っていうのは例えば、藤枝市立総合病院が今までと同じように産科のお医者さんを確保できた場合には簡単にもう1度再指定っていうのができるのかどうかをお聞きしたいと思います。

 そして、特定共同指導の件でございます。そうすると、県立総合病院に対する特定共同指導っていうのは、責任を問うという性質ということではないということで、藤枝市立病院みたいに悪質ではないんだっていうことでそういう理解でよろしゅうございますか。

 そして、最後にがんセンターの件でございます。大変すばらしい装置を導入されるということでございまして、大変私も個人的に女房ががんで亡くなったもんですから、がんの治療技術向上に頑張っていただくのは大変うれしい限りでございます。特に最近はがんセンターっていうのは県内のどちらかというと東部にちょっと患者の方が多いような状況だったんですが、私の藤枝地域もこの前ちょっと難しい手術だから地元の病院ではできないけれども、ということでがんセンターにお世話になって、見事に手術が成功しまして元気になったということでございます。私も彼と非常に親しいものですから、大変喜んでいるわけでございますが、これからも治療技術の向上のためにぜひとも頑張っていただきたいなと思います。

○村上医療室長
 先ほどの答弁で軽い答え方をしてしまいまして申しわけございません。藤枝市立病院が地域周産期から外れるということは、やはり重大なことでございます。全体として静岡市立が新しく入ってきたからと、そういう問題ではないという認識を基本的に持っておりまして、藤枝市立病院は新たな市長さんが非常に病院に力を入れるというようなことを聞いておりますので、新たな医師が入って復活といいますか、また地域周産期母子センターになっていただける大きな期待を持っているところでございます。私が先ほど申し上げたのは、大きな傷手ではございますが、そこの部分を志太榛原医療圏でお互いの協力体制のもとに現状はカバーできているということでございます。

 それから、指定ということに関してでございますが、指定要件は産科医が3人以上、小児科が3人以上と、それからNICUのベッドがあると、これは当然施設的には既にあるわけでございますから、あと藤枝市立病院が今まであったわけでございますから、新たに産科医の確保を図っていただいて、その人員としての体制がとれればまた指定の申し出を受けて周産期協議会に諮ってまいりたいと思います。

○庄司国民健康保険室長
 藤枝の市立病院につきましては、インプラントの請求に係る不正請求があったということで監査に入ったということでございます。その結果に対する取り消し処分。一方、県立総合病院につきましては、これは厚生労働省のほうで、本県大体2年に1度ぐらい当たっておりますけれども、特定共同指導という、少し同じ指導の中でも厚生労働省が加わるということで少し大きなものなんですけれども、これにつきましては大学の附属病院ですとか、あるいは臨床研修の指定病院とかそういう高度な保健医療機関に対して実施をするものということで、本県でも県立総合病院は平成9年度にも当たっております。たまたまこういう指導の一環の中で当たったという結果でございますので、中身は全く違うものだと御理解いただきたいと思います。以上です。

○山村委員
 藤枝市の産科医の件でございますけれど、たしか8月いっぱいでお医者さんが1人もいなくなったっていうんですが、8月になる前当分1人の体制でいたんですね。さっき言いました3人が再指定の条件だということでございますけれども、要するに1人では再指定っていうのは無理ということでございますか。何で1人の状況のときに、それはもう当然辞退してくださいよという指導はなさらなかったのか。1人でもいいっていうことではないんですね。

○村上医療室長
 1人になった時点でございますが、病院として産科医の確保に努められていたと伺っております。改めて9月1日付で辞退する旨の申し出があったということでございます。

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