本会議会議録


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令和3年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:牧野 正史 議員
質疑・質問日:08/10/2021
会派名:公明党静岡県議団


○牧野委員
 分割質問方式で2点伺います。
 まずは、1点目ですけれども条例改正について伺います。
 議案第87号の条例改正についてですが、いわゆるバリアフリー法や規則が改正され県の条例もそれに沿って改正したものと承知しております。今回視覚障害者の信号歩行支援としてスマホにアプリを取り込むことによって、渡るタイミングを振動で伝える非常に画期的なものと今後の普及に期待しております。従来の音で伝える信号は、音量が大きく住民の理解がなかなか得られず設置する上でネックになっていました。
 そこで、今回条例で明文化されたアプリを活用した視覚障害者の歩行者支援装置の設置条件、また今後の整備計画について伺います。

○齊藤交通規制課長
 スマートフォンを活用した歩行者支援装置――高度化PICSの設置条件といたしましては、視覚障害者の方の利用が多く見込まれる官庁、病院、社会福祉施設等の周辺について、上位の法律でありますバリアフリー法に基づき自治体が設定した重点整備地区の生活関連経路を踏まえ、視覚障害者の方の意見等も聞きながら整備することとしております。
 技術的条件として警察庁による運用ガイドラインがありまして、歩行者用信号現示が複雑な交差点や近接している交差点は設置に適していないため、整備を検討する際には信号機の運用や位置関係を確認する必要がございます。
 今後の整備計画についてですが、今年度浜松市の遠州鉄道八幡駅の周辺に5か所整備する計画であります。

○牧野委員
 ありがとうございました。
 恐らく今後、付けてほしいという要望が増えると予想しておるんですけれども、誤動作や視覚障害者の誤認知の危険性はあるんでしょうか。

○齊藤交通規制課長
 現時点におきましては、誤動作等の苦情を具体的に承知しているわけではございませんが、先ほど申し上げた警察庁の定めた技術的要件等もよく踏まえながら安全な視覚障害者の方の歩行者横断の支援に取り組んでまいりたいと考えております。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 私もそれを実際に体感したことがないので、どんな振動が来るのか分からないんですけれども、命に関わりますのでぜひ安全対策のほどをよろしくお願いいたします。

 続きまして、大麻の検挙状況と取締りについて伺います。
 公安委員会・所管事項等説明資料8−1の4に薬物のうち大麻は増加傾向との結果があります。最近新聞でも全国的に若者の大麻による検挙が4年連続で過去最多を更新していると報道されています。私の地元静岡市駿河区でも最近十数名の大学生を含む若者が密売等で検挙されたという非常にショッキングなニュースがありました。大学、高校が非常に集まっている地域でもありますので、若者への大麻の広がりを非常に危惧しております。県警察としては若者向けに薬物乱用防止教室の開催や啓発活動をされていることは承知していますが、徹底的な取締りを期待しております。
 そこで、県内における大麻の検挙状況と10代、20代の若年層の検挙状況と全体に占める割合について伺います。
 また、今後の取締りの方策について伺います。

○豊田組織犯罪対策局長
 令和3年1月から6月までの県内における大麻事案の検挙人数については、資料のとおり73人で前年同期比3人増加となっております。
 検挙者の年齢層につきましては、10代が9名で全体の約12%、20代が36人で全体の49%となっております。参考に令和2年中の県内における大麻事案の検挙人員ですが、163人で前年比16人増加、年齢層につきましては10代が25人で全体の約15%、20代が85人で全体の52%と去年も今年も6割を超えている状況にあります。
 今後の取締り方策につきましては、さらに情報収集活動などを強化し末端乱用者の検挙に努め、その突き上げ捜査から密売人などの検挙に努めます。それとともに税関や麻薬取締部などといった関係機関と連携して密輸・密売組織を摘発するなど、需要と供給の両面から取締りを強化してまいりたいと思います。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 10代、20代に非常に広がっておるんですけれども、その入手先が例えば大学構内やアルバイト先だったり、高校、あと暴走族関係とかその辺がもうちょっと詳しく分かるでしょうか。

○豊田組織犯罪対策局長
 入手先等につきましてはそれぞれありますけれども、最近はインターネットなどを通じた取引が多くなっているかと思います。

○牧野委員
 ありがとうございました。
 なかなかそうなると取締りといっても難しいと思うんですけれども、インターネットでの取締りの現状はいかがなんでしょうか。

○豊田組織犯罪対策局長
 難しい中にもサイバーパトロールなどをして、隠語だとかを使った取引を摘発していくことが求められていると思います。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 ゲートウエードラッグと言われているとおり、本当に非常に手軽に入手できて活用されていると思うんですが、やっぱり1度やるとなかなかもうやめられない非常に危険なものですので、ぜひまた取締りを強化して若者を守っていただきたいと思います。

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