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委員会会議録

質問文書

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平成27年9月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小楠 和男 議員
質疑・質問日:10/07/2015
会派名:自民改革会議


○小楠委員
 3点、分割質問方式でお願いします。
 きのうも議論が出ていたんですけれども、イタリアとの自転車による交流のイメージが湧かないって9番委員がおっしゃっていましたけども、私もイメージがよく湧かないものですから、質問をしにくいんですけど、質問しながら意見も言ってみたいと思います。
 もちろん伊豆を伊豆ベロドロームを含めて自転車競技のメッカにしようという意図と、イタリアのフリウリ・ベネチア・ジュリア州との交流の提案があったということがちょうどうまくマッチングして、交流のツールとして自転車になったんだとは僕も理解はしているんですけれども、この自転車のカルニア・クラシックというのはヨーロッパ各国のプロのロードレーサーの競技で一番有名なのはツール・ド・フランスなんですけど、イタリアで行われているジロ・デ・イタリアというのはツール・ド・フランスと双璧と言われているんですよね。その山岳コースを一般の方が走ることができるということですごく人気がある大会だということのようなんですね。ただ、この大会も募集要項が静岡県の自転車連盟で出ていたんですけれども、プロのカテゴリーから一般のカテゴリーとか幾つかあり、距離も2つあったみたいだし、幾つかのカテゴリーがあるみたいなんですよね。だから静岡県でこういう大会を開催する場合に、イタリアからプロとか日本の有名選手を招くなんていう報道も一部にありましたけれども、どういう自転車の大会をやろうとしているのか。イメージで結構ですけれども、このカルニア・クラシックを実際に見てきて、それを受けて、実はプロのレースの経験も何もない静岡県の伊豆でどういう大会をやろうとしているのか、おぼろげなイメージでもいいので聞かせていただきたいのが1点。

 もう1点。県民の参加者が8人となっているんですけども、実はこの大会は静岡県の自転車連盟でも募集していましたし、大手旅行代理店もツアーを募集していました。静岡県以外の方もひょっとしたら行っているんじゃないかと思うんですけど、大会には日本人を50名とも書いてあったんですね。日本人50名は参加費無料になっていたんです。一体日本から何人ぐらい行っているのかそれもあわせて教えてください。

○山本スポーツ交流課長
 まずは1点目、2番委員御指摘の来年度以降のどういう交流のイメージかということでございますけども、御存じのように日本では静岡県においてですけど、プロのレーサーが走るというのは基本的には伊豆とか富士でツアー・オブ・ジャパンといったものがありますが、そういったもの以外基本的にはありません。イタリアで行われたのはグランフォンドと言われている130キロメートルくらいの長いレースで、基本的に向こうの自転車連盟に登録している方でそのレベルは日本の自転車連盟に登録している人よりもかなり上の人のレベルで基本的には競うものではないんですけれども、ゆっくり食べ物も含めて自分の体力の範囲内で極力みずからが走るということでございます。
 それで、我々はまだ静岡県内でプロの参加者が走るという大会はなかなか経験値もございません。ですから、我々は向こうから思ったのは非常にサイクリング大会というのが地元で、彼らは州外からもヨーロッパからもたくさん人が来ますので地域で盛り上げるイベントとして、1つのお祭りとして地域の波及効果をやっていると。そういう点が非常に勉強になると思いましたので、来年静岡県においても彼らの要望どおり、富士山の見えるようなすばらしい景色の中で日本からも自転車競技連盟等ある程度のレベルを持った方々を募集して、さらにイタリアからも今回参加したサイクリングの方をツアー等でも募集して参加してもらって、1つはタイムトライアルである一定のところ、例えば富士山の山を登っていくコースを設定して、そこで自分でタイムを設定して日本人としてタイムを競うとかそういったものがあったり、あるいは東部地域等で景色とか食とかを楽しんで自分の力量に応じてサイクリングを楽しむと。こういうようなところを来年静岡県内でできればいいんじゃないかと思っています。ですのでまずは楽しむ、やってみるということが非常に重要で、競技性云々というのはこれから2020年に向けて、それはその結果を踏まえてこれから勉強していきたいと思います。これが1点目でございます。

 2点目の県民参加者8名はサイクリスト、日本の参加者もそうなんですけれども、日本全体で海外に行くツアーの事業計画も3月、4月ごろに大体出るんですけれども、結果として県民参加者は8名です。そのうち、お1人は大阪のお医者さんでした。これは大手の旅行会社あるいは自転車雑誌の募集広告を見て参加したということでございましたけども、今回2番委員の話にもありましたが、ジロ・デ・イタリアのコースにもなるような非常に傾斜のきついところでしたので、なかなかいろいろな問い合わせがあったんですけれども、非常にコースが厳しいと。これはなかなか自分のレベルでは難しいなと。だけど、こういうコースがあればどんどん海外のツアーにも参加してみたいという声がございました。ですので、一応こちらはこれから交流のイメージの中で静岡県にサイクリストを呼んで交流を深めると同時に静岡県内で自転車をこれから走ろうという人を逆にイタリアにも行って、海外のツアーということで楽しんでもらえるような自転車人口をふやしていくというのがフリウリ・ベネチア・ジュリア州との交流の基本的な考え方であると思っています。

○小楠委員
 やってみることが大事はもちろんそうなんだけど、2013年に埼玉でツール・ド・フランスの名前を冠した大会をやっているんです。だけど、これは単発で終わっています。というようなことも当然調べてらっしゃるでしょうから、そういうことも含めてオリンピックだけじゃなくて、伊豆をサイクリングのメッカにしていくという大きな目標を掲げてやっていくとしたら相当な覚悟で臨まないといけないんだろうなということを今の答弁を聞いてて逆に感じました。しっかりとりあえずやってください。

 次に移ります。
 静岡空港の韓国仁川線なんですけども、かつてはデーリーで2便飛んでいたわけですね。2社2便飛んでたわけですけれども、現在アシアナ航空が週3便ということです。一方で韓国の方の静岡県内への宿泊数というのが、実は去年の上半期より伸びているんですよね。仁川線というのは、実は日本の厳しい地方空港にとっては非常に頼りになるかもしれないと思われたんですね。仁川を核にして地方空港から仁川経由でほかの国へということをどこの地方空港のうたっていたわけですよ、静岡県もそうだった。何だけれど、静岡だけが多分地方空港で仁川便が減っているわけではないと思うんですけれども、一方で韓国から日本に来ている訪日観光客はトータルではふえている。恐らくクルーズもないとは言わないけど、関釜船なんかもありますから。ないとは言わないけど、ほとんどは飛行機だと思うんです。だから、韓国と日本を結ぶ航空需要が変化していると思うんですよ。それについてどのように認識していますか。

○板垣空港利用促進課長
 現在、富士山静岡空港については、確かに仁川線は週に3便ということになっております。アシアナ航空が利用します仁川線についても搭乗率については大分今年度になりまして上がってきておりまして、静岡空港についてはインバウンドのほうが大分牽引して率が上がってきておりまして、若干春先にアウトバウンドのほうも改善傾向があったんですが、御案内のとおりMERSがありまして、あれでちょっと影響を受けまして利用者数が伸び悩んで、今もインバウンドのほうを中心に伸ばしているよという状況でございます。うちのほうとしましては、インバウンド頼みというだけでは路線の伸びもないないものですから、テレビショッピングを行ったりとか、あとビジネスの利用促進などもやりながら、現状今いい搭乗率を維持しながら、またアシアナ航空にも働きかけて早期の復便を目指していきたいなと思っております。
 一時期、LCC等が韓国路線については活況でございまして、成田空港とかに大分入ったというのがありましたけど、そちらのほうが韓国との関係もありまして落ちついたというか少し減りぎみで、逆に関西のほうがちょっとふえてきているということもございますけれども、関東方面についてはややちょっと弱いということも聞いておりますので、その中でも静岡空港は中国の方にも着目されている場所でもございますし、首都圏機能を補完する空港ということもありますので、訴えかけながら早期の復便を目指していきたいと思っております。

○小楠委員
 今、静岡空港だけじゃなくて全国的な傾向も聞きたかったですけど、時間も押していますのできのうきょうも中国便頼みではいけないよということを言っています。お隣はいろいろな難しい関係があるお国ですけれども、やっぱり県の駐在員事務所もわざわざ置いているわけですので、しっかりと取り組んでいってほしいなと思います。

 最後です。静岡県に赴任をされた林文化・観光部理事に2つ聞きます。
 まず、最初の1つは、静岡県へ行けと内示が出る以前、静岡空港に対してどういうイメージをお持ちだったでしょうか。広い視野で見てきた官僚としての経験からどんなイメージで静岡空港を見ていたのかと、実際に静岡に行って空港担当をやれという辞令が出て、今日の静岡空港の発展に向けての決意をお聞きしたいと思います。

○林文化・観光部理事(空港担当)
 こちらに赴任する前の静岡空港のイメージということでございますけれども、私は国土交通省、旧運輸省にちょうど入省をした15年ほど前に航空局におりまして、当時まだ全国的に空港整備計画というものが存在する時代でございました。ですので、静岡空港がまだ存在する前、空港整備計画に静岡空港というものが載っておりました。それに携わったわけでございますけれども、日本の航空事情の特性といたしまして、最近は結構首都圏に一極集中しているところはあるんですけれども、昔から首都圏と関西圏の2つの中心に向けて地方の空港との路線を張ると。海外については成田空港を中心としながら順々に関西国際空港ができ、あるいは中部国際空港ができ、さらには各地方空港もどんどん国際線が入ってきたというような状況にありました。そんな中で、実は静岡空港については、当然整備計画にかかわっておりましたので存在は知っておりまして、どういう空港であるかということも考えてはおりましたが、まず首都圏に路線が張れない、関西圏は新幹線があるのでまず採算が難しいという中でどういう路線の張り方をすれば、この空港は生きていけるのだろうかということを正直ここに来る辞令をいただく前は考えていたんですが、ただ辞令をいただく前でも静岡空港にインバウンド事業がどんどん入ってきて、これは静岡に限った話ではないですけれども、日本の地方空港が特に中国を中心としてインバウンド事業でどんどん路線が張られているという状況は認識しておりましたので、過去に整備計画に携わったものとしては非常にうれしいことだなという認識を持っておったのが辞令をいただく前の段階でございます。
 辞令をいただきまして、過日着任をしたわけでございますけれども、実際2カ月弱こちらのほうで業務に携わらせていただきまして、この審査の中でも出ておりますけれども、中国便が大幅に増便いたしまして、中国からたくさんの方がいらっしゃっていると。空港を利用していただいて、またショッピングなどもしていただいて、県の経済が潤うということで、これは大変にありがたいことだなと思ってはおります。これについてしっかり対応をしていきたいと思っておりますけども、ただ一方でやはり私も昔から携わっていたこともあって、ここに至るまでの何十年にもわたる空港建設それから運営にかかわってこられた先人の思いというのはしっかり承継してまいりたいと考えております。
 具体的に言えば、県民の利用者をもっとふやすべきではないかというのは、当然私も考えております。県民にとって使い勝手のいい空港にするにはどうしたらいいのかということ。今回の議案でも空港アクセスの改善でありますとかターミナルビルの機能向上について出させていただいております。こういったことは当然、不断の見直しをしてもっともっと改善していくということではあるんですけれども、もっともっと県民にとって魅力的な空港にするにはどうしたらいいのかということを先生方からも御意見をいただきながらしっかりと施策に反映してまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

○小楠委員
 ありがとうございました。
 幅広い、そして豊富な経験をお持ちの得がたい人材が静岡に来てくれたと思っています。御奮闘を一緒になって頑張っていきたいと思っていますのでよろしくお願いしたいと思います。

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