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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:土屋 源由 議員
質疑・質問日:03/03/2015
会派名:自民改革会議


○土屋委員
 おはようございます。
 大体質問も出尽くしたようなところもあるんですが、ちょっと確認していきたいところが数点ありますので、一問一答方式で質問させていただきます。
 委員会説明資料5ページの伊豆半島ジオパーク推進事業費のところです。
 補正事業で7700万円――ジオパークの中央拠点施設の整備促進という形で出ております。
 この中央拠点施設というのは修善寺に整備しようとしているところだと思います。これについては1カ所でお金を出すわけではないと思いますが、その対応はどうなっているのかなというのを1点お聞きしたい。

 あと、世界ジオパークネットワーク加盟に向けた取り組みということがその下にあります。
 基本的には補正予算をとっているわけですから、当初予算より進んだ形で話がいっているのかなと思っているんですけれど、この辺はどのようなものが取り組みとして行われるのか、その辺を聞かせていただきたいと思います。

○掛澤観光政策課長
 伊豆半島ジオパーク中央拠点の施設整備ですけれども、こちらは市町が今年度設計のお金を出し合いまして、また市町村振興協会のフレンドシップ助成という3分の2の助成があるんですけれども、そちらを受けて合計で1035万円ほどを伊豆半島ジオパーク推進協議会のメンバーの市町が出して設計をしています。
 平成27年度の工事費については、県の補助が6800万円ですけれども、市町全体の負担額が3400万円ということで7市ですから1市につき大体280万円。それから8町ですから1町につき180万円でということで、7市8町でファイナンスをしていただくことになっております。

 それから、世界ジオパークネットワーク加盟に向けた取り組みですけれども、9月補正で主要な幹線道路にジオサイトへ案内する誘導標識を10カ所ほど設置しているところです。それから、広域ツアールート等もつくっております。
 委員会説明資料21ページをごらんいただきたいんですけれども、世界ジオパーク加盟推進、認定記念イベントということで900万円ほど用意しております。こちらは認定前それから認定時の記念イベントを伊豆半島ジオパーク推進協議会と連携してやる予定です。同じく伊豆半島ジオパーク推進協議会も900万円ほど用意していただいて、タイアップして機運を盛り上げていく予定です。
 それから、お配りしました3月21日のシンポジウムですけれども、裏面をごらんいただきますとパトリック・マッキーバーさんという方が載っております。この方は世界ジオパークネットワークの創始者の方で現在は審査員になっていませんけれども、来ていただいて講演していただくと。講演前日の3月20日に伊豆半島を御案内いたしまして、悪いところ、直すべきところを指摘していただく予定になっております。そういった形で世界ジオパークネットワークへの加盟が実現するよう万全を期してまいりたいと思っております。以上でございます。

○土屋委員
 ありがとうございます。
 委員会説明資料21ページの話が出ましたが、これは9月補正のときにも質問しました。誘導標識を10基整備するという話を聞いた記憶があります。
 今回、平成27年度に10基という形になっていますが、ジオパークの誘導標識につきましては全体で何カ所ジオサイトがあって、それに対してどういう形で幾つまで整備をしていこうと考えているのか。そのうち、平成26年度に10基、平成27年度に10基という形になろうかと思いますけど、その辺についてもう少し説明をお願いいたします。

○掛澤観光政策課長
 誘導標識設置の予定ですけれども、全体で57カ所ほどつくる予定でおります。これは県でやる分です。主要幹線で行う分です。それから各ジオサイトに行くところまでについては市町でやっていただくという形になっております。
 平成28年度までに57カ所完成したいと思っております。現在のところ平成25年度は5カ所、それから今年度の10カ所で計15カ所ということで、まだ29%程度ですけれども、頑張って平成28年度までに57カ所を整備したいと考えております。以上です。

○土屋委員
 ありがとうございます。
 では、次の質問で委員会説明資料17ページの韮山反射炉の世界文化遺産登録に向けた取り組みの中で、4に今後の予定というところがあります。
 その中に平成27年5月ごろ、イコモスによる評価結果の勧告という形になっています。私たちにとりましては、もういきなり6月になるのかならないのかという形で考えていたんですが、その前の5月にこの勧告があるということは、世界文化遺産ということになりますと多分富士山もそういう形で同じような対応があったのかなと思いますが、この辺についてはどういう位置づけになって、どういう勧告がされるのか。その辺は富士山の経験も含めて同じような形になりますので参考にできるのかなと思ったので、この辺についてちょっと説明をお願いいたします。

○小坂富士山世界遺産課長
 イコモスというのは世界遺産委員会の諮問機関でございまして、こちらに書いてございますように5月ごろに評価結果の勧告ということで予定しております。
 評価結果の中身でございますけれども、認められるという意味の記載と情報照会、記載延期、不記載ということで4つの区分がございます。富士山の場合は、イコモスの勧告の段階では三保松原を除外しての記載という勧告がございましたけれども、その後の世界遺産委員会の決議の中で三保松原も完全に認められる形での記載という結果に至ったということでございます。
 今回の韮山反射炉を含む「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」につきましては、どういう内容になるかはまだわからないところでございますけれども、いずれにしましても、これまで内閣官房と伊豆の国市、また他の県市と協力して取り組んでまいりましたので、富士山と同様に記載の勧告が得られますように万全を期してまいりたいと思っております。

○土屋委員
 5月ごろということで多分1カ月前だと思うんですけれど、この時点で大丈夫か大丈夫じゃないかみたいな判断ができるような内容になる可能性もあるんでしょうか。勧告の中身で判断できるような状況のものなのかどうか、その辺をちょっとお聞かせいただきたいんですが。

○小坂富士山世界遺産課長
 基本的にはイコモスから記載という勧告が出ましたら、世界遺産委員会の決議でも記載という形になるのが通例でございます。ただその勧告で富士山の三保松原のようにちょっとマイナスの勧告が出た場合でも、決議のときにプラスの勧告が出る場合もございます。以上です。

○土屋委員
 ありがとうございます。
 その時点でうまくいけばいいなと思います。

 次の質問に入らせていただきます。
 委員会説明資料20ページの海外誘客推進事業費の中に、定期便就航先及び周辺地域並びに有望市場のタイ等における観光プロモーションと入っています。
 定期便云々は相手先がわかっているところから富士山静岡空港を利用して来ていただきたいというプロモーションということでよくわかります。
 しかし、ここに有望市場と書いてあるタイ等は今直接静岡県に来ることはないわけですけれど、どこを利用してどういう形で静岡県にお客さんを呼ぶのかという話になりますと、本来であれば直行便で飛行機が富士山静岡空港に着いて、それから静岡県内のこういうところはどうでしょうかというプロモーションができるのかなと思います。
 例えば、これが羽田空港や成田空港に着くとか、逆に関西空港に着くということで、飛行機がおりる場所によってはそのお客さんたちを静岡県に連れてくるのはなかなか難しいのかなと感じています。この辺はどういう形でお客さんを静岡県に呼ぼうと考えているのか。確かに有望なことはわかっていますし、お客さんも来ていることもわかっています。ただ、たくさんのお客さんに来てもらうためには、やはりその足といいますか、来る方法がやっぱり一番重要になるのかなと感じました。どういう形で観光プロモーションによってお客さんの誘致に結びつけるのか、その辺の案をちょっと教えていただきたいなと。

○神山観光振興課長
 台北、ソウル、上海にはそれぞれ乗り継ぎ便がございますので、これを利用して富士山静岡空港から入っていただくのも1つの手でございます。またタイの方でゴールデンルートと言われる東京から大阪をめぐる方もいらっしゃいます。こういう方に静岡県内に泊まっていただくために、現地の旅行会社あるいは国内で宿泊やバスの手配をしておりますランドオペレーターという方々がいらっしゃいますので、こういう方々に県内を見ていただく、あるいは商談会で県内の事業者と商談していただいて商品造成を働きかけていくというような手順で誘客を図ってまいりたいと考えております。

○土屋委員
 ありがとうございます。
 最後に1つ、主要事業概要63ページにフィルムツーリズムの促進とあります。また前にはグリーンツーリズム、ニューツーリズムとかという名前でいろいろと出てきます。ツーリズムは確かにわかります。ただいろんなところにそういう言葉の違いがよくわからずにいろんな形で出てくるとわかりづらい部分があります。
 確かにその場その場で1つずつのツーリズムという言葉を使いながらやっているのはわかるんですが、片仮名で書いてあればいいのかなというだけでなかなかわかりづらい部分がありますので、何をしたいのかが少しわかるような形で言葉を統一されるとか、説明されるといいんじゃないかなと感じました。
 この辺の言葉がいきなりぱっと説明の中に出てくると、それは今までの中のどれの何に当たるのかなとちょっと感じてしまいますので、この辺の説明をお願いいたします。

○藤原観光交流局長
 フィルムツーリズムは日本語で言いますとロケ地をめぐる旅行。例えばこの前「幕が上がる」という上映前の映画をやりましたけれども、あれは県内の高校ですとか県内の観光地でロケをしてくれたので、ももいろクローバーZのファンの皆さんはあそこでロケをしたんだなということで、ロケ地マップみたいなものをつくればそこを訪ねてくれます。ロケ地をめぐるということで静岡県の魅力を映画を通して全国にあるいは世界にお伝えしたいと考えています。
 そういうことで、フィルムという言葉を使いましたけれども、ロケ地をめぐるツーリズムつまり旅行が最近はやってきているものですから、ぜひとも静岡県の魅力を伝える手段として映画を活用していきたいなと思っております。以上です。

○土屋委員
 内容は私も大体見ればわかるんですが、そういう言葉も含めて、魅力ある観光地づくりの中で何とかツーリズムという言葉で表現されてもなかなかわかりづらいと思います。
 やはりみんなにわかりやすい形でうまく魅力を発信することをやっていただきたいので、ぜひその辺の言葉の使い方をうまく考えていただけたらなと思います。以上で終わります。

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